京都事業連合第45回通常総会報告

京都事業連合第45回通常総会報告
事業連合通常総会が下記のように開催され
ましたので、ご報告します。
<議事の経過・結果>
1、日時
2015年5月24日(日)
14時00分~15時45分
2、場所
コープイン京都207会議室
3、代議員総数及び出席代議員数
(1)代議員総数
48名
(2)出席代議員数
43名(本人出席32名、代理人出席3名、書面議決8名)
上記には議長も含んでいます。
※オブザーバー、役員、職員を含め総勢120名の参加でした。
5、議長および総会役員
議長
林伸幸さん(立命館生協代議員・生協職員)
総会役員
・議事運営委員~関口常務理事、末廣理事、伊藤代議員(龍谷大生協)
・資格審査委員~中森理事、風折理事
・書記~事業連合職員(赤木、西田)
6、開会にあたって
開会あいさつ
来賓紹介
名和又介理事長
京都府生協連・横山専務理事
阪神事業連合・寺尾専務理事
来賓あいさつ
寺尾専務理事
メッセージ紹介
大学生協東北事業連合ほか
<理事長あいさつ要旨>
45回通常総会にご参加ありがとうございます。
あいさつする名和理事長
大学生協は面白い組織だ。大学生協の利益のある部分を組合員である学生と一緒に、学生のために
使う、そういう組織は日本にないのではないか。
学生は代表として、大学生協の面白さを生かしてほしい。全国でたくさんの友達がいろんな活動を
している。311のボランティアで学生をたくさん送り出したのは鹿児島大学。日本の端から一番たく
さん送り出している。大学生協のなかでサポートをたくさんしようと話し合ったのだろう。
京滋奈良ブロックでは、ピースナウ舞鶴、賀川豊彦研修、鳥取大山乳業産直見学など参加させてい
ただき、協同組合って面白い。日本の大学生協はとてもユニークな存在である。学生からスタートし、
今これだけの大きさになっている。みなさんの努力が大きくしてきた。これからも皆さんの力をかりて
まだまだいろんなことができるのではないかと思う。知恵と力を出していただき大学生協を面白くして
いきましょう。
<来賓あいさつ>
阪神事業連合・寺尾専務理事
京滋奈良の会員生協、京都事業連合の役職員のみなさんに
お礼の言葉を述べたい。ご盛会おめでとうございます。京都
事業連合、北陸事業連合、阪神事業連合が 2011 年から培って
きた、大学生協の機能を統合してきた、組織統合にアップさ
せる方針を北陸は昨日、京都は今日、阪神は来週決める。
重要な決定をするタイミング。京阪神の大学生協の活動を
けん引してきたのが京都事業連合・京滋奈良ブロックだと思
来賓あいさつする寺尾専務理事
う。学生の代議員のみなさんが生まれる前から京都事業連合
は活動してきた。洋書を輸入する事業、UK システムの導入など。2000 年以降も神戸事業連合も会計シス
テムを入れ、苦労してきた。京都でも苦心され、その結果が今の大学生協システムにつながり、2011 年
には三事業連合共同で利用し組合員への役立つように運用し統合事業部を作ってきた。
そうした取り組みの中で京都事業連合、京滋奈良ブロックのみなさんがリードしてくれた。新学期活
動においても、新入学説明会など関西の中でも先進的な取り組み、WEB 加入なども取り組んでいる。そう
した事例を京阪神北陸の中でも広げてもらっている。スクラムを組む阪神事業連合としても感謝したい。
このたび阪神事業連合専務理事を退任し次の人たちにバトンを渡す。今後は共済連の仕事に就く。共
済連は、いま第 7 期中期計画づくりをすすめている。組合員の声と参加が大学生協共済を進める。また今
度は学生総合共済のことで訪問させていただくので、ぜひ京都から発信していただきたい。
7、議案提案
・第 1 号、第2号、第3号、第5号、第6号議案~沼澤専務理事
・第4号議案~児玉理事・役員推薦委員長
・監査報告~只友特定監事
8、採決結果
第1号議案 2014年度事業報告、決算関係書類等承認の件
議案提案する沼澤専務理事
過半数の賛成により原案通り可決した。
