第46回市村アイデア賞応募関連資料

第46回(平成27年度)市村アイデア賞 募集概要
公益財団法人 新技術開発財団
1.趣 旨
次代を担う小・中学生のアイデアの芽生えを奨励するため、アイデアを募集し、その優れた
ものを表彰し、奨学金を贈呈します。これにより科学への探求、創造への意欲を高めるよう
育成するものです。
2.主催 公益財団法人 新技術開発財団
後援 文部科学省、朝日新聞社、朝日学生新聞社、
公益財団法人 日本科学技術振興財団・科学技術館
3.実施要領
(1)応募資格
小学生、中学生
(2)応募作品
・アイデアは、小・中学生が自分で考えたもの。または小・中学生のグループ(3名まで)
が考えたものに限ります。発表済み、表彰を受けているものは対象外となります。
・工作物は作っていなくても、実現可能であればアイデアだけで応募することができます。
(3)応募方法
・規定の応募用紙(A3サイズにコピーしたもの可。)に児童t生徒が自筆でアイデアを
記入したものを学校で取りまとめてください。
・少人数でも、学校にて取りまとめをお願いします。
・「応募表」く様式1〉と「応募者一覧表」〈様式2〉を同封の上、当財団までお送りください。
・応募用紙及び応募関連書類は、当財団ホームページからダウンロードいただくか、
当財団にFAXあるいはメールにて請求してください。
(4)応募受付期間
受付開始 : 平成27年 7 月 1日(水)
受付締切 : 平成27年 9 月14日(月)<必着>
(5)審 査
学識経験者で構成される審査委員会が審査にあたります。
J/ /J //
/ / /J
状、トロフィー、奨学金3万円
状、トロフィー、奨学金1万円
楯
佳 作
賞状、トロフィー、奨学金10万円
賞状、トロフィー、奨学金10万円
賞状、トロフィー、奨学金5万円
状状
賞賞賞賞
朝日小学生新聞賞
朝日中高生新聞賞
科学技術館館長賞
市村アイデア記念賞
市村アイデア奨励賞
件件件件件件件件件件
(6)表 彰
■個人賞
文部科学大臣賞 1
市村アイデア優秀賞 1
朝日新聞社賞 1
努力賞
■団体賞
アイデアの育成に努力をしている団体を、下記のように表彰いたします。
最優秀団体賞 1団体:額装賞状、賞金100万円
優秀団体賞 2団体・額装賞状、賞金50万円
奨励団体賞 3団体:額装賞状、賞金30万円
努力団体賞 最大10団体:賞状楯
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(7)審査結果の発表
平成27年11月上旬に入賞者へ通知します。11月中旬に朝日新聞、朝日小学生
新聞、朝日中高生新聞、子供の科学(雑誌)、及び財団ホームページに掲載します。
(8)表彰式
個人賞の入賞者37名と、団体賞6団体の代表を表彰式に招待します。
交通費は、財団にて負担いたします。
日 時: 平成27年11月20日(金) 12:30∼14:30
場 所:科学技術館サイエンスホール (東京都千代田区北の丸公園2番1号)
(9)受賞作品展
入賞したアイデアのうち、上位12点の作品(工作物が無い場合はパネルのみ)を、
表彰式の日より2週間、科学技術館に展示いたします。
(10)参加賞贈呈
応募者全員に参加賞を差し上げます。
以上
************************************************************
1応募用紙提出先、問合せ先
公益財団法人 新技術開発財団
〒143−0021東京都大田区北馬込1−26−10
電話(03)3775−2021 FAX(03)3775−2020
