総合戦略中間まとめに対するパブリックコメントの概要 H27.8.10 企画政策課 1パブリックコメントの募集等 (1)募集期間 平成27年7月3日(金)~7月15日(水) (2)周知方法 総合戦略中間まとめをホームページで公開するとともに、チラシと概要版を全戸配布し、法勝寺庁舎、天萬庁舎、すこやか、いこい荘の4か所で閲覧に 供した。あわせて防災行政無線となんぶSANチャンネルで町民に意見の応募を呼び掛けた。 (3)意見の件数 25件(応募人数 8名) 2 意見の内容 年代 性別 1 40歳代 女性 2 女性 3 男性 意見の内容 提案・意見の要旨 対 応 家庭の多様化している現状では企業、事業主の理解・支援が欠かせず、「企業の認 定制度を創設するなどワークライフ・バランスを推進する。」というのは子育て世 少子化対策・ 帯、特に母親にとっては心強い支援である。 子育て支援策 更に「学校マニフェスト」の中でグループによる話し合い活動を授業の核とする、 について 協働的な学習の展開を目指している南部町の取組は広くアピールしていってほし い。 ・ワークライフバランスの推進については、いただいたご意見を踏まえて、しっかりと取り組 んでまいります。 ・学校マニフェストでも紹介しました「協同学習」につきましては、基礎学力の定着や生徒の 関係づくりに有効な手法の一つと考えます。まずはしっかりとした成果につなげてまいりま す。 中学校卒業制 作として壁画 子どもの卒業制作を兼ねて、みんながモザイクを持ち寄り、中学校の壁に壁画を を作ってはど 作ってはどうか。子供たちが大きくなっても町に愛着を持ってもらうため。 うか ・卒業記念としての壁画制作については現段階では考えておりませんが、ご意見として学校現 場に伝えます。ご意見の趣旨に近い取り組みとしては、法勝寺中学校が取り組んでおります一 式飾りの町内展示を考えています。 南さいはく地域最大の交流拠点である「緑水園」周辺の整備、開発を推進していく ことが中山間地の衰退に歯止めをかけ、かつ南部町全体のテコ入れにとっても大き な意義を持つと考えるが中間まとめでは触れられていない。これからの地域発展 は、創造産業と観光が核になる。「緑水園」周辺を「クリエイティブ ヴィレッ ジ」と位置づけ、デジタルコンテンツ産業、アーチスト(デザイン、アート、音楽 緑水園周辺の など)や手仕事(職人的ものづくり)をする人たちの定住を実現する戦略を考える 整備について べきではないか。さらに魅力的な「食」を提供する店舗を複数以上配置する。「緑 水園」は山菜・田舎(郷土)料理に特化し、洋食(フレンチ、イタリアンなど)・ 洋菓子・パン・うどんや蕎麦などの若い人とくに女性も多く足を向けたくなるよう なものを受け入れ支援を整備し、希望する人材を絞り込んで情報発信していくべ き。また、「緑水園」地内に廃業した店舗があるが、これは買い上げて有効活用で きるようにするべき。 ・総合戦略を実現するための戦略として、緑水湖周辺を里山の学びと遊びと癒しの拠点として 位置付けていきたいと考えています。現在、イメージ戦略策定会議を設置して、緑水湖周辺の 開発も含めて南部町の特色を生かしたブランディングについて検討しているところですが、い ただいたご意見をこの会議にも諮りたいと考えています。 入込人数自体に大きな意味はないと思う。問題はどれだけ観光収入を増やせるか。 宿泊施設がほとんど無い南部町では、滞在時間をできるだけ長くして消費を増やし 観光政策につ ていくしかない。しかし消費したくなるような店も土産物もないのが現実。「緑水 いて 園」周辺の整備・開発は、そういう問題を解決する上でも魅力的だ。 例)緑水園から対岸(穂のかや森の学校)まで吊り橋をかける 赤猪岩神社の周辺を整備し、快適で写真を撮りたくなるようにする ・ご意見のように、観光客に長時間滞在していただいて地元に経済効果をもたらすことが大切 だと考えております。そのための滞在メニューの造成や土産物づくりなどにしっかり取り組ん でまいります。ご提案の内容についても今後の検討の参考とさせていただきます。 