(賛成 42、保留 0、反対 0)
第2号議案 2015年度事業活動計画及び予算承認の件
過半数の賛成により原案通り可決した。
(賛成 42、保留 0、反対 0)
第3号議案 2015年度役員報酬および役員退職慰労金決定の件
過半数の賛成により原案通り可決した。
(賛成 42、保留 0、反対 0)
第4号議案 2015年度役員選任の件
過半数の賛成により原案通り可決した。 (賛成 42、保留 0、反対 0)
上記の結果、下記の全員が役員に選出されました。
(敬称略)
理事 風折昌樹、谷口一宏、若松広之、大友浩一、中島達弥、五藤実、酒井克彦、末廣恭雄、
鯉迫裕子、林章司、崎濱誠、大塚正文、小路真木子、加藤由美、石間奈穂子、粟村俊夫、
児玉謙司、只友景士、中森一朗、橘和晴美、末松泰信、西祖健志
監事 玉井大輔、岡島陽子、西尾允孝、岡部由紀、埜辺勝、齋藤雅通
第5号議案 第3期中期計画決定の件
過半数の賛成により原案通り可決した。 (賛成 42、保留 0、反対 0)
第6号議案 議案決議効力発生の件
過半数の賛成により原案通り可決した。 (賛成 42、保留 0、反対 0)
9.討議内容
討論での発言者と要旨は下記のとおりです。
■奈良県立大生協 藤森代議員・青山代議員
奈良県立大生協は第20回通常総会を迎えた。連帯の支えな
しに20歳を迎えることはできなかった。奈良女子大の設立支
援、事業連合の支援があった。松浦さんの派遣は、常勤役員が
いない中で理事会運営、学生委員会の相談役と活躍していただ
いている。
「みんな生協みんなで作る。」をスローガンに取り組んでき
ている。新学期には、加入案内を学生委員会がやった。新任教
員一人ひとりに粟村先生、松浦さんが声掛け教職員加入率9
7%となった。「学生棚」や企画づくりを学生委員がやっている。企画について学生委員以外の人が利用
し、「いいね」と言ってくれる。TFTメニューについて、学内の他団体が提案し、サークルと学生委員
会が協力して取り組んだ。ビジョンナビゲーションセミナーも取り組みを進めた。利用還元企画も好評で、
みんなの生協であると考えてくれたから。今後も利用還元ができるよう呼びかけていく。組合員数700
名の小さな生協、本当に必要なことを見据えてとりくんでいる。生協職員が相談アドバイスときには厳し
い意見もいただく。泣いてしまうこともある。それは、学生のことを考えての意見、打開策を一緒に考え
てくれるからだ。このように生協職員の存在は大変大切だ。そんな中、心ざわつく、先行きが不透明で不
安だ。事業連合の組織統合について期待するが、小規模生協支援がどうなるか不安だ。皆さんの支えが必
要になるが、引き続きよろしくお願いします。
■立命館生協 磯崎代議員
第2号、第5号議案に関わって発言します。APU は大分県
別府市にある立命館アジア太平法大学で、 学生5600人。
国際経営、アジア太平洋学部の 2 学部、留学生45%日本人
55%という構成、教員もほぼ半々。とんがった大学だ。大
学の中でいちばん求められているのはハラル対応、ムスリム
留学生の食事対応だ。APU で留学生2500名のうち400名
がムスリム。特別な対応しているという感覚ではできなくな
っている。2000 年開学の際の食堂店長・中西さんの奮闘、谷
口さんが苦労しながら基礎をつくった。当時は生きるか死ぬ
かの切迫した問題だった。ショップの品揃えでも食品をいれたり少しずつ変わってきている。15年たっ
て、もっとおいしいハラル、和食のハラルもほしい、など。世間でもハラルをビジネスに取り入れる動き
がある。
生協としてもそうした動きを取り入れていく必要があると思う。カフェテリアでムスリムフレンドリ
ー認証をとろうとしている。日本初の認証を得た神田外国語大学の食堂では、食器、洗浄、調味料、食材
を分けて管理している。大学職員と一緒に見学に行き、「ぜひ作ろう」と動き出した。秋に認証をとれる
よう準備中だ。大学もイスラム研究センター、従来は学術的なセンターだったが、ビジネスに特化したセ