財団のホームページ http‥//www・Sgkz・Or・JP
e−mallでの問合せ zaidan−mado@sgkz.or.Jp
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新技術開発財団は、「新しい技術社会の基盤を造成し、
わが国の経済社会の発展と国民生活の向上に寄与する」を
設立趣旨としています。その事業の一環として昭和45(1970)
年に創設したのが「市村アイデア賞」。わが国の将来にわた
る技術創造立国としての発展のため、明日の日本を担う小・
中学生の発想力・創造力育成への貢献を目的としています。
これまで多くの皆様のご賛同をいただき、今年第46回の開催
を迎えるに至りました。ぜひ一層のご支援をお願いし、ご案内
申し上げます。
学校教育面でも高評価
市村アイデア賞は、全国の小・中学生からアイデアを募集し、
優れたものを表彰しています。その評価は工作物のコンクール
としてでなく、身の周りで発見した問題に対する発想力と、それ
を実現するための創造力を応募用紙の記載内容で行います。
文字通り、子供たちが様々な場面で感じる「どうして」「なぜ」に
対する自由な“アイデア”賞であり、必ずしも工作物にしなくても
応募が可能という点が特徴です。
また市村アイデア賞応募による最大のメリットは、自分の東で
アイデア芽生えの機会
独創的なアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、
考え工夫し、答えを追究していく、すなわちアイデア実現に向け
た情報収集や検証、答えが導き出せない時の原因究明と改善、
わが国の持続的な繁栄を目指していこう…今日、こうした「イノベー
そして結論を出すという体系立てたプロセスを体得する点にあ
ション」が国を挙げて強く求められています。そのために、日本の明
ります。こうした内容が学校教育で効果的に活用できるとの評
日を支える子供たちへの教育にあたっても、独自なアイデアの創出=
価もいただき、個人・団体共に毎年応募数は飛躍的に増加し
発想力と、その実現に向けたより良い方策を探る工夫=創造力をしっ
ています。
かり育てていくことがあらためて大切な課題となっています。
発想力・創造力の育成には、まずは学校での授業に加え、家庭
生活や社会の出来事、街や自然の観察等、身の周りの事象に対し
て、どうしてそうなのか、どんな仕組みなのか、と好奇の目を向けさ
せること。そこで発見した問題に対し、こうすればもっと便利に良くな
る、楽しくなる、エコになる、新しいものを発明できる・・・と、自らテーマ
を持って考え、模倣でなく自らの工夫の積み重ねで答えを見出して
いく機会を多く与える、あるいはそうしたアイデアの芽生えの機会は
身の周りにたくさんあることを子供たちに気づかせ、行動につなげ
第45回市村アイデア裟上位入賞作品の応募用紙(部分)
ていくことが鍵となります。
l 好奇心から気づいたテーマに対し、多面的に、自由に思考を巡らせる中で芽生えたアイデアの斬新
:性、独自性と、その実現のための調査・検証・改卦結果のプロセス評価に、説明のわかりやすさを加味
l L、技術・教育関係の専門家からなる市村アイデア賞審査委員会で優秀作品を選考します。
l
l また団体(学校や発明クラブ)に対しても、小・中学生のアイデア創出や創意工夫を育む環境づくりの
努力を評価し表彰。受賞校を訪問し、先生や子供たちに日頃の活動、市村アイデア賞への取り組みや