年代 性別 3 4 男性 70歳代 男性 意見の内容 提案・意見の要旨 対 応 Iターンの場合は、ミスマッチをどう食い止めるかが最大の課題だと感じる。短い お試しプランで納得段階にするなら、行政(役場、協議会)と該当集落を熟知した 信頼できる相談者との緊密な連携・支援体制を制度化しておくべき。移住・Uター 移住について ン目標の達成は困難だとの印象を受けるため、滞在者をふやし、消費をうながし、 一方で住んでみるのも悪くないなという気持ちを高める仕掛けをしていく。そのた めには住民が、いま居る場所で元気に充実した生活をしていることが重要だ。 ・地域振興協議会とも連携を取って、移住者のネットワークを構築しつつ、集落や地域住民も 含めてIターン者に対するきめの細かいサポートを行えるよう、受入体制を整えます。 百人委員会の提案を活かすも殺すも集落の住民力次第。協議会は集落と直接パイプ を持ち、集落に課題を投げかけ、意見・希望・要望を汲みとり、大局的な見地から 活動できる役割を持っているから、南部町の振興は協議会がその命運を握ってい る。ただ、協議会の現状は、日々疲労困憊するほどの仕事を抱えており、将来を見 通して新規事業に着手するには、いわゆる事業仕分けが必要。 地域振興協議 総合戦略がまとめられ、実際に動き出そうとする時、協議会と<とことん話し合う 会の役割 > という一点を大事にしてほしい。 将来展望を時間かけてじっくり話し合うなかで、やりたいこと、やれそうなこと、 やれそうにないことを集落の現状を頭に置きながら詰めていき、役場・協議会・集 落そして住民個人それぞれの動きについて具体化できるような戦略であってほし い。 ・総合戦略実現に向けて、地域振興協議会の役割は大変重要と考えており、実施に向けてしっ かりとひざを詰めた協議を行ってまいります。 親の立場からすると、学校は子供を安心して託せる場であってほしい。子供が伸び 伸び、いきいき、充実した生活をしていれば、若い親(親候補)が集まる可能性が 教育政策につ ふくらむ。英語教育やICTの活用が進んでも、教育の骨格は子供と教師・親にあり、 いて 教育現場で、教師が十分に子供と向き合える余裕、自力で良質な教材開発できる時 間的保障なども考慮すべきだろう。 ・ご指摘のようなある意味当たり前の学校教育現場を創出することは、県及び市町村教育行政 の責務であると同時に、残念ながら保護者の皆様のそうした願いや想いを受け止め、応えよう とする教職員の資質という課題もあります。ご期待に応えるためにも、引き続き学校改革や学 校マネージメントの改善に努めてまいります。 実現できれば、経済効果も期待でき人も集まる一石二鳥のようなシステムだろう が、本気なのか。せせこましい敷地に老人ホームに毛の生えたようなものとしない 南部町版CCRC ように、時間をかけて検討すべき。本気ならば、ゆったりとした敷地に我が国を代 について 表する施設を建設し、地元だけでなく全国から希望者が集まるような。この点では 大都市ではできない強みを山陰は持っていると思う。 ・移住されたアクティブシニアが、その経験や人脈を活かして活動で地元にもしっかり貢献し ていただけるような、南部町ならではのCCRCを実現できるよう、今後検討を進めてまいり ます。 町出身者のUターンを強力に勧める諸策の推進及び子供たちへの郷里に誇りを持つ 地域づくりに 教育の推進。上記のコンセプトのもとに、プロジェクトを立ち上げそれにふさわし ついて い地域づくりを望む。 ・町人会等とも連携しつつ、町出身者のUターンを促進するとともに、子供の頃から南部町に 愛着を持てるよう、ふるさと教育にもしっかり取り組んでまいります。 環境政策につ ごみ焼却を兼ねた身の丈にあったバイオマス発電所の建設。資金は一般からの公募 いて (県西部を中心に)を原則に。 ・バイオマス発電については、民間活力による実現を支援してまいります。 教育について 心の強い(折れない、忍耐強い)子供たちを育てる教育の推進 ・本町の教育は、「心豊かな自律した子どもの育成」及び「心豊かに共に生きる社会の醸成」 をめざす姿として掲げ日々の教育活動を展開しています。