札幌市立屯田北中学校 保健室 3月号 2015/3/6 3月は1年の締めくくりの月。この1年間を振り返って、どんなことを思いますか?体が大きくなり、心も それぞれのペースでそれぞれの成長をしたと思います。そんなあなたを家族や友達など周りの人はちゃんと見 守り、認めてくれています。あなたも周りの人の成長を認め、伝えてあげてほしいと思います。 て づかお さむ 漫画家の手塚治虫がこんな言葉を言っています。「人を信じよ。しかし、その百倍も自らを信じよ」 進級・卒業、おめでとうございます!みなさんが自分を信じ、さらに成長することを期待しています。 (2015/2/27 現在) 1963 人 (昨年度 2132 人) 1 日平均 10.7人 (昨年度 11.3 人) *昨年より減り、3年前とほぼ同数です。 日本スポーツ振興センター申請件数 (2015/3/2 現在) 101 件(昨年度 134 件) 多かったケガ ①②ねんざ 31 件 ・ 骨折 ③打撲・挫傷 14 件 ざ 1114 人 多かった症状 (昨年度 1207 人) ①頭 痛 429 件 *今年は12月に インフルエンザが 流行しました。 ②腹 痛 274 件 ③吐き気 182 件 606 人 多かったケガ (昨年度 671 人) ①打撲 132 件 *部活動・体育、 実習中の切傷 が目立ちました。 ②すり傷 88 件 ③ねんざ 87 件 31 件(同数) しょう 多かった競技 ①バスケット 29 件 ②サッカー 8 件 ③陸上 9 件 ④バレー 6件 *体育・部活動・休み時間を合わせています。 *骨折が多く、頭や目の打撲も目立ちました。 多かった内容 243 人 (昨年度 254 人) ①その他(着替えなど) 76 件 ②相 談 56 件 ③鼻出血 40 件 *眼科が減り、相談が増えました。 昨年と比べて保健室の利用者は全体で約8%減りました。学年男女別では、1 年男子が多かったです。 本校はスポーツ振興センターの申請件数が年間100件を超えるなど、ケガがとても多いことから、 保健室では、ほけんだよりや学級・部活を通して、ケガの予防を呼びかけてきました。今年度、ケガで の来室は10%減少しましたが、来年もケガの予防に力を入れていきたいと考えています。 病気での来室では、携帯電話やスマートフォンなどの利用による睡眠不足や部活・塾・学校外活動に よる疲労など、生活習慣が原因と思われる不調が目立ちました。電子メディアとの付き合い方について は十分注意をしてください。来年度は、心身ともに、より健康でいられるように、健康管理をしっかり しましょう。 「死にたいと思ったことがある」という子どもは、小学生の高学年から増え始め、低くみても中・ しんけん 高生では2~3割にも達するという報告があります。思春期・青年期の子どもたちは真剣に生きるこ とを考え始めるからこそ、その裏返しとして死が頭をよぎり、死にたいと思う気持ちも高まるのでは ないかと言われています。 (参考: 「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」平成 21 年 3 月文部科学省) <みなさんに伝えたい3つのメッセージ> こころが苦しいときは 誰にでもある 苦しい気持ちは いつまでも続きません 誰かに相談すること が大切 誰でも生きている間は苦しいことやつらいことが あります。時には「消えてしまいたい」といった気 持ちが高まるかもしれません。 ある時期、死にたいくらい絶望的な気持ちになったとしても、 それは一生続きません。時間がたつ中で新しい出会いがあった り、生活の場所が変わったり、あるいは、温かい支えを得たり、 あなた自身が成長したり、場合によっては逃げたり、視点を変 えることによって、苦しい気持ちも変わります。 自分一人で抱え込まず、信頼できる人に話しましょう。誰か に相談することは、生きてゆく上で大切なことです。 <みなさんが、友達から相談を受けることもある> 危ない状況に追い込まれる子どもたちは、大人 よりも友達に助けを求める傾向があることが明ら かになっています。相談を受けた子どもは、相談 先がわからないときにあきらめてしまうことが多 いですが、あきらめすに、信頼できる大人を求め て相談するようにすることが大事です。 友達の SOS には き・・・気付いて ょ・・・よく聴き う・・・受けとめて し・・・信頼できる大人に つ・・・つなげよう (参考: 「教育関係者のためのゲートキーパー手帳」平成 26 年 3 月北海道 自分でできる健康管理・・・次のステージへ 「頭が痛い」「おなかが痛い」。痛いのはどこであってもイヤですよね。心が痛い、なんてい うのもあります。だけど、もしこの痛みを感じなかったとしたら?例えば骨折しても気付かず、 走ったり飛んだりしていたら…。大変です! 痛みはからだの危険信号。このサインをちゃんと受けとめてください。そしてこれは経験済 みの痛みだから受診しよう、と判断できるようになってください。自分の健康を自分で管理で きることは大人への大切なステップでもあるのです。
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