2016 畜産科 学科 月 ◆トピックス 祝 第107回 卒業式終了 (平成28年3月1日) オホーツク海では流氷の接岸時期が遅れ、 岩見沢市は北風の寒い日が続いていました が、日中は暖かい日差しを感じられるように なりました。今年も伝統ある岩農高を巣立つ 39名のみなさん、心より卒業おめでとうの言 葉を贈ります。 今年度の卒業生動向の特徴は大学進学が 多かった年でした。また、就職に関してはグラ フのように畜産や酪農などの農業関係への 就職が多いのは毎年の特徴です。これらは 大学などと連携したSSHの学習やプロジェク ト学習、日頃の朝夕の畜舎実習に取り組ん できた結果であると考察できます。 卒 業 39名 サンキュー 平成27年度 畜産科学科 卒業生の進路状況 大学・短大 9 12 大学校 専門学校 1 農業・食品関係 機械、建設、サービス 7 10 ●今月のSSH 公務員(自衛隊) 大学進学 関連産業多数 自営(肉牛) SSH(スーパーサイエンス・ハイスクール)事業 (平成28年3月17日) 講座③ 酪農資源循環と 6次産業経営に関する講座 北海道石狩地方の酪農や農業開拓の歴史を語るうえで、欠かせない 江別市の町村農場さんよりご講演をいただきました。講師の先生からは 会社のミルクプラント工場やバイオガス発電、さらにはインターネットに よるオンラインショップの事業展開に至るまでの、農場の歴史と地域酪 農事業の変遷についてご教授いただきました。 講演後の質問には1Zの小林君より、商品販売へのホームページの活 用方法について質問があるなど、全員が熱心に講演を聞いていました。 6次産業について熱心に語る町村先生 ●今月の畜舎 1・2年生の各学年最後の総合実習は、 畜産生産物をおいしく食べて、家畜に感謝 する授業となりました。それぞれ、自分たち で育てた牛の牛乳から作ったアイスクリー ム。卵からふ化させて育てた雄鶏の肉。そ れぞれ感謝の食べ物です。 ★4月の予定 8 日 着任式、始業式 11日 入学式・入寮式 12日 対面式 1年生全体入寮開始 3年宿泊実習開始 19日 SSH講演会(全校生徒対象) 20日 1年生SSHオリエンテーション 28日 農業クラブ・生徒会年度始め総会 2016 畜産科 学科 月 ◆トピックス SSH成果発表会終了 (平成28年2月18日) 今年度の3年生はSSH一期生として最後の発表会となりま した。メンバーの8名は、3年間SS関係の授業や特別講義な ど一生懸命取り組んできました。畜産科学科のテーマは「資 源循環」や「エコフィード」などをキーワードとして、主に酪農学 園大学さんなどと連携した学習をこれからも積極的に取り組 んでいきます。 1・2年生の皆さん、これからも頑張りましょう。 ●今月の畜舎 黒毛和種の雌子牛誕生 (平成28年2月16日) 本校で畜産科学科で、黒毛和種 のはなぞの号が分娩しました。種雄 牛はミツヒラテルです。2月16日夕 刻の雌の誕生により。岩農では初と なる飼育が始まりました。小さな雌 子牛はすぐに母親の乳頭に吸い付 きどんどん活発に活動しています。 分娩直後 2年生宿泊実習での牛分娩介助 (平成28年2月24日) 第29期の宿泊実習の最中レスポアール ニュー フィーバー ハーゲン号に分娩の兆候が ① そろそろ足引くか! ② 足2本とも巻き付け! 見られ、宿泊生徒の2年生4名が夜の畜 舎巡回を30分早め牛舎に向かうと、すで に子牛の足が2本とも出ており、分娩介助 の実習が始まりました。4名の生徒が牛の 分娩を見るのははじめてだったらしく、一 部始終を見て驚きと感動の実習となりまし た。15分ほどで分娩を終えましたが、その ③ 母親が力んだ!今だ!引け引け! ④ よし出た!正常分娩だ!母親に味噌汁準備! 後の初回の手搾りの搾乳と、ほ乳瓶を使 用したミルクやりは生まれたばかりの子牛 には時間がかかり、全ての作業を完了さ せたのは1時間以上の時間が経過してい ました。何はともあれ、母子ともに無事の 分娩良かったです。 ⑤ 雄だ! ⑥すぐに乾いたわらでぬれた体を拭き取れ! 