国際芸術センター青森講義室使用料に関する是正命令に

国際芸術センター青森講義室使用料に関する是正命令に
対する報告及び今後の対策について
平成28年3月30日
青森公立大学事務局
平成28年3月30日
国際芸術センター青森講義室使用料に関する
是正命令に対する報告理事長コメント
国際芸術センター青森の講義室については、青森市長の認可を受
けないまま、平成25年4月1日から使用料を定め徴収しており、
地方独立行政法人法第23条に抵触する行為であることから、同法
第122条第1項に基づき、是正に必要な措置を命じられました。
本法人では、この是正命令を受け、施設管理者として本事案の発
覚の経緯等を明確にし、今後の対策について具体的な取り組みを検
討して参りました。
先般、本法人が提出した是正命令に対する報告書について、青森
市長より是正のための必要な措置が講じられていることを確認した
旨の通知及び私に対する厳重注意を受けました。
また、今後のチェック体制の整備及び事務フロー等の具体的な対
策を、3月24日開催いたしました法人理事会でご承認をいただい
たところであります。
法人といたしましては、今後このような事案が起きないよう、教
職員の研修等の実施に努め、再発防止のための取り組みを確実に実
施し、法令遵守の徹底を図るとともに施設利用者の皆様のご期待に
応えるための大学運営に努めて参ります。
公立大学法人青森公立大学
理事長
福 士 耕 司
是正命令及び是正命令に対する報告等の経緯(概要)
1
是正命令
(1) 命令事項
地方独立行政法人法第23条第1項に基づき、是正のための必要な措置を
講ずることを命ずる。
(2) 命令月日
平成28年2月22日
(3) 命令を行う理由
国際芸術センター青森の講義室について、設置団体の長の認可を受けない
まま、平成25年4月1日から使用料を定め徴収していたことは、地方独立
行政法人法第23条第1項の規程に抵触する行為である。法人運営の基本で
ある法令遵守及び適正な業務運営に懸念があるので、再発防止のための必要
な措置を実施する必要がある。
2
是正命令に対する報告書の概要
(1) 国際芸術センター青森講義室の貸出し
当該講義室については、開館以来一般貸出し対象としていなかったが、市
民からの要望があり理事長決裁による規程改正を行い、平成25年4月から
貸出しを行ってきた。
(2) 発覚の経緯
発覚の経緯については、平成28年度から教室及び体育館等の施設を新た
に貸出しするために、青森市と協議を行っていた過程において判明した。
(3) 認可申請に係る法人内の手続き
定款第18条第2号には、
「法の規定により市長の認可又は承認を受けなけ
ればならない事項」について、経営審議会の審議を経たうえで理事会の議決
をもって、市長への認可申請を行うことになっている。
(4) 認可申請手続きの瑕疵
当該手続きの瑕疵については、認可申請の必要性を認識していなかったも
のであり、故意または悪意が認められなかったものの、当時の決裁押印者が
手続きの瑕疵をチェックできなかった。
(5) 貸出し状況
当該講義室の3年間の貸出し実績は、23件で48,000円となってい
る。
(6) 対応状況
①
各種手続きについては、財務委員会、経営審議会及び理事会の持回り承
認並びに法人監事への説明を終えている。
② 徴収済の使用料については、
「徴収する法的根拠がなかったことから利息
も含め速やかに返還すべき」という意見を弁護士及び監査法人からいただ
いた。また、使用料の返還については、利用した11名1団体に対し、利
息を加えた51,781円を3月31日までに返還することで了解を得た。
③
懲戒等の検討については、まずは、本事業の重大性について、総務省及
び弁護士に法的解釈に係る見解を伺った上で、法人の理事及び監事並びに
市の人事課から意見を伺った。これらに加え、過去の事例をも踏まえた上
で検討した結果、懲戒処分には当たらないものと判断した。しかしながら、
業務遂行における法令遵守が徹底されなかったことに鑑み、職員就業規程
に基づき、理事長から関係者へ厳重注意を行うこととした。
(7) 再発防止の取り組み
今回の事案については、法的手続きを経ていなかったことを深く反省し、
今後は、コンプライアンスの徹底を図り、再発防止に向けて取り組んで行く
こととした。
具体的には、年度計画にも予定しているが、地方独立行政法人法及び学校
教育法など研修を全職員に対して行うことと、法的解釈及び運用に関する審
査は総務企画グループ、予算の執行に関する確認は財務管理グループが担当
し、事務局内のチェック体制の強化を図ることとした。
3
是正命令に対する報告受理の通知
(1) 受理月日
平成28年3月22日
(2) 通知内容
是正のための必要な措置が講じられることを確認したので通知する。
今後は、再発防止のための措置を確実に実施し、法令遵守及び適正な業務
運営に努められたい。
4
厳重注意
去る3月23日に、理事長が青森市長から厳重注意を受け、本学において
も同日、副理事長(学長)、事務局長、事務局次長、財務管理グループリーダ
ー、教務学事グループリーダー及び総務企画チームリーダーに対して、理事
長から厳重注意を行った。
今回の事案を踏まえた対策(概要)
この度、国際芸術センター青森の講義室について、設置団体の長の認可を受
けないまま、平成25年4月1日から使用料を定め徴収していたことは、地方
独立行政法人法第23条第1項の規程に抵触する行為であり、法的手続きを経
ていなかったことについて深く反省をしている。今後は、事務手続きにおける
コンプライアンスの徹底を図り、再発防止に向けて取り組んで行く。
① 青森公立大学コンプライアンス等チェック体制
担当グループの案件を、総務企画グループによる複数の法令担当ラインの
審査及び財務管理グループによる予算担当ラインの合議を受けた後に、理事
長等の決裁を受ける。
② 青森公立大学事務局規程の改正
法令解釈及び運用に係るチェック事務を総務企画グループに明記し、予算
の執行に関する事務を財務管理グループに明記し、各担当グループが責任を
持って事務を行うことでチェック体制の強化を図る。
③ 青森市への認可または承認申請に伴う事務フロー
担当グループによる案件の整理後に、法令及び予算審査を受けた後、理事
会の議決を経て、青森市へ認可申請を行う。それを受けた青森市により、青
森市議会の議決を経た本学に対する認可がなされたのち、規程改正を行う。