新 旧 対 照 表 - 【NEXCO総研】株式会社 高速道路総合技術研究所

新
旧
製
複
対
照
表
避難誘導設備標準仕様書
許
平成24年7月
不
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
1
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
製
複
避難誘導設備標準仕様書
施仕第 05111 号
許
不
避難誘導設備標準仕様書
施仕第 12111 号
東日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
1
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
改訂等履歴
改訂等履歴
改訂等年月
平成 17 年 10 月
種 別
制定
改訂等概要
新規制定
改訂等年月
平成 17 年 10 月
平成 24 年 7 月
種 別
制定
追加
改訂等概要
新規制定
非常時強調灯の追加
製
複
本仕様書の適用は以下のとおりである。
本仕様書の適用は以下のとおりである。
東日本高速道路株式会社
平成 17 年 10 月
中日本高速道路株式会社
平成 17 年 10 月
西日本高速道路株式会社
平成 18 年 4 月
東日本高速道路株式会社
平成 24 年 7 月
中日本高速道路株式会社
平成 24 年 7 月
西日本高速道路株式会社
平成 24 年 7 月
不
許
2
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
第 1 章 一般事項
第 1 章 一般事項
1-1 本仕様書の適用範囲
1-1 本仕様書の適用範囲
本仕様書は、自動車専用道路のトンネル内に設置する避難誘導設備に適用するものである。
本仕様書は、自動車専用道路のトンネル内に設置する避難誘導設備に適用するものである。
製
複
1-2 避難誘導設備の概要
1-2 避難誘導設備の概要
1-2-1 機能
1-2-1 機能
本設備は標示板・表示灯・非常時強調灯をトンネル内壁面に設置し、坑口、避難連絡坑、非常駐車帯
本設備は標示板・表示灯をトンネル内壁面に設置し、坑口、避難連絡坑、非常駐車帯及び非常電話
等の非常用施設の所在を表示するものである。
及び非常電話等の非常用施設の所在を表示するものである。
1-2-2 全体構成
1-2-2 全体構成
本設備は、受配電設備からの配電により標示板・表示灯及び注意灯が点灯するものである。
本設備は、受配電設備からの配電により標示板・表示灯・注意灯及び非常時強調灯が点灯するもので
ある。
なお、本設備の標準的な全体構成を図 1-2-1 に示す。
なお、本設備の標準的な全体構成を図 1-2-1 に示す。
下り線より
受配電設備
下り線より
受配電設備 トンネル非常用設備
配 電 盤
坑口
坑口
許
中央線
非常駐車帯
不
:本仕様書の範囲
記号
:本設備
:他設備
防災受信盤
配 電 盤
避難連絡坑
名称
避難連絡坑
坑口
坑口
中央線
非常駐車帯
:本仕様書の範囲
誘導標示板(A)
記号
名称
記号
名称
:本設備
誘導標示板(A)
主制御盤
:他設備
誘導標示板(B)
制御盤
誘導標示板(B)
非常口表示灯
非常口表示灯
非常口表示灯(注意灯付)
非常口表示灯(注意灯付)
飛出し注意灯
飛出し注意灯
非常駐車帯・非常電話表示灯
図 1-2-1 全体構成
非常駐車帯・非常電話表示灯
非常時強調灯
図 1-2-1 全体構成
3
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
1-4 用語の説明
1-4 用語の説明
本仕様書で使用している用語及び略号等を表 1-4-1 に示す。
本仕様書で使用している用語及び略号等を表 1-4-1 に示す。
表 1-4-1 用語の説明
表 1-4-1 用語の説明
用語
標示板・表示灯
灯体
取付部
注意灯
取付金具
表示面
点灯装置
光源
期待寿命
ニッケルカドミウ
ム蓄電池
説明
灯体、表示部、光源、点灯装置及び電源部から構成されるもの。
筐体、取付部及び透光性カバーから構成される標示板・表示灯の外面。
トンネル壁面又は取付金具と接続する部分。
避難連絡坑の出入口の所在を示す黄色点滅装置。
灯体とトンネル壁面を接続する金具。
文字及び図形を表示する部分。
光源に電力を供給する装置。
点灯装置からの電力により表示面を照らすもの。
一定の条件下(環境、通電電流等)での計算又は加速試験結果から予測される寿命をいう。
正極にニッケル酸化物、負極にカドミウム化合物、電解液に水酸化カリウム水溶液を主
としたものからなる蓄電池。再充電により、繰り返し使用が可能である。
低圧の水銀蒸気中の放電によって発生する紫外線放射を蛍光体で可視光に変換するこ
FL
とにより光るランプ。
高輝度誘導表示灯や液晶バックライト光源として採用されているランプで、一般形蛍光
ランプの熱電子放出と違い、陽イオンの陰極への衝突エネルギーによる二次電子放出機
CFL
構により、水銀原子を励起し、放出された紫外線を蛍光体が吸収することにより可視光
エネルギーに変換され発光するランプ。
LED
接合部に電流が流れると光を放射するダイオード。
ある部品又は製品が、規格により定められた部品又は製品と同じもしくはそれ以上の性
同等品以上
能を持つこと。
トンネル本体の施工時において、トンネル壁面にあらかじめ設けておく標示板を設置す
箱抜き
る空間をいう。
平均修理時間、修理時間の期待値。本仕様書における MTTR は、高速道路上における
MTTR
(Mean
Time To 保守管理上の実績値を考慮し定めることとする。なお、MTTR の算出に当たっては現地
Repair)
での作業時間とし、道路規制及び部材調達等の時間は除くものとする。
機器の組立前において本仕様書にて求める内容を検査し、検査結果データの提出を行う
機器承諾時検査
こと。
組み上がった機器において本仕様書にて求める内容を検査し、検査結果データの提出を
機器完成時検査
行うこと。
製
複
用語
標示板・表示灯
灯体
取付部
注意灯
取付金具
表示面
点灯装置
説明
灯体、表示部、光源、点灯装置及び電源部から構成されるもの。
筐体、取付部及び透光性カバーから構成される標示板・表示灯の外面。
トンネル壁面又は取付金具と接続する部分。
避難連絡坑の出入口の所在を示す黄色点滅装置。
灯体及び非常時強調灯とトンネル壁面を接続する金具。
文字及び図形を表示する部分。
光源に電力を供給する装置。
取付部及び前面カバーから構成され、非常時にのみ緑色点滅し、避難連絡坑の出入口の所
非常時強調灯
在を示すもの。
筺体及び制御部から構成され、防災受信盤からの火災信号を受信し、制御盤へ点滅制御信
主制御盤
号を送出するもの。
筺体及び開閉器から構成され非常時強調灯を点滅させる為の制御信号を主制御盤から受
制御盤
信し、非常時強調灯に電力を供給する装置。
光源
点灯装置からの電力により表示面を照らすもの。
期待寿命
一定の条件下(環境、通電電流等)での計算又は加速試験結果から予測される寿命をいう。
ニ ッ ケ ル カ ド ミ ウ 正極にニッケル酸化物、負極にカドミウム化合物、電解液に水酸化カリウム水溶液を主と
ム蓄電池
したものからなる蓄電池。再充電により、繰り返し使用が可能である。
低圧の水銀蒸気中の放電によって発生する紫外線放射を蛍光体で可視光に変換すること
FL
により光るランプ。
高輝度誘導表示灯や液晶バックライト光源として採用されているランプで、一般形蛍光ラ
ンプの熱電子放出と違い、陽イオンの陰極への衝突エネルギーによる二次電子放出機構に
CFL
より、水銀原子を励起し、放出された紫外線を蛍光体が吸収することにより可視光エネル
ギーに変換され発光するランプ。
LED
接合部に電流が流れると光を放射するダイオード。
ある部品又は製品が、規格により定められた部品又は製品と同じもしくはそれ以上の性能
同等品以上
を持つこと。
トンネル本体の施工時において、トンネル壁面にあらかじめ設けおく標示を設する空間を
箱抜き
いう。
平均修理時間、修理時間の期待値。本仕様書における MTTR は、高速道路上における保
MTTR
(Mean
Time
To 守管理上の実績値を考慮し定めることとする。なお、MTTR の算出に当たっては現地で
Repair)
の作業時間とし、道路規制及び部材調達等の時間は除くものとする。
機器の組立前において本仕様書にて求める内容を検査し、検査結果データの提出を行うこ
機器承諾時検査
と。
組み上がった機器において本仕様書にて求める内容を検査し、検査結果データの提出を行
機器完成時検査
うこと。
不
許
4
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
第 2 章 必要条件
第 2 章 必要条件
2-1 機能構成及び種別
2-1 機能構成及び種別
2-1-1 機能構成
2-1-1 機能構成
標示板・表示灯は、受配電設備から供給された電源により光源を点灯させ、表示面を視認できる機能
標示板・表示灯は、受配電設備から供給された電源により光源を点灯させ、表示面を視認できる機
能を有する。また、停電時には停電補償機能により、一定時間表示面を視認できるものとする。
製
複
を有する。また、停電時には停電補償機能により、一定時間表示面を視認できるものとする。
非常時強調灯は、防災受信盤から受信した火災信号と受配電設備から供給された電源により緑色点滅
標示板・表示灯の標準的な機能構成を図 2-1-1 に示す。
し、避難連絡坑の出入口の所在を示す機能を有する。また、停電時には停電補償機能により、一定時間
受配電設備
標示板・表示灯
緑色点滅を視認できるものとする。
標示板・表示灯の標準的な機能構成を図 2-1-1、非常時強調灯の標準的な機能構成を図 2-1-2 に示す。
配電
取付機能
停電補償機能
収納機能
受配電設備
表示機能
保守機能
:本設備
標示板・表示灯
配電
表示機能
取付機能
停電補償機能
収納機能
保守機能
:他設備
図 2-1-1 機能構成
:本設備
受配電設備
許
トンネル非常用設備
不
新規
:他設備
図 2-1-1 標示板・表示灯機能構成
配電
主制御盤
制御盤(TN 内)
非常時強調灯(TN 内)
(電気室等)
制御機能
:本設備
取付機能
取付機能
保守機能
保守機能
停電補償機能
点灯機能
:他設備
:電源線
:制御線
図 2-1-2 非常時強調灯機能構成
5
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-1-2 種別
2-1-2 種別
標示板・表示灯・非常時強調灯の種別を表 2-1-1 に示す。
標示板・表示灯の種別を表 2-1-1 に示す。
表 2-1-1 標示板・表示灯の種別
種別
名称
非常駐車帯部を除くトンネル壁面に設置し、坑口もしくは
S1(A)
誘導標示板(直付形)
S1(B)
S2(B)
避難連絡坑までの方向及び距離を表示する。
避難連絡坑の反対車線側トンネル壁面に設置し、避難連絡
坑の所在を表示する。
S3
非常口表示灯
S4
非常口表示灯(注意灯付)
S6(B)
避難連絡坑の反対車線側トンネル壁面に設置し、避難連絡
非常駐車帯部を除くトンネル壁面に設置し、坑口もしくは
誘導標示板(埋込形)
S6(A)
避難連絡坑までの方向及び距離を表示する。
坑の所在を表示する。
S2(A)
S5
説明
飛出し注意灯
避難連絡坑の反対車線側トンネル壁面に設置し、避難連絡
坑の所在を表示する。
避難連絡坑の出入口部トンネル壁面に設置し、避難連絡坑
の所在を表示する。
避難避難坑の出入口部に設置し、車道への飛出し注意を促
すと共に避難連絡坑の所在を表示する。
非常駐車帯・非常電話表示灯 一方通行トンネルの非常駐車帯部近傍のトンネル壁面に設
(片面表示形)
製
複
種別
名称
S1(A)
S1(B)
S2(A)
S3
飛出し注意灯
置し、非常駐車帯及び非常電話の所在を表示する。
S6(A)
S6(B)
S9
ただし、標示板・表示灯の光源は FL、CFL 及び LED とする。
不
避難連絡坑までの方向及び距離を表示する。
避難連絡坑の反対車線側トンネル壁面に設置し、避難連絡
坑の所在を表示する。
非常口表示灯(注意灯)
S5
避難連絡坑の反対車線側トンネル壁面に設置し、避難連絡
非常駐車帯部を除くトンネル壁面に設置し、坑口もしくは
