特集 頑張っています! わがまちの農業 小栗徳百さん 瑞浪市日吉町で40年以上続く牧場を経営してみえる小栗さん は、 自然に囲まれた環境の中、45頭の乳牛と30頭の肉牛を飼育 し、質の高い牛乳や牛肉を安定して生産されています。農業祭で は子ども向けに搾乳体験にも協力し、東濃の酪農のPRに尽力さ れています。また、牛を育てる過程で出てくる牛糞の活用にも力 を入れられ、牛糞を発酵させた堆肥はいい土をつくるのに最適と、 農家さんたちからも好評です。この牛糞堆肥は牧場で直売されて いますので、興味のある方はぜひ訪ねてみてください。 堆肥は直売もして います。 ▲ 酪農 瑞浪市日吉町 (乳・肉複合) ●問い合わせ:瑞浪市日吉町8214-1 ☎0572-69-2301 米・野菜など (機械化営農) 瑞浪市日吉町 夏秋トマト 土岐市曽木町 日吉機械化営農組合 土岐直哉さん 昭和53年設立の歴史の古い組合で、現在は総勢9人で米、大 豆、大和芋、 ブロッコリーなど、消費者のニーズに応じてさまざま な農作物を手掛けています。特に米には力を入れられ、標高や土 質など田んぼの環境に合わせてミルキークイーンやコシヒカリ、 あさひの夢など7品種を生産。いろんな味を楽しんでもらおうと、 7種を小分けしてパッケージした「がんばろ米 一週間食べ比べ セット」を今年度から発売し、人気を呼んでいます。 農産物のパッケージにも工夫をこらしています。▲ ●販売所:きなぁた瑞浪 ・とれたて新鮮! 駅北ファーム ● 3 多治見市笠原町出身の土岐さんは、3年前から土岐市曽木町 でトマト栽培を始めました。標高460mの高所に位置する曽木町 は夏秋トマト栽培の好適地で、7月から11月にかけて収穫します。 土岐さんは、 「根を丈夫にすること」を一番に考えて土づくりにこ だわり、 トマト本来の力を引き出せるように工夫されています。ま た、農薬を減らすことにも気を配り、今以上においしいトマトを作 りたいと頑張ってみえます。 ▲夏秋トマトの収穫は終了、来年に向けて土づくりが始まります。 ●販売所:きなぁた瑞浪 ・とれたて新鮮! 駅北ファーム Special TPP(環太平洋連携協定)や農業改革への対応が求められる中で 日本の農業を取り巻く環境は、大きく変わろうとしています。 そんな中、私たちの地域で、地元の農業の未来を見据え 魅力的な農産物を生産し続けている農家の方たちが たくさんいらっしゃいます。 今回は、そんな生産者の方たちを取材し、いろいろと お話をうかがいました。 米 (機械化営農) 瑞浪市土岐町 土岐町東部営農組合 ▲土岐町東部営農組合は設立されたばかり、今後の活躍が期待されます。 冬春トマト 多治見市大藪町 岩原貴之さん ▲冬春トマトは6月あたりまで地元のスーパーや直売所に並びます。 古くからおいしいお米の産地として知られる瑞浪市土岐町の 農家の皆さんが、耕作放棄地の拡大や農業の担い手の高齢化に 対応しようと、平成26年4月に設立したばかりの組合です。今は、 来年度から生産に入るべく準備に取り組んでみえます。東濃産の お米といえばコシヒカリが有名で、 この地域も産地の一角。 「将来 は自分たちが 作った米がブラ ンド化できるよう 頑張りたいです ね」 とメンバーの 皆さんは抱負を 語られました。 多治見市大藪町のハウスで11月から6月にかけて出荷される 冬春トマトを栽培する岩原さん。岐阜県農業技術センターが開発 した「独立ポット耕」 という最新システムを導入した県内でも数少 ない農家の一人で、 これまでトマトのオフシーズンとされていた 季節にも、おいしいトマトを出荷しています。手掛ける品種は自分 がもっとも好きなトマトという 「りんか409」。自信のあるこの味 をさらにおいしくすべく、 日々研究を重ねてみえます。 ▲土岐町東部営農組合の皆さん ●販売所:きなぁた瑞浪 ・とれたて新鮮! 駅北ファーム 水菜 ●販売所:きなぁた瑞浪へ出荷予定 瑞浪市稲津町 (水耕栽培) 正村由美 さん 瑞浪市稲津町の農場で「アグリ・ビレッジまさむら」 を運営する正村さんは、 こ の地域で唯一の「サラダ水菜」の生産者です。雑菌をシャットアウトしたハウス で水耕栽培された水菜は、 シャキシャキした歯ごたえで、 葉はやわらかくほのか な甘味が特徴です。有機肥料を使い野菜を根本から元気にしているので、 その おいしさが存分に引き出されているのもうなずけます。水菜のほかには自然薯 も作っておられ、 こちらは贈答品としても評判です。 ▲女性スタッフが水菜の栽培を手がけます。 ●販売所:きなぁた瑞浪 4 ●
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