食品編 - ボッシュ パッケージング テクノロジー

packazine
2008 年 2 号
食品編
Elegance 中東のトップメーカーが Pack201 型を導入
2 | packazine Table of contents | Editorial
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はじめに
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読者の皆様へ
生産ラインに多機能性を求める傾向がますます強くなっています。製品のライフサイクルが短くなり、
新製品を遅滞なく市場に投入する必要性に対応することが求められる中、食品メーカー各社は標準化モ
ジュールと高度なフレキシビリティを備えた設備を求めています。
ニュース
現在の市場では、製品交換にすばやくフレキシブルに対応する必要性が高まって
最新情報
04
います。さらに、お客様の多くは、中核業務に集中する傾向を強めています。私達
スイーツのトレンド
に期待されるのは、プロセス技術と包装における専門能力です。したがって、当社の
「ワンストップショッピング」のコンセプトは、当社単独で信頼性のあるソリューショ
お客様紹介と市場傾向
Friedbert Klefenz
食品・製菓
ンを提供するものとして評価されています。
ロバート・ボッシュ GmbH
今日、ボッシュパッケージングテクノロジーは、総合的サプライヤーとして、当社
パッケージング・テクノロジー社長
06
Elegance
中東のトップメーカーが Pack201 型を導入
08
CFS
食肉産業で活躍するロボットローダー
11
Delacre
Demaurex 社製設備でアソートメント包装の効率化
中のお客様から信頼を獲得していることを証明するものです。2007 年、売上高は前年比 14% 増の 6
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Natrazahor
汎用包装機−バラエティ豊かな製品に対応
億 5 千万ユーロに達しました。アジア単独での売上は 1 億ユーロを超えています。将来的にもアジア、
が関わる産業分野において付加価値を提供しています。私達の商業的成功は、世界
ラテンアメリカおよび東欧諸国における投資意欲は高水準を維持し、特に自動化が進展するものと期待し
裏表紙
イベント
ています。
2008 〜 2009 年食品関連イベント
ボッシュパッケージングテクノロジーは、単体機および一貫システムのトップメーカーです。お客様の要
求に対して、常に高品質のソリューションとサービスでこたえて参りました。当社の革新技術は業界をリー
ドするものです。本誌には、最近のプロジェクトの成功例を多数掲載いたしました。
本誌をお楽しみいただければ幸いです。
Friedbert Klefenz
表紙
ボッシュ — 食品包装の心強いパートナー
www.boschpackaging.com [email protected]
4 | packazine News Facts & Trends
packazine | 5
スイーツのトレンド
包装・加工技術によって
菓子業界に新たなチャンスを提供します。
最近のトレンドとして、大量市場向け製品にプレ
器メーカーは、技術に裏付けられた豊富な経験と新
排除した設計によって、製品に与える衝撃を低減し
ミアム・ブランドを導入する傾向が強くなっていま
技術を提供することによって、生産プロセスにおい
ました。
す。高価でありながらも主要市場にとどまる商品へ
て重要な役割を果たすようになりました。菓子メー
の需要の高まり — これが“mass premiumiza-
カーは、このような情報をもとに展望を開き、生産
ボッシュパッケージングテクノロジーは菓子業界
tion”
(大衆的プレミアム化)と呼ばれる動きです。
ラインに価値を加える技術と、大量市場の需要に
での長年にわたる経験のもと、最先端のプロセス・
このトレンドは宝石、衣類、ワインや蒸留酒のみな
対応して効率性を向上させる生産現場の技術との
包装技術を提供することにより製品品質の保護と効
らず、キャンディやチョコレートなど幅広い消費財
間で、バランスを保つことが可能となっています。
率性の向上に貢献しています。例えば、デリケート