「自他を大切にする心」の育成とと もに、ご意見の趣旨をふまえた教育実践に配慮してまいります。 わが町で人口減少に歯止めをかけるための現実的な対策は、教育環境の整備による 若者定住につ 若者定住促進対策ではなかろうか?長期的な視点に立って検討してみたいものであ いて る。 ・人口減少対策は、様々な角度から総合的、戦略的に取り組んでいかなければなりません。ご 指摘の教育環境の整備・充実(教育の質を含む)は、若者定住の特効薬ではないのかもしれま せんが、必要条件の一つとして取り組むべき課題であります。今年度から試行する「まち科」 の学習は、ご意見の趣旨にも沿う取り組みであります。 年代 性別 5 6 7 女性 50歳代 男性 60歳代 男性 意見の内容 提案・意見の要旨 対 応 南部町民が、近隣市町村に移住してしまう理由に、仕事があると思う。町内に大企 業や病院福祉施設があるが、従業員・職員は町外の方が多いと思います。子育て世 代の共働きが多いが、母親としては、できれば町内で働きたいし、安全に子供を預 けられる環境があればと願っている。南部町民を優先していただける企業があると 町内の仕事に ありがたい。仕事が町内にあれば、若い人・子育て世代の人も町外への移住が減る ついて と思う。もっと企業誘致して働く場を増やしていただきたい。最近は、町内の求人 がHPでも掲載されるようになったが、より多くの住民が閲覧できるような環境が あればよいと思う。 例)役場玄関に掲示板を作る ・地域しごと支援センターを設置し、町内企業の求人開拓にも力を入れております。企業誘致 も含めて、今後も町内の雇用の確保にしっかり取り組んでまいります。また、求人情報も多く の人の閲覧に供せるよう、情報提供のあり方を検討します。 移住・定住に 家を建てる資金(補助金)の援助とかあるとありがたい。日吉津村で家を建てたと ついて きのローンの利息を助成するような補助金があり、若い世代の移住が増えている。 ・町では、三世代同居を促進するための住宅改築等への助成を行っているほか、町内で家を建 てられた場合に、5年間固定資産税相当額を補助する制度を設けているところです。 出生後、一人5万円寄贈するそうだが、結婚して「住みたい」と想えるようなビ ジョンがもっとあるといい。助成金などもっと町外の方にアピールすべき。町内に 広報について いても、助成金とか補助金など、知らないことがある。町広報誌をみない、みれな い若い世代の人にも、町のホームページはこまめに更新すべき。 ・南部町では昨年度から少子化・子育て支援対策に本腰を入れて取り組んでいるところであ り、町内に住んで子育てをしてみたいと思っていただけるよう、しっかり情報発信をしてまい ります。 ・町のホームページも更新もこまめに行うよう、徹底してまいります。 3月議会で決まったからとはいえ、保護者および指導員に移転の事前説明が無い、役 場のやり方にとても不信感をもっている。 町全体の問題として真摯に受け止めてほしい。今後、住民が関わる全ての事案につ 児童館及び放 いてもっと住民の声を聞き説明会を開いていただきたい。 課後児童クラ 住民の声に対し、鳥取県のHPのように、回答を必ずHPまたは町広報誌で掲載し ブの併設につ ていただきたい。意見だけ募っても、回答がなければ、誰(町民)も意見を言わな いて くなると思う。 中間まとめの中の「すみれ園の園庭開放」の話は寝耳に水だ。当事者への説明のな い事案は掲載しない方がよい。批判をかうだけだ。 ・プラザ西伯で行っている放課後児童クラブの移転につきましては、3月議会より前に十分な 説明を行うことが出来なかったことは申し訳なく思っております。 ・住民のみなさんの声を聞くことについて、7/30から始まった「あり方検討会」で検討の途に ついたところです。代表の方に入っていただき検討してまいりますのでご理解をお願いしま す。 ・すみれこども園の園庭開放については、すでに園舎の一部は地域の方にも使っていただける ようなスペースを設けて開放しておりますし、小学校の芝グラウンドも開放しているところで す。同じように、こども園の運営に支障のない範囲で開放してはどうかとの案です。 