CSR活動の目標・実績一覧

CSR活動の目標・実績一覧
2014年度の活動結果と2015年度の実践項目
当社グループは、企業理念の実現に向けて、グループ行動憲章に基づくCSR活動を展開しています。2014年度は、「イビデ
ン社会的責任管理基準」を制定するなど一層の活動の推進に努めています。取り組むべき課題に対する実践状況は以下のと
おりです。
第⼀条 法令および倫理の遵守
各国、各地域の法令および倫理を遵守し、あらゆる形態の腐敗防⽌に取り組み、オープンで公正な企業活動を通じて国際社会から信頼される会
社をめざします。また、個⼈情報・顧客情報をはじめとする各種情報の保護・管理を徹底します。
2014年度の実践項⽬と結果
2015年度の実践項⽬
・イビデンマネジメントシステム(IMS)で法令および企業倫理の遵守 ・IMSで法令および企業倫理遵守体制の本格運⽤開始
体制再構築を完了(イビデン)
・社員⾏動基準の教育と遵守状況モニタリングの継続実施
・全 社員を対象にした社員⾏動基準の教育と遵守状況のモニタリング
の実施 - 約4,400名参加(イビデンおよび国内グループ会社)
・遵 守状況モニタリングから抽出した課題を、各事業場、グループ会
社のテーマ活動として推進(イビデンおよび国内グループ会社)
・競争法、腐敗⾏為防⽌法に関する教育の実施
・グループ全体で不正防⽌の教育の継続
・不 正、固定資産、情報セキュリティ、法令遵守を重点に置いた内部 ・IMSで不正、倫理違反⾏為に関する内部チェックの展開
監査の実施と改善
- 実施事業に重⼤な影響を与える法令違反実績なし
・情報セキュリティ管理の社内規程類の⾒直しを実施
・ITシステムの視点で情報セキュリティを⾒直し
- 重⼤な情報漏えいの実績なし
・情報漏えい防⽌の取り組みの強化
第⼆条 ステークホルダーとともに発展する会社
ステークホルダーとともに発展していく会社として、経営の透明性を⾼め、コミュニケーションを通じた信頼関係を構築します。また、良き企
業市⺠として、地域に根ざした社会貢献活動に積極的に取り組みます。
2014年度の実践項⽬と結果
2015年度の実践項⽬
・⾮常災害発⽣時の緊急対応に関する⼿順の整備と、⾮常災害を想定 ・⼤規模災害時の防災管理レベルの強化
した訓練の実施
・緊 急事態発⽣時の適切な情報伝達のためのルールとツールの整備を
実施
・取引先さまの災害発生時の対応計画の調査と集約
・労 使間コミュニケーションによる協業テーマと改善課題の抽出、お ・継続的な労使間コミュニケーションの実施
よび課題への対応実施(イビデン)
・地域との情報交換の継続実施
・地域との情報交換の継続実施
・CSRガイドラインのサプライヤー説明会開催
・お取引先さま向けのCSR調査内容の⾒直しと、監査の継続実施
- 新しいCSR調査での遵守率84%、重⼤違反事項なし(イビデン)
・CSRガイドラインの改訂と周知
・お取引先さま向けのCSR調査、監査の継続実施
・CSR調査、監査の改善活動フォローアップ
・イビデンツアー継続開催、家族・地域の学⽣向け⼯場⾒学会の開催
・⻘少年向けプログラムの継続展開
・地域に合わせた社会貢献プログラムの展開
第三条 お客さまへの感動の提供
お客さまに感動を提供するために、社会の将来にわたる要求・動向を正しく理解し、イビテクノを進化させることで、お客さまの満⾜が最⼤にな
る安⼼・安全な商品の創造やサービスを⾏います。
※感動とは、お客様の潜在的ニーズを把握して、期待以上の応えを与えること。
2014年度の実践項⽬と結果
・お客さま満⾜度モニター・課題抽出と改善活動の実施
- 主要顧客から継続的な品質改善に対する⾼評価の獲得
2015年度の実践項⽬
・お客さま満⾜度モニター・課題抽出
※その他に、市場要求のモニター、新分野への挑戦、既存分野の改⾰・改善などについて内部⽬標を設定して取り組んでいます。
イビデン株式会社 CSRレポート2015 55
第四条 グローバル化に対応した経営
グローバル化に対応した連結経営を推進するとともに、企業活動を⾏ううえで⼈権を含む各種の国際規範はもとより、各国、各地域の⽂化・慣
習を尊重します。
2014年度の実践項⽬と結果
2015年度の実践項⽬
・社会的責任管理基準を8⽉に発⾏、全管理者へ説明実施(イビデン) ・社員⾏動基準、社会的責任管理基準の改訂と周知
・社会的責任管理基準の重要項⽬の教育と⾃主点検実施(イビデン)
・事業場、グループ会社の活動レベル把握と向上
・事業場、グループ会社のCSR点検と⼀部での内部監査の実施
・CSR推進責任者会議での継続的な事例共有
・CSR推進責任者会議で活動事例の共有化と関係会社の活動レベル診断
実施(イビデンおよび国内グループ会社)
・グループ全体で読み合わせなどイビデンウェイ浸透活動を実施
・イビデンウェイ浸透活動の展開
・各事業場でテーマ活動を通じたグループ⾏動憲章の浸透策を実施
