平成 28 年 4 月 1 日から雇用保険料率が引き下がります

保険料改正情報 2016 年 3 月号
浅山社会保険労務士事務所/株式会社浅山式賃金研究所
平成 28 年 4 月 1 日から雇用保険料率が引き下がります
厚生労働省は、平成 28 年 1 月 29 日に雇用保険法等の一部を改正する法律案を国会に提出しました。
3 月 29 日に「雇用保険法等の一部を改正する法律案」が国会で成立し、3 月 31 日の労働政策審議会雇
用保険部会における審議を経て、正式に「雇用保険料率が引き下がる」ことが決定しました。
これにより、平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日までの雇用保険料率は、一般事業で「1,000
分の 11」
、農林水産業および清酒製造業で「1,000 分の 13」、建設業で「1,000 分の 14」となります。
今回の雇用保険料の引き下げについて、まとめましたのでご覧ください。
※ 詳しくは浅山社会保険労務士事務所まで
★
平成 28 年 3 月 31 日までの雇用保険料率
平成 28 年 3 月 31 日まで
一般
農林水産業及び清酒製造業
建設業
★
合計
事業主
被保険者
13.5
15.5
16.5
8.5
9.5
10.5
5
6
6
平成 28 年 4 月 1 日からの雇用保険料率
平成 28 年 4 月 1 日から
一般
農林水産業及び清酒製造業
建設業
合計
事業主
被保険者
11
13
14
7
8
9
4
5
5
この雇用保険料率は、平成 28 年 4 月分以降に 支払われる給与から、適用されます。
例えば・・・
【20 日締め 当月末日支払いの会社の場合】
基本給(200,000 円)
交通費(5,000 円)
総支給額(205,000 円)の従業員
(H28 年 3 月 20 日締め、3 月 31 日支払いまで)
205,000 円×
5
1,000
=
1,025 円
(雇用保険料)
(H28 年 4 月 20 日締め、4 月 30 日支払いから)
205,000 円×
4
1,000
=
(お気をつけください!)
雇用保険の適用範囲が、平成 22 年 4 月 1 日から下記のとおり拡大されています。
820 円
(雇用保険料)