18487-A U12-012 Manual Japanese

HOBO® U12 温度/湿度/ライト/
外部入力データロガー
(製品番号 U12-012)
このパッケージの内容:
• HOBO U12 温度/湿度/
ライト/外部入力データロガー
• 磁石、フックおよびループ
テープ、タイラップマウン
ト、タイラップ、ねじ 2 個
が付属した取付キット。
Onset Computer Corporation
HOBO データロガーをお買い上
げ頂きありがとうございます。
適切にお手入れすることで、長
年にわたり精度と信頼の高い測
定にご利用いただけます。
HOBO U12 温度/湿度/ライト/ 外部入力データロガ
ーは、解像度 12 ビットの 4 チャンネルロガーであ
り、最大 43,000 の測定値やイベントを記録できま
す。外部チャンネルは Onset 製およびサードパーテ
ィ製のさまざまな DC 0~2.5V 出力付センサー/トラ
ンスデューサー(外部温度、交流電流、圧力、空
気速度、kW センサーを含む)に対応しています。
Onset 製センサーの仕様については、
www.onsetcomp.com をご覧いただくか、Onset 認定
販売店までお問い合わせください。DC0~5 V、DC
0~0 V、4-20mA 出力については、オプションの
Onset 製品番号をご使用ください。製品番号はそれ
ぞれ CABLE-ADAP5、CABLE-ADAP10、CABLE-4-20mA
となります。
ロガーはダイレクト USB インターフェースを使用し
て起動し、コンピュータがデータを読み出します。
ロガーの操作には Onset ソフトウェアが必要です。
互換性のあるソフトウェアについては、
www.onsetcomp.com をご覧ください。
仕様
測定範囲
精度
解像度
ドリフト
1 m/s (2.2mph)
の空気流の場合の
応答時間
時間精度
動作温度
電池寿命
メモリ
重量
寸法
温度: -20°C~70°C
湿度 (RH): 5%~95% RH
光強度: 通常 1~3000 フートキャンドル (ルーメン
2
/ft )、最大値 1500~4500 フートキャンドル
2
(ルーメン/ft )
外部入力チャンネル (センサーマニュアル参照): D
C0~2.5 V、D C0 ~ 5 V (CABLE-ADAP5 接続時) およ
び DC 0~10V (CABLE-ADAP10 接続時)
温度:0°C~50°C の場合 ± 0.35°C 、プロット A を
参照
湿度: 10%~90% RH の場合± 2.5% (通常)、最大 ±
3.5%。プロット B を参照。
光強度: 相対的な光源レベルの屋内測定用に設計、
光波長応答についてはプロット D を参照
外部入力チャンネル (センサーマニュアル参照):
±2 mV 絶対読値の ±2.5%
温度: 25°C で 0.03°C、プロット A を参照。
湿度: 0.03% RH
外部入力チャンネル: 0.6 mV
温度: 0.1°C/年 (0.2°F/年)
湿度: 代表値で <1% 年間、RH ヒステリシス 1%
温度: 代表値で 6 分から 90%まで
湿度: 代表値で 1 分から 90%まで
プロット A
プロット B
プロット C
プロット D
25°C で ±1 分/月、プロット C を参照
ロギング: -20°C~70°C
起動/読み出し:0°C~50°C、USB 仕様に準拠
1 年間 (代表的な使用法)
64 K バイト (43,000 回の 12 ビット測定)
46 g
58 x 74 x 22 mm
CE マークは、本製品が欧州連合 (EU) のすべての
関連指令に適合していることを示します。
ロガーの接続
U-Family ロガーをコンピュータに接続するには、Onset
社提供の USB インターフェース・ケーブルが必要です。
可能な限り、0°C 以下または 50°C 以上の温度で接続し
ないでください。
1.
1. USB インターフェース・ケーブルの大きい方を
コンピュータの USB ポートに差し込みます。
18487-A Copyright© 2013–2015 Onset Computer Corporation. 無断複写・転載禁止。 Onset、HOBO および HOBOware は、Onset Computer Corporation の登
録商標です。その他の製品およびブランド名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。特許技術(米国特許 6,826,664)
HOBO U12 温度/相対湿度/ライト/外部入力データロガー
2. USB インターフェース・ケーブルの小さい方を、
下図に示すようにロガー底部に差し込みます。
外部センサーの使用
外部入力チャンネルは、切り替えられた 2.5 V 出力を装備
しています。この信号は、直接センサーの電源を入れると
きに使用できるほか、外部回路を作動させるときにも使用
できます。外部センサーを使用するときは、電源が入った
場合の、電力供給は合計 4 mA 以下としてください。下図
に示すように、切り替えられた 2.5 V 出力は、外部チャン
ネルの測定前に約 15 ミリ秒電源が ON となり、測定後は
48 ミリ秒電源が供給されたままになります。グレイのバ
ーは、ロガーが入力信号をサンプリングする間の 16 ミリ
秒を示しています。
初めてロガーをコンピュータに接続する場合、新しいハードウ
ェアの検出に数秒かかります。ロガーのソフトウェアを使用し
て、ロガーを起動し、読み取ってください。
重要: ロガーをスタートボタンで起動するように設定する場
合、ロギング開始時にロガー前面のボタンを 3 秒以上押し続
けてください。
外部センサーを使用する場合、ロギングが始まる前にロガー
側面に差し込んでください。また、起動を設定する場合、正
しいセンサーを選択し、ロガーのソフトウェアの外部チャン
