設計要領 第七集 電気施設 第5編 トンネル照明設備 平成25年7月

現
設計要領
行
改
第七集
電気施設
設計要領
定
備
第七集
電気施設
平成25年7月
複
東日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
第5編
トンネル照明設備
許
不
第5編
トンネル照明設備
考
製
平成26年7月
1
現
行
序
改
序
文
この要領は、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社(以下「会社」と
定
備
考
文
この要領は、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社(以下「会社」と
いう。)が施工する道路及びこれらに関連する工事の設計に適用する。
いう。)が施工する道路及びこれらに関連する工事の設計に適用する。
製
なお、この要領は設計のために必要な諸基準及び設計上の考え方を述べたものであり、共通的かつ一般的なも
なお、この要領は設計のために必要な諸基準及び設計上の考え方を述べたものであり、共通的かつ一般的なも
のであるから、具体的設計にあたっては、本来の意図するところを適確に把握し、現地の状況等を斟酌の上、合
のであるから、具体的設計にあたっては、本来の意図するところを適確に把握し、現地の状況等を斟酌の上、合
理的な設計となるよう努めなければならない。
理的な設計となるよう努めなければならない。
設計業務の実施に際しては、設備及び構造物の点検や補修が容易となるよう配慮した設計に努めなければなら
ない。また、長期的な安全性確保に向け、落下、転倒、剥落等による、高速道路利用者、高速道路外の交差(並
行)道路利用者、高速道路沿道居住者、その他高速道路の存在による影響を受ける全ての関係者(以下「高速道
路利用者等」という。)への被害を防止するための対策についてもあわせて勘案のうえ、合理的な設計となるよう
努めなければならない。
本要領の適用は以下のとおりである。
複
本要領の適用は以下のとおりである。
東日本高速道路株式会社
平成 25 年
7月
中日本高速道路株式会社
平成 25 年
7月
西日本高速道路株式会社
平成 25 年
7月
許
不
東日本高速道路株式会社
平成 26 年
7月
中日本高速道路株式会社
平成 26 年
7月
西日本高速道路株式会社
平成 26 年
7月
2
現
2-3
行
基本照明
2-3-1
改
2-3
照明器具の配置
備
考
基本照明
2-3-1
(1) 照明器具の配置
定
照明器具の配置
(1) 照明器具の配置
照明器具は、原則として建築限界外において、空間の施工限界高を確保できる位置に取付けるものとし、
配列は、向き合わせ配列、千鳥配列、中央配列、片側配列の 4 種類とする。
(2) 照明器具の間隔
配列は、向き合わせ配列、千鳥配列、中央配列、片側配列の 4 種類とする。
(2) 照明器具の間隔
(a) 照明器具の間隔は、路面の輝度均斉度が原則として下記の値以上となるように設定するものとする。
総合均斉度Uo
(a) 照明器具の間隔は、路面の輝度均斉度が原則として下記の値以上となるように設定するものとする。
:0.4
総合均斉度Uo
車線軸均斉度Ul:0.6
(b) 照明器具の間隔の設定にあたっては、ちらつきによる障害を防止するよう考慮するものとする。
(1) 照明器具の配置
:0.4
車線軸均斉度Ul:0.6
(b) 照明器具の間隔の設定にあたっては、ちらつきによる障害を防止するよう考慮するものとする。
※1
照明器具は、照明器具ガラスの破損落下を考慮し、原則としてガラスが車道部に落下しない位置に配置す
製
照明器具は、原則として建築限界外において、空間の施工限界高を確保できる位置に取付けるものとし、
複
東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社に適用する。
(1)※1 照明器具の配置
るものとする。
照明器具は、照明器具ガラスの破損落下を考慮し、原則としてガラスが車道部に落下しない位置に配置す
