新形光源を用いた紫外光照射 による病害虫防除研究に着手

新形光源を用いた紫外光照射
による病害虫防除研究に着手
【背景・目的・成果】食の安全安心、生産者の農薬散布低減のため、紫外光照射によるイチゴ病害防
除技術が確立しましたが、導入コストが高いことから、普及が遅れていました。
今回、低コスト電球形蛍光灯(新光源)が開発され、害虫も同時に防除できる可能性が出てきました。
そこで、新型光源を用いた病害虫同時防除技術の開発に取り組みます。
80
70
未照射区 (章姫)
照射区 (章姫)
紫外光を浴びた健全な果実
発病果率 (%)
60
50
平均 約14.2%
40
30
平均 約2.8%
20
10
0
今まで
12/3
紫外光を浴びなかった
うどんこ病に罹った果実
12/27 1/11
2/5
3/11
図 ハウス内イチゴうどんこ病の推移
(2007年少→甚発生条件下、品種:章姫)
電球形蛍光灯:従来品(直管型)の約半分のコスト
これから
病害防除
害虫防除
抑
×
×
ナミハダニ
イチゴうどんこ病菌
紫外光により植物が本来持っている免疫
機能が向上し、病害の発生を抑える
紫外光を反射シートで乱反射させ、
葉裏のハダニの発生を抑える
【技術の活用】今後、データを蓄積して、紫外光によるうどんこ病とハダニの同時防除技術を普及します。
兵庫県立農林水産技術総合センター
農業技術センター