❷一面続き 医療法人沖縄徳洲会は5月 日、武蔵野徳洲会病院(東京都)の竣工祝賀会を開 催した。地域の医療・行政関係者や、徳洲会グループ関係者など648人が出席し、 徳洲会グループで都内2番目となる病院の竣工を盛大に祝った。同日開催した内 覧会には地域住民の方々など7700人が参加。案内する職員に積極的に質問を 投げかける姿があちらこちらで見られるなど、期待や関心の大きさがうかがわれ に対し謝意を述べたうえ 事竣工したことを祝う 神 席の下、病院の建物が 無 会グループ関係者らの 列 らぬ思い”があることを 生 し た 背 景 に は、“ 変 わ ぐ都内2番目の病院が誕 て東京西徳洲会病院に次 で、徳洲会グループとし 建設、設計、銀行、自 事をおごそかに行った 。 強調。 鈴木院長「地域とともに歩む」 治会の各関係者や、徳洲 その後、外来の待ち合 い 年になりますが、思い 「徳洲会グループは創設 蔵野 病 長、 武 縄徳洲会の鈴木隆夫理 事 冒頭、建築主として 沖 くすという目標、生命だ いつでも最善の医療を尽 決して断らない医療や、 せん。根底にあるのは、 はひとつも変わっていま 年先を見据えたご 思います。これからも 年、 支援をお願いします」と 呼びかけた。 続いて鈴木院長は、「院 長」と大書したタスキを 鈴木院長は、まず鈴木理 的な姿勢で挨拶に臨んだ。 肩からかけて登壇、意欲 事長と同様に、地域住民 け女性の医師が対応する 運営で重視する3つのキ さらに鈴木院長は病院 たいと考えています。こ など配慮し、地域からの ー ワ ー ド を 列 挙。 ① 心・ の方々とともに歩んでい 期待が大きいという救急 技・ 体、 ② N E P、 ③ の3つを職員にお願いし 医療や小児科の診療に関 く意向を表明。また女性 しては「医師のなかでも ています」 。 鈴木理事長はこうした ベテラン中のベテランを の患者さんにはできるだ 社会の変化をしっかりと 配しました。地域の皆様 丸山市長は初めに、市 員が祝辞を述べた。 従事者が健康管理に気を の人口が現在約 万90 療を提供するには、医療 配ることが大切と考える 慮していきます。武蔵野 福祉ニーズの増加にも配 必ず起こってくる介護、 拶をきちんとすること。 を 紹 介 し た。 「 ま ず、 挨 て掲げた3つの重点項目 その上で、開院に向け がなければ続けていくこ それはしっかりした体力 が要求されます。また、 りず、きちんとした技術 ますが、それだけでは足 長と大成建設の村田誉之 役常務執行役員東京本社 山下設計の藤田衛・取締 IHI(旧・石川島播磨 東京ドーム2個分という ことを紹介。また同院が、 年後、 年 スピードで高齢化が進ん これがあって初めて病院 指導、注文、批判です。 のは地元の方々の厳しい 最後に「病院を育てる す。このため、きちんと す。病院は神聖な職場で 装をきちんとすることで ん。そして3つ目は、服 悪口があってはできませ す。最適なチーム医療は ことを目指す。こうした 重視し、互いに教え合う 地域との双方向の教育を ークを築き、患者さんや る言葉。地域とネットワ リシティの頭文字からな エデュケーション、パブ ョンのなかから生まれて きたものを蓄積、整理し て、同院から情報発信し ていきたい考えだ。 最後のキーワードは健 か 康維持の秘訣で、よく噛 んで食べ、よく動き、き ちんと睡眠を取るという 意味。患者さんに良い医 で あ る こ と に 触 れ、「 こ の丸山浩一市長、同市を 来賓挨拶では西東京市 リアの街づくりが完成し 院が竣工を迎え、このエ 業施設ができ、今回、病 れまでにマンションと商 含む選挙区選出の松本洋 年6月成立)に言及、 (2面に続く) なります」と指摘。 医療の連携がより必要に ためには、保健、福祉、 たいという願いに応える 最期まで、ここで生活し 「地域の高齢者の方々が ( 医療介護総合確保推進法 ステムの構築を促進する 続けて地域包括ケアシ ました」と報告した。 山田忠昭議員と石毛茂議 平代議士、東京都議会の 救急医療に力を尽くす 活用した複合開発の一環 このあと鈴木理事長が、 市内6番目の病院になる 00人で、武蔵野病院は という願いです。こうし 病院にはこうした徳洲会 2つ目は、人の悪口を言 ためだ。 た理念が徳洲会をここま グループ全体の意思が盛 で牽引してきました」 重工業)田無工場跡地を また鈴木理事長は「日 後には、さらに多くの方 は一人前になります。