アンケート結果詳細 - 新潟県立がんセンター新潟病院

平成27年度第1回緩和ケア部会 アンケート結果詳細
「苦痛のスクリーニング」
1.「苦痛のスクリーニング」の開始状況について…開始「〇」、未開始「未」
開始/未開始
拠点病院
県立がんセン
未
新潟大学
未
新潟市民
〇
長岡赤十字
〇
長岡中央綜合
未
県立中央
〇
県立新発田
未
新潟労災
未
準じる病院
済生会新潟第二
〇
立川綜合
未
柏崎医療セン
未
上越総合
未
〇…4
2.スクリーニングで使用しているツールについて
拠点病院
準じる病院
【外来】
未開始の理由
現在ツールを検討中
平成27年9月下旬開始
電子カルテ導入に向けて準備中
未記入
医療者の不足(患者の記入サポート:方法、代筆)
(ただし、外来のみで試験的に運用)
体制が整っていない。
未記入
院内の実施体制未整備
(ただし、他に検討・準備中3)
【外来】
県立がんセン
新潟大学
生活のしやすさに関する質問票(浜松改訂版の改訂版)
新潟市民
STAS-J症状版
長岡赤十字 独自に作成した調査票
長岡中央綜合
県立中央
生活のしやすさに関する質問票
県立新発田
新潟労災
済生会新潟第二 生活のしやすさに関する質問票、Canadian Problem Checklist
立川綜合
柏崎医療セン
上越総合
開始/未開始
未
未
〇
〇
未
〇
〇
〇
未
未
〇
未
〇…6
【入院】
未開始の理由
現在ツールを検討中
体制が整っていない。今年度中に開始予定
電子カルテ導入に向けて準備中
全患者には対応できていない
マンパワーの不足
体制が整っていない。
院内の実施体制未整備
(ただし、他に検討・準備中3)
【入院】
未定
STAS-J症状版、エドモントン症状評価システム
独自に作成した調査票
生活のしやすさに関する質問票
STAS-J、生活のしやすさに関する質問票
生活のしやすさに関する質問票
薬剤師が処方箋やカルテより作成したリスト
3.スクリーニングを誰が行っているか
【外来】
スタッフの場合、具体的に
拠点病院
準じる病院
県立がんセン
新潟大学
患者自身
新潟市民
スタッフ
長岡赤十字 スタッフ
長岡中央綜合
県立中央
患者自身
県立新発田
新潟労災
済生会新潟第二 患者自身
立川綜合
柏崎医療セン
上越総合
【入院】
スタッフの場合、具体的に
がん性疼痛看護認定看護師(がん指導管理担当) スタッフ
がん薬物療法認定薬剤師
外来化学療法室の看護師
スタッフ
緩和ケア認定看護師(緩和ケア専従)
筆記困難な時はスタッフが行う
患者自身
患者自身
スタッフ
筆記困難な時はスタッフが行う
両方 ※1
業種(医師、看護、コメディ…)問わず介入依頼
入院した病棟の看護師
看護師
※1…患者自身(麻薬施用患者及びスタッフが依頼した患者)は少数
4.平成27年7月の件数について
新潟市民
長岡赤十字
県立中央
長岡中央綜合
済生会新潟第二
【外来】
スクリーニング
71
0
7
151
陽性
10
0
7
34
新潟市民
長岡赤十字
県立中央
県立新発田
新潟労災
柏崎医療セン
【入院】
スクリーニング
陽性
261
51
4
0
4
2
2
2
55(23人)
47(23人)
5.スクリーニング結果を直接緩和ケアチームの診療につなげることができるか
できる…4
→ 新潟市民、新発田、新潟労災、柏崎医療センター
出来ない…3
→ 長岡赤十字、県立中央、済生会新潟第二
6.スクリーニングの問題点、改善点などをお聞かせください。
新潟市民 【外来】マンパワー不足で再評価まで手が回らず、抗がん剤の副作用の評価がきちんとできていない。
【外来】外来化療室でスクリーニングをしているため、診療後に再度医師に処方を依頼し、医師の業務が煩雑になってしまう。
長岡赤十字 外来の部署により人員不足等の理由で、導入に理解や協力が得られないところがある。
スクリーニングの効果が不明で、実務にあたるスタッフのモチベーションがあがらない。
県立中央 スクリーニングシートにおいては緩和ケア委員会に在籍している緩和ケアリンクナースよりがん伴う症状がある患者様を対象に対応している。
院内全体の医療者への周知ははかれていない。
労災 記入は、ほぼ看護師が行うが、高齢の患者に対しては、特に時間を要するため、
当院では緩和ケアチームに依頼する患者のみ使用しており、患者が限定されている。
済生会第二 対象を拡大していきたいと考えているが、スクリーニング専従看護師を配置できずマンパワーが不足しており
介入できないことが考えられるため拡大が困難な状況。→人員の確保またはスクリーニングの中止
柏崎 緩和ケアチームと主治医の温度差。
カルテ回診であり、直接患者と面談するケースが少ない。また、各病棟でカンファレンスなどを行えていないため、改善が必要。
平成27年度第1回緩和ケア部会 アンケート結果詳細
「がん患者指導管理」に関して
7.「がん患者指導管理」の開始状況について…開始「〇」、未開始「未」
【外来】
【入院】
開始/未開始
未開始の理由
開始/未開始