な製品のハンドリングにはロボット技術を採用。ロ
に表れています。
しかし、プレミアム化の影響は、包装のみにと
ボットにより、マニュアル包装のもつ丁寧さを維持
とはいえ、製品に高級感を持たせつつ、なお一
どまるものではありません。 例えば、製品にハン
しつつ、大量生産が可能となります。
般大衆にアピールする方法は?— 菓子製品に関し
ドリングの際の跡が残っていては消費者にとって
ては、答えは「包装」にあります。包装・プロセス
の品質が損なわれてしまいます。プレミアム商品
結論
機器メーカーは、菓子ブランドオーナーと協力して
では、デリケートな取り扱いが求められることが多
菓子業界は全体として大きな変化の時を迎えつ
新しいチャンスを見出そうとしています。
いのです。
つあります。ブランドオーナー達が変化に合わせて
戦略を転換しつつある今、設備メーカーも業界の
プレミアムスイーツのための
プレミアム包装
プレミアムの大衆化
ボッシュパッケージングテクノロジーの新しい両
製品は外観によってその価値を定め、非日用品
ひねり包装機 TwinHead BVH 1800TA 型は、 カーはトレンドの先を見つめ、自らの技術で市場の
的な位置付けを与えることが可能です。 そのため
プレミアム菓子に幅広く対応する新技術を採用して
変化に対応しようとしています。言い換えれば、新
ブランドオーナーは、品質の保持や保存期間の延
います。 当機はセンター入りの壊れやすいハード
たなトレンドは権威的なブランドからではなく、包
長といった包装の基本的な役割を満たしつつ、プレ
キャンディに最適な仕様。従来の両ひねり包装機に
装機械の技術者の中から生まれる可能性があると
ミアム製品としての位置付けを確立するため、菓子
比べてインターフェース数を減らし、大型ディスク
言えるでしょう。
包装に対してより多くの投資をする必要に迫られて
インフィードによって遠心力を最小限に抑えていま
います。その結果、私達のような包装・プロセス機
す。さらに、ブラシ、分配装置とディフレクターを
変化に対応する必要があります。 多くの設備メー
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Pack 201 型
中東のトップメーカーに納入
Tevopharm 社は、1959 年の設立以来約 50 年にわたり、包装機械、分配装置、
インフィードシステムを提供してきました。2003 年からボッシュパッケージ
ングテクノロジーの一員となり、大きなメリットが生まれました。グループ各
社との協力のもと、長年にわたる経験と幅広い包装設備に関する熟練技術の組
み合わせにより、優れたソリューションを提供しています。
2006 年に登場した Pack201 型は、ボッシュ
ル仕様が提供可能です。Pack201 型は多品種
主力製品として、トゥデイ、トゥーデイズ、エレガン
Pack201 型の動作
を簡単に選択することができるため、製品サイズに
パッケージングテクノロジーにおけるコラボレーショ
生産に適しているため、幅広いお客様のニーズにこ
ス、トンキーという 4 種があります。
製品は、折りたたみカートンの前に 2 枚重ね×3
応じてプッシャーピンを交換する必要がありません。
ンの成功例です。Pack201 型の開発には、
グルー
たえます。
ウェ ハ ー で 成 功 を 収 め た Elegance 社 は、
列で整列し、包装されます。まず、製品は手動で
生産開始後わずか 4 か月で、ラインは 24 時間、
プ内の協力関係により、世界中から設備に関するノ
高品質の菓子製品を提供している食品加工会社
2008 年にビスケットラインの稼働を開始。当ライ
振動インフィードシステムに供給され、その後シュー
週 7 日間稼働を実現。各 Pack201s 型で 200
ウハウと経験が結集しました。
Elegance Confectionary(エレガンス・コンフェ
ンでは、「エレガンス・スター」という中東初の特
トフィーダーに送られます。Pack201 型 2 台は
袋/分の包装を行っています。
「エレガンス・スター」
本機は部品点数を最小限に抑え、メンテナンス
クショナリー)社は、そのようなお客様のひとつで
殊な製品を生産しています。当製品は、チョコレー
シュートフィーダー各 4 列を備え、各フィーダーに
