GHS_SDS_BA-125

銀ろう BA-125
安全データーシート
作成:2015 年 4 月 17 日
1. 製品および会社情報
製品の名称 : 銀ろう
BA-125
会 社 :株式会社 東洋溶材
住 所 :東京都板橋区南町 23-14
電話番号 :03-3974-1731
FAX 番号 :03-3974-1777
メールアドレス :[email protected]
緊急連絡先 :
同上
2. 危険有害性の要約
GHS分類:
健康に対する有害性
急性毒性(経口)
急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性
皮膚感作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
標的臓器/全身毒性(単回暴露)
区分 4
区分 1
区分 2B
区分 1
区分 2
区分 1A
区分 2
区分 1(肺、呼吸器系)
区分 3(気道刺激性)
区分 1(腎臓、肺、血液、骨、
呼吸器、眼、肝臓)
標的臓器/全身毒性(反復暴露)
環境に対する有害性
水生環境急性有害性(急性)
水生環境急性有害性(慢性)
区分 3
区分 4
上記で記載がない危険有害性は、分類対象外か分類できない。
ラベル要素
絵表示またはシンボル
注意喚起記語
危険有害性情報
危険
飲み込むと有害
1
銀ろう BA-125
軽度の皮膚刺激
アレルギー反応を引き起こすおそれ
眼への刺激性
吸入すると生命に危険(気体、蒸気、粉塵、ミスト)
吸入するとアレルギー、喘息、または呼吸器疾患を起こすおそれ
遺伝性疾患のおそれの疑い
発がんのおそれ
生殖態または胎児への悪影響のおそれ(胚致死、奇形胎児がみられる)
生殖態または胎児への悪影響のおそれの疑い(胎児の死亡、胎児の成長
阻害、及び奇形、新生児の成長および運動機能発達の阻害が見られる)
臓器(肺、呼吸器、呼吸器系、腎臓)の障害
長期ないし反復暴露による臓器(腎臓、肺、血液、骨、呼吸器、眼、
肝臓)の障害
水生生物に有害
長期影響により水生生物に有害のおそれ
注意書き
[安全対策]
[救急処置]
[保管]
[廃棄]
すべての安全注意を読み理解するまでは取り扱わないこと。
粉塵/ヒューム/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入しないこと。
粉塵/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。
取り扱い後は、手をよく洗うこと。
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
環境への放出を避けること。
適切な保護眼鏡、保護手袋、呼吸用保護具を着用すること。
必要に応じて個人用保護具を使用すること。
換気が十分でない場合には、呼吸用保護具を着用すること。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。コンタクトを容易に
外せる場合には外して洗うこと。
皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。
皮皮膚に付着した場合、皮膚刺激又は発疹が生じた場合、医師の診断・
手当を受けること。
汚染された保護衣を再使用する場合は洗濯する。
吸引した場合、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息
させること。呼吸に関する症状が出た場合には、医師に連絡すること。
飲み込んだ場合、速やかに口をすすぎ医師の診断・手当を受けること。
暴露又はその懸念がある場合、医師の診断・手当を受けること。
眼の刺激が持続する場合、医師の診断・手当を受けること。
気分が悪い時は、医師の診断・手当を受けること。
漏出物を回収すること。
容器を密閉して換気の良い場所で施錠して保管すること
内容物や容器を、都道府県の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に
業務委託すること。
2
銀ろう BA-125
3. 組成、成分情報
製品名(商品名) 銀ろう BA-125
