石巻市買物支援対策助成金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は、買物困難地域における買物の利便性向上に資するため、住民団体等 が実施する買物支援対策事業に要する経費の一部に対し、予算の範囲内で石巻市買物支 援対策助成金(以下「助成金」という。)を交付することについて、石巻市補助金等の 交付に関する規則(平成17年石巻市規則第47号)に定めるもののほか、必要な事 項を定めるものとする。 (定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところ による。 (1) 買物弱者 身近な店舗の閉鎖や移動手段の確保が困難等の理由により、居住する 地域における買物の利便性が著しく低下し、日常生活に必要な物資の買物が困難な 状況に置かれている者をいう。 (2) 買物困難地域 高齢化や身近な店舗の閉鎖等により買物弱者が多数存在する離半 島部等であり、移動販売等が利用できない地域をいう。 (3) 買物支援対策事業 買物弱者の支援を目的とし、買物困難地域において、買物弱 者からの日常生活に必要な物資の注文を取りまとめ、一括購入の上、注文物資を個 別に配達するなどの事業をいう。 (助成対象団体) 第3条 助成金の交付対象となる団体は、市内に設立されている住民団体等で、次に掲 げる全てを満たすものとする。 2 (1) 規約、会則等組織に関する定めがあること。 (2) 政治活動又は宗教活動を目的としていないこと。 (3) 買物支援対策事業を週1回以上、年間を通じて実施すること。 前項の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する場合は、助成金の交付対 象としない。 (1) 専ら営利を目的とし、公益性を欠くとき。 (2) 政治活動又は宗教活動を目的とするとき。 (3) (4) 事業の効果が特定の個人又は団体のみに帰属するとき。 同様の趣旨の他の補助金等の交付を受けているとき。 (5) 前各号に掲げるもののほか、市長が助成金の交付対象として適当でないと認める とき。 (助成対象経費) 第4条 助成金の交付の対象となる経費は、買物支援対策事業に係る一括購入に要する 経費のうち、別表に掲げる経費とする。ただし、次に掲げる経費については、助成金 の交付対象としない。 (1) 団体の経常的運営経費 (2) 前号に掲げるもののほか、市長が助成金の交付対象として適当でないと認める経 費 (交付申請) 第5条 助成金の交付を受けようとする団体(以下「申請団体」という。)は、石巻市 買物支援対策助成金交付申請書(様式第1号)に次に掲げる書類を添えて、市長に申 請しなければならない。 (1) 事業計画書 (2) 収支予算書 (3) 規約、会則等組織に関する定めを示した書類 (4) 前3号に掲げるもののほか、市長が必要と認める書類 (交付決定等) 第6条 市長は、前条の申請があったときは、その内容を審査の上、助成金の交付の適 否を決定し、石巻市買物支援対策助成金交付決定通知書(様式第2号)又は石巻市買 物支援対策助成金不交付決定通知書(様式第3号)により、申請団体に通知するもの とする。 (事業の変更等) 第7条 助成金の交付決定を受けた申請団体(以下「交付団体」という。)は、助成対 象事業の変更又は廃止をしようとするときは、石巻市買物支援対策事業変更(廃止) 承認申請書(様式第4号)を市長に提出し、承認を受けなければならない。 2 市長は、前項の申請書が提出されたときは、これを審査の上、承認の可否を決定し、 石巻市買物支援対策事業変更(廃止)承認通知書(様式第5号)又は石巻市買物支援 対策事業変更(廃止)不承認通知書(様式第6号)により、交付団体に通知するもの とする。 (実績報告) 第8条 交付団体は、事業完了後1月以内に石巻市買物支援対策事業実績報告書(様式 第7号)に次に掲げる書類を添えて、市長に報告しなければならない。 2 (1) 事業実績書 (2) 収支決算書 (3) 前2号に掲げるもののほか、市長が必要と認める書類 市長は、必要があると認めたときは、交付団体に対し、事業の実績、内容等につい て、報告を求めることができる。 (助成金の額の確定) 第9条 市長は、前条第1項の規定による報告書の提出を受けたときは、その内容を審 査の上、適当と認めたときは、助成金の額を確定し、石巻市買物支援対策助成金確定 通知書(様式第8号)により、交付団体に通知するものとする。 (助成金の交付等) 第10条 助成金は、前条の規定による助成金の額の確定後に交付するものとする。た だし、市長が必要と認めるときは、助成金の交付決定額の2分の1以内の額を概算払 により交付することができる。 2 交付団体は、助成金を請求しようとするときは、石巻市買物支援対策助成金精算(概 算)払請求書(様式第9号)を市長に提出しなければならない。 (助成金の交付決定の取消し) 第11条 市長は、交付団体が次の各号のいずれかに該当するときは、助成金の交付決 定の全部又は一部を取り消すことができる。 (1) 詐欺その他不正な手段により助成金の交付決定を受け、又は助成金の交付を受け たとき。 (2) 助成金の交付決定の内容又はこれに付した条件に違反したとき。 (助成金の返還) 第12条 市長は、前条の規定により助成金の交付決定を取り消した場合であって、当 該取消しに係る部分について既に助成金が交付されているときは、交付団体に助成金 の返還を命ずることができる。 (その他) 第13条 この要綱に定めるもののほか、助成金の交付に関し必要な事項は、市長が別 に定める。 附 則 平成28年4月1日から適用する。 別表(第4条関係) 区分 公共交通機関を利用する場合 助成対象経費 運賃相当額 燃料代として1キロメートルにつき37円とする。た 自家用車を利用する場合 だし、総距離数に1キロメートル未満の端数があると きは、これを切り捨てて算出するものとする。
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