ンターが構想されている。生協も連携して準備に入っている。留学受け入れ100か国、卒業生のネット
ワークを広げようという計画。食堂の一角にエスニックコーナーを設ける。卒業生が立ち上げたお店とコ
ラボして魅力アップに目指したい。早ければ7月から。APU 全体としてはショップ全体、求められるもの
を広げていきたい。
昨日の立命館の総代会で「押しつけにならないか?」の発言があった。押しつけにならないようにす
すめていきたい。まだまだ知られていない。多文化他宗教に寛容な大学空間、生協の役割。京阪神北陸に
も発信していきたい。APU 以外の大学にも広げていき留学生いやさしい生協づくりにつなげたい。
■討論のまとめ
中森理事
全体を通じてキャンパスというコミィニティを良くするた
めに大学生協がはたす役割について発言いただいた。奈良県立
大では700人という規模のキャンパスのなかで生協の存在
は大きく、キャンパスコミュニティをつくっている。APUで
は、歴史的に生協の役割を果たし大学の要望に応えてきたが、
今後の展開について発言していただいた。
京都事業連合は、商品機能、どういう商品をどういう価格
で提供するのかということについて会員生協から委託をうけ
ている。共同仕入れしメリットを出す。それぞれのニーズをう
けとめていく、あらためて肝に銘じていく必要がある。事業環境は厳しい状況がある。スーパーグローバ
ル、留学生対応もだが、日本人学生のグローバル化にも対応する必要がある。外国人とディスカッション
やっていく、そうした構想の中で 大学生協への期待や悩みの受け止めもある。
事業連合が商品機能を通してキャンパスづくりに貢献していく。そういうことを踏まえて2015年
方針を執行していきたい。
第1回理事会を開催し、2015 年度体制発足
総会終了後、引き続き第1回理事会および第 1 回監事会が開催され、下記のように互選し、新体制が発足し
ました。
(敬称略)
●代表理事
●四役
只友景士、中森一朗
理事長:只友景士、副理事長:酒井克彦、専務理事:中森一朗、常務理事:関口晴美
●常任理事
●特定監事
中島達弥、五藤実、風折昌樹、崎濱誠、西祖健志
齋藤雅通
以上
【Phots】
今期で退任された名和前理事長に花束贈呈
総会後の懇親会で、今期で連合理事を退任された、
沼澤前専務理事、児玉前理事、姫野前理事へ花束贈呈
2015 テーマ別交流会を開催しました
通常総会に連動して「2015 テーマ別交流会」を開催しました。総会参加の代議員・オブザーバー、役員、
連合職員などが大学生協の事業について、学び交流する機会となりました。今回は、下記の 5 つのテーマで
会員生協の実践例などに学び、交流しました。
A:ショップ お店・棚づくり
・店舗・棚作りを学び、経験する
・棚作りの基礎的な学習、CO-OPお菓子の試食
をし、POPを作成し模造紙でフェイシング体
験をしました。
みのあり方を考える。
・会員報告(京大Xアカデミー、教育大セミナー、
SEQ 龍谷大学生委員会の組織分析事例)
・自身のキャリア目標を考えるワークショップ
D:電子書籍、DECS推進
B:FS アイデアメニューコンテスト、試食
・アイデアメニューコンテストの会員での事例を持
ち寄る。~会員報告と交流
・開発中の食材(ハンバーグ、豚生姜焼き)の試食
・開発状況、実践状況の共有をし、今後の普及、推
進課題について出し合う。
・報告:東京事業連合
・iPad で、アプリのデモンストレーション体験を
していただきました。
E:ときめきキャンパス創成へ~社会・地域とつ
ながるキャンパス、生協の役割~
・大学と地域の関係づくり、学生がキャンパスの活
気を作る、そこでの大学生協の役割を考える
・事例報告(京都橘:寄付メニュー、立命:京北町
との地場連携の取り組み、龍谷大:ゼミと協力
商品開発)
・事例報告を受けて、ディスカッション
C:学びと成長支援
新たな取り組み
・会員の取り組み事例の報告と交流、学びの取り組
END