単一製品・混合物の区分:混合物
化学名 :
銀
(Silver)
化学式
含有量
CAS №
化審法
安衛法
TSCA
EINECS
:
:
:
:
:
:
:
Ag
25%
7440-22-4
対象外
対象外
登録有り
2311313
銅
亜鉛
カドミウム
(Copper)
(Zinc)
(Cadmium)
Cu
35%
7440-50-8
対象外
対象外
登録有り
2311596
Zn
22%
7440-66-6
対象外
対象外
登録有り
2311753
Cd
18%
7440-43-9
対象外
対象外
登録有り
231528
4. 応急処置
吸入した場合:
新鮮な空気のある場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
気分が悪い時には、医師に診断・手当を受けること。
皮膚に付着した場合: 汚染された衣類を脱ぐこと。
多量の水と石鹸で十分に洗い流す。
気分が悪い時には、医師の診断・手当を受けること。
皮膚刺激又は発疹が生じた場合、医師の診断・手当を受けること。
汚染された保護衣を再使用する場合は、洗濯をする。
眼に入った場合:
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。コンタクトを容易に
外せる場合には外して洗うこと。
医師の診断・手当を受けること。
飲み込んだ場合:
速やかに口をすすぎ、医師の診断・手当を受けること。
予想される急性症状
および遅発性症状:
金属味、眼・皮膚の発赤、眼の痛み、咳、頭痛、息切れ、咽頭痛、腹痛、
吐き気、嘔吐、発熱、遅延症状:金属熱
長期又は反復暴露の影響:眼、鼻、喉、皮膚の変色(銀沈着;銀中毒)を
引き起こすことがある。
最も重要な兆候及び症状:
〈吸入〉粉塵、煙霧を吸入すると、咳、頭痛、胸痛、呼吸困難、発熱、
めまい、気管支炎、肺気腫。
注)肺気腫の症状は 2~3 時間経過するまで現れないことがしばしばあり、
安静を保たないと悪化する。従って、安静と経過観察が不可欠である。
12~36 時間の潜伏時間を保つことがある。
金属ヒューム熱の症状は数時間経過するまで現れない。
〈皮膚〉皮膚炎、発赤、痛み
〈眼〉 発赤、痛み、刺激
〈経口〉腹痛、下痢、頭痛、吐き気、嘔吐
応急処置をする者の保護: 救助者は、状況に応じて適切な保護具を着用する。
医師に対する特別注意事項:安静と経過観察が不可欠。
3
銀ろう BA-125
5. 災害時の措置
消火剤
消火方法
本品は不燃性。乾燥砂、特殊粉末薬剤のみ使用可能。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。移動が不可能な場合、
容器及び周囲に散水して冷却する。金属火災では、密閉法、窒息法が
望ましい。
消火を行う者の保護 消火作業の際は、適切な空気呼吸器を含め、完全な保護具を着用する。
6. 漏出時の措置
人体に対する注意事項
作業者は、適切な保護具を着用し、眼、皮膚への接触やガス、ヒューム
の吸入を避ける。風上に留まる。密閉された場所に立ち入る前に換気する。
環境に対する注意事項 環境中に放出してはならない。
封じ込め及び浄化の方法 危険でなければ漏れを止める。漏出物を掃き集めて空容器に回収する。
7. 取扱い及び保管上の注意
技術対策
「8.暴露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所・全体換気 「8.暴露防止及び保護措置」に記載の局所換気、全体換気を行う。
取扱い注意事項 火気注意
本品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
接触、吸入又は飲み込まないこと。
眼との接触は避けること。
粉塵、蒸気、ヒュームを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
野外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
環境への放出は避けること。
保管条件
保管場所には危険物を貯蔵し又は取り扱うために必要な採光、照明及び
換気の設備を設ける。
容器を密閉して換気の良い涼しい場所で保管する。