非常口表示灯
S4
避難連絡坑までの方向及び距離を表示する。
坑の所在を表示する。
誘導標示板(埋込形)
S2(B)
説明
非常駐車帯部を除くトンネル壁面に設置し、坑口もしくは
誘導標示板(直付形)
許
置し、非常駐車帯及び非常電話の所在を表示する。
非常駐車帯・非常電話表示灯 対面通行トンネルの非常駐車帯部近傍のトンネル壁面に設
(両面表示形)
表 2-1-1 標示板・表示灯・非常時強調灯の種別
避難連絡坑の反対車線側トンネル壁面に設置し、避難連絡
坑の所在を表示する。
避難連絡坑の出入口部トンネル壁面に設置し、避難連絡坑
の所在を表示する。
避難避難坑の出入口部に設置し、車道への飛出し注意を促
すと共に避難連絡坑の所在を表示する。
非常駐車帯・非常電話表示灯 一方通行トンネルの非常駐車帯部近傍のトンネル壁面に設
(片面表示形)
置し、非常駐車帯及び非常電話の所在を表示する。
非常駐車帯・非常電話表示灯 対面通行トンネルの非常駐車帯部近傍のトンネル壁面に設
(両面表示形)
非常時強調灯
置し、非常駐車帯及び非常電話の所在を表示する。
トンネル壁面に設置し、非常時にのみ緑色点滅し、避難連
絡坑の所在を示す。
ただし、標示板・表示灯の光源は FL、CFL 及び LED、非常時強調灯の光源は LED とする。
6
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-2 構造
2-2 構造
(1) 灯体の防水性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)] 3.性能」の保護
(1)
灯体の防水性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)]
3.性能」の保護
等級 IPX5 以上とする。
等級 IPX5 以上とする。
ただし主制御盤の防じん性能は、「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)] 3.
性能」の保護等級 IP2X 以上以上、制御盤の防水性能は、同様に保護等級 IPX5 以上、非常時強調灯の防
製
複
水性能も同様に、保護等級 IP55 以上、とする。
(2) 筐体及び取付金具は、鋼製とする。
(2) 筐体及び取付金具は、鋼製とする。
(ただし非常時強調灯の筺体及び取付金具は、鋼製またはアルミニ
ウム製とする。
)
(3) 灯体及び取付金具は、耐食性に優れたものとし、すきま腐食、応力腐食、ならびに異種金属同士の
(3)
接触による電触等を考慮したものとする。
灯体・非常時強調灯・制御盤及び取付金具は、耐食性に優れたものとし、すきま腐食、応力腐食、な
らびに異種金属同士の接触による電触等を考慮したものとする。
(4) 灯体は、直接又は取付金具により、トンネル壁面に容易かつ堅牢に取付けられるものとする。
(4)
灯体・非常時強調灯はトンネル壁面に、制御盤は避難連絡坑壁面に、直接又は取付金具により、容易
かつ堅牢に取付けられるものとする。
(5) 標示板・表示灯は、使用状態及び点検時における振動衝撃により光源の接触不良、脱落及び取付箇
(5)
所にゆるみが発生しないものとする。
標示板・表示灯・非常時強調灯は、使用状態及び点検時における振動衝撃により光源の接触不良、脱
落及び取付箇所にゆるみが発生しないものとする。
(6) 標示板・表示灯は、光源の交換又は保守点検時に開閉が容易かつ安全にできるものとする。
(6) 標示板・表示灯は、光源の交換又は保守点検時に開閉が容易かつ安全にできるものとする。
(7) 灯体の前面は、回転ブラシ等を使用する清掃時に妨げとなる突起物がないものとする。
(7) 灯体・非常時強調灯の前面は、回転ブラシ等を使用する清掃時に妨げとなる突起物がないものとする。
(8)
(8) 灯体への電源引き込みは、ケーブル直接又は電線管にて行うものとする。
なお、詳細は設計図によるものとする。
灯体・非常時強調灯・制御盤への電源引き込みは、ケーブル直接又は電線管にて行うものとする。な
お、詳細は設計図によるものとする。
(9)
(9 )取付部及び取付金具のボルト穴は、上下・水平方向に位置調整が可能なものとする。
取付部及び取付金具のボルト穴は、上下・水平方向に位置調整が可能なものとする。ただし、非常時
強調灯は除くものとする。
許
(10) 標示板・表示灯・制御盤は、点検及び内部部品の交換時に内部において蓄電池からの入力電源の開閉
(10) 標示板・表示灯は、点検及び内部部品の交換時に内部において蓄電池からの入力電源の開閉が可能
なものとする。
が可能なものとする。
(11) 灯体・制御盤の内部に外部配線との接続を行なう端子台を設けるものとする。
(11) 灯体の内部に外部配線との接続を行なう端子台を設けるものとする。
(12) 灯体・制御盤の内部に接地端子を設けるものとする。
(12) 灯体の内部に接地端子を設けるものとする。
(13) 標示板・表示灯・制御盤に内蔵する蓄電池は、
「JIS C 8705[円筒密閉形ニッケルカドミウム蓄電池]」
(13) 標示板・表示灯に内蔵する蓄電池は、「JIS C 8705[円筒密閉形ニッケルカドミウム蓄電池]」と同
等品以上の機能を有するものとする。
(14) 透光性カバーは、
「JIS R 3206[強化ガラス]」によるフロート強化ガラスと同等品以上の機能を有
不
するものとする。
と同等品以上の機能を有するものとする。
(14) 透光性カバーは、「JIS R 3206[強化ガラス]」によるフロート強化ガラスと同等品以上の機能を有する
ものとする。
(15) 前面カバーは、本仕様書「2-3-1(3)非常時強調灯」に示す光学性能に支障をきたす傷、亀裂、曇り等
のないものとし、樹脂系の材料を用いる場合には、燃焼した場合、人体に危険なガス(HCL CL-(塩化
物イオン)
、Nox No3-(硝酸イオン)、Sox SO4 (2-)(塩化物イオン)
)が発生しないものとする。
(15) 標示板・表示灯の絶縁抵抗及び耐電圧は、
「JIS C 8105-1[照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則]
第 10 章 絶縁抵抗及び耐電圧」によるものとする。
(16) 筐体に管理銘板を取り付けるものとする。記載事項は「日本道路公団」
、
「避難誘導設備」、
「仕様書
(16) 筐体に管理銘板を取り付けるものとする。記載事項は「○日本高速道路株式会社」、
「避難誘導設備」、
番号」
、
「定格電圧」、
「周波数」、
「種別」、
「製造年月」
、及び「製造者」とする。管理銘板を別添図 1(参
「仕様書番号」、
「定格電圧」、「周波数」、
「種別」、
「製造年月」、及び「製造者」とする。管理銘板を別
考資料)に示す。
添図 1(参考資料)に示す。ただし、非常時強調灯は除くものとする。
7
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
(17)
(17) 筐体の外形寸法は、次に示す値以下とする。
(a)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
S1(A)及び S1(B)
(a)
幅 1600mm、高さ 870mm、奥行き 130mm
(b)
S2(A)及び S2(B)
(b)
S3
製
複
(c)
S3
S4
幅 420mm 以下、高さ 850mm 以下
(d)
幅 420mm、高さ 1050mm
(e)
S2(A)及び S2(B)
幅 1600mm 以下、高さ 870mm 以下、奥行き 130mm 以下
幅 420mm、高さ 850mm
(d)
S1(A)及び S1(B)
幅 1600mm 以下、高さ 870mm 以下、奥行き 130mm 以下
幅 1600mm、高さ 870mm、奥行き 130mm
(c)
筐体の外形寸法は、次に示す通りとする。
S4
S6(A)及び S6(B)
幅 420mm 以下、高さ 1050mm 以下
(e)
幅 680mm、高さ 780mm
S6(A)及び S6(B)
幅 680mm 以下、高さ 780mm 以下
(f)
S9
直径 150mm 以上、奥行き
(g)
100mm 以下
S9 主制御盤
幅 400mm 以下、高さ 500mm 以下、奥行き 360mm 以下
(h)
S9 制御盤
幅 450mm 以下、高さ 900mm 以下、奥行き 360mm 以下
不
許
8
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-3 主要性能
2-3 主要性能
2-3-1 光学性能
2-3-1 光学性能
(1) 標示板・表示灯
(1) 標示板・表示灯
(a) 表示面における白色部の平均輝度の初期値は、表 2-3-1 に示す値を表 2-5-7 の光束維持率で除
(a) 表示面における白色部の平均輝度の初期値は、表 2-3-1 に示す値を表 2-5-7 の光束維持率で除し
た値以上とする。
した値以上とする。
製
複
表 2-3-1 表示面白色部の平均輝度(cd/m2)
種別
S1(A)
平均輝度
名称
130
誘導標示板(埋込形)
130
S3
非常口表示灯
220
S4
非常口表示灯(注意灯付)
220
S5
飛出し注意灯
200
S6(A)
非常駐車帯・非常電話表示灯(片面)
150
S6(B)
非常駐車帯・非常電話表示灯(両面)
150
S2(A)
S2(B)
種別
正面
誘導標示板(直付形)
S1(B)
表 2-3-1 表示面白色部の平均輝度(cd/m2)
S1(A)
Lθ≧L0min×cos
誘導標示板(埋込形)
130
S3
非常口表示灯
220
S4
非常口表示灯(注意灯付)
220
S5
飛出し注意灯
200
S6(A)
非常駐車帯・非常電話表示灯(片面)
150
S6(B)
非常駐車帯・非常電話表示灯(両面)
150
S2(B)
標示板・表示灯の配光は、
「JIL 5502[誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準]」による
θ
ものとし、角度θでの輝度Lθは次式で表わされる。
許
L0min:正面輝度基準値の下限値
k:拡散性を表わす定数(k=2.6)
(b)
正面
130
S2(A)
るものとし、角度θでの輝度Lθは次式で表わされる。
k-1
平均輝度
誘導標示板(直付形)
S1(B)
標示板・表示灯の配光は、「JIL 5502[誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準]」によ
名称
S1 及び S2 の表示面に対して正面から水平角 87 度方向の光度は 3.5cd 以上とする。
なお、光度の初期値は、3.5cd を表 2-5-7 の光束維持率で除した値以上とする。
(b)
Lθ≧L0min×cosk-1θ
L0min:正面輝度基準値の下限値
k:拡散性を表わす定数(k=2.6)
S1 及び S2 の表示面に対して正面から水平角 87 度方向の光度は 3.5cd 以上とする。
なお、光度の初期値は、3.5cd を表 2-5-7 の光束維持率で除した値以上とする。
(c) 表示面における白色部の輝度均斉度(最大値/最小値)は 4 以下とする。
(c) 表示面における白色部の輝度均斉度(最大値/最小値)は 4 以下とする。
(d) 表示面における緑色と白色の輝度比(緑色/白色)は 0.1~0.3 とする。
(d) 表示面における緑色と白色の輝度比(緑色/白色)は 0.1~0.3 とする。
(e) 表示面における黒色は透過性のない黒色とする。
(e) 表示面における黒色は透過性のない黒色とする。
(f) 表示面における緑色の色度は、
「JIS Z 9103 [安全色-一般事項] 安全色及び対比色の種類」
不
の緑(透過色)の色度座標範囲内とする。
(2) 注意灯
(a) 光度は、表示面に対し水平角 3 度方向で 3.9cd 以上とする。
なお、光度の初期値は、3.9cd を表 2-5-7 の光束維持率で除した値以上とする。
(b) 注意灯は常時点滅させるものとする。
なお、点滅回数は 60 回/分とし、点滅比は 1 対 1 とする。
(c) 注意灯の色度は、
「CIE S 004/E-2001 [信号灯の色]黄色灯火信号の色」による黄色の色度座標
範囲内とする。
(f) 表示面における緑色の色度は、
