ユニオンニュース17号(2015春季交渉職場討議開始)

問案検証と答申案作成を
1月 ・ 日で開催された中央執行委員会に
経て、1月の中央執行委
おいて、二〇一五春季生活改善交渉の要求案を
員会で最終的な要求案を
決め、この要求案に関する全国職場討議が開始
決定しています。
されます。全国組合員の職場討議を経て要求が
決定するのは2月 日に開催される中央委員会
になります。
二〇一五春季生活改善交渉要求案は、賃上げ
・一時金の本要求については定期昇給以外に2
その中で、以下のよう
%のベースアップ要求+T職務群若年層の賃金
な考え方や根拠が議論、
水準是正、年間一時金については五ヶ月要求と
整理され要求案としてい
しています。
ます。
それ以外に付帯要求として、JAMの掲げる
・過年度消費者物価上昇
労働時間指針に準拠した総労働時間に関する様
をベースアップ根拠と
々な観点で要求を掲げています。
して求めていく
・但し、過年度の消費増
税分は社会福祉の国民
負担で あり、含めない
・賃金の指標水準として
電機産業の賃金水準や
要求水準との整合性を
1%を根拠としていま
重視する
す。電機産業が多く所属 ・政府見通しにおける消
する電機連合においても
費
者物価上昇
% (消
六 千 円 (2 % 程 度 )を 主 軸
費 増税 分 除く )+生 活
で検討が進められている
向上分として2%のベ
と思われます。
ースアップを要求する
ミツミユニオンでは、 ・率要求と額要求に関し
昨年 月から中央執行委
ては、賃金制度を維持
員会における諮問案を策
していく上での公平性
定し、 月・1月に開催
を 重 視 し 2 % (平 均 基
した経済対策委員会で諮
準内 )をベ ー スと した
- 1 -
各モデル配分とする
・具体的要求は平均基準
内賃金の2%を要求原
資とし、ベア要求原資
をエリア給を除く職務
職能給と職域給の構成
比率に応じた基本給ベ
ースの配分要求とした
また正社員以外の賃上
げについては、嘱託社員
のベースアップ要求や、
シニア社員の水準是正、
パート社員の賃上げもそ
れぞれ要求しています。
年間一時金要求につい
ては過年度業績配分が決
定要素となることから、
未だ安定回復とは言えな
いまでも二期連続黒字と
な る 予 想 (今 期 予 想 で 連
結営業利益
億 円 )で あ
ること、今後の事業計画
も拡大傾向であることな
どを背景にして、上部団
体方針を重視して年間5
ヶ月要求とする事を決め
ました。
30
内藤書記長
Email address:[email protected] Homepage address:http://www.fmwu.or.jp
この機関紙は、ミツミユニオン・組合員を対象として配布しています。転載を禁止します。
編集責任者
監修
梶山中央執行委員長
発行責任者
16
17
20
3.2
ミツミユニオンが所属
するJAMの春闘方針は
九千円ベア要求となって
います。その根拠として
は過年度消費増税を含む
過年度消費者物価上昇
%をベースとして考えて
います。一方で連合はベ
ースアップ2%方針とし
ており、過年度消費増税
を除く1%+生活向上分
12
12
発行日 平成27年1月26日
猪狩副中央執行委員長
ミツミユニオン本部発行 第45期 第17号
1.2
☆付帯要求<抜粋>
◎労働時間に関する要求
【残業割増率の改定】長時間労働の抑制のため、下記の通り時間外割増率の改定を行う。
現 行
要 求
~60時間 30%
~45時間
30%
60時間~
50%
45時間~
50%以上
深夜
30%
50%以上
休日
45%
50%以上
【勤務間インターバル制度勤務の導入】
従業員の健康、安全を目的として、休息時間の確保や長時間労働の抑制のため、上部団体JAMの指針に基づいて、勤務
間インターバル制度を導入すること。
残業
<勤務間インターバル時間>
勤務間インターバル時間を11時間とする。
<所定労働時間の扱い>
勤務間インターバル時間によって、勤務開始可能時刻が所定始業時刻(8:30)以降となった場合、所定始業時刻から勤務開始
可能時刻までは就業したものとする。
<フレックス対象者の扱い>
