(のの花) (2)

なの花学級
生活単元指導案
1
単元名
「葛西臨海公園に行こう」
2
単元について
本単元は,特別支援学校小学部学習指導要領 生活
目標
日常生活の基本的な習慣を身に付け,集団生活への参加に必要な態度や技能を養うと
ともに,自分と身近な社会や自然とのかかわりについて関心を深め,自立的な生活を
するための基礎的能力と態度を育てる。
内容
3段階
(4)身近な人と自分とのかかわりが分かり,簡単な応対などをする。
(5)進んで集団生活に参加し,簡単な役割を果たす。
(12)身近な公共施設や公共物などを利用し,その働きを知る。
を受けて設定した。
白井市の特別支援学級では生活科の目標を受け,児童生徒一人一人の基礎的な能力を伸ばす
ことをねらって,年間4回の合同学習会を行っている。そのうちの1回は校外学習である。マ
ンネリ化を防ぐために,「鉄道博物館」と「葛西臨海公園」の2カ所を目的地として,2年お
きに場所を変えて実施している。児童生徒にとっては大変楽しみな行事である。
この一大イベントを実施するに当たり,事前事後にわたり,児童生徒の教育的ニーズを生か
した学習を組むことで,楽しみながら自立のための基礎的能力を伸ばそうというのが本単元で
ある。
今年度は,2年ぶりに「葛西臨海公園」が目的地である。
作業的な「かごを作ろう」の学習でも,「かごを作って市のふるさとまつりで売り,収益金
で葛西臨海水族園のレストランでお昼を食べよう。」とこの校外学習を絡ませて学習意欲を高
めてきた。
また,6年生にとっては小学校最後の校外学習となる。そこで,これまで実施していない,
「通常学級との交流」を大きな柱に据えて学習を組むことにした。交流学級の友だちに葛西臨
海公園について知らせようというめあてを設定して,それに向かって準備をして校外学習に臨
む。その後資料を作成して,交流学級の友達に調べてきたことを発表するという学習の流れを
考えた。もちろん2年生3年生の交流学級でも,同じように発表をしていきたい。
本学級は知的特別支援学級で,2年生2名(男女各1名)3年生1名(女子)6年生2名(男
女各1名)の5名から成る。
どの児童も,おおむね落ち着いて学習や活動を行うことができる。
葛西臨海公園へは,3名の児童が行った経験をもつ。特に6年生の2名は,一昨年度の特別
支援学級の校外学習を体験しており,今回とほぼ同じような活動をしている。従って,その時
の写真などを活用して,低学年の児童に公園の様子や活動について説明することもできると思
われる。
通常学級との交流学習に関しては,6年生の2名は,4年生の時に交流学級の児童を招いて
音読の発表や宇宙船の生活について調べて発表をするという経験をしている。しかし2・3年
児達は,これまで交流学級の友達の前で何かを発表したり学級に招いてイベントを行ったりし
た経験がない。
そこで,本単元では,「葛西臨海公園」について学級の友達に教えてあげようというめあて
をもって学習を進めることで,校外学習への目的意識や意欲を高めたいと考えた。
また,交流活動を通して,特別支援学級と通常学級の児童達の相互理解が深まると共に,お
互いの良さを認め合うことができたらと願って本単元を設定した。
3
単元の目標
○めあてをもって校外学習に行くことができる。
○調べたことを元に,工夫して発表の資料を作ることができる。
-1-
○葛西臨海公園について分かったことを,交流学級の友達に発表することができる。
4
指導計画(15時間扱い)
段階
時配
は
1
じ
め
学習内容と目標
支援(○)と評価(●)
○校外学習の期日や目的地を知らせる。
○知っていることを発表し合ったり,写真
・校外学習の期日や目的地を知り,学習の
などを活用して概要を知らせ,興味や関
めあてをもつ。
心を高める。
○クラスの友だちに発表することを知らせ,
葛西臨海公園はこんな所だよ
めあてがもてるようにする。