l 感想等を伺い紹介しています(次頁ご参照)。 市村アイデア賞個人賞受賞者に贈る
イルカをデザインしたトロフィー
召
全校生徒を代表してアイデア創出について話してくれたみなさんをはさんで、宇津野校長(右)、ノ川Ll教務主任(左)
全国から過去最多の26,737名、26,761件の応募を集
何事にもあきらめずに挑戦し続けることを −
願っています。そして進んで人の役に立つ
生徒に育てたい」と宇津野校長。
ろ間
人の役に立つ、喜んでもらえる…
蔓 自信・プライドを高めた自分を好きになる
めた第45回市村アイデア賞では、応募団体数も最多の
272団体を数えました。その中で、優秀団体賞に選ばれ
たのが、個人賞でも6名が人糞した愛知県刈谷市立朝
日中学校(以下朝日中)です。
昭和63(1988)年4月、依佐美中学校から分離独立し
創立。現在、第9代・宇津野仁校長と42名の教職員のも
と、777名の生徒が勉学に励む朝日中の校訓は「まごこ
き箋わくわく感、探究心をかき立てる授業、
ろ」。常に“まごころをこめて行動し、まごころを持って人と
中です。特に理科の教師たちの思いは強く、例えば電
流と回路がテーマの授業では、教師自らが教材を手作
りし、それに様々な電気器具を接続。異常電流が流れた
時に電流の回路を絶つブレーカーの機能を見せて理解
接することができる”を目標に、PTA、生徒、教職員の総
意で平成5(1993)年に制定しました。これを核に、自主
性・自発性の育成、生徒一人ひとりの良さを見つけ認め
て練磨、やる気を引き出す授業、勤労と奉仕の体験を大
切に美しいものに感動する情操教育、個に応じ個を活
かす指導を内容とした教育目標「まこころを持ち、心身と
もに健全な生徒を育成する」を掲げています。
「夢とプライド、そして心を育てることが柱。生徒が思
いやりの心、感謝の心、自分や人を愛する心を大切にし、
敬老会、地域清掃、近隣幼稚園の運動会でのボランティア活動
終いま全教科に波及し成果拡大
刈谷市は自動車関連産業の集積地として発展を遂
げるに伴い、“科学する心を育てる”風土が根づき、市や
各学校、さらに家庭においても科学・技術教育に力を入
れていることで知られます。その中で、「生徒たちが輝く
ために労を惜しまない」という伝統を築いてきたのが朝日
させるなど、「今日は何が出てくるのかな」という生徒たち
のわくわく感、探究心をかきたてています。
理科を担当する小川明宏教務主任は、「教科書を
覚える以上に、科学が好きな生徒を育てたいと思って
います。それに向け科学発見カード等を用いた『調べ
活動』を展開しています。これは授業の枠を超え、身
その生徒が輝くために労を惜しまない
愛知県刈谷市立朝日中学校
近な生活はじめあらゆる場面で興味を持った現象の、
なぜそうなのかを自発
的・自由に調べまとめる
もので、随時掲示し発
京での表彰式に招待される可能性があるよと応募意
欲を刺激しています」(小川教務主任)。
表させています」。
こうした教育姿勢・指
導手法は他の教科にも
波及、成果を拡大してい
ます。「まさに教師が命を
燃やすとき、子どもの命は
芸濃墓石覧諾享票宴自然に燃えてくるのです」
各コンクールや市村アイデア賞の入選作品を、小川先生手作りの
パネルで紹介している
科学発見カード (宇津野校長)。
闘「あっくさわやかにひたむきに」…
全校生徒の9割超が応募
落参加の入口が多様な市村アイデア賞
「発想し、調べ、結果をまとめる。そしてそれが認めら
れることで当枚が大事に考えている自信を育てる機会と
もなっている」と宇津野校長が評価する市村アイデア賞
には創立時から参加。いまや応募と表彰者輩出の常連
