アンドレア・シェニエ

報道用資料
【レパートリー】
新国立劇場 2015/2016 シーズン
ウンベルト・ジョルダーノ
アンドレア・シェニエ
【全 4 幕<イタリア語上演/字幕付>】
指揮:ヤデル・ビニャミーニ/演出:フィリップ・アルロー
2016 年 4 月 14 日(木)19:00/17 日(日)14:00/20 日(水)19:00/23 日(土)14:00
激動のフランス革命が舞台です。
断頭台の露と消えた詩人アンドレア・シェニエと、伯爵令嬢マッダレーナの激愛の物語。
詩人アンドレア・シェニエと伯爵令嬢マッダレーナの出会いから悲劇的な結末までが、
美しくダイナミックな音楽で描かれたウンベルト・ジョルダーノの人気オペラです。
フィリップ・アルローによる演出は、回転舞台、光と影、色彩を効果的に使ったプロダクションで、
壮大なスケールの物語を雄弁に描き出します。
贅沢なキャストが揃いました。声の饗宴をご堪能下さい!!
タイトルロールは 2013 年「アイーダ」ラダメスで輝かしく力強い声で魅了したカルロ・ヴェントレ。
<2017 年「オテロ」タイトルロール出演予定。>
マッダレーナは 2015 年「トスカ」タイトルロールでの大絶賛が記憶に新しいマリア・ホセ・シーリ。
ジェラールは、2014 年「道化師」トニオで見事な熱唱を聴かせたヴィットリオ・ヴィテッリです。
そして指揮者は天性の才能とカリスマ性で注目を集める
イタリアの若手ヤデル・ビニャミーニが新国立劇場初登場いたします。
<本公演は、レパートリー作品です。過去の公演写真を宣材としてお使いいただけます。どうぞご検討下さい。>
【好評発売中】 新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
<資料・写真のご請求、ご取材のお問い合わせ>
新国立劇場 制作部オペラ 広報担当 桑原 貴
Tel:03-5352-5733/Fax:03-5352-5709
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【レパートリー】
新国立劇場 2015/2016 シーズン
ウンベルト・ジョルダーノ
アンドレア・シェニエ
【全 4 幕<イタリア語上演/字幕付>】
歌劇 全4幕 イタリア語上演
初演:1896 年 3 月 28 日 ミラノ、スカラ座
作曲:ウンベルト・ジョルダーノ
Umberto Giordano (1867 年-1948 年)
台本:ルイージ・イッリカ
Luigi Illica
■作品解説
作曲家ウンベルト・ジョルダーノはイタリア南部のフォッジャに生まれ、ナポリ音楽院で学んだ。オペラ「アンドレア・シ
ェニエ」は全 12 曲(未発表作を含む)の第 4 曲目にあたり、今日まで人気を誇る代表作である。ジョルダーノはピエト
ロ・マスカーニ(1863 年-1945 年)やルッジェーロ・レオンカヴァッロ(1857 年-1919 年)が生み出したヴェリズモ
(現実主義)の潮流に乗り、ドラマチックな音楽作りを得意とした。
このオペラでは特に、ルイージ・イッリカ(1857 年-1919 年)の台本が、フランス革命期を背景とする実在の詩人の
生涯に、老婆マデロンや小間使いのベルシなど翻弄される市井の人々の苦しみを散りばめて、ドラマの現実味を増
すことに成功しており、作曲者も、主役のみならず脇役たちにも感情や欲望・情欲をあおり立てるメロディを次々と与
えて、音楽の訴えかけを強めている。なお、台本家自身がヴォーカルスコアに寄せた一文にもあるように、本作では
歴史的な事実に拘るというよりも、ラトゥシュやゴンクール兄弟といったシェニエの詩作の校訂者たちが示唆したアイ
デアに基づく新たな発想が膨らまされていて、第一幕でシェニエが歌う<即興詩>の歌詞などは実在のシェニエの
詩作から取っているほか、シェニエと伯爵令嬢マッダレーナの恋や敵役のカルロ・ジェラールの存在など、イッリカの
創作による部分も多い。
なお、イッリカはもともとこの台本を別の作曲家アルベルト・フランケッティ(1860年-1942年)のために書き下ろして
いたが、そのフランケッティ自身がジョルダーノに権利を譲ったことで、彼はそれから一年ほどかけて作曲を完成、先
輩格のマスカーニが強力に後押しして、スカラ座での上演への道が開け、初演は大成功に終った。劇中では、リアリ
ズムを重んじたジョルダーノらしく、有名な<ラ・マルセイユーズ>や俗謡の<ラ・カルマニョール>など、有名な音
