【PDCA】社員のPDCAをレベルアップさせたい!

今回のテーマは
PDCAのレベルアップ
5分でマスター「経営課題の解決法」Q&A
Q:社員のPDCAをレベルアップさせたい
A:PDCAチェックシートで社内研修会を実施してください。
1.PDCAチェックシートを使った社内研修会
社員のPDCAをレベルアップさせるための一番の効果的な方法は、月度のPDCAレポ
ートを使用した社内研修会の実施です。
PDCAレポートは大概、社員が上司に提出して、上司がさらーと目を通して終わりとな
ってしまいます。熱心な上司はレポートを基に面談をしたり、逐一、指示・教育をしたり
しますが、多くの場合、必要事項の伝達のみとなるのが通例です。社員にしてみれば、こ
の内容で、今のPDCAのレベルで良いのかが判断できません。そのような場合、概して、
社員のPDCAは全体的に低いレベルに留まってしまいます。
そこで、PDCAのレベルアップのために効果的となるのが、レポートを用いた社内研修
会の実施です。その概要(進め方)です。
①グループ編成・・・1グループ4名程度でグループ編成します。(優秀なレポート作成者
を各グループに意図的に割り振ります。)
②グループ内発表・・・一人10分程度で自分のPDCAレポートを発表します。
他のメンバーはPDCAチェックシート(次ページ)で発表者の内容を評価します。
③グループ討議・・・一人10分程度で、各自のレポートの良い点・改善すべき点をチェ
ックシートを基にグループで議論します。
④優秀レポートの選定・・・各グループで一番よく出来ているレポートを討議しながら選
びます。
⑤全体発表・・・一番よく出来ているレポートを、全員の前で「レポート作成者以外のメ
ンバー」が、どこがよいのかの説明を交えて、発表します。
・・・この作業をグループメンバーを変えて2~3回、繰り返し行います。効果はてきめ
んです。次月からの、社員各自のレポートは大きく改善されます。
1
PDCAチェックシート
発表者:
チェック者:
採点基準:5=大変優れている
4=優れている
3=標準的
2=少し劣っている
1=大変劣っている
NO
ポイント
1
論理性
2
継続性
3
進展性
4
多様性
5
仮説と検証
6
事例研究
7
成長意欲
8
学習と実践
9
顧客指向
10
ポジティブ思考
11
他者他社活用
12
戦術転換
内容
点数
計画(P)→実行(D)→検討(C)→行動(A)は、論理
的で筋道が通っているか
実行していない項目、できませんでしたなど
の項目はないか。また空欄はないか
物事・課題が先へ進んでいるか。同じことを
毎月しているなどないか
やるべきことにアィデアがあり多様的か。同
じような政策に固執していないか
PDCAに仮説=こうすればうまくいくとい
う想定、検証=結果の原因追究はあるか
政策設定において他社・他者の事例を積極的
に参照しているか
PDCAに「成長したい」という意欲は見ら
れるか
様々な学習の跡が見えるか。それを実践に移
しているか
「顧客指向」の視点からの政策設定、行動設
定であるか
うまくいかない時もポジティブに捉え可能性
を追究しているか
人(他者、他社)を上手に活用しているか
成果がでないとき、やるべきことを変えてい
るか(戦術転換しているか)
5-4-3-2-1
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合計点数
アドバイス事項:
2