食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律に基づく新たな基本方針の策定、関係 省令・告示改正の概要について 平 成 2 7 年 8 月 農 林 水 産 省 食 料 産 業 局 バイオマス循環資源課食品産業環境対策室 1.趣旨 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(平成 12 年法律第 116 号。以下「食品 リサイクル法」という。)においては、概ね5年ごとに「食品循環資源の再生利用等の促 進に関する基本方針」(以下「基本方針」という。)を定め、食品循環資源の再生利用等 を総合的かつ計画的に推進することとされている。 このため、新たな基本方針を策定するとともに、当該基本方針に基づく施策を展開す るため、関係省令及び告示を改正。 2.基本方針、改正省令・告示の概要 (1)食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針の策定 別紙のとおり。 (2)食品循環資源の再生利用等の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき 事項を定める省令の改正 再生利用手法の優先順位について、飼料化、肥料化、その他の順とすることを明確 化するとともに、食品関連事業者が自ら飼料を製造する際に遵守する基準として、愛 がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(平成 20 年法律第 83 号)に基づく基準 及び規格に適合させることを追加。 (3)食品廃棄物等多量発生事業者の定期の報告に関する省令の改正 地域における食品廃棄物等の実態をより細かく把握するため、都道府県別の食品廃 棄物等の発生量及び再生利用の実施量の報告を新たに追加するとともに、事業者の事 務負担を考慮し、過去の当該報告を通じて把握が可能な項目等の合理化を実施。 (4)食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律に基づく再生利用事業を行う者の登 録に関する省令の改正 登録再生利用事業者による再生利用事業の適正な実施を確保するため、登録に当た り、これまでの再生利用製品の製造・販売の実績を考慮するよう登録基準の要件を強 化。 (5)食品循環資源の再生利用等の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき 事項を定める省令第三条第二項の主務大臣が定める期間及び基準発生原単位(告示) の改正 食品関連事業者の食品廃棄物等の発生抑制の目標値として基準発生原単位を定めて いるところ、今般、直近の定期報告のデータを用いて、 「食品廃棄物等の発生量」と「密 接な関係をもつ値(売上高、製造数量等)」との間の関係を精査した結果、相関がある こと等が認められた業種について新たに発生抑制の目標値(基準発生原単位)を設定。
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