「JIS Z 9103 [安全色-一般事項] 安全色及び対比色の種類」の
緑(透過色)の色度座標範囲内とする。
(2) 注意灯
(a) 光度は、表示面に対し水平角 3 度方向で 3.9cd 以上とする。
なお、光度の初期値は、3.9cd を表 2-5-7 の光束維持率で除した値以上とする。
(b) 注意灯は常時点滅させるものとする。
なお、点滅回数は 60 回/分とし、点滅比は 1 対 1 とする。
(c) 注意灯の色度は、「CIE S 004/E-2001 [信号灯の色]黄色灯火信号の色」による黄色の色度座標範
囲内とする。
9
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
(3) 非常時強調灯
(a) 光度は、正面 30cd 以上、正面に対して水平角 75 度方向で 3.9cd 以上とする。
新規
なお、光度の初期値は、上記値それぞれに対し、表 2-5-7 の光束維持率で除した値以上とする。
(b) 非常時強調灯は、火災が発生しているトンネルについてのみ、点滅させるものとする。
なお、点滅回数は 60~120 回/分とし、点滅比は 1 対 1 とする。
製
複
(c) 非常時強調灯の色度は、「JIS Z 9103 [安全色-一般事項]安全色及び対比色の種類」の緑(透過色)
及び「CIE S 004/E-2001 [信号灯の色]緑色灯火信号の色」による緑色の色度座標範囲内とする。
不
許
10
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-4 設置条件
2-4 設置条件
標示板・表示灯・非常時強調灯・制御盤の設置条件を次に示す。
標示板・表示灯の設置条件を次に示す。
(1) 標示板・表示灯は、施設設置限界外のトンネル壁面に設置するものとする。
(1) 標示板・表示灯・非常時強調灯・制御盤は、施設設置限界外のトンネル壁面に設置するものとする。
なお、標示板・表示灯の設置位置を図 2-4-1 に示す。
なお、標示板・表示灯・非常時強調灯・制御盤の設置位置を図 2-4-1 に示す。
製
複
S6
S6
施設設置限界
施設設置限界
建築限界
建築限界
0
0
7
S5
3,500
0
5
2
0
0
4
,
1
S4
S3
S5
0
0
5
,
4
SL
3,500
R2=7,500
2.0%
避難連絡坑
0
0
7
,
4
S1、S2
750
750
R 2=
750
S4
S3
0
0
5
,
4
5, 0
00
750
R 2=
750
0
0
7
0
5
7
5, 0
00
0
5
7
2.0%
2.0%
2.000%
制御盤
SL
3,500
3,500
R2=7,500
0
5
2
S9
S1、S2
750
750
0
0
7
,
4
避難連絡坑
0
5
2
0
0
4
,
1
750
0
5
2
2.0%
2.000%
許
:本仕様書の範囲
図 2-4-1 設置位置(参考)
不
:本仕様書の範囲
図 2-4-1 設置位置(参考)
11
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-5 機能及び仕様
2-5 機能及び仕様
2-5-1 機能
2-5-1 機能
(1) 取付機能
(1) 取付機能
標示板・表示灯・非常時強調灯をトンネル壁面に、制御盤を避難連絡坑壁面に堅牢に取付けられる
標示板・表示灯をトンネル壁面に堅牢に取付けられるものとする。
ものとする。
(2) 収納機能
製
複
(2) 収納機能
光源及び点灯装置等を灯体内に収納できるものとする。
標示板・表示灯は光源及び点灯装置等を灯体内に、非常時強調灯は光源を内部に、制御盤は点灯装
置を内部に収納できるものとする。
(3) 保守機能
(3) 保守機能
標示板・表示灯をトンネル壁面に取り付けた状態で、内部点検及び光源の交換等が容易にできるも
標示板・表示灯をトンネル壁面に、制御盤を避難連絡坑壁面に取り付けた状態で、内部点検及び光
のとする。
源の交換等が容易にできるものとする。
(4) 表示機能
(4) 表示機能
光源が点灯することにより、表示面の表示内容を判読できるものとする。
(5) 停電補償機能
光源が点灯することにより、表示面の表示内容を判読できるものとする。
(5) 停電補償機能
商用停電時は瞬時に蓄電池からの電源供給に切換え、30 分以上光源を点灯できるものとする。
商用停電時は瞬時に蓄電池からの電源供給に切換え、30 分以上光源及び非常時強調灯を点灯できる
なお、停電時の条件を次に示す。
ものとする。
(a) 標示板・表示灯の表示面における白色部の平均輝度は、表 2-3-1 に示す値の 50%以上とす
る。
なお、停電時の条件を次に示す。
(a) 標示板・表示灯の表示面における白色部の平均輝度は、表 2-3-1 に示す値の 50%以上とす
(b) 標示板・表示灯のうち S1 及び S2 の表示面に対し正面から水平角 87 度方向の光度は、50%
以上とする。
る。
(b) 標示板・表示灯のうち S1 及び S2 の表示面に対し正面から水平角 87 度方向の光度は、50%
許
(c) 注意灯の光度は、表示面に対し正面から水平角 3 度方向で 70%以上とする。
以上とする。
(c) 注意灯の光度は、表示面に対し正面から水平角 3 度方向で 70%以上とする。
(d)
新規
非常時強調灯の光度の正面光度は 70%以上とする。
(6) 点滅機能
非常時強調灯は、非常時にのみ緑色点滅を行うことができるものとし、遠くからでも十分にその点滅
状態が視認できるものとする。
(7) 制御機能
(a) 主制御盤は 防災受信盤から受信した制御信号により、上下線を切り分けて強調灯を緑色
不
点滅させることができるものとする。
(b)
火災信号復旧時には、非常時強調灯の緑色点滅を消灯できるものとする。
(c)
チャタリング防止機能を有するものとする。
12
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-5-2 仕様
2-5-2 仕様
(1) 標示板・表示灯及び非常時強調灯の色及び寸法
(1) 標示板・表示灯の表示面の色及び寸法
標示板・表示灯の表示面の色及び寸法は、次の表 2-5-1~5 及び図 2-5-1~7 によるものとする。
標示板・表示灯の表示面の色及び寸法は、次の表 2-5-1~5 及び図 2-5-1~7 によるものとする。
なお、ピクトグラフは「JIL 5502[誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準」によるもの
なお、ピクトグラフは「JIL 5502[誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準」によるものと
とする。
する。
製
複
また、表示面の字体は、角ゴシック体とする。
S1(A)及び S2(A)
(a)
表 2-5-1 S1(A)及び S2(A)の表示面
幅(mm)
表 2-5-1 S1(A)及び S2(A)の表示面
部位
色
有効表示面
白
1200
600
ピクトグラフ部
緑
260
260
方向表示部
緑
373
260
表示文字部
緑
180
90
距離数字部
緑
高さ(mm)
450
120
1,200
有効表示面
白
1200
漢字部
緑
150
ひらがな部
緑
幅(mm)
高さ(mm)
600
不
125
1,200
45
150
45
260
260
方向表示部
緑
373
260
表示文字部
緑
180
90
距離数字部
緑
450
120
125
45
150
45
150
(50)
47
373
47
260
373
(50)
150
125
150
(75)
450
図 2-5-1
S1(A)及び S2(A)の表示面
表 2-5-2
S1(B)及び S2(B)の表示面
S1(B)及び S2(B)
部位
色
幅(mm)
高さ(mm)
有効表示面
白
1200
600
漢字部
緑
150
150
ひらがな部
緑
125
125
1,200
(50)
150
45
150
(50)
150
45
125
45
150
45
125
45
150
45
150
(50)
(50)
150
45
125
45
150
45
150
45
125
45
125
125
150
緑色
150
600
(100)
図 2-5-2 S1(B)及び S2(B)の表示面
125
125
白色
600
90
90
120
450
150
125
150
緑色
白色
88
(75)
(75)
150
緑
(70)
S1(B)及び S2(B)の表示面
色
45
ピクトグラフ部
(60)
88
(60)
(b)
部位
150
600
260
(70)
260
600
90
90
120
白色
許
(75)
450
S1(B)及び S2(B)
(50)
1200
緑色
S1(A)及び S2(A)の表示面
表 2-5-2
白
(50)
(50)
(75)
(b)
有効表示面
(75)
373
150
図 2-5-1
高さ(mm)
150
47
260
450
幅(mm)
1,200
緑色
(75)
色
600
47
373
部位
150
(50)
S1(A)及び S2(A)
(75)
(a)
また、表示面の字体は、角ゴシック体とする。
白色
45
150
45
150
45
125
45
125
(100)
図 2-5-2 S1(B)及び S2(B)の表示面
13
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
30
30
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
製
複
420
630
630
黒色
420
黒色
白色
白色
50
80
420
80
34
80
34
80
34
80
緑色
29
480
50
29
80
50
緑色
29
図 2-5-7
50
420
S6(B)の表示面(裏面)
80
34
80
34
80
34
80
29
480
図 2-5-7
(f)
S6(B)の表示面(裏面)
S9 非常時強調灯
非常時強調灯の寸法は直径 150mm 以上とし、取付位置は設計要領第 3 集トンネル非常用設備 2-4 非
常用施設の設置計画を参照。
なお、参考を図 2-5-8 に示す。
許
新規
不
図 2-5-8 S9 の前面(参考)
14
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
(2) 注意灯の寸法及び取付位置
(2) 注意灯の寸法及び取付位置
注意灯の寸法は直径 90mm 以上とし、取付位置は表示灯の下部とする。
注意灯の寸法は直径 90mm 以上とし、取付位置は表示灯の下部とする。
なお、参考を図 2-5-8 に示す。
なお、参考を図 2-5-9 に示す。
図 2-5-8
製
複
注意灯の取付位置(参考)
図 2-5-9
注意灯の取付位置(参考)
不
許
15
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
(3) 光源の期待寿命時における光束維持率
(3) 光源の期待寿命時における光束維持率
光源の期待寿命時における光束維持率は次の値以上とする。
光源の期待寿命時における光束維持率は次の値以上とする。
表 2-5-7 光源の期待寿命時における光束維持率
表 2-5-7 光源の期待寿命時における光束維持率
光源
期待寿命(時間)
製
複
光源
光束維持率
FL(40w)
1.2×104
0.8
FL(20w)
0.85×104
0.8
CFL
4
4.0×10
0.7
LED
4.0×104
0.5
(4) 点灯装置及び蓄電池の期待寿命
期待寿命(時間)
光束維持率
FL(40w)
1.2×104
0.8
FL(20w)
0.85×104
0.8
CFL
4
4.0×10
0.7
LED
4.0×104
0.5
(4) 点灯装置、制御盤及び蓄電池の期待寿命
点灯装置及び蓄電池の期待寿命は次のとおりとする。
点灯装置、制御盤及び蓄電池の期待寿命は次のとおりとする。
4
(a) 点灯装置は、4.0×10 時間以上とする。
(a) 点灯装置及び制御盤は、4.0×104 時間以上とする。
(b) 蓄電池は、4.0×104 時間以上とする。
(b) 蓄電池は、4.0×104 時間以上とする。
2-6 動作条件
2-6
