News Release 株式会社インターネットインフィニティー 〒104-0045 東京都中央区築地 5-6-10 浜離宮パークサイドプレイス 15F http://iif.jp 2015 年 11 月 26 日 過半数が政府方針に「賛成」、ただし「介護従事者の処遇改善が不可欠」 一億総活躍に向けた「介護離職ゼロ」に対するケアマネジャーの意識調査 先般、安倍総理は、「一億総活躍社会」に向けて、「介護離職ゼロ」の方針を打ち出しました。 介護関連メディア事業を手掛ける株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都中央区、代表取締役社長: 別宮 圭一)は、運営するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」の会員ケアマネジャーを対象に、政府方針に対する 考えと、現場の実態についてアンケート調査を行いました。 調査は 2015 年 11 月 11 日~11 月 18 日に行い、661 名から有効回答を得ました。 回答したケアマネジャーの所属先として最も多かったのは「居宅介護支援事業所」(75.3%)で、現在担当している介 護保険利用者(以降、「利用者」)の数は、平均 26.2 名でした。 ■調査結果ポイント■ ○ 仕事を続けている主介護者は 3 割 ○ 「仕事と介護の両立」に関する悩み、「疲労」だけでなく「親孝行」も ○ 安倍総理の方針に、55%が「賛成」 ○ 「介護離職ゼロ」達成には、「介護従事者の処遇改善」が不可欠 ○ 介護家族への支援は、「話を聞いてストレス軽減」「ケアプランの工夫」「民間サービス利用」 【調査概要】 期 間:2015 年 11 月 11 日~11 月 18 日 方 法:インターネット調査 対 象:「ケアマネジメント・オンライン」の会員ケアマネジャー 回答数:661 名 ■調査結果詳細■ ○仕事を続けている主介護者は 3 割 介護の中心的役割を担い、かつ仕事を続けている方が、現在担当している利用者の家族に「いる」と答えたケアマネジャー は、561 名(84.9%)でした。またその数は、ケアマネジャー1 人当たり平均 8.4 名でした。 ケアマネジャーの担当利用者数が平均 26.2 名であることから、約 3 割の利用者の家族が、主介護者でありながら仕事と 両立させていることがわかりました。 ○「仕事と介護の両立」に関する悩み、「疲労」だけでなく「親孝行」も 82.1%のケアマネジャーは、これまで担当した利用者の家族で、「仕事と介護の両立」に悩んでいる人が「いた」と回答しま した。悩みとして最も多かったのは「心身が休まるときがなく、疲労がたまっている」(78.1%)でした。 一方で、その次に多かったのが「仕事は続けたいが、介護に専念することが親孝行なのではないかと悩んでいる」(38.3%) でした。 介護離職者が増え続けている最大の理由が、「仕事と介護の両立」の難しさであることは確かですが、一方で「親孝行」の ために離職する家族がいることも示唆されました。 ○安倍総理の方針に、55%が「賛成」 安倍総理が打ち出した「介護離職者ゼロにするための、介護人材の育成と介護施設の整備」について、ケアマネジャーと してどのように受け止めたかたずねたところ、過半数が賛成の意向であることがわかりました。 一方、反対の意思を示した人は、「介護人材の離職を防ぐほうが先」「家族も本人も、必ずしも施設を望んでいるわけで はない」などを反対の理由にあげました。 ○「介護離職ゼロ」達成には、「介護従事者の処遇改善」が不可欠 政府のめざす「介護離職ゼロ」に、どうすれば近づくことができると思うかたずねたところ、最も多かったのは「介護従事者の 処遇を改善し、働きがいを高める」(75.0%)で、次が「介護従事者の数を増やし、安定的に介護サービスを提供する」 (57.0%)でした。 施設整備よりも、まずは「介護従事者の処遇改善」、さらにそれを踏まえた「介護従事者の確保」が重要だと考えているこ とがわかります。 ○介護家族への支援は、「話を聞いてストレス軽減」「ケアプランの工夫」「民間サービス利用」 ケアマネジャーとして、家族の介護離職を避けるために工夫した(したい)ことは、「仕事と介護の両立により抱えているス トレスを、話を聞くことで軽減させる」(73.5%)が最も多く、次いで「介護保険内でケアプランを工夫する」(43.9%)、 「介護保険外の民間サービスの利用を勧める」(43.6%)と続きました。 1 人で抱え込みやすい介護の悩みやストレスを、ケアマネジャーが受け止めることで、仕事との両立を図る介護家族が多い ことがうかがわれます。 詳しい調査結果は、「ケアマネジメント・オンライン」に掲載しております。 (URL:http://www.caremanagement.jp/ ※特集-介護アンケートのページを参照) <株式会社インターネットインフィニティーについて> 当社は、「日本の介護を幸せなものにする」という経営理念を掲げ、インターネットと介護を融合することにより、次代の介護の在 り方や新たな価値を創造し、今日よりも価値ある介護を明日の日本へ提案し続けています。2001 年設立。 http://iif.jp ■■■ニュースリリース及びサービスに関するお問合せ先■■■ 株式会社インターネットインフィニティー i-CARE 事業部(担当:小椋) TEL:03-5148-2391/FAX:03-5148-2397 Mail : [email protected]
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