越境EC利用時の支払い方法

9.1.5. 越境 EC の支払方法
越境 EC の支払方法については、一部項目にて各国間で傾向が異なる(図表 9.1-19)。
日本では、「インターネット上でのクレジットカード支払」59.5%が最も多く、以下「配
達受取時の代金引換支払(現金、クレジットカード、小切手など)」20.5%、「窓口・ATM
端末などでの振込(銀行、郵便局、コンビニなど)」15.1%の順となっている。
米国では、「インターネット上でのクレジットカード支払」40.1%が最も多く、以下「イ
ンターネット上でのデビットカード支払」38.2%、「インターネット上での第三者支払サー
ビスによる支払(Paypal、Alipay 等)」34.5%の順となっている。
中国では、
「インターネット上での第三者支払サービスによる支払(Paypal、Alipay 等)」
54.9%が最も多く、以下「インターネット上でのクレジットカード支払」39.0%、「インタ
ーネット上でのネットバンキング振込」25.9%の順となっている。
各国間で特に傾向が顕著に異なるのは、“クレジットカード”“第三者支払い”の 2 項目
である。クレジットカードは、日本では最も越境 EC における利用率が高いが、米国・中国
はともに日本より 20 ポイント以上下回る。第三者支払いについては、中国における利用率
が日本・米国と比較して突出して高い。中国の EC 利用者においては Alibaba の Alipay が
非常に普及しており、その影響が大きく出ているものと考える。
図表 9.1-19 越境 EC の支払方法(2013)
0%
20%
40%
60%
80%
20.5%
18.5%
13.7%
15.1%
12.2%
9.8%
代引
店舗からの振込
59.5%
40.1%
39.0%
クレジットカード
8.6%
デビットカード
38.2%
16.8%
7.6%
10.7%
16.4%
7.6%
13.9%
電子マネー
ネットバンキング振込
25.9%
12.4%
第三者支払サービス
(Paypal、Alipay等)
キャリア決済
その他
34.5%
54.9%
4.3%
2.8%
4.0%
1.1%
1.1%
0.0%
日本(N=185)
米国(N=466)
[回答条件]越境EC利用者
173
中国(N=707)
100%