2月号 県立藤沢養護学校 平成27年2月2日 2月号は、本校と地域を結ぶ取り組みを紹介させていただきます。いままで以上に地域の方々との結びつきをつ よめ、教育活動を充実させていきたいと思っています。 地域とのつながり ~亀井野小学校との交流~ 小学部 村岡 史雄 「おはようございます!!」 元気な声が体育館に響きわたりました♪ 小学部では、近隣にある亀井野小学校との交流を行っています。12月16日(火) 、本校の学部集会に亀井野小 学校の3年生90名ちかくが参加する交流会を行いました。 元気なあいさつをした後、はじめに亀井野小学校のダンス発表『GUTS!』をみんなで見ました。一生懸命踊 る姿に本校の児童も見入っていましたが、手拍子をしたり立ち上がって踊ったり、次第に緊張もほぐれていきまし た。次は、 『おとなりへ、ハイ!ゲーム』 。両校の児童が混じり合ったグループで円になって座り、音楽に合わせて プレゼントの箱を隣の友だちへ渡していきます。音楽が止まった時に箱を持っている友だち同士が握手を交わして お互いが触れ合いました。小学部のアイドル「がおちゃん」も登場!! 「おとなりへ、ハイ!」のかけ声とともに 楽しい雰囲気で盛り上がりました。最後は『サークルダンス』。学部集会でみんなが普段から親しんでいるダンスな ので、慣れた様子で亀井野小学校のたくさんの友だちと手を繋いで 仲良く交流することができました。 1時間の交流会でしたが、時間が経つのもあっという間で、両校児童の“スマイル”がたくさん見られた交流会に なりました。地域とのつながりは、子どもの成長に欠かせないことだと思います。今後もこのような機会を積み重 ねていき、お互いの児童にとって意義のある交流を行っていきたいと思います。 今年度、亀井野小学校とは 特別支援学級との交流会や 図工の作品展示の交流も行 っています。 がおちゃんも登場!! 「地域資源を活用した授業の紹介」 4コマまんがコーナー ふじよん! 鎌倉分教室長 安彦 悟 今年度から鎌倉分教室では、職場実習以外に企業・行政(藤沢わいわい市、鎌倉パ ークホテル、藤沢市役所等)で実践を学ぶ機会を設定しました。設定の趣旨としまし ては、分教室で働くことについての理論を学び、企業等で働く実践を学ぶことで、卒 業後の就労への意欲・技能・態度の向上につながると考えています。 わいわい市の実践例としては、生徒2~3人が1グループで9時 30 分に出勤し、 職員と仕事内容の打ち合わせを行います。働く時間としては、午前 2 時間 30 分、午 後 2 時間になります。仕事内容は、野菜のラベル印刷・貼り付け・袋詰めや陳列・接 客サービス等になります。初めての接客サービスを体験する生徒は、小さな声で「い らっしゃいませ」と言うのが精一杯でしたが、声を出すたびに元気な声と笑顔で挨拶 ができるようになりました。また、農協の出荷ラインでの作業では、次から次へと流 れてくるトマトの量の多さに戸惑う場面もありました。 この取り組みを進めていくには、企業や行政との連携が最も重要になります。来年 度も生徒一人ひとりが少しでも実践を学ぶ機会を増やしていきたいと強く思ってい ます。 作:森 雅仁先生 「先生たちが考えていること、好きなもの」というテーマで先生方に書いていただくこのコーナー リレーコラム 「つながりって大切だよ」 高等部3年 梅本 知成 私は2児の父。中学になる息子と小学生の娘がいます。彼らが保育園児であった時、お父さんとして随分 保育園に絡みました。お父さんの出番の非常に多い保育園で、父母の会会長まで務めた私はまるで職員のよ うに大活躍しました。お祭りでは焼きそば屋、焼き鳥屋、おもち屋さんもやったっけ。子供たちが“おり姫 様”に逢いに行くおり姫合宿。近所にちょっとした山があって、夜になると辺りは真っ暗。おり姫様は先生 が扮装して待っています。その山に子供たちが一人ずつ勇気を出して逢いに行く。お父さんお母さんたちが 園の別棟に集まって、夜通し盛り上がりました。○○ちゃんはすぐに行けたとか、□□ちゃんは走って戻っ ていったとか…続報が次々と入ってくるのです。 そうやって親みんなで支えた保育園生活でしたから、すご く大変だったけれど、今でも子供たちはもちろん、親仲間の 仲が良いのです。ちょくちょく集まってホームパーティーを 作:高等部 3 年生 したり、バスを借り切ってスキーツアーを計画したり…。 今になって思うのです。つながりって大切。思い出の共有 は財産です。そんな中、本校の小川和豊先生も実は親仲間だ ったりします。当時からやる気満々?で一緒に行事をやりま した。おそまつさま イラストは、中学部3年生
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