楽が挟み込まれて革命期の騒擾感を煽り、シェニエやマッダレーナ、ジェラールの旋律色豊かなアリアが雄弁に響
いて聴き応えがある。さらに合唱パートにもドラマのもう一つの柱として大きな役割が与えられ、社会構造をひもとく
パズルのように、それぞれに役割が与えられている点も注目される。
【本文は、新国立劇場 05/06 シーズン 同プロダクションのプレスリリースを広報担当が加筆・改定したものです。】
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【レパートリー】
新国立劇場 2015/2016 シーズン
ウンベルト・ジョルダーノ
アンドレア・シェニエ
【全 4 幕<イタリア語上演/字幕付>】
■ものがたり
【第 1 幕】革命前のパリ。宴の準備が進むコワニー伯爵家では、父と共に奴隷のように仕える従僕ジェラールが貴族
制度への不満を募らせていた。一方で彼は伯爵家令嬢マッダレーナを密かに愛している。宴が始まり、マッダレーナ
の求めに応じて客のひとり、詩人アンドレア・シェニエが愛の詩を即興で読むが、それは貴族制度を批判する内容で
もあった。マッダレーナは大きく共感。ジェラールも己の使命を悟り、従僕の衣服を脱ぎ棄て、館から去る。
【第 2 幕】革命から 5 年後。ロベスピエールの恐怖政治が敷かれるパリ。「革命の敵」と疑われ密偵に監視されるシェ
ニエは、友人に国外脱出を勧められるも、何度も受け取る匿名の手紙の主が気になって仕方がない。その人は実は
マッダレーナで、出会った 2 人は愛を誓う。革命派幹部になったジェラールも彼女を忘れられず、居場所を探し出して
彼女を捕らえようとしたとき、傍らの男と決闘。重傷を負うが、その男がシェニエだとわかり 2 人を逃がす。
【第 3 幕】革命裁判所の大広間。シェニエ逮捕の一報が入り、これでマッダレーナが自分のものになると満足したジェ
ラールは起訴状を書き始めるが、ふと我に返り、かつて貴族の奴隷だった自分は今や情熱の奴隷になってしまった
と愕然とする。ジェラールの前に連れてこられたマッダレーナは、自分を差し出す代わりにシェニエを救ってほしいと
お願いする。シェニエが入廷し、自分は愛国者であり決して裏切り者ではないと主張。マッダレーナの願いを受けた
ジェラールも、彼への罪状は間違いだったと訴えるが、シェニエに死刑判決が下される。
【第 4 幕】サン・ラザール監獄の中庭。辞世の詩を読むシェニエ。そこに、彼と死ぬために女囚と入れ替わったマッダ
レーナが来る。ジェラールは 2 人を救うためロベスピエールのもとへ走るが、2 人は愛を誓い断頭台へ向かう。
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【レパートリー】
新国立劇場 2015/2016 シーズン
ウンベルト・ジョルダーノ
アンドレア・シェニエ
【全 4 幕<イタリア語上演/字幕付>】
【公演日程】 2016 年 4 月 14 日(木)19:00/17 日(日)14:00/20 日(水)19:00/23 日(土)14:00
【チケット料金】 S:23,760 円/A:19,440 円/B:12,960 円/C:7,560 円
指揮:
Conductor
演出・美術・照明:
Scenery and Lighting Design
衣裳:
Costume Design
照明:
Lightining Design
振付:
Choreographer
再演演出:
Revival Director
舞台監督:
Stage Manager
ヤデル・ビニャミーニ
Jader BIGNAMINI
フィリップ・アルロー
Philippe ARLAUD
アンドレア・ウーマン
Andrea UHMANN
立田 雄士
TASTUTA Yuji
上田 遙
UEDA Haruka
澤田 康子
SAWADA Yasuko
斉藤 美穂
SAITO Miho
アンドレア・シェニエ:
Andrea Chénier
マッダレーナ:
Maddalena di Coigny
ジェラール:
Carlo Gérard
ルーシェ:
Roucher
密偵:
Un Incredibile
コワニー伯爵夫人:
La Contessa di Coigny
ベルシ:
Bersi
マデロン:
Madelon
マテュー:
Mathieu
フレヴィル:
Fléville
修道院長:
L'Abate
フーキエ・タンヴィル:
Fouquier Tinville
デュマ:
Dumas
家令/シュミット:
Il Maestro di Casa/Schmidt
カルロ・ヴェントレ
Carlo VENTRE
マリア・ホセ・シーリ
Maria José SIRI
ヴィットリオ・ヴィテッリ
Vittorio VITELLI
上江 隼人
KAMIE Hayato
松浦 健
MATSUURA Ken
森山 京子
MORIYAMA Kyoko
清水 華澄
SHIMIZU Kasumi
竹本 節子
TAKEMOTO Setsuko
大久保 眞
OKUBO Makoto
駒田 敏章
KOMADA Toshiaki
加茂下 稔
KAMOSHITA Minoru
須藤 慎吾
SUDO Shingo
大森 いちえい
OMORI Ichiei
大久保 光哉
OKUBO Mitsuya
合唱指揮:
Chorus Master
合唱:
Chorus
三澤 洋史
MISAWA Hirofumi
新国立劇場合唱団
New National Theatre Chorus
管弦楽:
Orchestra
東京フィルハーモニー交響楽団
Tokyo Philharmonic Orchestra
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【レパートリー】
新国立劇場 2015/2016 シーズン
ウンベルト・ジョルダーノ
アンドレア・シェニエ
【全 4 幕<イタリア語上演/字幕付>】
<主要キャスト・スタッフプロフィール>
【指揮】ヤデル・ビニャミーニ
Jader BIGNAMINI
クレマ生まれ。ピアチェンツァ音楽院で学び、クラリネット奏者として活躍する傍ら、室内楽アンサンブルやオーケストラを指揮。
1998年にリッカルド・シャイーにより、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団のクラリネット奏者に選ばれ、その後本格的に指揮
者への道を歩み始める。これまでにヴェルディ管弦楽団を指揮して、数多くのコンサートに登場。2013年にはパルマ歌劇場で
シーズン開幕の『シモン・ボッカネグラ』を指揮。さらに最近では、フェニーチェ歌劇場『ラ・ボエーム』、アンコーナ・ムゼ劇場『愛
の妙薬』、ボローニャ歌劇場『トスカ』、ヴェローナ・フィラーモニコ劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』『ラ・ボエーム』、ローマ歌
劇場『アイーダ』、フェニーチェ歌劇場『蝶々夫人』、サンタフェ・オペラで『リゴレット』などを指揮している。今後の予定としては、
ローマ歌劇場、ヴェローナ野外劇場『椿姫』などがある。新国立劇場初登場。
【演出・美術・照明】フィリップ・アルロー
Philippe ARLAUD
パリ生まれ。ストラスブール国立劇場演劇大学で演出、舞台美術、美術史を学ぶ一方で、ストラスブール大学医学部で精神医
学を修め、外科医の資格も持つ。これまでにパリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、マ
リインスキー劇場、ブレゲンツ、スポレートなどの音楽祭で『ドン・ジョヴァンニ』『チェネレントラ』『トリスタンとイゾルデ』『影のない
女』『ルサルカ』などの演出、舞台美術、照明を手がける。2002年から07年までバイロイト音楽祭で『タンホイザー』を演出。12
年にはスロヴェニア国立マリボル劇場、香港オペラ、上海オペラの共同制作『カルメン』を手掛けている。新国立劇場では03年
『ホフマン物語』の演出・美術・照明を担当。"光の魔術師"の異名にたがわぬ鮮烈な視覚効果で、作品の幻想性を浮き彫りにし
た。さらに05年『アンドレア・シェニエ』に続き、2010/2011シーズンオープニングの『アラベッラ』新演出で観客を魅了している。
【アンドレア・シェニエ】カルロ・ヴェントレ
Carlo VENTRE
ウルグアイのモンテヴィデオ生まれ。1994 年にミラノ・スカラ座で、ムーティ指揮の『リゴレット』マントヴァ公爵でオペラデビュー。
ハンブルク州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ライプツィヒ歌劇場、フランクフルト歌劇場、英国ロイ
ヤルオペラ、パリ・オペラ座(バスティーユ)、バルセロナのリセウ大劇場、ヴェローナ野外劇場、シカゴ・リリック・オペラ、サンデ
ィエゴ歌劇場など世界各地で活躍。当たり役の『アイーダ』ラダメスをはじめとする一連のヴェルディ作品『リゴレット』マントヴァ公