~クラスの友だちに発表しよう~
●学習のめあてをもつことができたか。
学習のめあてをもち,計画を立てよう。
・単元の計画を立てる。
事前:葛西臨海公園について調べる。
当日:グループで見学や活動をする。
事後:友だちに発表する。
な 2
か
1
○単元全体の計画を立て,見通しがもてる
ようにする。
●単元全体の流れをつかむことができたか。
○写真やパンフレットを掲示したり,行っ
たことのある児童にどんな所かを発表さ
・葛西臨海公園でできることを知り,活動
せたりして,みんなで話し合って園内で
の計画を立てる。
の活動計画を決められるようにする。
・水族園の見学をする。
・レストランで昼食をとる。
・パークトレインで園内を回る。
・観覧車に乗り,周囲の様子を上から ●公園での活動計画が立てられたか。
見る。
葛西臨海公園での活動の計画を立てよう。
3
4
○写真やパンフレットなどから,公園で一
番楽しみなことをあげさせ,それを元に
・発表するテーマや方法,分担を決める。
各自のテーマにつなげる。
《テーマ》
○テーマは全体で3つ程度にし,2人組で
・水族園にいる魚やペンギンについて
一つのテーマを分担させる。
(1つは一人)
・葛西臨海公園にある物やできること
●発表するテーマを決めることができたか。
・葛西臨海公園の場所や周りの様子
など
○発表の方法を例示して,決める手がかり
《発表の方法》
になるようにする。
・模造紙に表して発表する。
○完成予想図を簡単に作り,具体的な形が
・紙芝居やカードで発表する。
イメージできるよう助言する。
・地図に表す。
○必要な資料の集め方を具体的に考えさせ
・パンフレット作り
など
る。
《資料の集め方》
○写真が必要な児童には,カメラの使い方
・写真に撮る。
を知らせ,撮る練習をさせる。
・パンフレットをもらう。
・地図で調べる。
など
●調べる方法を決めることができたか
5
○しおりを配布し,日程や持ち物の確認を
する。
・しおりの読み合わせをして,必要な準備 ○公共の場での見学の仕方や過ごし方につ
をする。
いて話し合い,実践の意欲をもたせる。
・期日及び日程
発表のテーマや方法を決めよう。
校外学習の準備をしよう。
-2-
・持ち物
・バスの座席や中での過ごし方
・グループ活動
・資料の集め方
・レストランでの注文の仕方 など
か
2
○バスや観覧車では,乗車前や降車後の安
全に気をつけさせる。
・校外学習に行く。
○グループのメンバーと一緒に約束を守っ
10 ・計画に従って活動する。
て見学できるように助言する。
・発表の資料を集める。
○必要な資料が集められるよう支援する。
・レストランでは,注文や支払いをする。 ●約束を守って楽しく活動したり,資料を
集めたりすることができたか。
な
11
か
12
(本時)
3
ま
と
め
5
6
~
な
○レストランでの注文や支払いの仕方につ
いて考えさせ,練習をする。
○バスの乗り方や降りた後の安全な行動に
ついて考えさせ,実践の意欲をもたせる。
●しおりに書かれた内容が分かり,必要な
ことが準備できたか。
葛西臨海公園に行こう。
○写真は事前に印刷しておき,活用できる
ようにする。
・なか1で計画した資料を作る。
○写真や絵,図などを先にレイアウトさせ
・始めに,写真や絵,図から配置する。
る。
発表の資料を作ろう。
・資料に文字を書いたり,色を塗ったり ○タイトル,説明,吹き出しなど,文字を
して完成させる。
書くための用紙を準備しておき,そこに
必要な事柄を書いて貼るようにさせる。
○見やすさや使いやすさを考えて用具を選
び,必要に応じて補助具を使うよう助言
する。
●工夫して,見やすい資料を作ることがで
きたか。
13 発表の練習をしよう。
○「大勢の友達に教える」ということを意
識させ,どのように話せばよいか考えさ
・発表の言葉を考えて,練習をする。
せる。