校となっている朝日中は、生徒の応募率が高いのが特
徴です。今回も9割を超える生徒が様々なアイデアを寄
せてくれました。例えば、
★樹脂製剣山と折りたたみコップを一体化。野菜のおろ
し、スライス時の指先の怪我の不安、掴みにくさを解
消。家事手伝いの中で発想した。(3年生)
★アルミ缶を簡単につぶす道具を作ろうと図鑑等で調
べるうちに、複数の滑車の組み込みで、使う力を数分
の一にできることが分かった。(2年生)
★リモコンの赤外線をアルミ箔で反射させられるのを発
見し、左半身が不自由な祖母がベッドの中で楽にテレ
ビ操作できる仕組みを考えた。(2年生)
★立ったままテコの原理で簡単に草取りするアイデアを、
材料を選びながら、前後左右に動かせ、どんな革も抜
けるよう改良して形にした。(2年生)
椚あふれる自治精神でますます輝く
アイデア創出もさることながら、取材を通じ強く感じた
のは生徒の自治精神。校訓制定への参画やボランティア
活動の企画はもとより、いま削こつくのは「無言清掃」。黙
って清掃しようでなく、何でも一生懸命やれば、無駄なお
しゃべりする暇などないという考え方で、生徒会・級長会
が提案したものです。
また結果を出そうと努力する仲間の活動を精一杯の
まごころで盛り上げようとする姿。平成17年、生徒会の発
案で在校生作詞、卒業生作曲の応援歌(仲間を信じ進
みゆく まごころ胸に勝利を目指せ:歌詞の一部)を作りま
した。この応援歌を背に、体育系・文化系の部活動は市■
県の諸大会で毎年多くの好成績を積み上げています。
そこに加わったのが創立20周年を記念し全校生徒によ
る投票で選んだ寺スコット「あさだま」。応援旗等に描くだ
けでなく、日頃「あっくさわやかにひたむきに」頑張る仲
間を互いに応援し合うシンボルになりました。まごころ活
動に、アイデア創出に、ますます輝く朝日中†です。
マスコット「あさだま」は燃える太陽と、頑張
ろうと呼びかけるイメージキャラクターを組
み合わせたデザイン。
★トイレットペーパーの残量が減ると取り出しにくい。この
日常の不便を、少なくなっても紙切り板が下がらない
部品を付加して解決した。(1年生)
★側溝に落ちた携帯を取る苦労を見て発想。2つの洗
濯バサミをアルミ管に通したワイヤーで繋いだ道具
で、家での隙間等で重宝している。(1年生)
「理科研究は得意だが工作は苦手、生活に便利な物
を作った、実現したい夢がある、発明に興味津々‥・市村
アイデア賞にはそんな生徒たちに多様な参加の入口が
あります。これを活かしつつ、部活動での全国制覇はな
かなか難しいが、個人や団体で全国のトップに立ち、東
箱型でなく、塔をイメージした山型を取り入れ、生徒の夢や希望を
育み心に残るよう設計された朝日中校舎
(取材日平成27年2月9日)
第45回市村アイデア賞表彰式:
l
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新技術開発財団は、毎年11月に個人賞上位入賞者と保護者、引率の先生及び優秀団体代表者の皆様を東京・北の丸公園内の科学技l
¶‖入■’■」■mノしけT」■一リーひ、←ナT■ ■′J’、 ̄l聞′\■R ̄」l⊥■/ヽ・R口、 ̄lれ、ロ又日、Jl.1 ̄〉ノノレ⊥〃し)l女二ノコL当什、IUウリ日=1〉ノ[∃lAKlごり/卜=。、■∪〉ノ′∪■⊥入日ヨ「コ〉ノI「.J ̄ノt l
:術館にご招待。各賞表彰とトロフィー盾、奨学金、賞金を贈呈しています。過去縞の26,737人(26761件)、272団体の応募をいた.
