山形県地域商業機能強化支援事業費補助金実施要領 1 補助事業の目的 高齢者単身世帯等の増加などにより、きめ細やかな販売時の対応を求めるニーズが 大きくなっており、地域の商店の強みである小回りの良さ、住民との顔の見える関係 を活かし、大規模小売店にはできない住民ニーズに即したサービスを提供することに より、地域における商業機能を強化する者に対し補助する市町村に対し、その経費の 一部を補助することにより、地域商業機能の継続を図る。 2 補助対象事業の内容 補助の対象となる事業は、新規又は事業を拡大して行う住民ニーズに即したサービ スを提供する、次の(1)、(2)、(3)及び(4)の事業とする。ただし、平成 24 年度から平成 26 年度まで県が実施した「地域商業新サービス創出支援事業」で補助を 受けた事業は対象外とします。 なお、補助は、当該事業を行う者に補助する市町村に対して行います。 (1)共同宅配事業 個店の連携(協同組合等)による、チラシ・電話・FAX等での受注配達や御用 聞きによる宅配などを行うもの。 (2)移動販売事業 あらかじめ巡回するコース及び巡回時間を設定し、車両により販売事業を 行うもの。 (3)送迎サービス事業 車両による商店街等での買物を希望する客の送迎を行うもの。 (4)その他事業 特に知事が認めるもの。 (5)事業を拡大して行う場合に該当する例 ① 事業対象とする地区の範囲の拡大 ② 販売品目の増加 ③ 新たに商品カタログを作成する等の販売方法の見直し 3 「住民ニーズに即したサービス」の条件 共同宅配事業及び移動販売事業については、以下に定める条件のすべてに該当する 事業であることとする。また、送迎サービス事業については(1)及び(5)の条件 に該当する事業であることとする。なお、その他事業については別途協議するものと する。 (1)高齢化等の状況、商店数及び商店までの距離等を勘案し、日用生活品等(日常生 活に必要な食料品及び日用雑貨品等の日用生活物資全般)の買い物をすることが困 難な住民の買い物機会の確保等について、市町村が有効と認める事業であること。 (2)多種類の日用生活品等の販売事業とし、特定の品目のみの販売事業ではないこと。 食料品は必ず含むこと。 (3)特定の世帯又は施設のみを対象にして、配達又は訪問販売等を行う事業ではない こと。 (4)店舗等に来店し購入した商品を購入者に代わって自宅まで届けるだけの事業では ないこと。 (5)補助金の交付決定を受けた日以後、おおむね3年以上継続する意思を有して行う 事業であること。 4 補助事業者等 補助事業者は市町村とし、事業の実施主体である間接補助事業者は次の(1)又は (2)に該当する者とします。 (1)商店街振興組合、事業協同組合、事業協同小組合、商工会、商工会議所又はまち づくり会社 (2)複数の商業者からなる規約を備えた任意組織等で、前号に類するものとして知事 が認めるもの 5 補助対象経費 補助の対象となる経費は、次に該当する経費とします。 市町村が、間接補助事業者が要する経費として以下の(1)~(8)に該当するも のに、補助する経費 (1)人件費(専任職員を新規に雇用する経費) (2)広告宣伝費(チラシ、商品カタログの作成・配布その他の事業実施の宣伝広告に 要する経費。) (3)備品購入費(受注のための電話、ファックスその他の事業実施に用途が限定され るもの。ただし、パソコンは除きます。) (4)使用料・賃借料(車両・機器等賃貸借料。) (5)消耗品費 (6)通信運搬費 (7)委託費(事業実施に用途が限定されるもの。) (8)燃料費(運行日誌や購入明細等で事業に要することが確認できるもの。) (9)その他知事が必要と認める経費 ※ また、光熱水費、飲食費、旅費等の経費は対象外です。 6 7 補助金の額 補助金の額は、次に該当する額とします。 市町村が補助する上記4の補助対象経費の2分の1以内の額。ただし、上限額は、 25万円とします。 応募手続きについて 応募には次の(1)の書類を提出します。 (1)提出書類 ① 平成28年度山形県地域商業機能強化支援事業費補助金計画書(様式1) ② 補助事業計画書 (別紙1-1)及び(別紙1-2) ※ それぞれ作成にあたっては、目標・事業内容・効果など、数値を用いてでき るだけ具体的に記載願います。経費明細の作成をお願いします。 ③ 損益計画 ※ 事業継続見込みの確認のため、平成 28 年度から平成 30 年度までの計画につ いて、できるだけ具体的に記載願います。 ④ 補足説明資料 ・ 間接補助事業者の過去2年分の財務状況がわかる資料(財務諸表等)を添付 してください。 ・ 間接補助事業者の概要がわかる資料(登記簿の写し他)を添付してください。 ・ 事業の対象となる地域の範囲がわかる資料を添付してください。 ・ 経費明細の積算基礎に必要となる資料を添付してください。 (2)提出部数 2部(正1部、写し1部) (3)受付期間 平成28年4月1日(金) ~ 平成28年4月28日(木)【必着】 (4)提出先 山形県商工労働観光部 商業・県産品振興課 商業・サービス産業振興担当 〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号 19-1 (電話 023-630-2551) E メール:[email protected] (5)その他 審査の過程において、上記の資料以外に追加資料の提出をしていただく場合があ ります。また、提出いただいた書類の返却はできかねますので、ご了承ください。 8 選定方法等 (1)選定方法 採択の可否については、(2)の選定基準により審査を行い県知事が決定します。 (2)選定基準 選定は、次の①~③の審査基準により行うこととします。原則として、間接補助 事業者及びその実施事業についての審査となります。 また、審査の結果、事業の内容や経費について、予算の範囲内で調整を行う場合 があります。 ① 事業の実現性 ・事業を実施するために十分な実施体制となっているか。 ・事業を行うことが可能な財務状況か。 ・採算性を確保しつつ、事業を継続していくことが可能か。 ・事業内容に見合った適正な経費で積算されているか。 ② 事業の必要性 ・地域社会にとって必要性が高いか。 ・事業に対する地元自治体の評価はどうか。 ③ 事業の効果性 ・地域商業の振興、商店街等の活性化に寄与するか。 ・目的に合った具体的な計画となっているか(手法、取扱品目、事業の頻度等)。 ・商業サービスとしての手法等に創意工夫が見られるか。 (3)結果の通知 選定案件の決定後、申請者に対して採択又は不採択の結果を通知します。採択と なった場合は、別途、補助金の交付に係る申請手続きを行っていただきます。 9 補助事業期間 補助事業期間は、交付決定日から平成29年3月31日までとなります。 補助対象事業は、本年4月 1 日以後に行うことは可能ですが、その場合であっても、 平成28年4月1日から交付決定日前に事業に要した経費等については、補助対象と なりません。 10 補助事業者の義務 当補助金の交付決定を受けた場合は、以下の条件を守らなければなりません。 (1)交付決定を受けた後、補助事業の経費の配分や内容を変更しようとする場合、若 しくは補助事業を中止又は廃止しようとする場合は、事前に県の承認を受けなけれ ばなりません。 (2)補助事業の実施期間中に、県が補助事業の遂行の状況の報告を求めたときは、遂 行状況を報告しなければなりません。 (3)補助事業を完了したとき又は中止、廃止の承認を受けたときは、その日から起算 して30日を経過する日又は平成29年4月15日のいずれか早い日までに実績 報告書を提出しなければなりません。 (4)補助事業により取得した財産又は効用の増加した財産については、補助事業の終 了後も善良なる管理者の注意をもって管理し、補助金交付の目的に従って効率的運 用を図らなければなりません。また、当該財産を処分する必要が生じたときは、事 前に県の承認を受けなければなりません。その場合、当該財産を処分したことによ って得た収入の一部を県に納付しなければなりません。 (5)補助事業に係る経理について、その収支の事実を明確にした証拠書類を整理し、 交付年度終了後5年間保存しなければなりません。 11 12 補助事業に対する助言 補助事業期間中に補助事業者である市町村及び間接補助事業者に対し、専門家によ るヒアリングを実施し、アドバイスを受けていただきます。詳細については、後日、 お知らせします。 採択予定件数 採択件数の目安は、4件です。 13 交付決定までのスケジュール(予定) (1)受付期間 平成28年4月1日(金)~平成28年4月28日(木) (2)採択決定(内示) 5月中旬~下旬 (3)交付申請書提出 5月下旬 (4)補助金交付決定 6月上旬 (5)専門家によるヒアリング 適宜 (様式1) 平成 山形県知事 年 月 日 殿 住 所 名称及び代表者名 電 話 番 号 ファックス番号 Eメールアドレス 担当者名(役職名及び氏名) 印 平成28年度山形県地域商業機能強化支援事業費補助金計画書 山形県地域商業機能強化支援事業費補助金の交付を受けたいので、下記の書類を添え て提出します。 記 ○ 補助事業計画書(別紙1-1及び別紙1-2のとおり) ○ 平成 28 年度から平成 30 年度までの損益見込みに関する資料等 ○ 補足説明資料 (注)用紙の大きさは、すべてA4判を使用してください。 (別紙1-1) 補助事業計画書【市町村】 1 事業内容(市町村) (1)実施事業名 (2)事業内容 (数値を用いてできるだけ 具体的に記載) ①実施期間 開始(予定) 完了(予定) 平成 平成 年 年 月 月 日 日 ②実施地域(本年度の間接補助事業者による事業の対象となる地域の 範囲) ③事業内容 (3)効果 (計画書では、3年間事業を継続することで期待される効果を、実績書では、計画書と比較した内容で具 体的に記載) (4)備考 (その他の特記事項がある場合に記載) 2 経費の配分(市町村) 経費区分 合 補助事業に要す る(した)経費 補助対象経費 補助事業に要する(した)経費の負担 区分 県補助金 市町村 計 (注1) 経費区分ごとに、小計できるようにすること。 (注2) 「補助事業に要する(した)経費」とは、当該事業を遂行するのに必要な経費(間接 補助事業者に補助する(した)経費)をいう。 (注3) 「補助対象経費」とは、 「補助事業に要する(した)経費」のうちで、補助対象とな る経費をいう。 3 収支予算書【市町村】 (1) 収入の部 区 分 (単位:円) 予 算 額 (精算額) (比較増減) 備 考 県補助金 (市町村一般財源) 計 (2) 支出の部 区 分 補助金 計 (単位:円) 予 算 額 (精算額) (比較増減) 備 考 (別紙1-2) 補助事業計画書【間接補助事業者】 1 事業内容(間接補助事業者) (1)間接補助事業者 ①間接補助事業者 等の概要 名 称: 代 表 者 名: 住 所: 連絡先電話番号: 連絡先メールアドレス: 担 当 者 名: ②連携する商業者(同じ団体の商業者と連携して行う事業として申請 する場合) 名 称: 代 表 者 名: 住 所: 連絡先電話番号: 連絡先メールアドレス: 担 当 者 名: (複数の場合は別紙可) (2)実施事業名 (3)事業内容 (数値を用いてできるだけ 具体的に記載) (住民ニーズに即したサービスとしての具体的内容がわかる事業名を記載) ①実施時期(開始(予定)は新規又は事業の拡大の日を記載) 開始(予定) 平成 年 月 日 ②実施地域(事業の対象となる地域の範囲) (本年度の内容及び次年度以降に拡大予定がある場合は、その内容も記載) ③事業内容 ( 新規 ・ 事業拡大 )いずれかに○をつける (件数等の数値を用いて具体的に記載。事業拡大の場合は、拡大内容がわかるような記載を入れる) ④実施体制 (4)委託(予定)先 委託先名称、代表者名、住所、電話番号: (事業実施にあたり 必要な場合に記載) ①委託先業務概要 ②委託内容 (5)目標と計画 (数値を用いてできるだけ (採算性を考え、損益計画を基に、売上げ目標や、達成に向けた工夫や留意事項等を記載。売上げの根拠 (考え方)についても記載。) 具体的に記載) (6)効果 (計画書では、3年間事業を継続していくことで期待される効果を、実績書では、計画書と比較した内容 で具体的に記載。 ) (7)備考 (その他の特記事項がある場合に記載) 2 申請時又は実績報告時における別紙1-2に関連する添付資料等 (1)間接補助事業者の概要、構成員等がわかる資料。添付は申請時のみとする。 (2)事業の対象となる地域の範囲がわかる地図等の資料 (3)事業継続見込みを確認するための本年から3年分の損益計画。 3 経費の配分(間接補助事業者) 補助事業に要する(した)経費の負担区分 経費区分 合 補助事業に要する (した)経費 補助対象経費 県補助 金 市町村 間接補 助事業 者 積算基 礎 計 (注1) 経費区分ごとに、小計できるようにすること。 (注2) 「補助事業に要する(した)経費」とは、当該事業を遂行するのに必要な経費(間接 補助事業者の事業費)をいう。 (注3) 「補助対象経費」とは、 「補助事業に要する(した)経費」のうちで、補助対象とな る経費をいう。 (注4) 積算基礎には、補助対象経費の積算明細を記載又は資料を添付すること。 4 収支予算書【間接補助事業者】 (1) 収入の部 区 (単位:円) 分 県補助金 市町村補助金 自己資金 その他( 予 算 額 (精算額) (比較増減) 備 考 ) 計 (2) 支出の部 区 分 計 (単位:円) 予 算 額 (精算額) (比較増減) 備 考 参考様式1 損益計画 (単位:千円) 店舗負担金 1 年目 2 年目 3 年目 ~H29.3.31 千円 ~H30.3.31 ~H31.3.31 売上高× 配達料 %(配達手数料) 消費者負担(@ 商品販売額 円× 回) 事業実施者の直接販売金額 売上高合計 a 商品仕入原価 b 期首棚卸+仕入高-期末棚卸 売上総利益 c a-b 管理人件費 配達人件費 福利厚生費 社会保険、雇用保険、労災保険など 車両費 車両整備費用、保険料など 燃料費 広告宣伝費 カタログ、パンフレット、チラシなど 通信費 電話料、郵送費など 減価償却費 その他費用 会議費、消耗品、駐車場費用など 販売管理費計 d 営業利益 c-d +補助金 県・市町村 +雑収入 支援金など -支払利息 -雑損失 現金不足など 経常利益 資金計画 (単位:千円) 資産 資本・負債 現金預金 借入金 商品在庫 補助金 車輛 自己資金 備品・その他 その他 資産合計 資本合計 ※1 この様式を参考にして作成してください ※2 事業の拡大にあたって、新規に設備投資がある場合は、資金計画部分も記載すること。
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