第1回 笠岡・井原地区教科用図書採択市町(組合)教育委員会

第1回
笠岡・井原地区教科用図書採択市町(組合)教育委員会協議会
議事録
平成27年5月7日(木)
10:00~12:00
笠岡市役所 第一会議室
出席者
井原
矢掛
笠岡
片山教育長,藤井教育委員長
嶋山教育長,小川教育委員長
淺野教育長,廣井教育長職務代理者
1
開会(淺野教育長
あいさつ)
2
役員の選出
会 長:淺野文生(笠岡市教育長)
副会長:片山正樹(井原市教育長),嶋山英二(矢掛町教育長)
3 協議
(1)平成28年度使用教科書の採択について
①笠岡・井原地区教科用図書採択市町(組合)教育委員会協議会規約について
・事務局より主な改訂(案)箇所を中心に説明
第一章 第三条 4つの教育委員会名を表記した。
第二章 第四条 委員8名以内をもって組織する,と表記した。
第三章 第十条 教科用図書の選定の方法を表記した。
第十一条 選定した教科用図書の通知について表記した。
第四章 第十二条 検討委員を15名以内,と表記した。
第十三条 各科目研究委員を5名程度,と表記した。
全ての教科用図書の調査研究を行い検討委員に報告する,と表記した。
第十四条 守秘義務について表記した。
第五章 第十五条 協議会議事録の公表について表記した。
・委員
委員8名以内とした理由は何か。
・事務局 組合立教育委員会を含めた各委員会から最高2名出席することを想定している。実
際には,矢掛,笠岡の教育長が兼務しているので8名にはならないのが通例。
・委員
検討委員は従来20名以内であったものが15名以内に,研究委員は教科ごとに6
名程度だったものが5名程度に変わっている。理由は何か。
・事務局 教員数の減少に伴い,この業務によって学校を空ける教員の数をできるだけ少なく
する配慮が必要になっている。また中学校の場合,「教諭」の人数が採択地区全体で
見ても6名に満たない教科がある。より現実的な人数設定に変えた。
②情報公開について
・事務局より情報公開(案)を説明
9月1日以降,市町情報公開条例に基づき,請求があれば情報公開する。
◇採択理由,採択結果 ウェブサイトで公開
◇協議会委員名
ウェブサイトで公開
◇検討委員会委員名
開示請求があれば公開
◇研究委員会委員名
非公開
◇報告書
ウェブサイトで公開
◇協議会議事録
ウェブサイトで公開
◇協議会等
非公開
・委員
岡山市では,協議会が公開されている。この採択地区ではどう考えるか。
・事務局 これまでも公開し傍聴してもらったことはない。日程や場所は公開していない。
・委員
・委員
教科書採択結果が傍聴者に分かるのはよろしくないと考える。
教科書会社関係者がいる中での協議は難しい。公平性を保つためにも,協議会の公
開はできないのではないか。
③教科書展示について
・事務局 教科書センターのある笠岡小学校が耐震化工事に入るため,例年とは場所が異なっ
ている。
◇笠岡 笠岡市役所分庁第 2 4階(教科書センター耐震工事のため)
法定外展示 6/1~6/18
法定展示 6/19~7/8(14 日間)
◇井原 アクティブライフ井原
法定外展示 6/1~6/18
◇矢掛 やかげ文化センター
法定外展示 6/1~6/18
④研究資料について
⑤検討委員・研究委員について
⑥採択事務の日程について
⑦予算については
(2)その他
・次回第2回地区協議会
4
連絡事項
5
開会(嶋山教育長
7月15日(水)13:00~
あいさつ)
やかげ文化センター視聴覚室
第2回
笠岡・井原地区教科用図書採択市町(組合)教育委員会協議会
議事録
平成27年7月15日(水)
13:00~15:30
やかげ文化センター視聴覚室
出席者
1
井原
矢掛
笠岡
片山教育長,藤井教育委員長
嶋山教育長,小川教育委員長
淺野教育長,廣井教育長職務代理者
開会(地区協議会会長あいさつ
淺野教育長)
2
説明
・採択事務の経緯(協議会-研究委員会-検討委員会)
3
協議
・笠岡・井原地区教科用図書採択市町(組合)教育委員会協議会規約について
4 選定審議
(1)平成28年度使用中学校教科用図書について
①検討委員会報告書の内容確認
・報告書の熟読
②検討委員長の報告
全体の採択の方向を次のように考えた。
・検討にあたって,生徒の実態や地域の実態を考慮することに重点を置いた。
・表現方法は教科によって異なるが,それぞれの教科書は次の3点で検討がなされた。
1)基礎基本の定着が図られるものになっていること
2)言語活動の充実が図られ,自ら学ぶことができるもの