混触危険物から離して保管すること。
施錠して保管すること。
容器包装
密閉され、衝撃に耐えうる容器を使用すること。
8.暴露防止及び保護措置
化学名 :
管理濃度:
許容濃度:
銀
-
日本産業衛生学会
0.01 mg/m³
ACGIH(TLV-TWA)
0.2 mg/m³(塵)
銅
-
亜鉛
-
カドミウム
-
-
-
0.05 mg/m³
0.2 mg/m³(ヒューム)
1 mg/m³(塵、ミスト)
設備対策
0.05mg/m³
0.01 mg/m³(総粉塵)
0.002 mg/m³吸入性(粉塵)
この物質を貯蔵ないし取り扱う作業場には洗顔器と安全シャワーを設置すること。
空気中の濃度を暴露限界以下に保つため排気用の換気を行うこと。
空気汚染物質を管理濃度以下に保つために換気装置を設置すること。
気中濃度を推奨された管理濃度以下に保つために、工程の密閉化、局所排気その他
4
銀ろう BA-125
の設備対策を設置すること。
保護具 (呼吸器) 換気が不十分な場合は、適切な呼吸保護具を着用すること。
(手)
適切な保護手袋を着用する。
(眼)
眼、顔面用の保護具を着用すること。
(皮膚及び身体) 保護衣、安全靴などの保護具を着用すること。
(衛生対策)
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
9.物理的及び化学的性質
物理的状態、形状、色など
臭い
pH
液相線
固相線
爆発範囲
蒸気圧
蒸気密度(空気=1)
比重(密度)
溶解度
オクタノール/水分係数
自然発火温度
分解温度
白黄色
無臭
データーなし
約 800℃
約 700℃
データーなし
データーなし
データーなし
約 8.9
データーなし
データーなし
データーなし
データーなし
10.安定性及び反応性
安定性
危険有害反応可能性
避けるべき条件
混触危険物質
危険性有害性の
ある分解生成物
空気中で酸化される。
粉末や顆粒状で空気と混合すると粉塵爆発の可能性がある。
オゾン、硫化水素、又は硫黄に暴露すると黒ずむ。
アセチレン、アセチレン化合物、エチレノキシド類、アジ化物により
衝撃に敏感な化合物が形成される。
強酸類、強塩基類との接触不可。
銀の細かい破片と濃過酸化水素溶液は爆発することがある。
乾燥時、アンモニアと接触すると爆発性化合物を生成することがある。
酸化剤(塩素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩等)と反応し、爆発の危険を
もたらす。
希硫酸や濃硫酸と容易に反応する。火災危険をもたらす。
加熱すると有害なヒュームを生じる。
硫黄、ハロゲン化炭化水素他多くと反応し、火災や爆発の危険をもたらす。
加熱すると有害なヒュームを生じる。
ホウ酸、炭素、シリコン、りん、硫黄、酸化剤と反応する。
硝酸アンモニウムと反応する。
湿度、混触危険物との接触、火気
強酸類、強塩基類、過酸化水素溶液、アンモニア(乾燥時)、希硫酸、
濃硫酸、アセチレン化合物、エチレノキシド類、アジ化類、酸化剤、
硫黄、ハロゲン化炭化水素他多くの物質
燃焼により、銅ヒューム、酸化亜鉛のヒューム、酸化カドミウムの
ヒュームが発生
5
銀ろう BA-125
11.有害性情報
急性毒性(経口)
銀:ラット LD₅₀>5000mg/Kg
銅:情報が無く分類できない
亜鉛:ラット LD₅₀>2000mg/Kg
カドミウム:ラット LD₅₀>1140mg/Kg
急性毒性(経皮)
銀:ラット LD₅₀>2000mg/Kg
銅:情報が無く分類できない
亜鉛:情報が無く分類できない
カドミウム:情報が無く分類できない
急性毒性(吸入:ガス)
銀:GHS 分類による個体
銅:GHS 分類による個体
亜鉛:GHS 分類による個体
カドミウム:GHS 分類による個体
急性毒性(吸入:蒸気)
銀:情報がなく分類できない
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:情報がなく分類できない
カドミウム:情報がなく分類できない
急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
銀:情報がなく分類できない