1だいた第45回市村アイデア賞表彰式は平成26年11月21日、受賞者代表者はじめ関係者約120名が参カロして行われました。 l
「世界を豊かで素晴らしいものにL I
ていくために、科学技術は大きな役 暮
割を果たします。みなさんのような若
い人たちに科学技術にますます興味
を持っていたださ、ノーベル賞受賞
者のような日本を代表する研究者や
技術者となり、素鰯らしい成果を生
みだしてくれるよう期待します」とおl
祝いの言葉を贈る文部科学省研究l
振興局振興企画課棒田奨励室長。l
l 第45匝市村アイデア賞表彰式で、勢揃いした個人賞上位人乳と関係者のみなさん
l 文部科学大臣賞表彰 新技術開発財団桜井正光会長
「将来の夢に向かって…」、「何気机、遊びや学習から粗く受賞者スピ→>I
■花火大会で見たキラキラした花火が、誰でもいつでも見られるようにしたいと思っ l
たのが作品作りのきっかけです。磁石を取りつけたベルトに細かく刻んだモールが l
くっついて、花火の打上げから聞くまでの様子が見られるものです。ヘルトが回らl
ない、モールが磁石にくっつかないなどで、何度も作り直しました。すごく苦労しま
したが完成して嬉しかった。もの作りが好きなので、これからも将来の夢に向かって
みんなに喜んでもらえるものを作りたい0(支那科学大臣賞小2) l
■教室の移動時や授業中にペンケースを落とし、中身をばらまいてしまうことがあり l
ます。チャックを開けたまま落としても中身が出ないペンケースのヒントになったl
のは、家族と川や海に行った時使った、入った魚が出られないセルピンという捕獲
道具。そして理科で習った血液の逆流を防ぐ心臓の弁です。だから弁(ベン)ケース
と名付けました。何気ない遊びや学びから生活を便利にする発想を得られることを
l 市村アイデア貴作品展。個人賞上位12点のアイデアと作品を、表彰式後
12週間、科学技術館サイエンスホールに展示来場者に公開される 今回の応募であらためて感じました。(市村アイデア優秀賞小5) l
、________________________________________●_______ノ
階−
新技術開発財団では市村アイデア諷応募の個人全員に参加賞をプレゼ
ントしています。応募の楽しみにもなり、アイデア発想のヒントにもなるユニ
ークなステーショナリーです。
:■応募受付開始平成27年7月1日 ■粍結果発表平成27年11月上旬
(入賞者に通知)
l ■応募受付締切平成27年9月14日 ■表彰式 平成27年11月20日
第45回の市村アイデア賞参 ‡ ̄椚♪ヲ’J‘■り仰1UTHんL′†)〔■「】  ̄災W⊥、 丁肌L′†HnL)】
(必着)
加矧は「ラチェッタハンディ鉛 粟絹歪結果射1脚旬朝日新聞朝別摩生新聞節目中毒生新間雑誌三供の科学新技棚紬団ホームページに絹雛れます。
筆削り」でした。子供たちから「暮 階ヨヱ≡脱帽祝弓口強値脈ヨ調
削るたびに握り直さなくてよ l
いのがいい」「削りあがるとス 暮
イツチが東】らせてくれるところ 暮
が便利」等の好評をいただき 暮
ました。第46回の参加賞もご 警
期待ください。 ‡
第45回の市村アイデア賞参加賞は行チエツタハンディ鉛筆那)」 l
公益財団法人新技術開発財団 市村アイデア芸担当
〒143−0021乗京都大田区北馬込1丁目26番10号
TEL:03−3775−2021FAX−03−2021−2020
e一m811でのお問い合せ:Zaldan−mado@sgkz.orJP
禁讐哲男http://www.Sgkz.or.jp
総裁 役員および評議員
平成27年4月1日現在
総 裁 寛仁親王殿下(平成24年6鵬。養女)
理
事
代表理事(会長)
桜 井 正 光
株式会社リコー 特別顧問
代表理事(理事長)
三愛石油株式会社 会長
和 田 武 彦
業務執行理事(専務理事)
株式会社リコー 会長
村 上 健 一
元財団法人高度情報科学技術研究機構
原 島 文 雄
東京大学 名誉教授
豊田工業大学 学長
東京工業大学 名誉教授
内閣官房内閣情報通信政策監