宿泊生徒の感想 ~2Z伊藤蓮太くん~ 夜の巡回の時に子牛が生まれそうになっ ており、先生方と協力して子牛の足を引っ 張りました。その後、無事に生まれ、濡れて いる体を寝わらで拭き、初乳を飲ませまし た。初めて立ち会い慣れない作業でしたが、 立ち会えて良かったです。自分は乳牛班な ⑦ 母親にもなめさせよう! ので、とてもとても良い経験になりました。 ⑧ すぐに初乳搾るぞ!手搾りだ!時間かかるぞ! ※ ①~⑧ は分娩実習中の生徒と先生の会話やりとりです。 2016 畜産科 学科 月 ◆トピックス 3年生課題研究最後の授業 (平成28年1月22日) 今年も3年生とのお別れの季節が来てし まいました。とはいってもまだ1月ですが。 毎年2月は家庭学習期間のため、冬休み が明けると、学年末テストを受けてから卒 業式予行練習まで一部の生徒を除いて登 校日はありません。 最後の課題研究の授業は3年間を振り返 り、岩農中ヨークを使った豚汁を食べながら の反省会を行い、昔の思い出話に花を咲 かせていました。 畜産実験棟前にて 3年間の反省会の様子 中ヨークシャー種豚の分娩 (平成28年1月6日) 昨年秋から毎月分娩があり、嬉しい限りです。今回は1月6日予定日ということで、準備していました が、5日の前日までに分娩が近くなっている直前の兆候が見られなかったため、予定より分娩は遅くな るだろうと思っていましたが、前兆は見られずとも予定通り6日未明から早朝にかけての分娩となりまし た。朝の畜舎管理の当番の先生が、驚いていましたが、子豚は全て無事元気で、現在もすくすくと育っ ています。 1月6日生まれの子豚 ~ほ乳中~ ★2月の予定 1 4 12 15 17 25~3/2 全校集会 SSH講演会 推薦入試(生徒休業日) 入選業務(生徒休業日) 岩見沢市学校給食センターとの連携事業(出前授業) 学年末考査 牛舎内の様子 2015 畜産科 学科 月 ◆トピックス 畜産科学科実績発表大会 畜産科学科農業クラブ部会総会 (平成27年11月20日) (聴衆者と発表者) 畜産科学科の実績発表大会を行いました。1年間、実験実習を行ってきた事をまとめ、9つの班で 発表を行いました。結果は、3年生養豚班「岩農中ヨークシャー種における繁殖技術の研究~糞中 におけるプロジェステロン濃度の測定」の発表が最優秀賞。同じく3年生乳牛班「放牧酪農による自 給飼料利用向上に向けた研究」の発表が優秀賞。3年生養鶏班「エコフィード100%を目指した飼料 給与~地場産未利用原料を活用した飼料給与と生産性の調査」の発表が努力賞。1年生農業と環 境班「ジャガイモの品種の違いによる生育収量差」の発表が審査員特別賞でした。 最優秀賞に選ばれた3年生養豚班と優秀賞の3年生乳牛班が12月8日に行われる、校内実績発表 大会に出場します。 校内実績発表大会 ( 平成27年12月8日 ) 3年生養豚班・乳牛班の生徒が堂々と発表を しましたが、惜しくも地域大会に進出すること が出来ませんでした。 (養豚班の発表:上野さんと霜沢さん) ふ化実習(農業と環境) ( 平成27年12月1日 ) (乳牛班の発表:清水君と葛西さん) ( ふ化したアローカナの雛) ルーブリックの手法を用いた雄子豚の去勢実習 ( 平成27年12月16日 ) 1年生の総合実習の授業内でルーブリックの手法を用いた、去 勢実習を行いました。この実習の評価基準や目的もしっかり 説明され、いつもにも増して意欲的に実習をおこなうことがで きました。 (ルーブリックによる評価基準の説明) (文責 稲井) 1年生の授業でアローカナという珍しい ニワトリ(自家採卵したアローカナ有精 卵)を、本校のふ卵器にて21日間の孵 化作業を終了しました。担当は1年畜産 科学科全員です。検卵や選別作業をし て無事37羽が誕生しました。ふ化時の 体重は40g弱でしたが、2週間後に平均 体重を測定すると138gあり標準値でし た。発育の早さにみな驚いています。 