標示板・表示灯が正常に動作できる条件を表 2-6-1 に示す。
動作条件
(1) 標示板・表示灯・非常時強調灯及び制御盤が正常に動作できる条件を表 2-6-1 に示す。
表 2-6-1 動作条件の分類
表 2-6-1 動作条件の分類
動作条件
備考
許
IEC60721-3-4
環境条件 4K2/4Z1/4Z4/4Z8/4B1/4C2/4S3
K:気象条件
Z:特別な気象条件
B:生物条件
C:化学的活性物質
S:機械的活性物質
不
動作条件
備考
IEC60721-3-4
環境条件 4K2/4Z1/4Z4/4Z8/4B1/4C2/4S3
K:気象条件
Z:特別な気象条件
B:生物条件
C:化学的活性物質
S:機械的活性物質
ただし、周囲温度については次に示すものとする。
ただし、周囲温度については次に示すものとする。
周囲温度 -10℃~+40℃
周囲温度 -10℃~+40℃
詳細は、IEC60721-3-4Classification of environmental conditions-part3
詳細は、IEC60721-3-4 「JIS
C 60721-3-4[環境条件と分類 環境パラメータ
Classification of groups of environmental parameters and their
とその厳しさのグループ別分類 屋外固定用使用の条件]」を参照のこと。
severities-Section4:Stationary use at non-weatherprotected locations
を参照のこと。
16
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
(2) 主制御盤が正常に動作できる条件を表 2-6-2 に示す。
表 2-6-2 動作条件の分類
動作条件
新規
備考
製
複
IEC60721-3-3
環境条件 3K3/3Z1/3B1/3C1/3S2/3M2
K:気象条件
Z:特別な気象条件
B:生物条件
C:化学的活性物質
S:機械的活性物質
M:機械的条件
ただし、温度、相対湿度及び標高については次に示すものとする。
相対湿度
85%以下
標高
2,000m 以下
詳細は、IEC60721-3-3 「JIS
不
許
C 60721-3-3[環境条件と分類 環境パラメータ
とその厳しさのグループ別分類 屋内固定用使用の条件]」を参照のこと。
17
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-7
2-7 電源
電源
2-7-1
2-7-1 入力条件
入力条件
本設備の標準的な入力電圧を次に示す。
本設備の標準的な入力電圧を次に示す。
三相 3 線式
415V±10% (50Hz 又は 60Hz)
三相 3 線式
415V±10% (50Hz 又は 60Hz)
三相 3 線式
460V±10% (60Hz)
三相 3 線式
460V±10% (60Hz)
単相 2 線式
240V±10% (50Hz 又は 60Hz)
単相 2 線式
240V±10% (50Hz 又は 60Hz)
単相 2 線式
200V±10% (50Hz 又は 60Hz)
単相 2 線式
200V±10% (50Hz 又は 60Hz)
単相 2 線式
100V±10% (50Hz 又は 60Hz)
2-7-2 負荷容量
製
複
2-7-2
負荷容量
標示板・表示灯の負荷容量は次の値以下とする。
標示板・表示灯・非常時強調灯の負荷容量は次の値以下とする。
表 2-7-1 標示板・表示灯の負荷容量
種別
表 2-7-1 標示板・表示灯・非常時強調灯の負荷容量
負荷容量(VA)
FL(40w)
FL(20w)
CFL
LED
S1(A)
180
-
140
100
S1(B)
180
-
140
100
S2(A)
180
-
140
100
S2(B)
180
-
140
100
S3
-
80
60
65
S4
-
140
70
S5
-
80
60
S6(A)
-
120
70
S6(B)
-
120
70
許
不
負荷容量(VA)
種別
70
65
40
80
2-7-3
FL(40w)
FL(20w)
CFL
LED
S1(A)
180
-
140
100
S1(B)
180
-
140
100
S2(A)
180
-
140
100
S2(B)
180
-
140
100
S3
-
80
60
65
S4
-
140
70
70
S5
-
80
60
65
S6(A)
-
120
70
40
S6(B)
-
120
70
80
S9
-
-
-
15
絶縁抵抗
標示板・表示灯・非常時強調灯の絶縁抵抗は、「JIS C 8105-1[照明器具-第 1 部:安全性要求事項通
則] 第 10 章 絶縁抵抗及び耐電圧」によるものとする。
主制御盤・制御盤の絶縁抵抗は、10MΩ以上とし、直流 500V 絶縁抵抗計により測定を行うものとする。
(サージ防護デバイス及び半導体回路は除くものとする)測定箇所等は表 2-7-2 によるものとする。
表 2-7-2 絶縁抵抗測定箇所及び測定条件
測定箇所
測定条件
電源端子と接地端子間
アースを外した状態
通信用端子の両端子間
外部回線を切り離した状態
通信用端子の片側端子と接地端子間
アースを外した状態
18
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
2-7-4
耐電圧
標示板・表示灯・非常時強調灯の耐電圧は、
「JIS C 8105-1[照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則]
第 10 章 絶縁抵抗及び耐電圧」によるものとする。
主制御盤・制御盤の耐電圧は、入力電圧 250V 以下の時 交流 1500V、入力電圧 250V 超の時 交流 2000V
を 1 分間印加し、異常がないこととする。(サージ防護デバイス及び半導体回路は除くものとする)測
製
複
定箇所等は表 2-7-3 によるものとする。
表-2-7-3 耐電圧測定箇所及び測定条件
測定箇所
電源入力部と筐体間
2-7-5
測定条件
制御系及びアースを外した状態
耐雷保護
JIS C 5381-1「低電圧システムに接続するサージ防護デバイスの所 要性能及び試験方法」クラスⅡ
を、及び JIS C 5381-21「通信及び信号回線に接続するサージ防護デバイスの所要性能及び試験方法」
カテゴリ C2 を満足する耐雷に対する措置を講ずること。
2-8
保守性
2-8-1
2-8
MTTR
保守性
2-8-1
MTTR は表 2-8-1 に示す値以下とする。
MTTR は表 2-8-1 に示す値以下とする。
表 2-8-1 MTTR
交換機器
表 2-8-1 MTTR
許
MTTR(分)
FL
CFL
光源
5
30
蓄電池
10
15
表示面
20
20
点灯装置
15
60
LED
25
5
20
15
注 1)MTTR は現地での作業時間とし、算出にあたっては交通規制、高所作業準備、及び
不
部材調達等の時間は除くものとする。
MTTR
交換機器
MTTR(分)
FL
CFL
LED
光源
5
30
25
蓄電池
10
15
5
表示面
20
20
20
点灯装置
15
60
15
注 1)MTTR は現地での作業時間とし、算出にあたっては交通規制、高所作業準備、及び
部材調達等の時間は除くものとする。
19
現行(避難誘導設備標準仕様書 平成 17 年 10 月版)
改訂(避難誘導設備標準仕様書 平成 24 年 7 月版)
第 3 章 検査
第 3 章 検査
3-1 検査項目
3-1 検査項目
本設備は次の検査を行うものとする。
本設備は次の検査を行うものとする。
なお、検査内容、検査方法及び検査基準については別に定める検査方案書によるものとする。
なお、検査内容、検査方法及び検査基準については別に定める検査方案書によるものとする。
製
複
3-1-1 機器承諾時検査
3-1-1 機器承諾時検査
(1) 塩水噴霧検査※
(1) 塩水噴霧検査※
3-1-2 機器完成時検査
3-1-2 機器完成時検査
※
(1)
防水検査※
(2)
防じん検査※
(2) トンネル壁面への取付け検査※
(3)
トンネル壁面への取付け検査※
(3) 衝撃検査※
(4)
衝撃検査※
(4) 蓄電池仕様検査※
(5)
蓄電池仕様検査※
(5) 透光性カバー検査※
(6)
透光性カバー検査※
(7)
前面カバー検査※
(8)
発生ガス酸性度検査※
(1) 防水検査
(6) 絶縁抵抗及び耐電圧検査
(9)
(7) 外形寸法検査※
(10)
許
(8) 表示灯性能検査※
(9) 注意灯性能検査※
絶縁抵抗及び耐電圧検査
外形寸法検査※
(11) 標示板・表示灯性能検査※
(12) 注意灯性能検査※
(13) 非常時強調灯性能検査※
(10) 停電補償機能検査※
(11) 表示灯の表示面寸法検査※
(12) 注意灯の表示面寸法検査※
(13) 光源の期待寿命時における光束維持率検査※
(14) 点灯装置及び蓄電池の期待寿命検査※
不
(15) 温度検査※
(16) 電源電圧変動検査※
(17) 負荷容量検査※
(18) MTTR 確認検査※
(19) 外観検査
※
当該製作器具と同等の規格で製作されたと認められる器具の検査結果に置き替えることができるもの
とする。
(14)
停電補償機能検査※
(15)
標示板・表示灯の表示面寸法検査※
(16)
注意灯の表示面寸法検査※
(17)
光源の期待寿命時における光束維持率検査※
(18)
点灯装置、制御盤及び蓄電池の期待寿命検査※
(19)
温度検査※
(20)
電源電圧変動検査※
(21)
負荷容量検査※
(22)
MTTR 確認検査※
(23)
制御機能検査
(24)
外観検査
※
当該製作器具と同等の規格で製作されたと認められる器具の検査結果に置き替えることができるもの
とする。
20
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
別
添
別
添
製
複
避難誘導設備標準仕様書
検査方案書
避難誘導設備標準仕様書
検査方案書
不
許
東日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
1
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
改訂等履歴
改訂等年月
種 別
制定
改訂等履歴
改訂等概要
改訂等年月
新規制定
平成 24 年 7 月
種 別
制定
改訂
改訂等概
新規制定
非常時強調灯の追加
製
複
本検査方案書の適用は以下のとおりである。
本検査方案書の適用は以下のとおりである。
東日本高速道路株式会社
平成 17 年 10 月
中日本高速道路株式会社
平成 17 年 10 月
西日本高速道路株式会社
平成 18 年 4 月
東日本高速道路株式会社
平成 24 年 7 月
中日本高速道路株式会社
平成 24 年 7 月
西日本高速道路株式会社
平成 24 年 7 月
不
許
2
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
【 目 次 】
【 目 次 】
第 1 章 適用...................................................................................4
第 1 章 適用..................................................................................4
第 2 章 検査内容...............................................................................5
第 2 章 検査内容...............................................................................5
2-1 機器承諾時検査.......................................................................5
2-1-1 塩水噴霧検査 .................................................................... 5