榊 裕 之
伊 賀 健 一
遠 藤 紘 一
監
伊 東 敏
遠 藤 憲 司
矢 吹 公 敏
事
公認会計士
元リコー三愛サービス株式会社 会長
矢吹法律事務所 弁護士
評 議 員
(会 長)
久 保 長
コカ コーラウエスト株式会社 顧問
元 科学技術事務次官
元株式会社リコー 常任監査役
元株式会社リコー 副社長
早稲田大学 名誉教授
東京工業大学 名誉教授
大 泊 巌
石 原 宏
田 中 英 彦
金 田 準
菅 田 史 朗
三 浦 孝 司
神 谷 武 志
藤 田 博 之
情報セキュリティ大学院大学 学長
三愛石油株式会社 社長
ウシオ電機株式会社 取締役相談役
株式会社リコー 社長
東京大学 名誉教授
東京大学 教授
新技術開発財団
■本部
〒143−0021東京都大田区北馬込1−26−10
TELO3−3775−2021(代)FAXO3−3775−2020
http://WWW Sgkz orlP
・鷺′官
コカ・コーラウエスト株式会社 会長
井 上 雄 二
拾㈲
末 書 紀 雄
公益財団法人
八附し
岡 崎 俊 雄
馬込第三小学校下車 徒歩2分
もり/tL
元リコーエレメックス株式会社 会長
一般財団法人日本立地センター 顧問
紙 本 治 男
〔嘉琵志芸鈷ラパス1。分
元特許庁 長官
鈴 木 直 道
榊 原 弘
<道 順>
東急大井町線 荏原町駅下車 徒歩7分
都営浅草線 馬込駅下車 徒歩8分
東急池上線 長原駅下草 徒歩8分
JR京浜東北線 大森駅北口(山王方面)下車
㌔㍗
(副 会 長)
伊佐山 建 志
長
会
近 藤 史 朗
■植物研究園(清恵荘)
〒413−0039静岡県熱海市相の原町11−8
TEL0557−81−2656 FAXO557−81−2657
THE NEW TECHNOLOGY DEVELOPMENT FOUNDATION
事業の概要
設 立 趣 旨
いまや世界をあげて技術革新の時代であり、
科学技術の進歩は経済社会の発展と国民生活の
向上に不可欠な要素となっています。しかも、
この科学技術は開放経済体制のもとにおける厳
しい国際競争場裡にあって、めざましい勢いで
前進革新されつつある現状であります。
このような情勢のもとで、将来にわたってわ
が国が繁栄するためには、すぼらしい創意工夫
を育成し、研究開発を行なうことにより、これ
を実社会に役立たせるとともに、諸外国に先ん
じて技術革新による新分野を醸成開拓すること
が最も重要であると確信します。
この観点にたって「リコー三愛グループ」各
社を統括する市村清氏の提唱により本財団を設
立し、技術革新に即応した新しい技術社会の基
盤を造成し、もってわが国の経済社会の発展と
国民生活の向上に寄与せんとするものであり
ます。
事業運営の基本
新技術開発財匡=ま1968(昭和43)年12月12日、内閣
総理大臣により設立許可され、同年12月16日逝去された
市村清氏の遺言により、個人所有の全有価証券が財団に
寄贈されました(当時の時価で約30億円)。
その後、1988(昭和63)年1月8日に逝去された市村
ユキ工夫人所有の有価証券、その他の財産が遮音により
財団に寄贈されました。財団はこれらの財産の果実をもっ
て下記事業を実施しております。
新技術開発助成
市村賞贈呈
少年少女創造性育成
・市村アイデア賞贈呈
・キッス・フロンティア・ワークショノブ
植物研究助成
1新技術開発助成
科学技術に関する独創的な技術をもとに実用化開発に取り組
む中小企業に、開発費の一部を助成します。
助成金額は1件につき最高2.000万円(開発費の2/3以
下)です。
(1)応募条件
(∋独創的であること
②国産技術であること
③経済的効果が大きく期待できること
④実用化の見込みがある技術であること
(彰開発予定期間が原則として1年以内であること
(む大企業、上場企業、及びそれらの関係会社でないこと
(2)応募方法
当財団所定の申請書に必要事項を記入し、提出していた
だきます。応募受付は年2回(4月、10月)行います。
2 市村賞贈呈