3)特別支援教育及びユニバーサルデザインに配慮されているもの(分かりやすく言うと,
刺激の整理が適切に行われているもの。ユニバーサルデザインというのは,色使いや文
字の大きさ,文字の形,全体のデザインが生徒にとって適切であるということ。
・日本人の文化や誇りを喚起するものを基準に選ばれた。
(以後,種目ごとに報告書を元に検討内容報告)
③検討委員長(報告者)への質疑
・委員
書写については,書写の時間があるのか国語の時間でやるのかよく分からない。1・
2・3年それぞれ書写の時間は何時間あるか。
・事務局 1年生,2年生が20時間程度。3年生になると時間が少なくなり,10時間程度
行っている。国語の時間の中で行っている。
・委員
書写では,採択候補が今までと変わっているということで,生徒にとっては点画の
種類や筆使い等が非常に分かりやすいう説明があり,それは理解できた。が,これ
は,1,2年生の授業は新しい教科書,3年生は前の教科書ということで,先生方の
抵抗感はないのか。
・報告者 今までは,2冊で書写をしていた。今回のものから,1冊となっている。
・委員
新しい教科書は,新1・2年生がもらうとなると,3年生だけは,今までのものを使
うということ。先生方にとって,2種類の教科書を使うという不自由さはないか。
・報告者 新しい教科書になって,より便利になり理解を深めやすい指導ができると思う。
・委員
同じようなこと保健体育でもあり,2・3年生では今までのものをもっている。そ
して,新1年生は新しいものをもっている。教える側として問題はないのか。採択
の理由としては,学研の方が簡潔にまとめているということだったが,これで採択
をしても,1年生と2・3年生の指導について,不自由なということはないのか。
・報告者
・委員
教えることについては,特に問題ない。
検討委員長の報告では,書写にしても保健体育についても,先生方の教えやすいと
いう観点が強調されている。だから,実際に活用する段階でどうかという質問だが,
現場はどうなのか。
・報告者 書写については,筆圧に関して数字で表されることで,ここは力を抜けば良いとか
ここは力を入れれば良いというように,細やかに説明されていることが説明する側
にも非常にありがたい。書く時にはあまり教科書を見ないので,書く前に説明する
際に,非常に便利になって使いやすくなったと感じている。
・委員
自ら学ぶという点で,今回,文部科学省がアクティブラーニングということを言っ
ている。それと結び付けて,「2)言語活動の充実が図られ,自ら学ぶことができるも
の」のポイントが出てきたのか。
・報告者 それもあるが,特にその点を色濃く感じてはいない。ただ,選ばれたものを見る
と,自分たちで考える,自分たちで答えが導き出せる,等のような構成が特徴的な
ものになっている。
・委員
ユニバーサルデザインに関連して,色覚異常の関係がよく話題になるが,そのあた
りの対応の仕方,各教科書は配慮してあるのか。
・報告者 例えば,理科の教科書を見ると,色と文字で提示されている。本当に配慮が必要な
子は,別に対応しなければならない。使いやすさの配慮やユニバーサルデザインは
どの教科書も取り上げている。
・委員
社会科で話題になっていることは,どうなのか。
・報告者 領土の問題については,明確にこれは固有のものだという表記がある。拉致や慰安
婦の問題については,公民の内容で扱っているという表記がされていたり,断定的
な言い回しにならないようになっていたりしている。
・委員
研究委員の意見として「検討委員に判断を任せる」という教科はなかったのか。
・報告者 検討委員は,研究委員の報告を聞いて納得できている。検討委員は検討委員の結論
を出している。
・委員
研究委員と検討委員で意見が合わない部分はなかったのか。
・報告者 今回はなかった。
・委員
今現在使っている教科書の指導内容と,今回のものとの差はどのくらいあるのか。
同じ教科書会社で,比べて違いはないのか。
・報告者 内容については,学習指導要領に基づいており,文部科学省の検定を受けているの
で,全てが足りている。表記については,デザインの差やユニバーサルデザインへ
の配慮,生徒によりよく考えさせる項目を設定するなど,そのような形での違いは
いくぶん出ている。
・委員
今まで使っているものを前提にして,新しい教科書を選ぶ。現行と変わる場合には
それなりの意味づけが必要である。先生も,使い勝手のよいものをまた選んでい
る。
・委員