爵、『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ、『シモン・ボッカネグラ』ガブリエーレ・アドルノ、『ドン・カルロ』タイトルロール、『オテロ』タイト
ルロール、プッチーニ作品『マノン・レスコー』デ・グリュー、『トスカ』カヴァラドッシ、『蝶々夫人』ピンカートン、『トゥーランドット』カ
ラフ、『西部の娘』ディック・ジョンソンのほか、『カルメン』ドン・ホセ、『アンドレア・シェニエ』タイトルロール、『アドリアーナ・ルクヴ
ルール』マウリツィオ、『道化師』カニオなど幅広いレパートリーを誇る。今後の予定としては、ヴェローナ野外劇場『カルメン』ド
ン・ホセ、『蝶々夫人』ピンカートン、『トゥーランドット』カラフなどに出演予定。新国立劇場には、2009 年『トスカ』カヴァラドッシ、
13 年『アイーダ』ラダメスで出演した。
【マッダレーナ】マリア・ホセ・シーリ
Maria José SIRI
ウルグアイ生まれ。5歳でピアノを学び始める。2004年にイタリアのウンブラとリエティ、アルゼンチンのブエノスアイレス、スペイ
ンのビルバオなどのコンクールで1位。ほかにも複数のコンクールで優勝。08年にジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場、ザク
セン州立歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場、パレルモのマッシモ劇場などに出演し、国際的キャリアをスタート。09年にはゼッフ
ィレッリ演出の『アイーダ』タイトルロールでミラノ・スカラ座にデビュー。スカラ座の来日公演にも出演している。ベルリン州立歌
劇場、バルセロナのリセウ大劇場、スウェーデン王立歌劇場、デンマーク王立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ブレゲンツ音楽祭
などに出演。『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ、『椿姫』タイトルロール、『シモン・ボッカネグラ』アメーリア、『トスカ』タイトルロール、
『二人のフォスカリ』ルクレツィア、『ラ・ボエーム』ミミ、『修道女アンジェリカ』タイトルロール、『道化師』ネッダ、『アンドレア・シェ
ニエ』マッダレーナ、『エウゲニ・オネーギン』タチヤーナなど、イタリアものを中心に幅広いレパートリーを持つ。最近の出演には、
トリノ歌劇場で『オテロ』、ヴァレンシアとサンパウロで『マノン・レスコー』、モンテカルロで『道化師』、ヴェローナ野外劇場で『アイ
ーダ』、ブリュッセルで『仮面舞踏会』、スウェーデン王立歌劇場で『アンドレア・シェニエ』などがある。新国立劇場には、2015年
『トスカ』タイトルロールで出演した。
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【ジェラール】ヴィットリオ・ヴィテッリ
Vittorio VITELLI
イタリアのアスコリ・ピチェーノ生まれ。1996 年にプラシド・ドミンゴ・オペラリア声楽コンクールにおいて優勝後、国際的なキャリア
をスタート。プッチーニ、ヴェルディを主なレパートリーとしてフェニーチェ歌劇場、ボローニャ歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ベル
リン・ドイツ・オペラ、ニース歌劇場、マドリードのレアル劇場、ワシントン・オペラ、ウィーンのクラングボーゲン音楽祭、マチェラー
タ音楽祭などヨーロッパを中心に活躍。『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『マノン・レスコー』レスコー、『アイーダ』アモナズロ、『オテ
ロ』イアーゴ、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『椿姫』ジェルモン、『シモン・ボッカネグラ』タイトルロール、『カヴァレリア・ルス
ティカーナ』アルフィオ、『道化師』トニオなど幅広いレパートリーを持つ。最近はライプツィヒ・オペラ『リゴレット』タイトルロール、
マルセイユ歌劇場でドニゼッティの『ポリウト』セヴェーロ、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場『マクベス』タイトルロール、