参考に、高速道路トンネルにおける建築限界及び空間の施工限界高を図 2-5 に、その前提となる標準幅
るものとする。
員構成を表 2-1 に示す。
また、器具の配置によっては、不慮の落下が発生した場合、高速道路利用者等への影響が大きいと考えら
なお、空間の施工限界高は、建築限界よりも 200mm 余裕をとった高さである(路肩部に限っては 50mm の
れる事から、落下により高速道路利用者等に被害を及ぼす恐れのない位置に器具を設置できない場合は、二
余裕である。)。
重安全対策を実施するものとする。
許
不
参考に、高速道路トンネルにおける建築限界及び空間の施工限界高を図 2-5 に、その前提となる標準幅
員構成を表 2-1 に示す。
なお、空間の施工限界高は、建築限界よりも 200mm 余裕をとった高さである(路肩部に限っては 50mm の
余裕である。)。
図 2-5
トンネルの建築限界及び空間の施工限界高
図 2-5
トンネルの建築限界及び空間の施工限界高
3
現
行
改
※2
定
備
考
西日本高速道路株式会社に適用する。
(1)※2 照明器具の配置
照明器具は、照明器具ガラスの破損落下を考慮し、原則としてガラスが車道部に落下しない位置に配置す
るものとする。
製
参考に、高速道路トンネルにおける建築限界及び空間の施工限界高を図 2-5 に、その前提となる標準幅
員構成を表 2-1 に示す。
なお、空間の施工限界高は、建築限界よりも 200mm 余裕をとった高さである(路肩部に限っては 50mm の
余裕である。)。
複
図 2-5
許
不
トンネルの建築限界及び空間の施工限界高
4
現
2-3-2
行
改
平均路面輝度
2-3-2
基本照明の平均路面輝度は、設計速度に応じて表 2-4 の値を標準とする。
表 2-4
定
備
平均路面輝度
基本照明の平均路面輝度は、設計速度に応じて表 2-4 の値を標準とする。
基本照明の平均路面輝度
表 2-4
基本照明の平均路面輝度
設計速度
平均路面輝度
設計速度
平均路面輝度
(km/h)
(cd/㎡)
(km/h)
(cd/㎡)
100
9.0
100
9.0
80
4.5
80
4.5
70
3.2
70
3.2
60
2.3
60
2.3
50
1.9
50
1.9
40
1.5
40
1.5
製
なお、交通量および視環境に応じて、平均路面輝度は表 2-4 に示す値より低い値とすることができる。
なお、交通量および視環境に応じて、平均路面輝度は表 2-4 に示す値より低い値とすることができる。
ただし、この場合においても 0.7cd/㎡未満であってはならない。
ただし、この場合においても 0.7cd/㎡未満であってはならない。
(1) 平均路面輝度の低減※1
トンネル1本当たりの推定交通量が 10,000 台/日以下程度の一方交通のトンネルについては、煤煙透過
率τが 70(%)を超える場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じても良い。
複
(1) 平均路面輝度の低減※1
トンネル1本当たりの推定交通量が 10,000 台/日以下程度の一方交通のトンネルについては、煤煙透過
率τが 70(%)を超える場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じても良い。
また、上記条件に該当しないトンネルであっても、良好な視環境が保たれるトンネルについては、煤煙透
また、上記条件に該当しないトンネルであっても、良好な視環境が保たれるトンネルについては、煤煙透
過率τ(%)が 60<τ≦70 の場合、平均路面輝度を表 2-4 の 3/4 程度まで減じることができ、煤煙透過率τ
過率τ(%)が 60<τ≦70 の場合、平均路面輝度を表 2-4 の 3/4 程度まで減じることができ、煤煙透過率τ
(%)が 70<τの場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じることができる。
(%)が 70<τの場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じることができる。