はすでにヨルダン、レバノン、チュニジア、アルジェ
が容易な構造となっています。 設計の中核的なコ
す。Elegance 社は 2005 年、シリアで高品質の
トとクリームを使用した丸形ビスケット。 生産ライ
振動インフィードシステム 2 基が接続しています。 リア、バーレーンへ輸出されています。
ンセプトは、経済的なインラインのクロスフィーダー
ウェハーの生産を開始。3 年足らずのうちに当地域
ンには、ヨーロッパの様々なメーカーから設備が導
製品はシュートから自動で本機のインフィードチェー
と自動化制御です。 冷凍・冷蔵食品など、高度な
トップの菓子メーカーとなり、中東およびヨーロッ
入され、包装には Pack201s 型 2 台が使用さ
ンに搬送されます。ここでは独自に開発した手動ス
衛生水準が求められる用途には、ステンレススチー
パの顧客に多種多様なウェハーを提供しています。
れています。
イッチ操作によって、プッシャーピンのピッチの長短
1 Elegance 社(シリア)の工場内
2 自動供給システム
3 ラップ機 Pack201 型
4 製品のラッピング
5 完成した製品
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4
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単身世帯や 2 人世帯の増加により、生鮮・冷凍
かつ迅速に成形/熱成形済みトレーに挿入する技
トレーのシーリング・熱成形仕様
食品では少量包装や 1 回使い切り包装にシフトする
術です。
CFS ロボットローダーの配置
トレーシーリング仕様では、CFS ロボットロー
傾向がみられます。 西欧諸国および米国では、こ
のような利便性の高い食品の製造において、人件
当システムの中核をなす Sigpack Systems 社
ダー とともに CFS TwinStar® を配置。1 ライ
費のほかに標準化、製品のロス、生産上のフレキ
のデルタロボット技術は、冷凍食品や冷蔵食品、焼
ン当たりデルタロボットを最大 8 基設置し、包装機
シビリティが戦略決定上の重要な要素となっていま
成製品、チョコレートやビスケット、さらには医薬品
と完全に同期化することにより、最高のシステム効
す。また、消費者をリステリア菌などの危険から保
や化粧品などの非食品部門でのトップローディング
率性と信頼性を実現します。
護することが最優先事項であるため、欧州諸国で
にも幅広く採用されています。
生鮮食品や冷凍食品を深絞りトレーに包装する
場合は、CFS ロボットローダー を熱成形機 CFS
標準化されつつある HACCP 衛生基準の適用は、
特殊な課題
Powerpak NT+RT 型と組み合わせます。 熱成形機
冷凍食品の製造工程では、低温や湿度といった
の挿入エリアへほぼ集中させることによって、シス
ローディングの自動化
環境上の問題に加え、厳格な衛生基準に対応する
テム全体のアクセス性と清掃性を高めました。
CFS 社と Sigpack Systems(シグパックシス
ため、特別な課題が発生します。 そのため、当シ
テムズ)社の専門技術者は、食肉産業におけるトレー
ステムでは機械の電子部品を特殊な方法で保護し、
デルタロボットの真空グリッパーは、ソーセージ、
への製品挿入には、従来とは異なる方法を開発す
さらに CFS ロボットローダー のロボット部分およ
冷凍バーガー、食肉、ルラードから鶏ドラム肉や手
る必要があることを認識していました。 その結果、
びフレーム部分をステンレススチール製とし、清掃
羽肉まで、多種多様な製品のハンドリングに対応し
この分野の包装を一変させる新技術として、CFS
が随時容易に行える仕様としました。また、傾斜を
ます。 清掃が容易で、メンテナンス労力が低減さ
ロボットローダー が生まれました。これは生肉、鶏
つけたオープンな構造で洗浄液の排出を促し、清
れます。また、不規則な形状の製品にも容易に対
肉、食肉製品、チーズ、コールドカット(ハムなど
掃性を高めました。
応できます。さらに、軽量であるため、高速稼働
意志決定において重要な役割を果たしています。
食肉産業で活躍する
ロボットローダー
が可能です。
の調理・スライス済み肉製品)などを清浄、確実