畜産科 学科 2015 月 ◆トピックス 第14回全日本ホルスタイン共進会 ( 平成27年10月23日~26日 ) 本校の牛も第1部で出陳しました。結果は2等賞でした。全国大会に出場し他の都道 府県のすばらしい牛を見たり、他の農業高校の生徒と交流する機会を設けていただき、 貴重な経験をすることが出来ました。 (最終調整:待機場にて) ( 会場の様子 ) ( リードマンの奥山君 ) ( 消毒液散布 ) ( 除糞作業 ) 悪性家畜伝染病防疫演習 ( 平成27年11月6日 ) 空知管内の各市長や関係 機関の方が来校し、本校牛 舎で防疫演習を実施されま した。本校生徒もこの演習 に参加し、空知家畜保健衛 生所職員方々の指導の下、 動力噴霧器などを使用し、 積極的に演習を行う事がで きました。 ★12月の予定 1日 4日 10日 12日 SSH全体講演会 校内実績発表大会 校内上級位検定 日本農業技術検定 17・18日 24日 25日~ 体育大会 大掃除・全校集会・閉寮 冬期休業(1月18日まで) (文責 稲井) 畜産科 学科 2015 月 ◆トピックス SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール) 家畜栄養学講座(平成27年9月24日) 酪農学園大学より、家畜栄養学研究室 教授 中 辻 浩喜 様に来校していただき、「放牧酪農につい て」と題して講義していただきました。 本校牧草地を利用して放牧酪農をスタートさせ、牛 群管理の重要性とストレスコントロールによる個体管 理の実情を学びました。草資源の有効活用、ふん尿 処理に伴う燃料、労力の削減、家畜の健康増進など 多くのメリットが得られる。一方で、生産と菜食のバラ ンス維持と放牧することで養分摂取量を把握する困 難さがあることが考えられる。 放牧の有効性のみに 着目してきた生徒にとって、デメリットを合わせもつこ とを学び、バランスを考慮した酪農経営の難しさを実 感した講座となりました。 電牧柵の設置 平成27年度 南北海道学校農業クラブ連盟 技術競技大会(平成27年8月18日) 北海道静内農業高等学校を会場に、平成27年度南北海道農業クラブ連盟技術競技大会が開催されまし た。本校畜産科学科からは、鑑定競技に校内大会を勝ち抜いた3年奥山くん・清水くん・小野さん・太田さ んの4名が出場、家畜審査競技に3年葛西さん、2年西川さん・渡邊くんの3名が出場、情報処理競技には、 2年の四十住さんが出場。技術競技は、普段の学習成果を競う場として開催され、出場する生徒は、夏季 休業中も登校して専門的知識を追求しながら努力を重ねていました。結果は、鑑定競技3年奥山くん、清 水くんが見事に優秀賞を受賞、家畜審査競技3年葛西さんが優秀賞を受賞しました。鑑定最優秀賞の奥 山くんは、1年生の時から全国大会を目指して学習を進めていました。成果が実って10月22日~群馬県 で行われる日本学校農業クラブ全国大会に出場します。 ●全日本ホルスタイン共進会へ出場決定 2015北海道ホルスタインナショナルショウが9月19日(土)と20日 (日)に安平町にある北海道ホルスタイン共進会場で開催された。本校 からは、第2部「ガンオー ブラックボックス アルージュ」(生後12ヶ月 以上14ヶ月未満)リードマン3年奥山くん、第19部「TMF アサナベ ライン アワルア リズ」(ジャージー種3歳以上)リードマン3年葛西さ んの2頭が出場し、日頃の人と牛の地道なトレーニングが実って、入賞 することができた。結果、10月に北海道にて開催される全日本大会へ 出場が決定したことを報告します。 ★10月の予定 10日 14~16日 17日 21~23日 全道食彩フェア(アリオ札幌) 23~26日 全日本ホルスタイン共進会(安平町) 2年生インターンシップ 24日新農業人フェア(札幌コンベンションセンター) 北海道環境学習フェア2015(本校) 農業クラブ全国大会参加(群馬県) (文責 山川)
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