2-2 機器完成時検査.......................................................................6
2-2-1 防水検査 ........................................................................ 6
製
複
2-1 機器承諾時検査........................................................................ 5
2-1-1 塩水噴霧検査......................................................................5
2-2 機器完成時検査........................................................................ 5
2-2-1 防水検査 .......................................................................
6
2-2-2 防じん検査 ....................................................................... 6
2-2-2 トンネル壁面への取付け検査 ....................................................... 6
2-2-3 トンネル壁面への取付け検査 ....................................................... 6
2-2-3 衝撃検査 ........................................................................ 7
2-2-4 衝撃検査 ......................................................................... 6
2-2-4 蓄電池仕様検査 .................................................................. 8
2-2-5 蓄電池仕様検査 ................................................................... 7
2-2-5 透光性カバー検査................................................................. 8
2-2-6 透光性カバー検査 ................................................................. 8
2-2-7 前面カバー検査 ................................................................... 8
2-2-8 発生ガス酸性度検査 ............................................................... 9
2-2-6 絶縁抵抗及び耐電圧検査........................................................... 9
2-2-9 絶縁抵抗及び耐電圧検査 ........................................................... 9
2-2-7 外形寸法検査 .................................................................... 9
2-2-10 外形寸法検査 .................................................................... 9
2-2-8 標示板・表示灯性能検査.......................................................... 10
2-2-11 標示板・表示灯性能検査 ......................................................... 10
2-2-9 注意灯性能検査 ................................................................. 15
2-2-12 注意灯性能検査 ................................................................. 15
2-2-13 強調灯性能検査 ................................................................. 10
2-2-10 停電補償機能検査............................................................... 16
2-2-11 標示板・表示灯の表示面寸法検査 ................................................. 18
2-2-12 注意灯の表示面寸法検査......................................................... 19
2-2-14 停電補償機能検査 ............................................................... 15
2-2-15 標示板・表示灯の表示面寸法検査 ................................................. 16
2-2-16 注意灯の表示面寸法検査 ......................................................... 18
許
2-2-13 光源の期待寿命時における光束維持率検査 ......................................... 19
2-2-14 点灯装置及び蓄電池の期待寿命検査 ............................................... 19
2-2-15 温度検査 ...................................................................... 19
2-2-16 電源電圧変動検査............................................................... 20
2-2-17 負荷容量検査 .................................................................. 20
2-2-18 MTTR 確認検査 .................................................................. 20
2-2-19 外観検査 ...................................................................... 21
不
2-2-17 光源の期待寿命時における光束維持率検査 ......................................... 19
2-2-18 点灯装置・制御盤及び蓄電池の期待寿命検査 ....................................... 19
2-2-19 温度検査 ....................................................................... 19
2-2-20 電源電圧変動検査 ............................................................... 20
2-2-21 負荷容量検査 ................................................................... 20
2-2-22 MTTR 確認検査 .................................................................. 20
2-2-23 制御機能検査 ................................................................... 21
2-2-24 外観検査 ....................................................................... 21
3
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
第1章 適用
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
第1章 適用
本検査方案書は、避難誘導設備標準仕様書「第 3 章 検査」で示した各検査における検査内容、検査方法及
び検査基準に適用するものである。
本検査方案書は、避難誘導設備標準仕様書「第 3 章 検査」で示した各検査における検査内容、検査方法及
び検査基準に適用するものである。
製
複
不
許
4
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
第2章
検査内容
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
第2章
2-1 機器承諾時検査
検査内容
2-1 機器承諾時検査
2-1-1 塩水噴霧検査
2-1-1 塩水噴霧検査
(1) 検査内容
製
複
(1) 検査内容
試験片により標示板・表示灯の外部に露出する部分に使用する材質の耐食性を確認する。
試験片により標示板・表示灯・非常時強調灯・制御盤の外部に露出する部分に使用する材質の耐食
(2) 検査方法
性を確認する。
「JIS Z 2371「塩水噴霧試験方法」7.2.1 中性塩水噴霧試験」による。
(2) 検査方法
なお、試験時間は 1000 時間以上とする。また、対象とする部位は、屋外に面する筐体、取付脚、取
「JIS Z 2371「塩水噴霧試験方法」7.2.1 中性塩水噴霧試験」による。
付金具、ヒンジ及びラッチとする。
なお、試験時間は 1000 時間以上とする。また、対象とする部位は、屋外に面する筐体、取付脚、取
(3) 検査基準
付金具、ヒンジ及びラッチとする。
「JIS Z 2371「塩水噴霧試験方法」16a)面積法」によるものとし、「附属書 1(規定)レイティングナン
(3) 検査基準
バ法 9.8-1」とする。
「JIS Z 2371「塩水噴霧試験方法」16a)面積法」によるものとし、「附属書 1(規定)レイティングナン
バ法 9.8-1」とする。
不
許
5
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2 機器完成時検査
2-2 機器完成時検査
2-2-1 防水検査
2-2-1 防水検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
灯体・非常時強調灯・制御盤の防水性の確認を行う。
灯体の防水性の確認を行う。
(2) 検査方法
製
複
(2) 検査方法
灯体の防水性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード) 14.2.5 直径 6.3mm
ノズルによる第二特性数字 5 に対する試験」による。
灯体・非常時強調灯・制御盤の防水性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コ
ード) 14.2.5 直径 6.3mm ノズルによる第二特性数字 5 に対する試験」による。
(3) 検査基準
(3) 検査基準
灯体の防水性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)] 性能」の保護等