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:ラット LD₅₀>5410mg/m³
カドミウム:ラット LD₅₀=0.0031mg/L
皮膚腐食性・刺激性
銀:ウサギによる試験で Slightly irritating の記載がある
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:金属亜鉛のデーターは得られないが、酸化亜鉛による影響と同程度という
記載がある。酸化亜鉛による皮膚刺激性はないことから、区分外とした。
カドミウム:情報がなく分類できない
眼に対する危篤な損傷・眼刺激性
銀:ウサギによる試験で軽度の刺激性、48 時間で回復している記載がある。眼刺激
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:ウサギを用いた試験において、結膜の発赤、浮腫などの軽度の刺激性が
見られたとの記載から、区分外とした。
カドミウム:情報がなく分類できない
呼吸器感作性
銀:情報がなく分類できない
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:情報がなく分類できない
カドミウム:情報がなく分類できない
皮膚感作性
銀:紛体の暴露でアレルギー性の接触皮膚炎を起こす。銀を含有する装身具
への接触によりアレルギー反応を生じたとの記載により、区分1とした。
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:金属亜鉛のデーターは得られないが、酸化亜鉛による影響と同程度という
6
[区分外]
[区分外]
[区分4]
[区分外]
[分類対象外]
[分類対象外]
[分類対象外]
[分類対象外]
[区分外]
[区分1]
[区分外]
[区分外]
[区分2B]
[区分外]
[区分1]
銀ろう BA-125
記載がある。酸化亜鉛による皮膚刺激性はないことから、区分外とした。
[区分外]
カドミウム:情報がなく分類できない
生殖細胞変異原性
銀:情報がなく分類できない
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:情報がなく分類できない
カドミウム:疫学・職業的に暴露を受けたヒトの体細胞を用いた染色体異常で約半数
が陽性。発がん性評価ワーキンググループは、ヒトの細胞を含めた各種の
真核細胞においてイオン性カドミウムは遺伝毒性作用を示すとの証拠を
考慮に入れた等の記載から、技術指針に従い区分 2 とした。
[区分1]
発がん性
銀:IARC 等の分類評価機関はない。ラットの粉末を筋肉注射試験で発がん性
は認められなかった、及びヒトに対しての発がん性の証拠はないとあるが
IARC 等の情報なく、分類できないとした。
銅:EPA はグループ D に分類されていることから、区分外とした。
[区分外]
亜鉛:情報がなく分類できない
カドミウム:IARC;ブループ1 ACGIH;A2 日本産業衛生学会;第1群
(区分1とした)
[区分1]
生殖毒性
銀:情報がなく分類できない
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:金属亜鉛のデーターがないため、データー不足で分類できないとした。
亜鉛は必須微量元素であるため欠乏症および過剰症などの生理的機能
障害が誘発される。
カドミウム:親動物での一般毒性に関する記述はないが、同腹子数の減少、胎児の
死亡、胎児の成長阻害及び運動機能発達の阻害などがみられていること
から、技術指計に従い区分 2 とした。
[区分 2]
特定標的臓器・全身毒性(単回暴露)
銀:加熱した金属蒸気への 4 時間暴露で肺気腫を伴う肺の障害が起きた。
粉塵の職業暴露で気道の刺激を生じるの記載により呼吸器系(区分 1)とした。 [区分1]
銅:ヒュームは上部気道を刺激するとの記載により気道刺激性(区分3)とした。 [区分1]
亜鉛:ラットを用いた試験において立毛、下痢、呼吸数の減少、眼瞼麻痺など
軽度の症状はみられたが、濃度が不明である。ヒトにおいて亜鉛ヒュームによる
