インフルエンザの対応について 第2回 学校保健委員会

中央区立月島第一小学校
月 一 だ よ り
平 成 26年 2月 NO.390
インフルエンザの対応について
副校長
小川
優
今は毎年インフルエンザが流行する時期です。昨年12月には、区内で一番早く本
校で学級閉鎖が行われました。幸いその後は他の学級に広がることなく年末を迎える
ことができました。
ところが、1月に入り、学級閉鎖を行った学級は4学級あり、この時期にインフル
エンザの被害を受けた学級は全校の約半分の学級に及びました。インフルエンザの感
染スピードは大変速く、たった1日で感染児童の数が5,6人に急に増えるケースが
ほとんどでした。
私の仕事は、学校長が学級閉鎖実施の判断をするための基本情報
を集めること、つまり、児童の容態やインフルエンザ感染の有無を保護者から確認す
ることで、どうかこれ以上感染が増えないでほしい、と願いながらその対応に追われ
る日々が続きました。
学級閉鎖の実施や期間は、学校長が学校医及び中央区教育員会と協議して決定して
います。学級閉鎖の実施が決まると、当該の学級とその学年の保護者に通知文を配布
し、安全安心メールを配信します。その後は、担任が学級の保護者と連絡を取り合っ
て状況の推移を見守り、児童の病状が回復し、登校が再開される日を待ちます。
ある日の昼に、保護者から電話が入りました。学校全体のインフルエンザ感染や学
級閉鎖の状況を当該の学級の保護者だけではなく、全保護者に伝えてもらえないかと
いうご要望でした。すぐに学校長に報告し、その日のうちに全保護者に「学校におけ
るインフルエンザ発生の状況について」という文書を作成・配布させていただきまし
た。保護者の立場で考えますと、学校全体の感染情報を知ることは、各家庭でインフ
ルエンザを具体的に予防する行動につながり、その電話連絡をいただいたことに感謝
しております。
インフルエンザの予防には、うがい・手洗いの励行はもちろんですが、普段から十
分な栄養と休養をとり、感染に負けない体力・抵抗力をつけておくことも大切と考え
ます。児童も教師も、同じインフルエンザ感染という危機的な環境の中にあって、感
染する人としない人の違いはどこにあるのか?そんなことを考えざるを得ない1月で
した。なお、1月25日(土)の今年度の最後の学校公開日に学級閉鎖の学級もあり
ました。その学級は2月中に、改めて学級公開日を設定する予定です。
2月もインフルエンザ流行の時期は続きます。子どもも大人も健康管理に十分留意
して、この危機を一日も早く乗り切り、順調に充実した教育活動が行われること願わ
ずにはいられません。
2月の生活目標
寒さに負けない子になりましょう
第2回
学校保健委員会
養護教諭
手島
惠矢子
学校保健委員会は、子供の心身の健康を守り、安全・安心を確保するために、学校
・家庭・地域社会・専門家との連携をはかり、対応策などを推進する会です。月島第
一小学校では、年2回行っています。
今 年 度 第 2 回 目 の 学 校 保 健 委 員 会 が 、2 月 5 日( 水 )に 開 催 さ れ ま す 。テ - マ は「 東
日本大震災を振り返り、救急時の対応
~一般人でもできるトリアジ~」(講師
救
急救命士
鈴木
健介先生)です。トリアージとは医師が救命の優先順位行うもので
すが、一般人の私たちにもできる、救急時の対応について学び、子供たちの安全を守
れるよう知識を付けませんか、ぜひご参加をお願いします。