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切実な願い掲げて
と や 英 津 子 のニュースレター
日本共産党練馬区議会議員
第87号 2009年11月 急いで!
学校トイレの改修
第3回定例会は9月 15 日から 10 月 16
日までの会期を終えました。
日本共産党練馬区議団は、総選挙後最初
の議会で、構造改革路線にもとづく「行革」
方針をあらため、区民要求に応える政治へ
の大転換を求め、論戦しました。
第4回定例会は、11 月 25 日から 12 月
11 日の会期で行われます。
年末にかけて年を越すのも大変な情勢の
もと、引き続き区民の暮らしや子育て、雇
用、営業を支える区政をめざしてがんばり
ます。
今号では、決算で取り上げた区民要求、
区政情報、地元での相談などを報告させて
いただきます。
決算特別委員会では、
学校トイレの改修をとり
あげました。小中学校へ
通う子どもたちを持つ保
護者の皆さんから寄せら
れた要求の重要な柱だか
らです。
練馬区立の小学校は
69校。このうちバリアフ
リー化、洋式化されているのが 41 校、残
り28校は未改修です。中学校はバリアフ
リー化21校、残り13校が未改修です。中
学校の洋式化は 19 校、残り 15 校が未改
修です。
今、子どもたちは学校でトイレに入る
のを躊躇(ちゅうちょ)したり、がまん
したりする状況もあり、少しでも環境を
整えるのは区の責任です。
一般家庭でも洋式化がすすみ、9割の
家庭が洋式トイレを使用しているもとで、
学校トイレの改修は区の責任で早急に取
り組むべきだ、と指摘しました。練馬区
は、耐震化を最優先としながらも重要課
題として認識している、今後重点的に取
り組む、と答弁しました。
新型インフルエンザ
予防接種に助成を
10 月の区報でも掲載されましたが、新
型インフルエンザの感染が広がるもとで、
低所得の方々が予防接種を受けられない
状況を生まないために、助成を求めまし
た。
練馬区は国の方針通り、生活保護世帯
と住民税非課税世帯については無料とす
ることを決めました。対象となる方は早
めにお申し込みをしてください。
しかし、他の自治体では対象を広げて
助成を行っているところもあり、対策は
急務です。
杉並区では、高齢者が肺炎で命を落と
すことも多いことから肺炎予防接種の一
部助成をはじめています。
日本共産党区議団は、第4回定例会で
も引き続きこの問題を取り上げ、命を守
るために力を尽くします。
とや事務所はこちら
住所
練馬区桜台1の6の 11
電 話 03 -3991-7008
ファクス 03 -3948-0153
メール [email protected]
日本共産党練馬区議団
電 話 03 -5984-1014
ファクス 03 -3993-1198
江古田通り
バスが通ると揺れる
改修を要望中です
江古田5差路交差点から目白通りへ抜ける、
江古
田通りはバスがひんぱんに通ります。そのため道路
の傷みも早く、近所の商店からは「バスが通るたび
に店が揺れて、振動がひどいから改修してほしい」
との要望があがっています。
松村友昭前都議とともに現場を確認し、
現在区に
改修を要請しています。
第 41 回
厠(かわや)考
「マメ知識」
(2)
田中穣二の
同様の表示のようです。
水洗式便器の普及で、いまわしいガ
ン所の印象は払拭(ふっしょく)されて
呼び名の変遷 その2
きて、東京オリンピック(1964 年)の
ころからは、日本でも男女別を絵で示
便所のことを英語で「ウオーター・ク す 絵 文 字 で 表 示 さ れ る よ う に な り 、
ロゼット」、つまり水洗で便を流す小屋 すっかりイメージチェンジしています。
という意味から、頭文字をとってWC 世界でもそのようです。
と記します。日本では、もっぱら公園、 このように、便所の呼び名はイメー
駅などの公衆便所、共同便所に使われ ジチェンジとともにいろいろ変わって
てきました。
きて、かつてのように肥桶(こえおけ)
しかしWCは、とかく汚れがちで、モ とか肥柄杓(こえびしゃく)
、バキュー
ダンな表現とは逆に、きたない、臭いの ムカーなどを思い出すことは少なくな
印象が強く、水洗式便所がふえるとと りました。ウォシュレットが広まると、
もに「トイレット」
「化粧室」
「手洗所」 快適なイメージに変わるかも…。
などと表示されてきました。外国でも、
(豊玉在住ジャーナリスト)
保育園の民間委託を問う裁判
東京高裁
子どもたちの苦しみに応えず
受けたたくさんの苦
しみに応えるもので
はありません。年度
途中の委託、短期間
での無理な公募、強
引なピジョンへの委
託など問題山積みの
民間委託について、
本当に検討・検証さ
れたのか大変疑問で
10 月 22 日、練馬区で最初の保育園民 す。また改善勧告まで出されている企業
間委託が強行された光が丘第八保育園を と再契約を結ぶことについて、区長の裁
めぐっての控訴審が棄却された、とのお 量権の範囲で片づけられてしまい、裁判
そのものへの不信さえ感じるものです。
知らせをいただきました。
東京高裁は、一審の判断を覆すことな 今、各地で公立施設の民間委託が進む
もと、委託事業者が破(はたん)し、利用
く判決をだしたのです。
2004 年、練馬区は突然、光が丘第八保 者やそこで働く労働者に多大な損害を与
育園を含む区立保育園3園を民間委託す えています。今後必ず委託事業について
る計画を明らかにしました。特に光が丘 問われる事態となっていくでしょう。
第八保育園は、年度途中の9月に委託実 裁判は棄却されましたけれど、当該保
施という無謀なものでした。保育園に通 育園の保護者でもないお二人が勇気を出
う子どもたちと保護者の苦しみや痛みを して裁判を起こされたことは、多くの保
護者や職員を励ましました。全国の運動
何も理解しないままの計画でした。
こうした状況のもと、2人の保護者が にも影響を与えました。心から敬意を表
住民監査請求し、その後東京地裁へ提訴、 したいと思います。
高裁へという経過をたどってきました。 今後もあきらめず、子どもたちがほん
今回の裁判の結果は、光が丘第八保育 とうに健やかに育つ環境を追求していき
園の子どもたちや保護者、現場の職員が ます。