森から人へ、 人から森へ 森林社会学研究会 連続講座 第1 回 開会あいさつ 原田 敏之(森林社会学研究会 企画委員会) 本日はお忙しいところを大勢の方にお 集まりいただだき、また遠いところから わざわざおいでいただいた方もあるよう で、どうもありがとうございます。 森づくりフォーラムとしては、実はも う 2 ∼ 3 年前から「森林社会学を扱っ てはどうか」という議論があがっていま した。そのきっかけのひとつには、森林 社会学という学問分野が、なかなか組織的な枠組ができていないのではないかと いうことがありました。もうひとつは、森づくりフォーラムの代表である内山さん が二十数年前にまとめた『森林社会学宣言』以後、どんなふうに世の中が変わ ってきているのか、あるいはみんなの関心がどこにあるのか、それらを少し整理 してみる必要があるのではないか、といったことでした。 最近やっと、その運営のための企画委員会を立ち上げ、そこでいろいろと議論 を進めるようになり、その中で「今後は少しずつ連続講座というかたちで研究会 を進めていこう」ということになりました。その企画委員会での議論の中では、 「運 営の仕方も少しずつ変えていったらいいんじゃないか」といった意見も出されて おり、今後工夫を重ねながら、試行錯誤しながら進めていきたいと思います。今 回の「森から人へ、人から森へ」というタイトルも、 「今後回を重ねていく時にも 共通タイトルのようなかたちで扱っていったらどうか」という意見も出ています。 本日は、森づくりフォーラムの代表であり、この企画委員の会長にもなってい ただいている内山さんと、 『森林社会学宣言』という本を、もうひとり中心となっ て執筆をされた北尾さんにおいでいただき、様々なお題を出していただくという ことになっています。 第 2 回については、10 月 3 日に森づくりフォーラムの理事でもある山本信次さ んが中心になって、 「ソーシャルビジネス」という分野に焦点をあてたかたちで会 を開こうという予定を立てております。それ以後はどんなふうに進めていくのか、 また大きくやり方を変えるかもしれませんが、案内を出させていただきながら進 めていこうと考えています。 今後ともよろしくお願いいたします。以上であいさつにさせていただきます。 森林社会学研究会 連続講座 第1 回 3
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