・社員⾏動基準に関する階層別教育の⾒直し
- グループ⾏動憲章認知度97%(イビデンおよび国内グループ会社)
・階層別教育で内部通報相談窓⼝の機能と利⽤⽅法説明 - コンプライ ・コンプライアンス相談窓⼝の継続的な啓発活動
アンス相談窓⼝相談件数 30件(イビデンおよび国内グループ会社) ・啓発事例を活⽤した違反発⽣、再発の予防
・全 社員対象の意識調査を実施し、コンプライアンス相談窓⼝の理解
度を確認 - コンプライアンス相談窓⼝認知度95%(イビデンおよ
び国内グループ会社)
・相談事項に関する課題や当社外で発⽣した重要なコンプライアンス違
反をまとめた啓発事例を作成し、全社員へ配布(イビデン)
・IMSの運用を開始(イビデン)
・IMSの本格運⽤の開始
・内 部監査指摘事項に対する改善の進捗管理、効率的、効果的監査改 ・既存マネジメントシステムを統合した内部監査の実施
善の実施
第五条 地球環境との共存
全ての事業活動で地球環境との共存をめざし、環境と経営を両⽴する技術の開発と普及に努めるとともに、省エネ・省資源活動を積極的に進め、
環境に優しい商品・サービスを提供します。
2014年度の実践項⽬と結果
2015年度の実践項⽬
<省エネ活動>
<省エネ活動>
<省資源活動>
<省資源活動>
<環境リスク管理>
<環境リスク管理>
・冷凍機の効率運転、空調設備の設定などの⾒直し実施
・⽣産変動に対応し、⽣産スペース、⼯程集約の実施
- エネルギー原単位前年⽐ 2.1%減少
- CO2排出原単位2012年度⽐4%増加(⽬標未達)
・廃棄物置き場、作業場の内部監査を実施し、課題を抽出し是正
・廃棄物遵法管理として電⼦マニフェスト運⽤で遵法の維持
・⽔使⽤の多い⼯程の⾒直し実施
- 固形廃棄物発⽣原単位 2012年度⽐ 2%増加(⽬標未達)
- 取⽔量原単位2012年度⽐7%減少(⽬標達成)
・環境リスクの⾼い物質の含有リスクマップ作成
・デザインレビューと連動した化学物質含有のレビュー実施
・REACH SVHC物質のサプライチェーン調査継続実施
- 法令⾯の指導事項6件(重⼤な法令違反なし)
・⽣産設備の運転条件の⾒直しでエネルギー使⽤削減
・省エネ改善テーマの他サイト・類似ラインへの展開管理
- CO2排出原単位 2012年度⽐ 3%削減(2017年度)
・⽣産負荷と連動した廃棄物マネジメントによるムダ削減
・製造条件のMTSの明確化、適切化を図る
- 固形廃棄物原単位 2012年度⽐6%以上削減(毎年2%削減)
- 取⽔量原単位 2012年度⽐6%以上削減(毎年2%削減)
・事業場総点検・グループ会社環境リスク監査の継続実施
・技術開発部⾨主体での遵法を重視した環境配慮設計活動
・サプライチェーンに対する継続的な調査実施
・
「イビデンの森」での植樹祭や森林保全活動の開催(東横⼭・ふじはし) ・「イビデンの森」での森林保全活動の実施
・アジア地区グループ会社(IEB、IPI)での植樹活動の実施
第六条 魅⼒的で活⼒にあふれる会社
魅⼒的で活⼒にあふれる会社をめざして、公平公正な評価が⾏われる⼈事制度と安全で働きやすい環境を柱に、多様性を尊重しあい、⼀⼈ひと
りの能⼒が最⼤限に発揮できる、社員にとって働きがいのある企業⾵⼟をつくります。
2014年度の実践項⽬と結果
2015年度の実践項⽬
・労働時間管理システムによる正確な時間管理の実施
・過重労働対象者への⾯談の実施
- 3ヶ⽉の平均残業時間が60時間超過者なし(イビデン)
・社員ポータルでの継続的な情報発信
・⼥性の働きやすい制服導⼊、育児休業復職時の保健師⾯談実施
- 育児休業後の復職率定着率100%(イビデン)
・継続的な正確な時間管理の徹底
・効率的な仕事の仕⽅の実践
・⽬標評価とフィードバックのしくみの⾒直し実施
・環境変化に対応した、柔軟な就労体系の具体化
・新しい⽬標管理評価制度の運⽤
・キャリアアップ研修制度の検討
・経営者の巡視や⼩集団活動の安全パトロールを通じたルール徹底
・危険予知による有害性に対する是正・改善の実施
・特定安全衛⽣リスクに対するリスク低減活動の徹底
・請負⼯事、構内請負会社との意⾒交換
- 労働災害発⽣度数率(イビデンおよび国内グループ会社)
- 休業災害以上の労災発⽣件数28件(海外グループ会社)
・⼩集団活動での危険有害情報を組み込んだリスクコントロール
・リスクアセスメントの有効性の向上
・爆発・⽕災を発⽣させない防⽕管理
・請負⼯事/構内請負会社の安全衛⽣勉強会の継続
・衛⽣部会を通じた健康管理「Health105プラン」の推進
・メンタルヘルス不調防⽌のためのストレス診断と実施後のケア実施
- メンタルヘルス不調者の減少を達成(イビデン)
・「Health105プラン」での健康促進
・マネジメント職に対するハラスメント教育の徹底
イビデン株式会社 CSRレポート2015 56