食肉産業においても以前から自動プロセス・包装機が導入されてきましたが、ほとんど手動で行わ
れてきた工程があります。 それは、製品をパッケージに挿入する工程です。 高度な衛生水準が求
められること、そして製品の形状が不規則であることから、トレーへの挿入工程の自動化は困難
な課題でした。しかし、ボッシュパッケージングテクノロジーグループの Sigpack Systems 社は、
CFS 社と協力してこの課題に取組み、CFS ロボットローダー を開発しました。
1 連続モーションのインライン生産。 能力は最
大 800 個/分。
2 Sigpack Systems 社が新たに開発したデル
タロボット。 高度な衛生基準に対応していま
す。清掃が容易で安全監視が可能。
1
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Demaurex 社製設備の導入により
アソートメント包装を効率化
長い伝統を誇るチョコレートメーカー、Delacre 社。
ボッシュパッケージングテクノロジーグループの Demaurex 社から
フレキシブルなアソートメント用高速設備を導入しました。
成形した衣付きカツレツ
を深絞りトレーに挿入
同社からの設備購入はこの 2 年間で 2 度目。
厚い信頼を証明しています。
お客様とのパートナーシップ
CFS 社( 所 在 地:オ ラ ン ダ、 バ ケ ル ) は 成
総合ビスケットメーカー Delacre(デラクレ)社
プロジェクトの要求事項
& プレースにより挿入することが可能です。当プロ
CFS ロボットローダー を生み出した背景には、
果 志 向 主 義を掲げる食 品 産 業 用 設 備メーカー。
は、130 年にわたってチョコレートを製造。ビスケッ
Delacre 社の要望とアソートメント製品に必要な
ジェクトでは、計 8 台のロボットが取り付けられ、
CFS 社のライフサイクル・パフォーマンスという理
Sigpack Systems 社は昨年、CFS 社との緊密
トとチョコレートに特化した 2 工場(ベルギーのラ
条件を満たすため、Demaurex 社は 15 種類のブ
1 列のインフィードコンベアから製品をピックアップ
念があります。「ライフサイクル・パフォーマンスは、
な関係のもと、プロセス・包装一貫ラインのワンス
ンベルモンとフランスのニエップ)があります。ニ
リスターパック寸法に対応し、各ロボットで 99.5%
します。 製品は、Delacre 社スタッフにより手動
当社の原動力であり、お客様に最高のソリューショ
トップ・ショッピングソリューションとともに販売前
エップ工場だけで年間 3000 万パック、80 種以
以上の効率を実現するという困難な課題に取り組み
でインフィードコンベア上にのせられます。その際、
ンを提供するものです。また、お客様とのパートナー
後のサービスを提供しました。
上の製品を生産しており、その大半はアソートメン
ました。さらに、高速を維持しつつ、ブリスターパッ
トレーからスライドさせるか、コンテナから直接投
シップは、当社の哲学の基本をなしています。」と、
トとして販売されています。
クに 20 種類の製品を挿入する必要がありました。
入することができます。コンベア上では、製品が重
CFS 社の生産部長 Joachim Hajek 氏。
Demaurex(デモレ)社はロボットおよび食品包
ビスケットには繊細なチョコレートコーティングがほ
なっていない限り、製品を整列させる必要はありま
装分野で 25 年以上の経験を有しています。当社は
どこされており、加えて形状が複雑であるため、こ
せん。
デルタロボット技術を駆使し、ASTOR アソートメン
れは極めて難しい問題でした。
トプレーサーを開発。投資に対して迅速なリターン
1 正確で丁寧な
ASTOR アソートメントプレーサーは画像認識シ
が得られる包装ソリューションの提供に成功していま
動作原理
ステムを搭載。 製品の違いを認識し、正しいもの
す。現在、世界中で 1000 台を超える Demaurex
ASTOR アソートメントプレーサーは、8 種類の
をピックアップすることが可能です。 当システムで
社製デルタロボットが使用されています。
異なるビスケットを 1 つのブリスターパックにピック
は、裏返しになっているものや破損したものも認識
ローディング。