南部町と言うよりは、70年先、100年先には、鳥取・島根が消滅するのではとも思っ ・外国人の受け入れは、国の政策事項となるため、町としてもそうした動きがあれば注視した 人口減少対策 ている。外国人を受け入れるしか方法はないが、犯罪が増え、文化・伝統が壊れ いと思います。 る。 人口ビジョン 目標が少し楽観的で過大な期待を込めたような数値の感がした。(当然ほかの市町 について 村も戦略・対策を講じるわけだから) ・人口ビジョンの前提となる出生率の向上や移住者の増加が実現できるよう、少子化対策や移 住定住施策にしっかりと取り組んでまいります。 道の駅につい 今どこにもあるようになってきているので、人の流れや交通量等含めて十分検討す て べき。負の遺産にならないためにも。 ・南部町の特色を生かした道の駅を設置できるよう、検討委員会を設けて、しっかりと検討し てまいります。 WiFi基地局50とあるが、光ファイバーのアクセス回線は全戸に行っては無く、同軸 ・中山間地域に暮らす人々の生活支援を行うためには、人的サービスと合わせてICT技術を 情報・通信に ケーブルでストレスはないのか? 効果的に併用していく必要性が今後ますます高まっていくことが予想されます。その際には高 ついて ICT技術を使って色々なことが考えられているが、年寄りにも使いやすくて分かりや 齢者にも利用しやすいシステムとなるよう配慮してまいります。 すいものをお願いしたい。携帯電話のGPS機能を使ったリアルタイムの見守りも。 意見の内容 提案・意見の要旨 対 応 小中学校の規 この考えは参議院選挙区の合区と同じような考え方に思える。近隣自治体にたくさ 模適正化につ ん事例があるが、いずれもなくなった地区からは子供の声消え、活気が無くなった いて との声を多く聞く。 ・小中学校の規模を考える前に大切なことは、基礎学力の定着等義務教育の保障ができている のかどうかであります。一般的に適正とされる学校規模はあるのかもしれませんが、児童生徒 の数だけで規模を決める以外にも答えはなくはないと考えます。併せて、地域活性化の観点だ けで学校のあり方を論ずることは避けたいものです。町の、地域の未来を託す子供たちの教育 のあり方については、しっかりと責任ある議論をしたいものです。 消防団員の確 そもそも旧西伯町は各集落に自衛消防団が無いのでは? 保について ・町では、非常備消防としての南部町消防団を組織しています。団員に欠員が生じていること から団員の確保を進めているものです。 高齢集落対策 高齢者が多くて限界集落に近い地区もあるはずだが、そういったことへの考察や、 について 対応策があまり触れられてないことが残念でもあり、気になった。 ・小さな拠点の整備や集落ケアモデル事業のほか、ICTを活用した買い物支援や高齢者の見 守りなどの施策で、中山間地域の高齢者の生活支援にしっかりと取り組んでまいりたいと考え ています。 総合戦略につ 5年後には必ず、この後出てくる最終案に対しての、実施状況、費用対効果、その いて 他の数字を住民に開示していただきたい。 ・総合戦略の効果検証については、毎年度行い、その結果を踏まえて総合戦略を見直すことと しており、その経過をしっかり町民の皆さんにも公開してまいりたいと考えています。 中間まとめを読ませていただき、よい事ばかり書いてありますが優先順位を決めて 80歳代以 地域活性化に してください。もっと若い人が地域活性化を図る講座をしては如何でしょう。未婚 8 上 ついて の男女が多いです。若い人のUターンも期待します。町の特長をもっと表現しま 女性 しょう。 ・総合戦略を進めるにあたり、現在、イメージ戦略策定会議の場で戦略プロジェクトを設定す るなど施策の優先順位を示すことを検討しております。 ・具体的な施策の中でも、若者によるイベントなど地域活性化の取組への支援や、婚活イベン トを始めとする結婚支援、Uターン就職への支援措置などを実施することとしております。 7 60歳代 男性
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