3学年合冊になっているものもあるが,島しょ部校の複式授業はどうなっているの
か。
・事務局 非常勤講師を配置しており,中学校には複式授業はない。
・委員
前回の教科書採択時と,観点は変わっているのか。
・報告者 観点は,岡山県教育委員会が作成したものを参考にしながら,研究委員が考えてい
る。
④審議(検討委員長は退席)
【国語】
・委員
身につける力が強調されていることから,現行の光村でよいのではないか。
【社会】
・委員
地理の帝国書院,見開きのページや実生活に即したものがよいので,継続採択でよ
い。
・委員
歴史は,言語活動が強調されている。現行の日文がよいのではないか。
・委員
・委員
【数学】
・委員
【理科】
・委員
【音楽】
・委員
【美術】
・委員
【技術】
・委員
公民は,教えるだけでなく考えさせる構成になっている。今日的な課題に対応して
いて,東京書籍でよいのではないか。
帝国書院の地図は,資料活用能力や読み解く力の育成が意識されていてよい。
振り返り,見方・考え方,キーワード,といったあたりの構成がよいので,継続して
啓林館でよい。
基礎基本の定着に配慮され,イラスト・写真の活用が効果的なので,東京書籍がよ
い。
一般は,特別支援教育の視点で,すっきりと分かりやすい。器楽・合奏は,シンプル
でイラストの活用が有効にできている。共に教芸がよい。
日本の文化を大切に取り扱っている点から光村がよいのではないか。
それぞれの出版社のものに一長一短があるようだが,総合的に判断すると,やはり
現行の開隆堂がよい。
【家庭】
・委員
実物大の図や表現の工夫などによさがあり,東京書籍がよい。
【英語】
・委員
小学校で学んだことを活用して導入を構成している点等がよいので,三省堂がよい。
【書写】
・委員
教育出版と光村図書とを比較した時,教えやすい分かりやすいのが光村図書。
・委員
例えば行書と楷書の比較がきちんとできている点などもよい。光村図書に変更して
もよいのではないか。
【保健体育】
・委員
学研は,見開きで簡潔,考えさせる視点があるし,実生活の中で教えるべきことが
教えやすい。
・委員
資料が多すぎて,焦点がぼやけるマイナス面が見られる教科書もある中,学研が一
番よいのではないか。
⑤採択候補教科用図書の決定
・委員
各教育委員会で協議する採択候補教科用図書として1種目1教科書を決定する。
国語 光村図書に決定
書写 研究委員・検討委員の見解は共通しているので光村図書に変更
社会 地理:帝国書院,歴史:日本文教出版,公民:東京書籍,地図:帝国書院に決定
数学 啓林館に決定
理科 東京書籍に決定
音楽 一般,器楽・合奏ともに教育芸術社に決定
美術 光村図書に決定
保体 学研に変更
技術 開隆堂出版に決定
家庭 東京書籍に決定
英語 三省堂に決定
5 報告文書の作成について
・本日の会で決定した各種目の採択候補の確認及び文書の作成。
・各教育委員会で全ての教科書を対象に検討をお願いする。
6 その他
7 閉会(地区協議会副会長あいさつ 嶋山教育長)
第3回
笠岡・井原地区教科用図書採択市町(組合)教育委員会協議会
議事録
平成27年7月28日(火)
10:00~11:30
井原市役所 501会議室
出席者
1
井原
矢掛
笠岡
片山教育長,藤井教育委員長
嶋山教育長,小川教育委員長
淺野教育長,廣井教育長職務代理者
開会(地区協議会会長あいさつ
淺野教育長)
2 選定審議及び協議
(1)28年度使用中学校教科用図書について
①各教育委員会からの審議結果及び経過の報告
・矢掛町:地区協議会で検討した内容と同じ結果になっている。教科書も見ながら検討した。
・井原市:変更する書写と保健体育について,中心的に話し合った。検討委員会の報告書の通
りで,承認をいただいた。
・笠岡市:変更のあった2つの教科書について中心に話し合い,地区協議会の採択候補通りで
良いということになった。
②質疑
なし
③採択について
各市町へ通知する。
(2)平成28年度使用特別支援学級における教科用図書について
事務局 「特別支援学級については,必要に応じて,替えて特別支援教育関係文部科学省著作
教科書を使用することができる。」の1文を,(1)の採択結果に加えて,付け加えて
もよいか。
委員長 この1文があることで,使用する生徒が現れても地区協議会を開く必要がなくなる。
採択するでよろしいか。
委員
採択する。
委員長 特別支援教育関係文部科学省著作教科書を採択する。
3
その他
4
閉
会(地区協議会副会長あいさつ
片山教育長)