幅広い製品を
魅力的に演出
します。
2 CFS ロボット
ロ ーダー によ
るトレ ー ロ ー
ディン グ。 独
自の衛生設計
がなされて い
ます。
1 ASTOR ラインの全体レイアウト
2 ASTOR のセル内に様々なビスケットが
搬送されます。
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2
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1 ASTOR ラインの全
体レイアウト
2 特殊なダブルグリッ
パー
3 BAGE 振動式アンス
クランブラーを通過
するチョコレートビス
ケット
4 アンスクランブラー
からロボットセル へ
の チョコレートビス
ケットの流れ
することもできます。 破損した製品をピックアップ
り、ブリスターパック内の正確な位置に製品が挿入
効率
しないことにより、全体的な包装品質が向上します。
されます。2 種類のサイズが異なるブリスターパッ
当プロジェクトでは、8 台の各ロボットで各 1 種
システムから取り込まれた画像はリアルタイムで加
クを同時に搬送し、製品の挿入を行うことも可能で
類の製品をピックアップすることにより、シングルグ
工され、各ロボットは生産を止めることなく正確に
す。その他、インフィードベルト末端にプルノーズ
リッパー仕様では 130 個/分、特殊設計のダブル
製品をピックアップします。画像認識システムでは、
式調整システムを搭載したため、製品を連続的に
グリッパー仕様では 150 個/分のスピードに達し
各ロボットに対して、ブリスターポケットの最後の製
ピック & プレースし、同時に 2 ラインのブリスター
ます。
品をどのように挿入するか(「常に表が上」等)を
に挿入することができます。
Demaurex 社の ASTOR アソートメントプレー
指示することも可能です。
サーは、マニュアル包装を行っているメーカーに対
ブリスターパックは、トレー段バラシ装置により
ツール
し、包装工程を大きく改善するチャンスを提供しま
2 レーンのコンベアへ供給されます。当プロジェク
このプロジェクトは、多種多様な製品を扱う特殊
す。高度なフレキシブルソリューションで生産能力
トではガイドを使用せず、画像認識システムを追加
なものでした。したがって、ピック & プレースの工
を向上させ、同時に食品産業における衛生基準を
することによって、製品交換の迅速化をはかりまし
程でツール交換を行うことなく最大限の効率を実現
満たすことが可能となります。
た。各ブリスターの位置情報を画像認識システムか
するため、特別に設計されたグリッパーを使用して
ら各ロボットの動作コントローラに伝達することによ
います。
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汎用包装機
バラエティ豊かな
製品に対応
1 Onate バスク市 の Natrazahor 社。
新規包装ラインの納入先。
2 一次包装 — 高速で高効率。
3 クロスシーリング装置により、常に各
シール部の品質を保証します。
Natra SA 社(本社:スペイン)は
ココア・チョコレート製品を製造・販売する国際的なトップメーカー。
ボッシュパッケージングテクノロジーの
Sigpack Systems 社製新規包装ラインを導入しました。
Natra 社の製品は、自社ブラント製品とノベルティ製品を中心に、
欧州の小売業者上位 30 社のうち 24 社へ販売されています。
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Natrazahor 社技術部長 Jesús Corbarria 氏に聞きました。
Q:このラインに対するもっとも重要な要求事
項は何でしたか。
るためだけに、簡単に良い返事をするよう
なことはない会社です。
A:システムの効率性と包装スタイルに対する
フレキシビリティを保証してくれる新しい機
械を探していました。
Q:貴 社 の 協 力 会 社 に 対 し て、 Sigpack
Systems 社のどの点を推薦しますか。
A :Sigpack Systems 社は常に良質なサポー
Q:Sigpack Systems 社との 仕 事 で 最 も
良かった点は?