未開始の理由
拠点病院
県立がんセン
〇
〇
新潟大学
未
体制ができていない
未
体制ができていない
新潟市民
〇
〇
長岡赤十字
〇
〇
長岡中央綜合
〇
〇
県立中央
〇
〇
県立新発田
未
未記入
〇
新潟労災
〇
〇
準じる病院
済生会新潟第二
〇
〇
立川綜合
未
体制が整っていない。
未
体制が整っていない。
柏崎医療セン
〇
未
未記入
上越総合
未
院内の実施体制未整備
未
院内の実施体制未整備
〇…8
〇…8
8.患者評価で使用しているツールについて
実施病院のすべてにおいて、STAS-Jを使用…県立がん、新潟市民、長岡赤十字、長岡中央、県立中央、新発田、新潟労災、済生会第二、柏崎医療センター
9.指導は誰が行っているか
指導管理1
指導管理2
指導管理3
指導者
看護師の場合、資格
県立がんセン
看護師
がん看護専門、がん性疼痛看護認定、緩和ケア認定、がん化学療法看護認定、がん放射線療法看護認定、乳がん看護認定
新潟市民
看護師
がん化学療法認定、がん性疼痛看護認定
長岡赤十字
看護師
がん関連のCN、CNS(乳がん看護、がん性疼痛看護、緩和ケア、がん化学療法看護)
長岡中央綜合
看護師
緩和ケア認定、乳がん看護認定
県立中央
看護師
がん看護専門
県立新発田
新潟労災
看護師
緩和ケア認定、がん化学療法看護認定、がん看護専門
済生会新潟第二
看護師
がん性疼痛看護認定、緩和ケア認定、がん化学療法看護認定
上越総合
県立がんセン
看護師
がん看護専門、がん性疼痛看護認定、緩和ケア認定、がん化学療法看護認定、がん放射線療法看護認定、乳がん看護認定
新潟市民
看護師
がん性疼痛看護認定、緩和ケア認定
長岡赤十字
医師、看護師 がん関連のCN、CNS(乳がん看護、がん性疼痛看護、緩和ケア、がん化学療法看護)
長岡中央綜合
看護師
緩和ケア認定、乳がん看護認定
県立中央
看護師
がん看護専門
県立新発田
看護師
がん専門
新潟労災
看護師
緩和ケア認定、がん化学療法看護認定、がん看護専門
済生会新潟第二
看護師
がん性疼痛看護認定、緩和ケア認定、がん化学療法看護認定
柏崎医療セン
医師
上越総合
県立がんセン
薬剤師
日本病院薬剤師会がん薬物療法認定、日本病院薬剤師会がん専門、医療薬学会がん指導、日本緩和医療薬学会緩和薬物療法認定
新潟市民
薬剤師
がん薬物療法認定
長岡赤十字
薬剤師
がん専門薬剤師
県立中央
薬剤師
がん薬物療法認定
県立新発田
薬剤師
がん薬物療法認定薬剤師
新潟労災
薬剤師
緩和薬物療法認定
上越総合
-
10.平成27年7月のがん患者指導管理実施件数
県立がんセン
新潟市民
長岡赤十字
長岡中央綜合
県立中央
県立新発田
新潟労災
済生会新潟第二
指導管理1
8
23
2
3
0
【外来】
指導管理2
5
18
1
0
3
0
17
0
5
指導管理3
94
24
27
0
34
12
4
県立がんセン
新潟市民
長岡赤十字
長岡中央綜合
県立中央
県立新発田
新潟労災
済生会新潟第二
指導管理1
2
7
0
0
2
0
0
【入院】
指導管理2
1
1
0
2
4
指導管理3
0
0
0
0
0
1
0
11.がん患者指導管理の問題点、改善点
県立がんセン カウンセリングを要する患者の主治医が緩和ケア研修会を受講していない場合と、受講済みの場合で、
同じカウンセリングを行っても患者の費用負担が異なる(特に外来)ことにジレンマがある。
新潟市民 マンパワー不足で同席の依頼があっても、面談が重なり対応できないことがある。外来化学療法室で説明を行うときに、個室の確保が難しいことがある。
長岡赤十字 がん患者指導管理で対応する看護師が、がん相談支援センター配属であるため、同一患者に対応するとき区別が難しい。
病棟勤務の者が心理的不安に対応するとき、普段の業務内での関わりと、がん患者指導管理での対応の区別が難しく、病棟で算定できていない。
長岡中央綜合 面談環境整備として、部屋確保と移動距離、対応できるマンパワー不足を問題として考える
県中央 がん患者指導管理料算定に伴い、院内において文章の案内、患者様、ご家族においてはリーフレットを作成し提示したが、
なかなか算定につなげられていない現状にある。
指導管理料1.2ではまず、科を絞り(内科・婦人科・緩和ケア科、外来化学療法室)対応している。
指導管理料3では抗がん剤治療初回やレジメン変更時算定をとっている。
県立新発田 指導管理2をどのような方策で算定し、患者や家族への介入ができるのか
済生会新潟第二 ①外科、呼吸器内科のみの対応となっており依頼科の偏りがある →医局会での医師への周知
②指導管理料1:告知、治療方針の決定で同席し、面談を行っているが、その後の患者フォローができていない。
→患者の希望を確認し、次回面談を設定する
柏崎医療セン 指導管理1に関し、看護師と医師、対象患者との時間の不一致にて、医師により2のみの算定となっている。
指導管理3は、薬剤師の基準となっている研修が問題で算定が出来ていない(緩和ケア認定は適応外)