○学級内で発表し合う時間を設ける。
・学級内で発表を見合い,良い発表にする
ためにアドバイスをし合う。
●大勢を意識して,発表の練習をすること
ができたか。
14
○各交流学級に発表の時間をとってもらう。
(3学級)
○発表後に,感想を話してもらうよう,事
・交流学級である2年1組,3年1組,6
前に依頼しておく。
年2組に行き,発表する。
●練習の成果を生かして大勢の前で発表す
ることができたか。
15
○資料は廊下に掲示して,全校の児童に見
てもらえるようにする。
・準備から発表までを思い出し,自分の感 ○良かったことや次に生かしたいことなど
想を書く。
を書き,活動をふり返らせる。
・感想を発表し合い,お互いの良さを認め ●自分の思ったことを作文に書くことがで
合う。
きたか。
交流学級の友達に,葛西臨海公園につい
て発表しよう。
学習のまとめをしよう。
本時の指導
①本時の目標
○工夫しながら発表の資料を作ることができる。
-3-
○資料に必要な文字を見やすく書くことができる。
②本時の展開
時配
5
学習活動と内容
指導の手立てと支援内容
資料・教具
1 前時までの資料作りについて ○前時は写真や絵,図などを中心に資料を
確認し,本時のめあてをもつ。
作ったので,本時は,それに付け加える 各テーマごと
タイトルや説明,吹き出しなどの文字の の資料
部分を書くことを確認する。
かさいりんかいこうえん
し
葛西臨海公園について知らせるしりょうを作ろう。
も じ
し
パートⅡ:文字で知らせよう
☆おもしろいな
☆へー,なっとく!
・友達が「面白い」とか「へえ, ○友達が納得してくれるような説明やコメ
初めて知った。」と言ってくれ
ントを工夫するように呼びかけて意欲を
るように工夫する。
もたせる。
30 2
資料に必要な言葉を考えて用 ○用途別に用紙を準備しておき,児童が自 用紙カード
紙やペンを選び,文字を書く。
分の発表に適当と思うものを選べるよう
《用紙》・タイトル用
にする。
・コメント用
必要があれば,自分で用紙を作っても良
・説明用
いことを伝える。
・感想用
など
・必要に応じて,罫線やマスの補 ○見る人に分かりやすいような文字で書く
助具を活用して,見やすく書く。 ために,マスや罫線の補助具があること
を知らせる。
・資料に合ったペンの太さや色を ○文字の大きさによりペンの種類を選ぶよ
選んで書く。
う助言する。
○見やすさを考えて文字の色を選ぶように
助言する。
○ペンのキャップはきちんと閉めるよう声
を掛ける。
●資料に合った用紙やペンを選んで,文字を
見やすく書くことができたか。
書いて終わった用紙は資料上 ○のりの使い方を確認する。
の適切な場所に置き,確認して
・出し過ぎない
からのりで貼る。
・付いているか確認する
・紙の端まで丁寧に付ける。
マス補助具
罫線補助具
ペン(太,細)
クレヨン
色鉛筆
5
3
5
4 できた資料をみんなで見合い,○友達の頑張りや良いところに着目できる マグネット
感想を発表する。
よう助言する。
●工夫して資料を作ることができたか。
○次時は,発表の練習をすることを伝える。
-4-
のり
6
7
評価
○めあてをもって校外学習に行くことができたか。(行動観察,収集資料)
○調べたことを元に,工夫をして発表の資料を作ることができたか。(作製した資料)
○葛西臨海公園について分かったことを,交流学級の友達に発表することができたか。
(行動観察,級友からの評価)
板書計画
かさいりんかいこうえん
し
葛西臨海公園について知らせるしりょうを作ろう。
も じ
パートⅡ
:
さかなチーム
め あ て A てい ねい に書く 。
B コメントをくふうする。
し
文字で知らせよう
マップチーム
D わたしのおすすめを
工夫する。
-5-
はじめて知ったよ。
へぇ,
そうなんだ。
まわりのようすチーム
C 字をそろえてかく。
E ていねいに書く。