A:問題が発生しても必ず仕事をやり遂げてく
れると確信できたことです。 客の機嫌を取
Natra(ナトラ)社は 2004 年、Zahor(ザッ
Natrazahor 社向け新規ラインが据付されました。
す。常に最高レベルのサポートをいただいているた
ハ)社を買収しました。Zahor 社は 1946 年以来
ヨーロッバ全域の 6 工場を統括する技術部長
め、当社の新しい包装スタイルを最適な方法で実
オニャーテのバスク市に本拠を置くチョコレートメー
Jesús Cortabarria 氏 は、Sigpack Systems
現することができます。」
カーです。買収後、Natra 社は年間生産能力の倍
社の設備を選択した理由と彼自身の経験を次のよう
増をはかる意向を表明してきました。そのために同
に話します。「Sigpack Systems 社は、 過去に
ラインでは、成形後の製品は冷却トンネルを通
社が必要とした設備は、極めて汎用性が高く、機
同様のプロジェクトを多数成功させたことでよく知
過した後、直接格納ユニット DAA 型へ搬送され
械停止時間と部品交換の必要性を最小限にとどめ
られています。当社のプロジェクトも成功させてく
ます。チョコレートバーは、ここで約 20 分間待機
つつ無限の製品コンビネーションに対応し、生産能
れました。 作業者と技術者のチームは素晴らしく、 させることができます。 そのため、DAA 型は生
力を向上させる高速システムでした。
プロジェクト全体を通して、豊富な情報にもとづく
産量の変動の影響に対するバッファの役割を果たし
“Linea Hurry Up”と銘 打ったこの 新 規 プ ロ
アドバイスが得られました。Sigpack Systems
ています。
ジェクトでは、買収後まもなくオニャーテ工場に
社の作業者はいつでも私のアドバイザーとなりま
2 最終包装前/出荷前のマルチパック
した。
Jesús Cortabarria 氏は、「当社では、短期間
機、続いてマルチパック機 HBM 型へと搬送され
装を行っています。 連続運転用に設計され、多様
で新製品や新しい包装形態を投入することによっ
ます。 お客様との緊密な共同作業によって、この
な製品形態に対しても対応が容易であり、かつ既
て、市場の変化にすばやく対応できるようになりま
工程では生産能力 860 袋/分を実現しています。
存ラインとの接続にも成功しています。
した。」と述べています。
契約上は、ヒートシール技術を使用した場合の能力
として 600 袋/分で合意しており、実際の能力は
Natrazahor 社の例では、20g チョコレートバー
これを大きく上回るものです。当ラインの速度は包
のシングルまたは 2 フィンガータイプが 5 袋ある
材に換算して 95m /分。おそらくピロー包装設備
いは 8 袋入りのマルチパック、または 30g チョコ
としては世界最速でしょう。
レートバーの 2 フィンガータイプが 3 袋、4 袋、
5 袋、6 袋、8 袋、10 袋入りマルチパックの生産
当ラインはダブルバー(フローラップ 1 袋に
バーが 2 本)仕様で、 包装能力は 930 本/分
(465 袋 / 分 ) で す。 包 材 130m / 分 の 速 度
は、Sigpack Systems 社が製造したコンベアの
中でも最速クラスです。この新規機械の導入は、
生産効率の向上を実現しています。
2
フェッショナルな助言をもらうこともできま
さらに、当ラインでは常に完全で標準化された包
した。投資額はほぼ倍増しましたが、それを上回る
1
てくれました。また、将来に向けてのプロ
製品は DAA 型ユニットから HSM ピローパック
Natrazahor 社に飛躍的な技術的進歩をもたらしま
1 1 人のオペレーターがライン全体をコントロール
トを提供し、プロジェクトをうまく進行させ
に当設備を使用しています。
2008 〜 2009 年 食品関連イベント
日程
イベント名
開催地
分野
2008年 11月9〜13日
PackExpo International(PMMI)
米国 シカゴ
一般
11月17〜21日
Emballage
フランス パリ
一般
2009年 1月19〜21日
NW Food Processors
米国 ポートランド
食品
1月27〜30日
Upakovka
ロシア モスクワ
一般
1月28〜30日
IPE (Poultry)
米国 アトランタ
食品
2月1〜4日
ProSweets
ドイツ ケルン
菓子
2月23〜26日
Gulf Food
UAE ドバイ
食品
3月10〜12日
CIFA
フランス レンヌ
一般
3月10〜13日
Anuga Food Tech
ドイツ ケルン
食品
3月24〜28日
Ipack IMA
イタリア ミラノ
一般
4月1〜2日
Empack (easyFairs)
オランダ スヘルトヘンボス
一般
4月22〜24日
United Fresh Tech
米国 ラスベガス
食品
4月27〜29日
PMCA
米国 ハーシー
食品
5月11〜15日
Hispack
スペイン バルセロナ
一般