許
不
ただし、設計速度 40 ㎞/hのトンネルについては、低減の対象としないものとする。
ただし、設計速度 40 ㎞/hのトンネルについては、低減の対象としないものとする。
また、走行時間が長くなるような長大トンネルにおいては、暗順応時間が長くなるので平均路面輝度の低
また、走行時間が長くなるような長大トンネルにおいては、暗順応時間が長くなるので平均路面輝度の低
減を考慮することができる。
減を考慮することができる。
ただし、その場合でも平均路面輝度は 0.7cd/㎡未満としてはならない。
ただし、その場合でも平均路面輝度は 0.7cd/㎡未満としてはならない。
なお、設計速度とは照明設計に用いる速度であり、公安委員会との協議で決定される規制速度とする。
また、基本照明の輝度低減した場合も入口部照明の所要輝度が確保するように照明設計を行うものとす
※1
東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社に適用する。
(1) 平均路面輝度の低減※2
考
る。
なお、設計速度とは照明設計に用いる速度であり、公安委員会との協議で決定される規制速度とする。
※1
東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社に適用する。
トンネル1本当たりの推定交通量が 10,000 台/日以下程度の一方交通のトンネルについては、煤煙透過
率τが 70(%)を超える場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じても良い。
また、上記条件に該当しないトンネルであっても、良好な視環境が保たれるトンネルについては、煤煙透
過率τ(%)が 60<τ≦70 の場合、平均路面輝度を表 2-4 の 3/4 程度まで減じることができ、煤煙透過率τ
(%)が 70<τの場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じること
(1) 平均路面輝度の低減※2
トンネル1本当たりの推定交通量が 10,000 台/日以下程度の一方交通のトンネルについては、煤煙透過
率τが 70(%)を超える場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じても良い。
また、上記条件に該当しないトンネルであっても、良好な視環境が保たれるトンネルについては、煤煙透
過率τ(%)が 60<τ≦70 の場合、平均路面輝度を表 2-4 の 3/4 程度まで減じることができ、煤煙透過率τ
(%)が 70<τの場合、平均路面輝度を表 2-4 の 1/2 程度まで減じること
5
現
行
改
定
備
考
ができる。
ただし、設計速度 40 ㎞/hのトンネルについては、低減の対象としないものとする。
ができる。
また、走行時間が長くなるような長大トンネルにおいては、暗順応時間が長くなるので平均路面輝度の低
ただし、設計速度 40 ㎞/hのトンネルについては、低減の対象としないものとする。
減を考慮することができる。
また、走行時間が長くなるような長大トンネルにおいては、暗順応時間が長くなるので平均路面輝度の低
なお、長大トンネルとは、トンネル内走行時間が 135 秒以上となるような延長を有するトンネル(設計速
減を考慮することができる。
度が 80km/h の場合、3、000 m 以上に相当)については、トンネル入口からの走行時間が 135 秒以降の部分
製
なお、長大トンネルとは、トンネル内走行時間が 135 秒以上となるような延長を有するトンネル(設計速
の平均路面輝度を表 5-1 の値の 65 %(設計速度が 80 km/h の場合、約 3.0 cd/m2)まで低下させることが
度が 80km/h の場合、3、000 m 以上に相当)については、トンネル入口からの走行時間が 135 秒以降の部分
できる。
の平均路面輝度を表 5-1 の値の 65 %(設計速度が 80 km/h の場合、約 3.0 cd/m2)まで低下させることが
