「わ」 平成20年9月 第41号 (pdf形式:1000KB)

第
41
号
萩市見島公民館
萩市見島951-1
TEL ・ FAX0838-23-3005
平成 20 年
9月
8月23日から二泊三日、カヌー体験キャンプIN阿武川を実施しました。自然の中で、子ども達にい
ろいろな経験をさせたいと思っていたところ、(財)やまぐち県民活動きらめき財団の助成金をいただいて
実現しました。小学2年生以上中学生までの希望者の参加で、りんご狩りから始まって、テントの設営・
撤収、カヌー教室、ゲーム、寝袋の撤収等々全員が一生懸命やってくれました。二日目のキャンプ祭りは
屋台形式で、焼き鳥、かき氷等たくさんの店があり、大いに楽しんでいました。オカリナ演奏もありまし
たよ。この三日間に誕生日がある子どもが二名おりましたが、みんなからの祝福を受けました。カヌーは
個人の力、生活の数々は協力して行う力が磨かれたと思います。
親元を離れ、テレビやゲームも無しで、
子ども達なりに神経を使ったことと思います。「阿武川温泉に入浴タイム」が疲れを癒してくれたのかも。
楽しい思い出になったでしょうか?子ども28名(内見島16名)を入れて総勢50名の教育キャンプでした。
成人おめでとう
8月14日
平成20年見島地区の成人式が、行われました。国歌斉唱、市長式辞等々式典は厳かに進みました。
記念品受領は安宿弘樹さん、誓いのことばは緒方
俊さんと寺地由紀さんが代表で行い、青年の主張は
東海大阿蘇校舎で畜産の勉強をしている瀬畑満隆さんと山口大学で勉
強中の広瀬穂なみさんが代表して述べました。
今年は、保育園の時や小学校の何年間かを見島ですごした人などが「是
非見島で成人式を!」と、集まっての式となりました。成人者の心に
は見島がふるさととしてどっしりと存在していることを感じ、とても
うれしかったのは、ご来賓の皆様も保護者の方
々も同じでしょう。集いの最後に現在自らの夢
の道を一生懸命歩いていらっしゃる先輩、瀧山
久志さんからの手紙が読まれて終了しました。
伝えていこうね見島盆踊り
7月29日と30日の二日間、盆踊り教室を実施しました。伝統の見島盆踊りを後世に伝えて行こう
という趣旨で毎年行っていますが、太鼓や口説きの後継者不足が気にかかります。来年は是非地域の若
者に参加していただきたいものです。子ども達は、踊りを覚えるのに四苦八苦でした。
見島の歴史(28) 日本海々戦と見島4
ロシヤ兵漂着時と後日談
○5月28日、望楼に向かった郡書記一行が折戸まで行くと、牛取りの付き添いもない牡牛
に出会った。その後を見ると牝牛が続々と続いており、遙かに喧噪を耳にしたので、只事で
ないと牛を除けて急いで行ってみると、ミノクチにロシア兵が来たと言う。行って見るとボ
ートが一隻漕ぎ寄せんとしていて、望楼員が鉄砲を構えて今にも撃ち殺そうとしているのを
見て慌てて制し、着岸したボートの収容を協議し、本村の隔離病舎に収容することを決めた
が、本村までボートを回航するのに苦慮していると、宇津青年
長富弥二郎氏が剛胆にも裸
に日本刀を帯びて「私が敵艇に乗り、水先案内をする」と言う。他に良い考えもなく、彼に
よって観音崎を回らしめるに、ボートは本村に向かわず砂見田に着岸してしまった。重傷者
も居ることであり如何ともし難く砂見田において治療することにして之にあたった。
○言葉が通じないので、身振り手振りでどうにか分かりあえた。小さな子どもがいたので連
れて行ったら、その子を指さしながら自分をさして、四本の指を出して涙を流して泣き出し
たロシヤ兵がいた。故郷に四人の子どもがいるから助けてくれと言っているのだろうと思う
と、哀れであった。
○ロシヤ兵上陸の状況を、望楼員が電信で報告したら「午後三時頃に水雷艇が行く」との返
電があった。その報を聞いた見物の人々は「針金が手紙を持って行ける筈がない」とか「針
金が字を書く筈がない」等々大騒ぎとなって、大口論が続けられたという。「そんな夢みた
いなことがあるもんかい」と言った本村の人々が、オオタボまで帰ってくると、沖に軍艦二
隻が宇津に向かって航行中であった。「そら来た。そら来た」と帰るのをやめて、再びどっ
と砂見田に逆戻りしてロシヤ兵を見送った。そして電信が「不思議で不思議でたまらず」驚
きであったという。(望楼は十月に廃止され、海底電信は、明治39年見島郵便局に委託さ
れ、本土との通信に大いに役立った)
○ロシヤ兵が来たというので、慌てふためいて逃げまどう時に、背中に負っていた2歳の男
の子がそっくりかえり、腰の骨を折り、一生涯立つことができず、四つん這いの生活を過ご
した。その姿を見るのが誠に苦しく気の毒であった。(後日話)
〘訂正〙第38号に記載の明治38年(1915)は、誤り。正しくは、(1905)です。
(文責
福
永
邦
昭)
こんにちは!
佃
幸 治 さん
№ 9
「えーっ、なんでわしが?」「ねずみだからです。」と答
えたら観念されたようで、カメラに向かって下さいました
漁師以外で好きなことは、「酒でした。」
身体を壊されて
からはあまり飲まれないのでしょうか。
この夏、長女の宏美さんが帰っている間お孫さんの太郎
くんとラジオ体操に来ていらっしゃいました。太郎くんと
は相思相愛の仲。そのうち空手を教えられるのでしょうか。
空手は、黒帯。昔は子ども達の指導をしていらっしゃった
と。この笑顔最高! 錦丸の益々の豊漁をお祈りします。
川 柳
狂おしく
浴槽の栓を忘れて水を入れ
五行歌
せみが鳴き
夾竹桃は
そして
線香花火の
頼 りな さ
ゆく
裕子
山本美佐枝
厚母
すわっている
島の夏が
目の前の机上
かぼちゃが
お前はどこからきた
そうか、畑の暑さに
バイバイ したのか
湯に浸りせすじ伸ばして手をあわす
わたしの作品紹介
今月の行事予定
9月
8日 (月)
消防報告会(予定)
9月15日(月)
9:00~
9月20日(土)
第3回見島合同大運動会
9月27日 (土)
伝統文化子ども教室
*9月の放課後子ども教室
見島地区敬老会
10日・17日(15:00~18:00)
25日(14:00~17:00)
☆☆10月31日~11月2日まで
人
口
(7月末現在)
「公民館まつり」を開催いたします。
1,060
☆☆
男556
世帯数
521
女504
(営内
104)