肺、呼吸困難、乾性咳、ヒューム熱等の症状がみられるが、亜鉛ヒュームは金属
亜鉛ではなく大部分が酸化亜鉛として存在するため、これらの症状は酸化亜鉛に
起因するものと示唆される。従ってデーター不足により分類できないとした。
カドミウム:ヒトが加熱で発生したヒュームに暴露されると気管支炎、肺炎、肺浮腫などが生じ
致死することがある。高濃度の吸入暴露は、動物に致命的な肺浮腫を生じさせる
などの記述から、肺、呼吸器の障害(区分1)とした。
[区分1]
特定標的臓器・全身毒性(反復暴露)
銀:粉体への職業暴露で、皮膚、粘膜に色素が沈着する銀中毒(argyria)を生じるが、
機能障害として現れる夜間視力の減少であると記述により区分1(眼)とした
粉塵の長期吸入による肺への沈着から気管支炎になったとの記述があり区分1
(呼吸器:吸入)とした。
長期又は反復暴露による眼、呼吸器(吸入)の障害
(区分 1)とした。
[区分1]
銅:高い気中濃度に暴露された作業者(推定摂取量 200mg/日)に肝臓大が認められ
たとの記述から長期又は反復暴露による肝臓の障害(区分 1)とした。
[区分1]
亜鉛:ヒトにおいて 124mg/m³/50M 暴露では、咳、呼吸困難(肺、胸部)への影響、
2.4mg/m³/50Y 暴露では正球性貧血、ビリルコン、コレステロールへの影響、
70mg/m³/10W 暴露では血液学的変化及び酵素阻害が見られるとの記載がある
が、症状の程度が分からないため、データー不足のため分類できない。
7
銀ろう BA-125
カドミウム:動物実験で慢性的な肺炎、肺気腫、蛋白尿などがみられる。長期職業暴露は、
ヒトに肺及び腎臓を主とする危篤な慢性影響を生じさせる。また、骨粗しょう
症や骨軟化症を発症させる。慢性的暴露は、ヒトに貧血、好酸球増加症、鼻炎、
肺気腫、歯の脱色、腎臓病をもたらす。慢性障害の第一義的標的臓器は腎臓で
あるなどの記述から、長期又は反復暴露による腎臓、肺、血液、骨、呼吸器の
障害(区分1)とした。
[区分1]
吸引性呼吸器有害性
銀:情報がなく分類できない
銅:情報がなく分類できない
亜鉛:情報がなく分類できない
カドミウム:情報がなく分類できない
12.環境影響情報
水生環境急性有害
亜鉛:藻類での 72h-ErC50=0.15mg/L であることから区分1とのデーターがあるが、
金属であり水中での挙動が不明であるため、区分 3 とした。
[区分3]
水生環境慢性有害
銅:L(E)C₅₀≦100mg/L データーが存在するものの、金属であり水中での挙動が
不明であるため、区分 4 とした。
[区分4]
亜鉛:急性分類が区分 1 であることから、区分 1 としたとのデーターがあるが、
金属であり水中での挙動が不明であるため、区分 4 とした。
[区分4]
カドミウム:金属であり水中での挙動が不明であるため、区分 4 とした。
[区分4]
※ 記入されていない物質については、情報がなく分類できない。
13.廃棄上の注意
残余廃棄物
汚染容器及び包装
廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団
体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。
廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上
処理を委託する。
本製品を含む廃液及び洗浄廃液を直接河川等に排出したり、そのまま埋めた
てたり投棄することは避ける。
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規ならびに地方自治体の基準に
従って適切な処理を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
14.輸送上の注意
国際規則
海上規制情報
UN No.
Proper Sipping Name
Class
Packing Group
Marine Pollutant
IMO の規制に従う
2570
CADMIUM CONPOUND
6.1
Ⅰ~Ⅲ
PP
8
銀ろう BA-125
航空規制情報
ICAO の規制に従う
UN No.
