(1)佐倉市教育委員会 佐倉市では,幼児児童生徒の自立や社会参加に

(1)佐倉市教育委員会
佐倉市では,幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点
に立ち,一人一人の教育的ニーズを把握し,その持てる力を高め,生活や学習上の困難を改
善または克服するため,特別支援教育を推進している。
主な取組は以下のとおりである。
①特別支援学級・言語通級指導教室の設置状況
・
小学校23校,中学校11校の合計34校で,市内すべての学校に特別支援学級が設置さ
れている。特別支援学級は60学級(昨年度より3学級増)を設置。言語通級指導教室
は小学校3校に6教室を設置している。
②特別支援教育支援員配置事業
・
特別支援学級または通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする幼児児童生徒の
ために特別支援教育支援員を配置している。今年度25校1園に38名を配置。
③佐倉市障害者自立支援協議会
・
療育支援・教育部会の開催
発達障害を含め,特別な支援が必要な幼児児童生徒に対する早期対応,支援体制整
備に向け,関係機関の方たちと年間7回程度,顔の見える連携に努めている。
・
佐倉市ライフサポートファイルを導入し,活用事例が増えている。
④専門家チーム会議及びタイムリーアドバイス
・
特別な支援が必要な幼児児童生徒の事例に対して,特別支援学校コーディネーター
と市教委担当者等が,学校(園)を訪問し,望ましい対応や指導について助言してい
る。今年度は,市内にパートナーシップ校をつくり,定期的に訪問することを通して,
校内体制づくりを応援する取組も行っている。
⑤研修の充実
・
特別支援教育コーディネーター・特別支援学級担任・言語通級指導教室担当者・特
別支援教育支援員の資質向上を図るため,実践的内容の研修を実施している。
⑥発達相談・就学相談の充実
・
発達に関する学校・保護者からの様々なニーズに対して,専門性が高い学校教育相
談員3名を配置し,相談に応じている。また,就学相談担当指導主事が,複数回の面
談や学校参観・体験等の機会を作りながら保護者や本人のニーズに合わせた就学相談
に応じている。
H26年度
第47回印旛郡市特別支援教育振興大会
大会要項より