ただし、その場合でも平均路面輝度は 0.7cd/㎡未満としてはならない。
できる。
なお、設計速度とは照明設計に用いる速度であり、公安委員会との協議で決定される規制速度とする。
ただし、その場合でも平均路面輝度は 0.7cd/㎡未満としてはならない。
※2
西日本高速道路株式会社に適用する。
また、基本照明の輝度低減した場合も入口部照明の所要輝度が確保するように照明設計を行うものとす
(2) 壁面輝度
る。
トンネルは、一般の道路と異なり閉鎖された構造であるため、トンネル内を走行する運転者の視野に占め
る壁面、天井面の輝度がトンネルの線形や障害物の識別など視覚情報の確保に大きな影響を与える。したが
複
なお、設計速度とは照明設計に用いる速度であり、公安委員会との協議で決定される規制速度とする。
※2
西日本高速道路株式会社に適用する。
って、運転者がトンネル内を安全、円滑に走行するためには路面だけでなく、壁面、天井面も含めた明るさ
(2) 壁面輝度
のバランスにも配慮した視環境とすることが望ましい。
トンネルは、一般の道路と異なり閉鎖された構造であるため、トンネル内を走行する運転者の視野に占め
(a) 壁面の明るさを適切に保つことにより、良好な視環境が実現でき、トンネル内における運転者の圧迫感
る壁面、天井面の輝度がトンネルの線形や障害物の識別など視覚情報の確保に大きな影響を与える。したが
の軽減に役立つ。
って、運転者がトンネル内を安全、円滑に走行するためには路面だけでなく、壁面、天井面も含めた明るさ
(b) 明るい壁面は運転者に視覚的誘導効果を与えるとともに、形状の大きい障害物に対してはその背景とな
のバランスにも配慮した視環境とすることが望ましい。
る場合があり、その視認に寄与する。
許
不
(a) 壁面の明るさを適切に保つことにより、良好な視環境が実現でき、トンネル内における運転者の圧迫感
(c) 運転者が自車の走行位置や先行車との距離を確認するためには、路面と壁面との境界が明瞭にわかるこ
の軽減に役立つ。
とが重要である。
(b) 明るい壁面は運転者に視覚的誘導効果を与えるとともに、形状の大きい障害物に対してはその背景とな
以上、三つの観点から、壁面輝度を設定することとし、トンネル内に存在が予想される危険な障害物の高
る場合があり、その視認に寄与する。
さやトンネルの構造などを考慮して、壁面輝度は路上からの高さ 1 m までの範囲を対象とする。
(c) 運転者が自車の走行位置や先行車との距離を確認するためには、路面と壁面との境界が明瞭にわかるこ
内装が施される場合の壁面輝度は、路面輝度と同程度とするのがよい。ただし、白色系の舗装で比較的路
とが重要である。
肩が狭く、壁面が障害物の背景となるような場合の壁面輝度は、障害物の視認性の観点から路面輝度の 1.5
以上、三つの観点から、壁面輝度を設定することとし、トンネル内に存在が予想される危険な障害物の高
倍とすることが望ましい。
さやトンネルの構造などを考慮して、壁面輝度は路上からの高さ 1 m までの範囲を対象とする。
なお、内装が施されないトンネルにあっても設置されるものと仮定して同様の輝度比を考慮するものとす
内装が施される場合の壁面輝度は、路面輝度と同程度とするのがよい。ただし、白色系の舗装で比較的路
る。
肩が狭く、壁面が障害物の背景となるような場合の壁面輝度は、障害物の視認性の観点から路面輝度の 1.5
また、白色系の舗装で壁面輝度を路面輝度と同程度とする場合には、路面と壁面の境界が不明瞭となる傾
倍とすることが望ましい。
向があるため、区画線および縁石等の立上り部分を明瞭に見せる等の対策を合わせて検討することが望まし
なお、内装が施されないトンネルにあっても設置されるものと仮定して同様の輝度比を考慮するものとす
い。
る。
壁面の輝度均斉度については特に規定しないが、著しい輝度ムラは、運転者に不快感を与えるため、輝度
また、白色系の舗装で壁面輝度を路面輝度と同程度とする場合には、路面と壁面の境界が不明瞭となる傾
均斉度はできるだけ良好に保つ必要がある。