級 IPX5 以上であること。
灯体・非常時強調灯・制御盤の防水性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コ
ード)] 性能」の保護等級 IPX5 以上であること。
2-2-2 防じん検査
(1) 検査内容
非常時強調灯・主制御盤の防じん性の確認を行う。
(2) 検査方法
非常時強調灯の防じん性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード) 13.4、
(新
13.5 じんあい装置による第一特性数字 5 に対する試験」による。
規)
主制御盤の防じん性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード) 13.2 直径
12.5mm 鋼球による第一特性数字 2 に対する試験」による。
許
(3) 検査基準
非常時強調灯の防じん性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)] 性能」
の保護等級 IP5X 以上であること。
主制御盤の防じん性能は、
「JIS C 0920[電気機械器具の外郭による保護等級(IP コード)] 性能」の
保護等級 IP2X 以上であること。
2-2-3 トンネル壁面への取付け検査
2-2-2 トンネル壁面への取付け検査
不
(1) 検査内容
標示板・表示灯が直接又は取付金具により、トンネルを想定した壁面に容易かつ堅牢に取り付くこと
を確認する。
(2) 検査方法
「JIS C 8105-2-3[照明器具-第 2-3 部:道路及び街路照明器具に関する安全性要求事項]3.6.3 支持
物への取付け」に規定された検査を行う。
ただし、単位面積当たりの荷重は、風力係数を 1.0 とした時、0.56kN/m2(風速 30m/s 相当)以上とす
る。
(3) 検査基準
(1) 検査内容
標示板・表示灯・非常時強調灯・制御盤が直接又は取付金具により、トンネルを想定した壁面に容
易かつ堅牢に取り付くことを確認する。
(2) 検査方法
「JIS C 8105-2-3[照明器具-第 2-3 部:道路及び街路照明器具に関する安全性要求事項]3.6.3 支持
物への取付け」に規定された検査を行う。
ただし、単位面積当たりの荷重は、風力係数を 1.0 とした時、0.56kN/m2(風速 30m/s 相当)以上とす
る。
(3) 検査基準
目視により変形等が無いことを確認し、荷重に耐えられること。
目視により変形等が無いことを確認し、荷重に耐えられること。
6
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-3 衝撃検査
2-2-4 衝撃検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
標示板・表示灯が振動衝撃により光源の接触不良、脱落ならびに取付箇所にゆるみが発生しないこと
を筐体の衝撃検査で確認する。
標示板・表示灯・非常時強調灯が振動衝撃により光源の接触不良、脱落ならびに取付箇所にゆるみ
が発生しないことを筐体の衝撃検査で確認する。
(2) 検査方法
(2) 検査方法
製
複
「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則]4.13.1 b)」による。
(3) 検査基準
「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則]4.13.1 b)」による。
(3) 検査基準
「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則]4.13.1 a)判定」による。
「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則]4.13.1 a)判定」による。
不
許
7
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-5 蓄電池仕様検査
2-2-4 蓄電池仕様検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
蓄電池の性能を確認する。
蓄電池の性能を確認する。
(2) 検査方法
(2) 検査方法
製
複
「JIS C 8705[円筒密閉形ニッケルカドミウム蓄電池] 6.2 受入検査」の結果を確認する。
(3) 検査基準
「JIS C 8705[円筒密閉形ニッケルカドミウム蓄電池] 6.2 受入検査」の結果を確認する。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-2 構造(13)」に規定する内容を満足すること。
2-2-5 透光性カバー検査
標準仕様書「2-2 構造(13)」に規定する内容を満足すること。
2-2-6 透光性カバー検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
透光性カバーの性能を確認する。
透光性カバーの性能を確認する。
(2) 検査方法
(2) 検査方法
「JIS R 3206[強化ガラス] 9.検査」の結果を確認する。
「JIS R 3206[強化ガラス] 9.検査」の結果を確認する。
(3) 検査基準
(3) 検査基準
標準仕様書「2-2 構造(14)」に規定する内容を満足すること。
標準仕様書「2-2 構造(14)」に規定する内容を満足すること。
2-2-7 前面カバー検査
(1)
検査内容
標準仕様書「2-3-1 光学性能(3)
」に示す性能に支障をきたす傷、亀裂、曇り等の無いことを確認
許
(2)
(3)
(新
規)
する。
検査方法
目視及び触手により確認を行う。
検査基準
標準仕様書「2-2 構造(15)」に規定する内容を満足すること。
2-2-8 発生ガス酸性度検査
(1)
不
(2)
(3)
検査内容
前面カバーの発生ガス酸性度を確認する。
検査方法
「JIS C3666-2 [電気ケーブルの難燃性発生ガス測定試験方法-第 2 部:電気ケー
ブル材料の燃焼時における pH 及び導電率による発生ガスの酸性度測定」によるもの
とする。
検査基準
1L の水に対して pH4.3 以上であること。
8
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-9 絶縁抵抗及び耐電圧検査
2-2-6 絶縁抵抗及び耐電圧検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
標示板・表示灯の絶縁抵抗及び耐電圧を「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則] 第
標示板・表示灯・非常時強調灯の絶縁抵抗及び耐電圧を「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全
10 章 絶縁抵抗及び耐電圧」により確認する。
性要求事項通則] 第 10 章 絶縁抵抗及び耐電圧」により確認する。
(2) 検査方法
主制御盤・制御盤の絶縁抵抗及び耐電圧を確認する。
「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則] 第 10 章 絶縁抵抗及び耐電圧」による。
製
複
(2) 検査方法
(a)
標示板・表示灯・非常時強調灯
「JIS C 8105-1「照明器具-第 1 部:安全性要求事項通則] 第 10 章 絶縁抵抗及び耐電圧」による。
(b) 主制御盤・制御盤
標準仕様書「2-7-3 絶縁抵抗」で規定された内容で測定する。
標準仕様書「2-7-4 耐電圧」で規定された内容で測定する。
(3) 検査基準
(3) 検査基準
標準仕様書「2-2 構造(15)」に規定する内容を満足すること。
標準仕様書「2-7-3 絶縁抵抗」で規定された内容を満足すること。
標準仕様書「2-7-4 耐電圧」で規定された内容を満足すること。
2-2-7 外形寸法検査
2-2-10 外形寸法検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
筐体の外形寸法を確認する。
筐体の外形寸法を確認する。
(2) 検査方法
(2) 検査方法
スケール及びノギス等の測定工具により計測する。
スケール及びノギス等の測定工具により計測する。
許
「JIS B 0405[普通公差-第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差] 4.1
長さ寸法」の公差等級 V(極粗級)による。
(3) 検査基準
「JIS B 0405[普通公差-第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差] 4.1
長さ寸法」の公差等級 V(極粗級)による。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-2 構造(17)」に規定する内容を満足していること。
不
標準仕様書「2-2 構造(17)」に規定する内容を満足していること。
9
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-11 標示板・表示灯性能検査
2-2-8 標示板・表示灯性能検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
標示板・表示灯の光学性能を確認する。
標示板・表示灯の光学性能を確認する。
(2) 検査方法
(2) 検査方法
(a) 表示面における白色部の平均輝度
(a) 表示面における白色部の平均輝度
製
複
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」によるものとし、計算式及び輝度の測定方法を表
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」によるものとし、計算式及び輝度の測定方法を表
2-2-1 及び図 2-2-1 に示す。
2-2-1 及び図 2-2-1 に示す。
表 2-2-1 表示面における白色部の平均輝度
種別
S1(A)
名称
計算式
誘導標示板(直付形)
正面 130cd/㎡ ÷ 光束維持率
誘導標示板(埋込形)
正面 130cd/㎡ ÷ 光束維持率
S3
非常口表示灯
正面 220cd/㎡ ÷ 光束維持率
S4
非常口表示灯(注意灯付)
正面 220cd/㎡ ÷ 光束維持率
S5
飛出し注意灯
正面 200cd/㎡ ÷ 光束維持率
S1(B)
S2(A)
S2(B)
表 2-2-1 表示面における白色部の平均輝度
平均輝度
水平角 60°
種別
S1(A)
平均輝度
計算式
水平角 60°
誘導標示板(直付形)
正面 130cd/㎡ ÷ 光束維持率
誘導標示板(埋込形)
正面 130cd/㎡ ÷ 光束維持率
S3
非常口表示灯
正面 220cd/㎡ ÷ 光束維持率
S4
非常口表示灯(注意灯付)
正面 220cd/㎡ ÷ 光束維持率
S5
飛出し注意灯
正面 200cd/㎡ ÷ 光束維持率
S1(B)
S2(A)
S2(B)
33%以上
名称
S6(A)
非常駐車帯・非常電話表示灯(片面) 正面 150cd/㎡ ÷ 光束維持率
S6(A)
非常駐車帯・非常電話表示灯(片面) 正面 150cd/㎡ ÷ 光束維持率
S6(B)
非常駐車帯・非常電話表示灯(両面) 正面 150cd/㎡ ÷ 光束維持率
S6(B)
非常駐車帯・非常電話表示灯(両面) 正面 150cd/㎡ ÷ 光束維持率
許
標示板・表示灯
60°
60°
水平角60°方向
水平角60°方向
不
輝度計
正面方向
図 2-2-1 標示板・表示灯の輝度測定方法
33%以上
標示板・表示灯
60°
60°
水平角60°方向
水平角60°方向
輝度計
正面方向
図 2-2-1 標示板・表示灯の輝度測定方法
10
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
(b)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
(b)
S1 及び S2 の表示面に対して正面から水平角 87 度方向の光度
S1 及び S2 の表示面に対して正面から水平角 87 度方向の光度