フレックス対象者は、勤務間インターバル時間によって、勤務開始可能時刻がコアタイム開始時刻(10:10)以降となった場
合、コアタイム開始時刻から勤務開始可能時刻までは就業したものとする。
<勤務間インターバル時間内に勤務開始した場合の扱い>
勤務間インターバル時間による勤務開始可能時刻以前に勤務を開始した場合、実際の勤務開始時刻から勤務開始可能時刻までの時
間は、時間外割増しと同様の考え方で割増し率100%(残業45時間以上の深夜勤務と同水準)を付加する。
【年休取得に関する要求】
全社員が一斉年休4日および計画年休6日を必ず取得することとし、年度内における年次有給休暇の取得日数が10日を
超えることを必須とする。
【年休付与日数に関する要求】
①有給休暇付与日を12/16から3/16に変更し、入社3ヶ月後:20日、一年目以上:20日に改定する。パート
社員についても1年以上雇用を継続した場合、有給休暇付与日数20日とする。
②積立年休の積立限度日数を現行の20日から30日とする。
③多目的休暇を現行3日から5日へ変更し、さらに時間単位での取得も可能とする。また、自身の傷病にも利用可能とな
るよう取得要件を拡大する。
◎ミツミ労働時間管理に関する要求
【M-TiMSの改定】
M-TiMSの所定就業時間(通常勤・交替勤)前後30分以上1時間未満での打刻において、自動的に就業したものとして
付加されるシステムに変更する。(但し、管理者が確認して未就業であることが明確に確認できる場合は非就業に修正する)
【海外出張時の時間管理の改善】
海外出張時の時間管理について現状の課題を把握し、適正な労働時間管理ができるよう改善する。
【フレックスタイム制度の運用統一】
フレックス制度の運用実態を踏まえ協定の見直しが必要な部分の見直し改定を行い、運用面を含めて全社統一運用となる
よう改善する。
◎支部個別付帯要求
【事業所における災害時の備蓄や災害時対応整備等の改善】
災害や不測の事態を想定した企業に求められる対応等について、国や自治体で定める条例や指針、ガイドラインに定めら
れた対応や備蓄基準などにおいて、各事業所毎にそれらを満足するように改善する。
また、災害や不測の事態を想定した避難対応や非常時体制の確立、帰宅困難者対応などを制定(見直し)を行い、全従業
員への周知徹底をはかるとともに定期的な訓練および自治体や近隣地域・企業等との連携体制なども構築すること。
ファミリーサポート加入者の皆様
「2014年配当金のご報告」
保険金給付により、配当"無し(ゼロ)"の決算
ファミリーサポートの2014年度決算の結果、保険金
給付によって制度の収支は"マイナス"となり、今回の配当
金はありません。
ファミリーサポートの配当金は、1年間の収支で保険金
の給付額が少ない場合、余った掛け金は配当金として返戻
されますが、保険金給付額が保険料(事務費用等を差し引
いた掛け金合計)より多くなり収支がマイナスになると配
当は"ゼロ"になります。昨年1年間で、ファミリーサポー
トの保険金給付の対象となる事象は6件発生しており、皆
様の掛け金は保険給付金としてご遺族に支払われていま
す。
~
ファミリーサポート保険給付件数と配当率(過去10年)
任意加入
8
配当率
80.0%
66.3%
計6件
64.7%
6
給
付 4
件
数
2
0
全員加入
37.7%
2
1
計1件
0
1
2
計6件 計6件
1
1
計3件
35.9%
計3件
50.7% 53.0%
計2件
1
4
2
5
5
計1件
0
1
0%
0%
0%
計0件 0%
1
1
0
0
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
計0件
60.0%
配
40.0% 当
率
20.0%
0.0%
年
仲間同士の助け合い制度(共済制度)に是非ご加入下さい
~
ファミリーサポートは、上記のようにミツミユニオンの仲間同士が掛け金を出し合い、互いに助け合う制度です。
配当金の返戻が無い場合でも、掛け金は他の保険より安く設定されていますので、是非加入をご検討ください。
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