向があるため、区画線および縁石等の立上り部分を明瞭に見せる等の対策を合わせて検討することが望まし
い。
壁面の輝度均斉度については特に規定しないが、著しい輝度ムラは、運転者に不快感を与えるため、輝度
均斉度はできるだけ良好に保つ必要がある。
6
現
2-9
行
区分開閉器の設置
基本照明用のケーブルをトンネル内で直線接続をする場合は、区分開閉器(過電流トリップ等は不要)を設
置して接続を行うものとする。
トンネルの延長がケーブルドラム2つ分に満たない場合は、中間点に区分開閉器を設置するものとする。
2-10 照明の調節
2-10-1
基本照明の調光
トンネル基本照明の減光は、原則として二段階とし、第一減光は基本照明の 1/2、第二減光は 1/4 の値とす
る。
2-9
定
(1) トンネル基本照明の減光は、照明施設の効率的かつ経済的な運用を図るために行うものであって,交通の
安全性を低下させるようなことがあってはならない。
(2) 設計速度に基づく所要平均路面輝度が 9.0cd/㎡の場合、さらに第三段階として 1/8 の調光が可能となる場
合も考えられることから、必要に応じて適用について検討を行うものとする。※1
西日本高速道路株式会社に適用する。
考
基本照明用のケーブルをトンネル内で直線接続をする場合は、区分開閉器(過電流トリップ等は不要)を設
置して接続を行うものとする。
(削除)
2-10 照明の調節
2-10-1
基本照明の調光
製
トンネル基本照明の減光は、原則として二段階とし、第一減光は基本照明の 1/2、第二減光は 1/4 の値とす
ただし、両段階とも 0.7cd/㎡未満であってはならない。
複
(1) トンネル基本照明の減光は、照明施設の効率的かつ経済的な運用を図るために行うものであって,交通の
安全性を低下させるようなことがあってはならない。
(2) 設計速度に基づく所要平均路面輝度が 9.0cd/㎡の場合、さらに第三段階として 1/8 の調光が可能となる場
合も考えられることから、必要に応じて適用について検討を行うものとする。※1
※1
西日本高速道路株式会社に適用する。
許
不
(3) 照明器具の種別に応じて、減光方法を選定するものとする。
備
区分開閉器の設置
る。
ただし、両段階とも 0.7cd/㎡未満であってはならない。
※1
改
(3) 照明器具の種別に応じて、減光方法を選定するものとする。
7
現
2-10-2
行
改
入口部照明の調節
2-10-2
定
備
入口部照明の調節
(1) 入口部照明は、野外輝度の変化に応じて、路面輝度を調節できるものとする。
(1) 入口部照明は、野外輝度の変化に応じて、路面輝度を調節できるものとする。
(2) 入口部照明の調節にあたっては、調節の段階毎に十分良好な見え方を得ることができるようにしなければ
(2) 入口部照明の調節にあたっては、調節の段階毎に十分良好な見え方を得ることができるようにしなければ
ならない。
ならない。
(3) 入口部照明の調節は、表 2-9 に示す野外輝度に応じたトンネル内路面輝度にできることを原則とする。
考
製
(3) 入口部照明の調節は、表 2-9 または表 2-10 に示す野外輝度に応じたトンネル内路面輝度にできることを
原則とする。
表 2-9 入口部照明の調光(4 段階の例)
表 2-9 入口部照明の調光(4 段階の例)
野外輝度の設定値に対する比率
路面輝度の比率
75 %以上
100 %
野外輝度の設定値に対する比率
路面輝度の比率
50 %以上~75 %未満
75 %以上
75 %以上
100 %
25 %以上~50 %未満
50 %以上
50 %以上~75 %未満
75 %以上
5 %以上~25 %未満
25 %以上
複
入口部照明は、トンネル入口へ接近する自動車の運転者の眼の順応輝度に応じて所要照明レベルが決まるの
25 %以上~50 %未満
50 %以上
5 %以上~25 %未満
25 %以上
表 2-10 入口部照明の調光(8 段階の例)
で、季節、天候、時刻などによって順応輝度(本編ではこれを野外輝度で代用している。)が変化した場合に
は、これに応じて入口部照明を調節できなければならない。