標示板の輝度を 87 度方向から測定高さを変えて 5 点測定し、その平均値を発光輝度とする。
標示板の輝度を 87 度方向から測定高さを変えて 5 点測定し、その平均値を発光輝度とする。
なお、5 点各々の測定は、輝度計を水平状態に保ったまま高さを変化させるものとする。
なお、5 点各々の測定は、輝度計を水平状態に保ったまま高さを変化させるものとする。
光度の算出は、上記で求めた発光輝度に表示面の見かけ面積(水平角 87 度)を乗じた値とする。
光度の算出は、上記で求めた発光輝度に表示面の見かけ面積(水平角 87 度)を乗じた値とする。
製
複
標示板の光度測定方法を図 2-2-2 に示す。
標示板の光度測定方法を図 2-2-2 に示す。
標示板
標示板
87°
輝度計
87°
15m
輝度計
( 平面)
( 平面)
標示板表示面
60
標示板表示面
60
120
120
120
120
120
120
許
120
60
輝度計
15m
( 正面)
: 測定点
図 2-2-2 標示板の光度測定方法
(c) 表示面における白色部の輝度均斉度(最大値/最小値)
不
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」によるものとし、輝度の測定ポイントを図 2-2-3
~8 に示す。
(d) 表示面における緑色と白色の輝度比(緑色/白色)
15m
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」及び「JIL 126「誘導灯器具及び避難誘導システム
用装置試験細則」4.5.9 光特性試験]によるものとし、輝度の測定ポイントを図 2-2-3~8 に示す。
120
60
輝度計
15m
: 測定点
( 正面)
図 2-2-2 標示板の光度測定方法
(c) 表示面における白色部の輝度均斉度(最大値/最小値)
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」によるものとし、輝度の測定ポイントを図 2-2-3
~8 に示す。
(d) 表示面における緑色と白色の輝度比(緑色/白色)
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」及び「JIL 126「誘導灯器具及び避難誘導システ
ム用装置試験細則」4.5.9 光特性試験]によるものとし、輝度の測定ポイントを図 2-2-3~8 に示す。
11
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
200
200
150
150
200
200
50
50
200
200
150
150
200
200
50
0
5
50
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
0
5
製
複
0
5
50
0
5
0
5
1
許
0
1
1
0
1
1
0
3
1
0
5
白色:
不
図 2-2-4 S1(B)及び S2(B)
200
200
150
150
200
200
50
0
5
50
0
3
1
200
0
1
1
200
0
1
1
150
図 2-2-3 S1(A)及び S2(A)
0
5
1
150
白色:
0
5
【凡 例】緑色:
0
5
0
3
1
200
0
3
1
0
1
1
200
0
1
1
0
1
1
【凡 例】緑色:
図 2-2-3 S1(A)及び S2(A)
50
0
1
1
0
5
1
白色:
0
5
1
【凡 例】緑色:
【凡 例】緑色:
白色:
図 2-2-4 S1(B)及び S2(B)
12
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
50
60
60
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
50
50
60
60
50
75
75
85
85
85
製
複
85
85
85
90
90
65
65
120
120
50
50
【凡 例】緑色:
白色:
【凡 例】緑色:
図 2-2-5 S3 及び S4
50
140
140
120
図 2-2-5 S3 及び S4
160
50
50
145
110
130
図 2-2-6 S3 及び S4
75
145
110
140
130
50
30
80
80
80
30
30
図 2-2-7 S5(裏面)
50
白色:
80
白色:
50
【凡 例】緑色:
30
【凡 例】緑色:
140
160
30
30
不
75
120
80
80
図 2-2-6 S3 及び S4
140
80
80
許
白色:
140
30
30
【凡 例】緑色:
白色:
【凡 例】緑色:
白色:
図 2-2-7 S5(裏面)
13
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
50
85
105
95
95
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
50
50
85
105
95
95
35
35
150
150
130
製
複
130
110
110
150
150
白色:
55
55
【凡 例】緑色:
50
黒色:
【凡 例】緑色:
図 2-2-8 S6
白色:
黒色:
図 2-2-8 S6
(e) 表示面における黒色の透過性
(e) 表示面における黒色の透過性
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」及び「JIL 126「誘導灯器具及び避難誘導シス
「JIS C 7614「照明の場における輝度測定方法]」及び「JIL 126「誘導灯器具及び避難誘導シス
テム用装置試験細則」4.5.9 光特性試験]による。
テム用装置試験細則」4.5.9 光特性試験]による。
(f) 表示面における緑色の色度
(f) 表示面における緑色の色度
許
「JIS Z 8722「色の測定方法-反射及び透過物体色]」による。
(3) 検査基準
「JIS Z 8722「色の測定方法-反射及び透過物体色]」による。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-3-1 光学性能(1)標示板・表示灯」に規定する内容を満足していること。
不
標準仕様書「2-3-1 光学性能(1)標示板・表示灯」に規定する内容を満足していること。
14
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-12 注意灯性能検査
2-2-9 注意灯性能検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
注意灯の光学性能を確認する。
注意灯の光学性能を確認する。
(2) 検査方法
(2)
(a) 表示面に対し水平角 3 度方向の光度
検査方法
製
複
(a) 表示面に対し水平角 3 度方向の光度
注意灯の輝度を 3 度方向から中心と両端の 3 点測定し、その平均値を発光輝度とする。
注意灯の輝度を 3 度方向から中心と両端の 3 点測定し、その平均値を発光輝度とする。
なお、3 点各々の測定は、輝度計を水平状態に保ったまま左右に変化させるものとする。
なお、3 点各々の測定は、輝度計を水平状態に保ったまま左右に変化させるものとする。
光度の算出は、上記で求めた発光輝度に注意灯の見かけ面積(水平角 3 度)を乗じた値とする。
光度の算出は、上記で求めた発光輝度に注意灯の見かけ面積(水平角 3 度)を乗じた値とする。
注意灯の光度測定方法を図 2-2-9 に示す。
注意灯の光度測定方法を図 2-2-9 に示す。
注意灯
注意灯
3°
3°
15m
輝度計
( 平面)
( 平面)
注意灯表示面
輝度計
: 測定点
( 正面)
図 2-2-9 注意灯の光度測定方法
不
時間計測器(ストップウォッチ等)で 1 分間を計測し、その間の点滅回数が 60 回、点滅比が 1 対 1 で
あることを確認する。
なお、公差は±5 回とする。
(c) 表示面における黄色の色度
「JIS Z 8722「色の測定方法-反射及び透過物体色]」による。
(3) 検査基準
注意灯表示面
許
15m
(b) 注意灯の点滅
15m
輝度計
標準仕様書「2-3-1 光学性能(2)注意灯」に規定する内容を満足していること。
輝度計
15m
: 測定点
( 正面)
図 2-2-9 注意灯の光度測定方法
(b) 注意灯の点滅
時間計測器(ストップウォッチ等)で 1 分間を計測し、その間の点滅回数が 60 回、点滅比が 1 対 1 で
あることを確認する。
なお、公差は±5 回とする。
(c) 表示面における黄色の色度
「JIS Z 8722「色の測定方法-反射及び透過物体色]」による。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-3-1 光学性能(2)注意灯」に規定する内容を満足していること。
15
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-13 非常時強調灯性能検査
(1)
検査内容
非常時強調灯の光学性能を確認する。
(2)
検査方法
(a) 非常時強調灯の前面光度
製
複
非常時強調灯の輝度を取り付け面の正面から測定高さを変えて 3 点測定し、その平均値を発光輝度
とする。
光度の算出は、
上記で求めた発光輝度に非常時強調灯の見かけ面積(水平角 90 度)を乗じた値とする。
非常時強調灯の光度測定方法を図 2-2-10 に示す。
(新
規)
許
図 2-2-10 非常時灯の光度測定方法(前面光度)
(b) 表示面に対し水平角 75 度方向の光度
不
非常時強調灯の輝度を 75 度方向から中心と片端の 3 点測定し、その平均値を発光輝度とする。
なお、3 点各々の測定は、輝度計を水平状態に保ったまま左右に変化させるものとする。
光度の算出は、
上記で求めた発光輝度に非常時強調灯の見かけ面積(水平角 75 度)を乗じた値とする。
非常時強調灯の光度測定方法を図 2-2-11 に示す。
16
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
製
複
15°
輝度計
5m
(平面)
(新
規)
注意灯表示面
5m
輝度計
(正面)
:測定点
図 2-2-11 非常時強調灯の光度測定方法
(c) 非常時強調灯の点滅
許
時間計測器(ストップウォッチ等)で 1 分間を計測し、その間の点滅回数が 60 回から 120 回と可変す
ることが可能で、点滅比が 1 対 1 であることを確認する。
なお、公差は±5 回とする。
(d) 表示面における緑色の色度
「JIS Z 8722[色の測定方法-反射及び透過物体色]」または「JIS Z9724[色の測定方法‐光源色]」
による。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-3-1 光学性能(3)非常時強調灯」に規定する内容を満足していること。
不
17
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-10 停電補償機能検査
(1) 検査内容
2-2-14 停電補償機能検査
標示板・表示灯及び注意灯の停電補償機能を確認する。
(1) 検査内容
(2) 検査方法
標示板・表示灯・非常時強調灯及び注意灯の停電補償機能を確認する。
(a) 標示板・表示灯の表示面における白色部の平均輝度
(2) 検査方法
常時電源を切り、内蔵する蓄電池にて光源を点灯し、30 分後の輝度を検査方案書「2-2-8 標示板・
製
複
(a) 標示板・表示灯の表示面における白色部の平均輝度
表示灯性能検査(a)表示面における白色部の平均輝度」に示す検査方法にて測定する。
また、商用停電からの瞬時の切替は目視により確認する。
常時電源を切り、内蔵する蓄電池にて光源を点灯し、30 分後の輝度を検査方案書「2-2-11 標示板・
表示灯性能検査(a)表示面における白色部の平均輝度」に示す検査方法にて測定する。
(b) 表示灯のうち S1 及び S2 の表示面に対し正面から水平角 87 度方向の光度
常時電源を切り、内蔵する蓄電池にて光源を点灯し、30 分後の光度を検査方案書「2-2-8 標示板・
