千葉商科大学におけるネット・ゼロ・エネルギー・キャンパス化可能性調査

平成26年度地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業費補助金
構想普及支援事業(Ⅰ事業化可能性調査)成果報告書要約版
添付資料(1)
千葉商科大学におけるネット・ゼロ・エネルギー・キャンパス化可能性調査 平成28年2月
事業者名:サステナジー株式会社/株式会社テクノプランニング
/紫波グリーンエネルギー株式会社
対象地域:千葉商科大学キャンパス(千葉県市川市)
補助事業名称:千葉商科大学におけるネット・ゼロ・エネルギー・キャ
ンパス化可能性調査
実施期間:平成27年6月~平成28年2月
1.事業の背景・目的
千葉商科大学が野田野球練習場跡地に設置した太陽光発電所の年間発電(売電)
量は、大学が年間に消費するエネルギーの約57%に相当する。そこで、エネルギーマ
ネジメントをキャンパスに導入し、ソフト面、ハード面の両方から省エネ対応力を獲得し
、さらに既存および新たな再生可能エネルギーによる創エネと合わせて、年間総量に
おいてネット・ゼロ・エネルギー・キャンパスを目指すことを目的とする。さらに、千葉商
科大学の学生にも調査に参加してもらい、他の学生を省エネ行動に向かわせるような
企画を検討してもらうことで教育効果も狙う。
2.補助事業の概要
エネルギーマネジメントに関する調査として、現状設備の調査、エネルギー消費量調
査、費用対効果の調査、学生の省エネ意識に関する調査を行う。比較的小規模である
同大学に適したEMS 導入の検討、高効率な機器や設備の導入検討、既存の設備に
存在する熱負荷や運用上の無駄を調査して学生や教職員を省エネ行動に向かわせる
ようなソフト面での対応を検討する。
また、再生可能エネルギーに関して、太陽光発電設備設置可能性調査、太陽熱利用
可能性調査、費用対効果等の調査を行う。
これらを合わせて大学キャンパスでのネット・ゼロ・エネルギー実現に向けたエネルギ
ー・サービス事業の事業化を検討する。
3.調査の結果
事業化の可否の結論:可(継続検討) 事業化予定時期: 平成29年度以降
検討項目
実施方法
エネルギー消費量や、建物毎の
空調機、照明について調査を実
①EMSの構成 施
②EMSの効果
③再生可能エ
ネルギーに関
する調査
④事業実施体
制・事業スキー
ム・スケジュー
ル
⑤事業採算性
評価
⑥他地域への
展開
⑦今後の展望・
課題・対策
検討結果
下記省エネ機器及びEMS導入を実施する
方向で、今後も継続検討を行う。
ü 照明LED化/日射フィルム導入
ü 高効率空調機への更新
ü BEMSシステム導入 等
上記EMSを導入した際にどの程 省エネルギー設備の導入から設備更新、
度のエネルギー削減が可能かに エネルギーマネジメントや太陽光発電の
ついて項目ごとに調査を実施
導入を全て含めて、全施策を実施した場
合の省エネ・創エネ貢献は全体エネル
ギー消費量の40.21%。さらなる効果を上げ
るため、学内の人的取り組みによる削減
を検討予定。
大学内の建物の屋根に設置でき 大学内全ての建物(対象建物は報告書内
る太陽光発電設備のポテンシャ に記述)にて太陽光発電設備を導入する
ルを確認し、得られる発電量と導 ことが望ましいが、事業性を考慮し、今後
入コストから事 業性の試算を実施。も継続検討を行う。
事業実施体制は2通り考えられ、 今後の大学の経営も考慮した詳細検討の
千葉商科大学が新規導入設備を 中で、適切な体制を選択する。
自ら所有する体制、もしくは設備 平成28年度に詳細調査を実施し、平成29
は他者が所有し、そこから得られ 年度に設備導入を開始。運用開始は平成
るサービスを千葉商科大学が利 30年ごろを見込んでいる。
用する体制を検討。
太陽光発電を含めた場合、金利 ネット・ゼロ・エネルギー実現に向けては
を考慮しない単純投資回収期間 太陽光発電の全施設導入が求められる
は10.9年(金利を3%とした場合、 が、事業性を考慮すると難しいため、規模
投資回収期間は13.8年)。
の選択について今後も継続検討を行う。
エコプロダクツ展へ参加し、学生 今後も左記のような展示会等を通して取
も参加した上 でブース出展を実施。り組みを広く知らせていくほか、NPO法人
来場者に、本学での取り組みに 等各大学とのネットワークを保持している
機関を通じ、本学での取り組みの横展開
ついて説明を実施。
を目指していく。
委員会にて今後のスケジュール スケジュールについては、④に記載してい
る通り。今後、事業の実現に向けて直面
と課題を検討。
する最大の課題は事業の経済性。特に太
陽光発電設備の投資規模選択が必要と
なるが、当事業単体での判断だけでなく、
千葉商科大学の経営計画における位置
付けの検討を経て決定されることとなる。
4.地産地消型エネルギーシステムの概要
・ハード面でのエネルギーマネジメント(省エネ機器導入)
省エネ及びエネルギーマネジメントシステム(EMS)の導入によりエネルギー需給の効率化を図る。
・ソフト面でのエネルギーマネジメント(学生の取り組み)
学生・教職員など本キャンパスの利用者の行動に影響を与える仕組みを構築。
・創エネルギー
すでに本大学が保有している太陽光発電システム(メガソーラー野田発電所)に加え、追加的に学内の建物に太陽光発電設備を導入。
学生の取り組み
省エネ機器導入
創エネルギー
日射フィルム
無駄な照明の
消灯
適正温度での
空調利用
LED
適正な
ドア・窓の開閉
メガソーラー野田発電所
(出力 2.45MW)
※既設(売電)
大学内建物への
太陽光発電設備購入
(出力合計 最大641KW)
高効率空調
省エネ機器導入
EMS導入
節電週間等による省エネ啓発活動
【エネルギーマネジメントシステムの構成】
アイテム
<当大学における総エネルギー需要>57,852GJ (電気4,492,481kwh/年、ガス311,221㎥)
-
照明のLED化、日射フィルム導入、高効率空調機への更新、空調制御の ためのBE MSシステム導入、その他
平成29年度以降
太陽光
既存のメガソーラー野田発電所に加え、学内の建物(対象は報告書 内に記 述)における太陽光発電システム の導入(追加導入分 の最大
出力規模は641kWとなるが、大学の経営計画を考慮した規模の選択が必要)、太陽熱 については事業化対象 外。
平成29年度以降
風 力
検討対象外
-
バイオマス
検討対象外
-
水 力
検討対象外
-
コジェネ等
検討対象外
-
蓄電池
事業化対象外
-
その他
照明の消し忘れや冷暖房時のドア開放を防ぐなど学生・教職員による省エ ネ行動の促 進(環境教育と連動)
平成28年度以降
対象需要
EMSシステム
電源・
熱源
導入予定時期
(既設or新設)
設備概要(出力、容量、用途、台数等)