東日本大震災 継続的な復興支援活動

トピックス
東日本大震災 継続的な復興支援活動
「きずな公園」の整備
カラオケ機器の無償貸出を実施
ブラザーグループ従業員からの義援金「絆ファンド」
を
ブラザー工業の子会社で、通信カラオケ事業を展開
活用して建設された宮城県七ヶ浜町の
「きずな公園」
は、
するエクシングは、2012年3月より公益財団法人国際
2013年7月のオープン以来、地域住民の憩いの場と
開発救援財団(以下、FIDR)を通じて、岩手県山田町
なっています。2014年度は、地元からの要望に応え、
にカラオケ機器を貸出しています。機器の設置などの
「絆ファンド」の一部で、公園内のあずまやを補修する
運用はFIDRが行い、機器の提供、
メンテナンスをエクシ
とともに、老朽化した遊具を撤去し、新たにうんていを
ングが無償で行っています。
2015年3月までの3年間で、
設置しました。補修されたあずまやを見た住民からは、
延べ1万人以上の皆さんに利用していただくことができ
「新品みたいでいいですね。
ピクニックに来たくなるね!」
ました。利用者の方からは「ストレス解消につながっ
といった声をいただきました。また、新しいうんてい
ています」
「 知らない人同士がカラオケを通じて仲良く
では、楽しく遊ぶ子どもたちの姿が見られました。
なりましたよ」
といった声
をいただき、歌うことが
心と体の健康に役立ち、
人と人をつないでくれる
ことをあらためて知る機
▲ 補修により新品同様になったあずまや
▲ うんていを楽しむ子どもたち
会となりました。
▲ カラオケを楽しむ皆さん
瑞穂工場 「東北復興応援マルシェ」
2012年度より、
東北の特産品の購入を通じて復興を支援する
「東北復興応援マルシェ」
を、
ブラザーグループの国内各所で開催しています。2014年12月には、瑞穂工場の
食堂を会場とし、従業員計169名が購入しました。同会場での開催は通算4回目と
なり、恒例行事となった本イベントで、被災地との絆が一層深まりました。
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株主通信 第123期 決算
▲ 恒例となった震災復興応援マルシェ
トピックス
東山動植物園に学習施設
「KOALA FOREST コアラの森」を寄贈
2015年3月、
ブラザー工業は名古屋市と
「東山動植
ブラザー工業は、1984年に名古屋市が日本で初め
物園再生プラン*に関する連携と協力の協定」を締結
てコアラを招へいした際にコアラ舎を寄贈して以来、
しました。その協 定に基づいた支 援の一 環として、
コアラの屋外運動用デッキの寄贈、
エサ代の募金活動
コアラの生態や環境保全の大切さを楽しく学ぶことが
など、継続的な活動を行ってきました。今後も、東山
できる屋外型学習施設「KOALA FOREST コアラ
動 植 物 園 再 生プランに基づいた支 援や、学習施 設
の森」を東山動植物園に寄贈しました。
コアラの住むユーカリの森をイメージして作られた
「KOALA FOREST コアラの森」
では、普段は見られ
「KOALA FOREST コアラの森」
を通して、地域社会へ
貢献し、地球環境の配慮に前向きで継続的な取り組み
を推進していきます。
ないコアラの生態を上映する大型モニター、
コアラの
*動植物園の役割や使命の変化を背景に、
「人と自然をつなぐ架け橋へ」
を
体重を実感できる装置や、ユーカリを匂いで当てる
にあたる2036年に向けて、
「歴史と文化に育まれた人と自然のミュージアム」
クイズなど、大 人も子どもも楽しめるように工 夫さ
テーマに定めた東山動植物園再生の長期計画。
東山動植物園の開園100周年
になることを目指す。
れています。
▲ 来場者でにぎわう学習施設「KOALA FOREST コアラの森」
▲ 河村市長より感謝状を受け取る社長の小池
株主通信 第123期 決算
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環境活動に対する外部評価の高まり
トピックス
ブラザーグループは、環境スローガン「Brother Earth」のもと、企業活動のあらゆる
面で地球環境への配慮に前向きで継続的な取り組みを行っています。持続的発展が可能
な社会の構築に貢献できるよう、環境配慮型製品の創出や事業活動における環境負荷の
削減、各国法規制への対応、環境保全活動などをさらに加速させています。こうした
グループを挙げて取り組む姿勢が成果として表れ、外部からの評価が高まっています。
「環境経営」への評価
「環境Webサイト」への評価
2015年1月に発表された、
日本経済新聞社が実施した
第18回「環境経営度調査」
の製造業総合ランキングに
おいて、
ブラザーグループはアンケート回答企業419
社中、前年の36位から大きく順位を上げ、過去最高の
16位を獲得しました。
今年度は、国内のサプライチェーン全体における地球
温暖化ガス排出量を算出した点や、海外生産拠点での
2020年度のCO2排出量削減目標を7年前倒しで達成
した点などが評価されました。
また、
環境配慮製品におけ
る具体的数値目標を設定し、活動に取り組んだ点にも
評価をいただきました。
(順位)
50
100
118
136
150
179
200 186
250
16
25
98
62
71
89
103
92
68
62
04
earth.com」
( http://www.brotherearth.com/)
の2つのWebサイトで環境配慮活動を発信しています。
これらのWebサイトが、2015年2月、環境省と一般
財団法人地球・人間環境フォーラム主催の第18回
「環境コミュニケーション
大賞」の環境報告書部門
で優秀賞を受賞しました。
環境に対する取り組みが
万 遍なく報 告されている
点や、具体的な活動事例の
受賞につながりました。
▲ 環境スペシャルサイト
また、2015年3月、日本ブランド戦略研究所主催の
環境Webサイト調査「Eco Site Survey 2015」に
161 154
02
eco/index.htm)
と、環境スペシャルサイト「brother
掲載が評価され、今回の初
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おいても、ブラザーの環境Webサイトは、219社中、
199
00
ブラザーグループでは、環境年次報告W e bサイト
「環境への取り組み」
( http://www.brother.co.jp/
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08
▲ ブラザー工業 日経環境経営度調査ランキング推移
10
12
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(調査年)
過去最高の3位にランクインしました。環境報告の基本
的な情報が網羅されていることや、専門知識がない方
にも興味を持っていただけるように工夫やサポートを
行っている点に高い評価をいただきました。
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