また、商用停電からの瞬時の切替は目視により確認する。
(b) 表示灯のうち S1 及び S2 の表示面に対し正面から水平角 87 度方向の光度
表示灯性能検査(b)S1 及び S2 の表示面に対して正面から水平角 87 度方向の光度」
常時電源を切り、内蔵する蓄電池にて光源を点灯し、30 分後の光度を検査方案書「2-2-11 標示
に示す検査方法にて測定する。
板・表示灯性能検査(b)S1 及び S2 の表示面に対して正面から水平角 87 度方向の光度」に示す検査
(c) 注意灯の表示面に対し正面から水平角 3 度方向の光度
方法にて測定する。
常時電源を切り、内蔵する蓄電池にて光源を点灯し、30 分後の光度を検査方案書「2-2-9 注意灯性
(c) 注意灯の表示面に対し正面から水平角 3 度方向の光度
能検査(c)表示面に対し水平角 3 度方向の光度」に示す検査方法にて測定する。
常時電源を切り、内蔵する蓄電池にて光源を点灯し、30 分後の光度を検査方案書「2-2-12 注意
灯性能検査(c)表示面に対し水平角 3 度方向の光度」に示す検査方法にて測定する。
(d)
非常時強調灯の前面光度
常時電源を切り、制御盤が内蔵する蓄電池にて光源を点灯し、30 分後の光度を検査方案書「2-2-13
非常時強調灯性能検査(a)非常時強調灯の前面光度」に示す検査方法にて測定する。
(3) 検査基準
許
(3) 検査基準
標準仕様書「2-5-1 機能(5)停電補償機能」に規定する内容を満足していること。
標準仕様書「2-5-1 機能(5)停電補償機能」に規定する内容を満足していること。
2-2-15 標示板・表示灯の表示面寸法検査
2-2-11 標示板・表示灯の表示面寸法検査
(1) 検査内容
標示板・表示灯の表示面のピクトグラフ及び寸法を確認する。
標示板・表示灯の表示面のピクトグラフ及び寸法を確認する。
(2) 検査方法
不
「JIS B 0405[普通公差-第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差] 4.1
長さ寸法」の公差等級 V(極粗級)による。
標準仕様書「2-5-2 仕様(1)標示板・表示灯の表示面の色及び寸法」に規定する内容を満足しているこ
と。
(2) 検査方法
スケール及びノギス等の測定工具により計測する。
スケール及びノギス等の測定工具により計測する。
(3) 検査基準
(1) 検査内容
「JIS B 0405[普通公差-第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差] 4.1
長さ寸法」の公差等級 V(極粗級)による。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-5-2 仕様(1)標示板・表示灯及び非常時強調灯の色及び寸法」に規定する
内容を満足していること。
18
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-16 注意灯の表示面寸法検査
2-2-12 注意灯の表示面寸法検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
注意灯の寸法及び取付位置を確認する。
注意灯の寸法及び取付位置を確認する。
(2) 検査方法
(2) 検査方法
スケール及びノギス等の測定工具により計測する。
スケール及びノギス等の測定工具により計測する。
「JIS B 0405[普通公差-第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差] 4.1
「JIS B 0405[普通公差-第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差] 4.1
長さ寸法」の公差等級 V(極粗級)による。
製
複
長さ寸法」の公差等級 V(極粗級)による。
また、目視にて注意灯の取付位置を確認する。
また、目視にて注意灯の取付位置を確認する。
(3) 検査基準
(3) 検査基準
標準仕様書「2-5-2 仕様(2)注意灯の寸法及び取付位置」に規定する内容を満足していること。
2-2-13 光源の期待寿命時における光束維持率検査
標準仕様書「2-5-2 仕様(2)注意灯の寸法及び取付位置」に規定する内容を満足していること。
2-2-17 光源の期待寿命時における光束維持率検査
(1) 検査内容
(1) 検査内容
光源の期待寿命時における光束維持率を確認する。
光源の期待寿命時における光束維持率を確認する。
(2) 検査方法
(2) 検査方法
以下に示す検査を行う。
以下に示す検査を行う。
(a) 連続点灯による寿命検査において、寿命と到達時点の光束維持率を測定する。
(a) 連続点灯による寿命検査において、寿命と到達時点の光束維持率を測定する。
(b)
(b) 上記(a)によらない場合は、光源メーカが設定した検査方法により、期待寿命到達時点の光束維持率
上記(a)によらない場合は、光源メーカが設定した検査方法により、期待寿命到達時点の光束維持率
を測定又は推定し、そのデータを提出する。
を測定又は推定し、そのデータを提出する。
なお、FL の期待寿命時における光束維持率は「JIS C 7601[蛍光ランプ(一般照明用)]」による。
許
(3) 検査基準
(3) 検査基準
標準仕様書「2-5-2 仕様(3)光源の期待寿命時における光束維持率」に規定する内容を満足すること。
2-2-14 点灯装置及び蓄電池の期待寿命検査
(1) 検査内容
(2) 検査方法
2-2-18 点灯装置・制御盤及び蓄電池の期待寿命検査
点灯装置・制御盤及び蓄電池の期待寿命を確認する。
(2) 検査方法
以下に示す検査を行う。
不
(a) 連続使用による寿命検査において、寿命を測定する。
上記(a)によらない場合、点灯装置は、点灯装置メーカが設定した検査方法により、点灯装置の期待
寿命を測定又は推定しそのデータを提出する。
なお、蓄電池は「JIS C 8705[ 円筒密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池]4.4 耐久特性」により測定
又は推定しそのデータを提出する。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-5-2 仕様(3)光源の期待寿命時における光束維持率」に規定する内容を満足すること。
(1) 検査内容
点灯装置及び蓄電池の期待寿命を確認する。
(b)
なお、FL の期待寿命時における光束維持率は「JIS C 7601[蛍光ランプ(一般照明用)]」による。
標準仕様書「2-5-2 仕様(4)点灯装置及び蓄電池の期待寿命」に規定する内容を満足すること。
以下に示す検査を行う。
(a) 連続使用による寿命検査において、寿命を測定する。
(b) 上記(a)によらない場合、点灯装置・制御盤は、点灯装置・制御盤メーカが設定した検査方法により、
点灯装置・制御盤の期待寿命を測定又は推定しそのデータを提出する。
なお、蓄電池は「JIS C 8705[ 円筒密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池]4.4
耐久特性」により測
定又は推定しそのデータを提出する。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-5-2
仕様(4)点灯装置、制御盤及び蓄電池の期待寿命」に規定する内容を満足するこ
と。
2-2-15 温度検査
(1) 検査内容
規定された温度範囲以内で標示板・表示灯が正常に動作することを確認する。
2-2-19 温度検査
(1) 検査内容
規定された温度範囲以内で標示板・表示灯・非常時強調灯・主制御盤・制御盤が正常に動作すること
19
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
を確認する。
(2) 検査方法
恒温槽にて温度を可変し、標示板・表示面が正常に動作することを確認する。
(2) 検査方法
恒温槽にて温度を可変し、標示板・表示面・非常時強調灯・主制御盤・制御盤が正常に動作すること
(3) 検査基準
を確認する。
周囲温度が-10℃~+40℃で標示板・表示灯が正常に動作すること。
(3) 検査基準
製
複
標準仕様書「2-6 動作条件」に規定する内容を満足すること。
2-2-16 電源電圧変動検査
(1) 検査内容
2-2-20 電源電圧変動検査
標準仕様書「2-7-1 入力条件」において正常に動作できることを確認する。
(2) 検査方法
(1) 検査内容
標準仕様書「2-7-1 入力条件」において正常に動作できることを確認する。
標準仕様書「2-7-1 入力条件」において、検査方案書「2-2-8 標示板・表示灯性能検査」及び「2-2-9
注意灯性能検査」を行う。
(2) 検査方法
標準仕様書「2-7-1 入力条件」において、検査方案書「2-2-11 標示板・表示灯性能検査」
、
「2-2-12
(3) 検査基準
注意灯性能検査」及び「2-2-13 非常時強調灯性能検査」を行う。
標準仕様書「2-3-1 光学性能」に規定する内容を満足すること。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-3-1 光学性能」に規定する内容を満足すること。
2-2-17 負荷容量検査
(1) 検査内容
2-2-21 負荷容量検査
標示板・表示灯の負荷容量を確認する。
(1) 検査内容
(2) 検査方法
標示板・表示灯・非常時強調灯の負荷容量を確認する。
定格電圧入力時の消費電力を計測する。
(2) 検査方法
許
(3) 検査基準
定格電圧入力時の消費電力を計測する。
標準仕様書「2-7-2 負荷容量」に規定する内容を満足していること。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-7-2 負荷容量」に規定する内容を満足していること。
2-2-18 MTTR 確認検査
(1) 検査内容
2-2-22 MTTR 確認検査
部品交換に要する時間を確認する。
(2) 検査方法
部品交換に要する時間を確認する。
通常取付け状態において、部品と交換し復旧するまでの時間を時間計測器(ストップウォッチ等)にて測
定する。
(3) 検査基準
(1) 検査内容
不
標準仕様書「2-8-1 MTTR」に規定する内容を満足すること。
(2) 検査方法
通常取付け状態において、部品と交換し復旧するまでの時間を時間計測器(ストップウォッチ等)にて
測定する。
(3) 検査基準
標準仕様書「2-8-1 MTTR」に規定する内容を満足すること。
20
現行(避難誘導設備検査方案書 平成 18 年 4 月版)
改訂(避難誘導設備検査方案書 平成 24 年 7 月版)
2-2-23 制御機能検査
(1)
検査内容
制御機能についての動作を確認する。
(2)
検査方法
以下の動作を確認する。
(新
製
複
主制御盤
規)
(a) 防災受信盤から受信した制御信号により非常時強調灯を点滅できること。
(b) 防災受信盤の信号が解除するまで点灯を続けること。
(c) 制御盤へ点灯信号が出力できること。
制御盤
(a) 主制御盤から点灯信号を受け点滅/消灯が行えること。
(b) 手動操作にて直接点灯/点滅/消灯制御が行えること。
(c) 電源遮断時に蓄電池に切り換え、再投入後復帰できること。
(3)
検査基準
標準仕様書「2-5-1 機能(7)制御機能」に規定する内容を満足すること。
2-2-19 外観検査
(1) 検査内容
2-2-24 外観検査
設備構成全般を対象に外観、構造及び塗装状態の確認を行う。
(1)
(2) 検査方法
検査内容
設備構成全般を対象に外観、構造及び塗装状態の確認を行う。
目視及び触手により確認を行う。
(2)
検査方法
許
(3) 検査基準
目視及び触手により確認を行う。
(a) 設備の外観にキズ、ほこり、ゴミ及び汚れがないこと。
(b) 構成材料及び部品配置について欠陥がないこと。
(c) 内外面の塗装色、艶の有無、塗装の剥離及びキズが無いこと。
(3)
検査基準
(a)設備の外観にキズ、ほこり、ゴミ及び汚れがないこと。
(b)構成材料及び部品配置について欠陥がないこと。
(c)内外面の塗装色、艶の有無、塗装の剥離及びキズが無いこと。
不
21