トンネル入口照明の調節は、トンネル入口付近の野外輝度によって行なうものとした。
許
不
野外輝度の設定値に対する比率
路面輝度の比率
87.5 %以上
100 %
75 %以上~87.5 %未満
87.5 %以上
62.5 %以上~75 %未満
75 %以上
50 %以上~62.5 %未満
62.5 %以上
37.5 %以上~50 %未満
50 %以上
25 %以上~37.5 %未満
37.5 %以上
12.5%以上~25 %未満
25 %以上
5 %以上~12.5 %未満
12.5 %以上
入口部照明は、トンネル入口へ接近する自動車の運転者の眼の順応輝度に応じて所要照明レベルが決まるの
で、季節、天候、時刻などによって順応輝度(本編ではこれを野外輝度で代用している。)が変化した場合に
は、これに応じて入口部照明を調節できなければならない。
トンネル入口照明の調節は、トンネル入口付近の野外輝度によって行なうものとした。
8
現
4-4
行
耐火対策
4-4-1
改
4-4
トンネル照明
電源は無停電電源回路からの供給とする。
備
トンネル照明
(1) 停電時用照明(基本照明の 1/8)回路への配線は、1トンネルあたり2系統の幹線にて行なうものとし、
電源は無停電電源回路からの供給とする。
製
(2) 配電区間は 200m 単位とし、各系統から交互に分岐すると共に保護装置を設ける。
(2) 配電区間は 200m 単位とし、各系統から交互に分岐すると共に保護装置を設ける。
(3) 分岐部から照明器具までの配線は耐火ケーブルとし、分岐部からケーブルラックまでは金属管内配線とす
(3) 分岐部から照明器具までの配線は耐火ケーブルとし、分岐部からケーブルラックまでは金属管内配線とす
る。
る。
(4) 避難連絡坑側上部に設置される基本照明の 30m程度の区間を停電時用照明回路とする。
(4) 避難連絡坑側上部に設置される基本照明の 30m程度の区間を停電時用照明回路とする。
(1) 1トンネルにおける停電時照明の幹線は、監査路又は監視員通路内の管路に2系統配線する。
(1) 1トンネルにおける停電時照明の幹線は、監査路又は監視員通路内の管路に2系統配線する。
(2) 各配電区間への立ち上げは、200m 毎に直近のハンドホールから系統交互に分岐し、立ち上げ部には、ケー
(2) 各配電区間への立ち上げは、200m 毎に直近のハンドホールから系統交互に分岐し、立ち上げ部には、ケー
ブル焼損時、他への影響を防ぐための保護装置を設けるものとし、本保護装置(地絡、短絡トリップ)の警
ブル焼損時、他への影響を防ぐための保護装置を設けるものとし、本保護装置(地絡、短絡トリップ)の警
報出力はコントロールセンターへ出力するものとする。
報出力はコントロールセンターへ出力するものとする。
なお、保護装置からの警報用配線は通常ケーブルとし、配線方法は停電時用照明(基本照明 1/8)に準ず
るものとする。
複
なお、保護装置からの警報用配線は通常ケーブルとし、配線方法は停電時用照明(基本照明 1/8)に準ず
るものとする。
(3) 幹線分岐部から照明器具までは、耐火ケーブルによる配線とし、分岐部ハンドホールから上部のケーブル
(3) 幹線分岐部から照明器具までは、耐火ケーブルによる配線とし、分岐部ハンドホールから上部のケーブル
許
不
ラックまでの立ち上げ部は、金属管内配線とする。
(4) 停電時照明灯の配置及び配線の概念を図 4-8、図 4-9 及び図 4-10 に示す。
図 4-8
延長 400m以上の場合
考
耐火対策
4-4-1
(1) 停電時用照明(基本照明の 1/8)回路への配線は、1トンネルあたり2系統の幹線にて行なうものとし、
定
ラックまでの立ち上げ部は、金属管内配線とする。
(4) 停電時照明灯の配置及び配線の概念を図 4-8 及び図 4-9 に示す。
図 4-8
停電時照明の一部に耐火ケーブルを配線する例
9
現
行
改
図 4-9
図 4-9
許
不
避難連絡坑側上部基本照明
避難連絡坑側上部基本照明
複
延長 200m以上 400m未満の場合
図 4-10
定
備
考
製
10