2014 年リセウ大劇場『トスカ』(新制作)スカルピアに出演。今後は、イスラエル・オペラ『マクベス』、カリアリ歌劇場『椿姫』ジェ
ルモンに出演予定。新国立劇場には 11 年『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、14 年『道化師』トニオ役で出演した。
【ルーシェ】上江 隼人
KAMIE Hayato
東京藝術大学音楽学部声楽科を首席で卒業し、卒業時に松田トシ賞、アカンサス賞などを受賞。同大学院を首席で修了、江
副育英会リクルートオペラスカラシップ、明治安田生命クオリティオブライフ文化財団、五島記念文化財団の奨学生としてイタリ
アに留学。2006 年ディマーロ国際声楽コンクール「Val di sole」第一位、07 年ブッセート市ヴェルディ国際声楽コンクールファ
イナリスト、09 年ラヴェッロ国際声楽コンクールファイナリスト。第23 回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。11 年ヴェルディ・フ
ェスティバルにてミケーレ・マリオッティ指揮『イル・トロヴァトーレ』でルーナ伯爵をブッセート、フィデンツァの両劇場にて演じ賞
賛を浴びる。最近の主な出演として、12 年2 月二期会『ナブッコ』タイトルロール、7 月二期会『道化師』トニオのほか、同年パル
マ王立歌劇場でヴェルディ『スティッフェーリオ』スタンカーに出演。2013 年 3 月にはびわ湖ホール・神奈川県民ホール共催
『椿姫』ジェルモンに出演、際立った存在感で公演の成功に大きく貢献した。また同年 10 月、シチリアのマッシモ・ベッリーニ劇
場『スティッフェーリオ』スタンカーに抜擢され、14 年 2 月には二期会『ドン・カルロ』ロドリーゴに出演、絶賛された。さらに同年 5
月マッシモ・ベッリーニ劇場で『カヴァレリア・ルスティカーナ』アルフィオ、『道化師』トニオの両役を演じ好評を博す。同劇場の
上海ツアーにも参加した。2015 年東京二期会『リゴレット』タイトルロールに出演して好評を博した。ミラノ在住。二期会会員。
【ベルシ】清水 華澄
SHIMIZU Kasumi
国立音楽大学卒業、同大学大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第 4 期修了。文化庁派遣在外研修員としてボローニャに
留学。二期会に『仮面舞踏会』ウルリカでデビュー後、『アイーダ』アムネリス、『フィガロの結婚』マルチェリーナ、『カヴァレリア・
ルスティカーナ』サントゥッツァ、『ドン・カルロ』エボリ公女などで高い評価を得る。新国立劇場では『ワルキューレ』グリムゲルデ、
『神々の黄昏』第二のノルン、『チェネレントラ』ティーズベ、『オテロ』エミーリアなどに出演、特に高校生のためのオペラ鑑賞教
室『カルメン』では急遽タイトルロールに出演し、絶賛される。2012 年の日中国交正常化 40 周年記念『アイーダ』(コンサート形
式)では東京公演、北京公演ともアムネリスに出演し、注目を集めた。2015/2016 シーズンには『ラインの黄金』フロスヒルデに
出演している。二期会会員。
【マデロン】竹本 節子
TAKEMOTO Setsuko
大阪音楽大学卒業。これまでに『カルメン』タイトルロール、『ファルスタッフ』クイックリー夫人、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、
『チェネレントラ』タイトルロールなどを演じる。マーラー『復活』、ヴェルディ『レクイエム』などのソリストとしても活躍、東京都交響
楽団をはじめ、国内の主要オーケストラのソリストとしても出演を重ね、デプリースト、セーゲルスタム、ロジェストベンスキーなど、
多くの著名な指揮者から確かな実力を認められている。新国立劇場では『フィガロの結婚』マルチェッリーナ、『アンドレア・シェ
ニエ』マデロン/コワニー伯爵夫人、『さまよえるオランダ人』マリー、『神々の黄昏』第一のノルン、『アラベッラ』アデライデ、『夜
叉ヶ池』万年姥などに出演。2014/2015 シーズンは『さまよえるオランダ人』のマリーで出演している。
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★本プロダクションはレパートリーです。過去の記録映像を宣材としてご提供できます。
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