生 した服装で来ていただき NEPはネットワーク、 の贈呈を行った。 々が医療、介護、福祉を まれてすぐに一人前だっ とチームワークが崩れま 必要とされます」と高齢 た病院はありません」と 本社会は予断を許さない 化の進展に言及。同院が でいます。 建つ西東京市の高齢化率 言葉を継いで「徳洲会 医療機関や医師会、行政、 住民の方々の声で、もっ と良い医療、もっと優し い医療、もっと親切な医 双方向のコミュニケーシ 病院を育てるのは地域社 は 月1日時点)で、全国 ・1%( 年 いずれにしろ避けて通れ 月1日時点)を下回るが、 の力だけでなく、地域の 平均の 会である点を力説。 ・8%(2014年 ピールした。 とはできません」と説明。 社長に、感謝状と記念品 ては「医療従事者は患者 まず心・技・体につい ――の3つだ。 coming,doing,swiming プ 受け止め、対応していく ッ 強 い 意 思 を 表 明。 「徳洲 の信頼に応えていきた ネ 会グループは医療だけで い」と意気込みを語った。 さんに真心をもって接し 開院日にテープカット わないこと。悪口がある ない課題だ。 なく、今後、地域社会に サックス演奏が会場を盛り上げた り込まれています」とア 祝賀・内覧会に7700人 都内2番目の病院完成 岸和田徳洲会病院での“成長体験”を基に けは平等であってほしい 20 「竣工を心待ちにしてい ました」と山田都議 石毛都議は「地域医療 の充実につながることを 確信しています」 「地 域住民にとって大 変喜ばしいこと」と松 本代議士 療を当院が提供できるよ 14 H E A D L I N E 院の 鈴 武蔵野病院への期待を 表明する丸山市長 20 13 複数のキーワードを挙 げ病院の運営方針を語 る鈴木院長 た。同院は6月1日に診療を開始した。 ❹初期研修医合同オリエンテーション・心構えなど研修の土台 学ぶ・徳洲会グループに入職 111人 25 会を催した。 発行:一般社団法人徳洲会 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-1-1 麹町311ビル8階 TEL:03-3262-3133 制作:一般社団法人徳洲会 編集室 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-1-1 麹町311ビル8階 TEL:03-6272-3687 FAX:03-3263-8125 Email:[email protected] う育てていただければと 無事の竣工を祝して神事を行った 直 言 木洋 通 院長 が 挨拶 。 鈴木 理 事長 は 列席 者 武蔵野徳洲会病院は開院を迎えた6月1日、正面玄関前で鈴木洋通院長、 阪本敏久副院長、久々湊智予・看護部長、新井秀樹事務長がテープカッ トを行った。鈴木院長は「待ちに待った開院の時が来ました。 『生命だけは 平等だ』の理念の下、地域の皆様の安心・安全をお守りします。どうか、 ご支援のほどをよろしくお願いいたします」と挨拶。 診療受け付けがスタートする前に、来院した患者さんは約10人。80歳代 の女性患者さんは脳梗塞を患ったことがある。 「これまで主人が車で病院ま で送ってくれましたが、歩いて10分の距離なので、今日はひとりで来ました。 近くに病院ができて心強いです」 と笑みをこぼした。 同じく市内から来院した70歳代 の男性患者さんも脳梗塞の経験 者。 「先日の内覧会に来て、院長 が優しそうだったので、こちらで お世話になることに決めました」 テープカットをする(左から)久々湊・看護部長、 と話していた。 鈴木院長、阪本副院長、新井事務長 19 ❸ソフィア徳田病院・年末にJCI取得へ・ドレンスキー院長が 近況報告/医療ツーリズム加速・中国企業がプレゼン行う/ 新院長紹介/コスト管理徹底へ・医療の質向上も積極推進 22 10 24 10 6月1日に診療を開始した武蔵野病院 質の高い急性期の総合病院が目標 職員が誇りもち働きやすい環境へ 「地元の方々の厳しい 指 導が 病院を育てま す」と鈴木理事長 10 月曜日 6 月8 日 983 8/JUN.2015 No. 42 10 武 蔵 野 徳洲会病院 スペースを利用して祝 賀 600 人超が祝賀会に出席し竣工を祝 した 生 命だけは平等だ い の ち 聞 新 洲 徳 ❶ 平成 27 年 6 月 8 日 月曜日│No.983
© Copyright 2024 ExpyDoc