2570
Proper Sipping Name
CADMIUM CONPOUND
Class
6.1
Packing Group
Ⅰ~Ⅲ
国内規制
陸上規制情報
非該当
海上規制情報
船舶安全法の規定に従う
国連番号
2570
品名
カドミウム化合物
クラス
6.1
容器等級
Ⅰ~Ⅲ
海洋汚染物質
PP
航空規制情報
非危険物
国連番号
2570
品名
カドミウム化合物
クラス
6.1
容器等級
Ⅰ~Ⅲ
特別の安全対策
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の損傷、腐食、漏れの
ないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
重量物を上積みしない。
15.適用法令
名称を通知すべき有害物(法第 57 条の 2、施行令第 18 条の 2 別表第 9)
政令番号 第 137 号(銀)、第 379 号(銅)
、第 129 号(カドミウム)
名称を表示すべき危険物及び有害物(法第 57 条 1 項、施行令第 18 条)
政令番号第 7 号(カドミウム化合物)
特定化学物質第 2 物質、管理第 2 物質(特定化学物質障害予防規則第 2 条
第 1 項第 2 号、5 号) カドミウム
大気汚染防止法
有害大気汚染物質(法第 2 条第 13 項) 亜鉛
有害物質(施行令第 1 条) カドミウム
水質汚濁防止法
生活環境汚染項目(法第 2 条、施行令第 3 条、廃水基準を定める省令第 1 条
別表 2)
銅、亜鉛
有害物質(施行令第 2 条、廃水基準を定める省令第 1 条) カドミウム
土壌汚染防止法
特定有害物質(施行令第 1 条) カドミウム
労働基準法
疾病化学物質
銀、カドミウム(法第 75 条第 2 項、施行規則第 35 条別表 1 の 2 第 4 号)
亜鉛(法第 75 条第 2 項、施行規則第 35 条別表第 1 の 2 第 4 号 1・昭 53
労告 36 号)
化学物質排出把握管理促進法
第 1 種指定化学物質(法第 2 条第 2 項、施行令第 1 条別表第 1)
政令番号第 82 号(銀)
第 1 種指定化学物質 特定第 1 種指定化学物質(法第 2 条第 2 項、施行令
第 1 条別表第 1、施行令第 4 条)
政令番号第 75 条(カドミウム)
労働安全衛生法
9
銀ろう BA-125
16.その他の情報
本銀ろうは、加熱により有害な金属ヒュームや酸化金属を発生させます。また、併用される事が多い
フラックスは加熱により蒸気を発生し、眼・喉・鼻を刺激します。この蒸気(許容濃度 2.5mg/m³:as F.)
の吸引を出来るだけ避け、換気装置の設備された場所で使用する事。フラックスは直接、皮膚・眼に
つけない事。また体内に取り込まない事。
1.ACGIH
:アメリカ産業衛生専門家会議
2.CAS No.
:Chemi-Cal Abstracts Service の化学物質登録番号。化学物質を特定する番号と
して普及している。
3.EINECS
:EC の既存化学物質リストの化学物質番号
4.EPA
:アメリカ環境保護庁
5.IARC
:WHO に所属する「国際がん研究機関」
6.LC
:経気道による致死濃度
7.LCLo
:Lethal Concentration Lowest. 最小致死濃度
8.LD
:経気道以外の投与での致死濃度
9.LDLo
:経気道以外の投与による最小致死濃度
10.LD₅₀
:経気道以外の投与で一群の動物実験の 50%を致死させると推定される投与量
11.MSHA
:The Federal Mine Safety And Health Act Of 1977 に基づく規制値
12.NIOSH
:アメリカ労働安全衛生研究所
13.OSHA
:アメリカ労働安全衛生局
14.PEL
:アメリカ労働安全衛生局の法的強制力のある許容暴露限界
15.REL
:アメリカ労働安全衛生研究所の法的強制力のない許容暴露限界
16.RTECS
:アメリカ労働安全衛生研究所の編集による化学物質の毒性数値データー集
17.TCLo
:経気道(吸入)による中毒を起こす最小濃度
18.TDLo
:経気道以外の経路による最小濃度
19.TLV-STEL :短時間暴露限界
20.TVL-TWA
:時間荷重平均値の許容濃度(1 日 8 時間-1 週間 40 時間労働)
21.TSCA
:アメリカ有害物質規制法
その他引用文献など
GHS 対応労働安全衛生法 MSDS 対象物質データー(改訂第 2 版) 化学工業日報社 2007/03/27
GHS 対応毒物及び劇物取締法 MSDS 対象物質全データー(改訂版) 化学工業日報社 2008/03/11
GHS 対応化学物質管理促進法 MSDS 対象物質全データー(改訂版第 2 版) 化学工業日報社 2009/06/23
安全衛生情報センターHP
Nite 独立行政法人製品評価技術基盤機構 HP
その他
記載内容は現時点で入手できる資料データーに基づいて作成しており、新しい知見により改訂される
事があります。注意事項は通常の取扱いを対象とし、また記載内容は情報提供であって保証するもの
ではありません。危険・有害性の評価を絶対視する事なく、取扱いには十分注意して下さい。
10