市村滴氏の1963(昭和38)年4月29E]紺綬褒章受章記
念として、毎年4月下旬に、わが国の科学技術の進歩、産業の発
展に顕著な成果をあけ、産業分野あるいは学術分野の進展に多
大な貢献をされた個人またはグループを表彰します。
市村産業賞
優れた国産技術を開発することで、産業分野の進展に貿献
功績のあった技術開発者またはグループに贈呈します。本質は
事業経営者とともに表彰します。
(1)表彰の種類
本 賞(原則1件)賞金(2,000万円)、記念牌
功績賀(原則2件)貸金(500万円)、記念牌
貢献賞(原則5件)賞金(300万円)、記念牌
(2)推薦の受付
受賞候補は関係機関に推薦を依頼するとともに、広く一般
からも受付けます。受付時期は11月の予定です。
市村学術賞
大学ならびに研究棟閑でおこなわれた研究のうち、学術分
野の進展に貢献し、実用化の可能性のある研究に功績のあっ
た技術研究者またはグループに贈呈します。
(1)表彰の種類
功績負(原則2件)賞金(500万円)、記念牌
貢献賀(原則5件)賞金(300万円)、記念牌
※特に顕著な研究業績に対しては「特別賞」(賞金2.000
万円、記念牌)を贈呈することがあります。
※市村学術賞受賞者が受賞研究に関連する国際会議等に出
席する際の渡航費(航空券)を助成するとともに、日本国
内で国際会議等を受賞者が中心となって開催する際の
会議開催費用の一部を肋成します。
(2)推薦の受付
受賞候補は所属機関長(総長・学長、研究科長、理事長、
研究所長等)の推薦により受付けます。受付時期は10月の予
定です。
市㌫是認謁学生のアイ野の芽生えを奨励するため、独
創的なアイデアを募集し、その優れたものに対し、文部科学省、朝日
新聞社、朝日学生新聞社および日本科学技術振興財団科学技術
館の後援をえて表彰し、科学への追求、創造への意欲を高めるよう
育成するものです。さらに、′卜中学生の発明や創意工夫を育む環
境づくり等の努力が認められた団体(学校や発明クラブ等)を表彰
します。
(1)表彰の種類
①個人賞
文部科学大臣賓 市村アイデア優秀貴 朝日新聞社寛
朝日小学生新聞賞 朝日中高生新聞賞 科学技術館館長賞
市村アイデア記念貨 市村アイデア奨励賞 佳 作
努 力 賞
②団体貴
最優秀団体貨 優秀団体賞 奨励団体賞
努力 団体賞
(2)応募方法
/卜中学校、発明クラブ等から応募いただきますが、本人から
の直接応募も受付けます。受付時期は7月から9月の予定です。
キッズ・フロンティア・ワークショップ
小 中学生を対象に科学技術に関する講話や実験・製作な
どをとおして、科学の原理を楽しみながら理解し、さらに、
科学技術への興味、意欲を高めるワークショップで、「半日
コース」と「1日コース」を行っています。
参加者は、一般からその都度募集します。
4 植物研究助成
緑を守り育成することは、今日、地球規模の緊急課題とな
っています。そのための一助として、植物の生育環境およびそ
の計測技術の研究に対し助成します。助成の対象となった研
究に対して、研究費の助成、研究のためのフィールドの捷供を
行います。
助成期間は、4月1日∼翌年3月31日です。助成金は5月上
旬に贈呈いたします。
(1)応募条件
(D対象者は大学の研究者または公的研究機関に所属する
常勤の研究者であること
②植物の生育環境およびその計測技術の研究であること
③年度末に成果を発表できるテーマであること
(2)応募方法
当財団所定の申請書に必要事項を記入し、所属機関長(総
長 学長、研究科長、理事長、研究所長等)の推薦を受けて
提出していただきます。受付時期は11月の予定です。
5 東日本大震災復興支援特別事業
東日本大震災(H23311)からの復興が喫緊の課鴇である
ことを鑑み、以下の三つの事業を特別に実施します。(平成23
年度から数年間の期間限定事業)
1復興支援新技術開発助成
2 復興支援特定研究助成
3 復興支援理科教育助成
各事業の詳細は当財団ホームページhttp:〝www・Sgkz・Orjpを
ご覧ください。