ネルを有効にしてください。
重要: 外部チャンネルを選択しているが、プローブを差し込ま
ない場合、そのチャンネルに虚偽のデータが記録されます。
ログの途中でもデータの読み出しは可能で、ソフトウェアを
使用してのロガーの停止、またはメモリがいっぱいになるま
でデータ収集も可能です。
注意:アナログチャンネル入力は、DC 2.5 V を超え
ないようにしてください。最大 DC 10 V のセンサ
ー出力には、適切な電圧アダプターケーブルをご
使用ください。
作動
ロガー側面のライト (LED) はロガーの作動を確認します。
ロガーの起動、読み出し、データの閲覧に関する詳細につい
ては、ソフトウェアのユーザーマニュアルを参照してくださ
い。
チャンネル
4 外部入力
サンプルとイベントログ
ロガーは、サンプルとイベントの 2 種類のデータを記録可
能です。サンプルとは、各ロギングインターバルで記録さ
れるセンサー測定値です(毎分の温度など)。イベントと
は、ロガーアクティビティに引き起こされる独立したイベ
ントです。計測中に非同期的に記録されるイベントの例に
は、ロガーがホストに接続されたとき、バッテリ残量が少
ないとき、ロガーが停止し、ボタンが押し下げられた場合
のデータファイルの終了があります。
ロガー前面のボタンを 1 秒間押すと、イベントが記録さ
れます。ボタンを上下に動かしてもイベントは記録され
ます。この機能は特定位置でデータファイルをマークす
る場合に役立ちます。例えば、ロガーがインキュベータ
ーに設置されている場合、ドアが開くたびにボタンを押
すことができます。
ライト
次の表は、ロガー作動中にロガーがいつ点滅するかにつ
いて説明しています。
いつ:
ライト:
ロガーのロギング時
1~4 秒毎に 1 回点滅(ロギングイ
ンターバルが短いほど点滅が速く
なる)、サンプルをロギング中に
点滅
「インターバルで起動」、
「遅延起動」、「ボタン起動」
モードのいずれかで起動したた
め、ロガーは起動を待機中
起動が開始するまで 8 秒毎に
1 回点滅
「ボタン起動」のためロガー
のボタンを押しているとき
ボタンを押している間は 1 秒に 1
回点滅し、ボタンを離すと速く点
滅。その後ライトはロギングイン
ターバルに基づいて元の点滅パタ
ーンに戻る
ロガーは、64k のデータを保存可能で、サンプルとイベ
ントを合わせて最大 43,000 記録することができます。
2
HOBO U12 温度/湿度/ライト/外部入力データロガー
湿度センサーの使用
湿度測定をするには、温度センサーを湿度センサーと併
用する必要があります。
推奨使用範囲外での使用は、湿度信号をオフセットする
場合があります。また、蒸気も湿度センサーに影響を与
えることがあります。センサー内に化学薬品を拡散させ
ると、オフセットと感度の両方に誤差が生じることがあ
ります。高濃度の汚染物質は、センサーに永久的な損傷
を与えることがあります。
バッテリ
ロガーにはコイン型リチウム電池(3V CR-2032)1 個が
必要です。バッテリの予想寿命は、温度やロガーがデー
タを記録するときの頻度(ロギングインターバル)によ
って異なります。新しいバッテリの場合、通常、1 分以
上のロギングインターバルで 1 年間持ちます。極端に低
温または高温の場所に配置したり、ロギングインターバ
ルを 1 分未満すると、バッテリ寿命が著しく短くなりま
す。
バッテリの交換手順:
正常な状態に戻ると、湿度センサーは徐々に較正状態に戻
ります。ただし、長期間極端な条件下で使用された場合、
経年劣化を加速し、最終的に恒久的な誤差をもたらすこと
があります。センサーを再調整するには、以下を行ってく
ださい。
3. 回路基板を持ち上げ、小型鈍器を使用して注意しなが
らバッテリを押し出すか、爪で引き出します。
1. バッテリを取り外します
4. +側を上に向けて、新しいバッテリを挿入します。
2. 24 時間 < 5% RH で 80~90°C で温めます
5. 注意しながらロガーケースを合わせ閉じ、ねじを締め
ます。
3. 48 時間 75~95% RH で 20~30°C で再水和させます
1. ロガーをコンピュータから外します。
2. ロガーケースのねじを回して外します。
警告:リチウム電池を切り開いたり、焼却したり、
85°C 以上で加熱したり、再充電したりしないでくださ
い。ロガーが極端な高温下におかれたり、バッテリケ
ースが損傷または破壊されるような状態におかれたり
した場合、バッテリが破裂することがあります。ロガ
ーやバッテリを火器に投じないでください。バッテリ
の中身が水分に触れないようにしてください。リチウ
ム電池に関する地域の条例に従って、バッテリを処分
してください
ロガーの保護
ロガーが濡れた場合、腐食により永久的な損傷を受け
ることがあります。結露から保護してください。バッ
テリが濡れた場合、直ちに取り外し、ヘアドライヤー
で回路基板を乾かしてからバッテリを再び取り付けて
ください。回路基板が熱くなりすぎないように注意し
てください。乾かしている間、回路基板を楽に手に持
てる程の熱さに保ってください。
注意!静電気はロガーがロギングを停止する原因となり
ます。静電放電を避けるため、ロガーを静電気防止バッ
グに入れて運び、非塗装金属面に触れて放電を行ってか
らロガーを使用してください。静電放電の詳細について
は、http://www.onsetcomp.com/Support/support.html を
ご覧ください。
取り付け
ロガーに付属している取り付けキットの材料を使用し
て、ロガーを取り付ける方法は 4 通りあります。
• フックとループテープを使用して、ロガーを表面に
貼ります。
32 mm
(1¼ inch)
• 磁石を貼り付けてロガーを磁気面にセットします。
• タイラップとタイラップマウントを使用して、ロガ
ーを対象物に結び付けます。
• 2 個の皿ねじを使用してロガーを表面に固定します
。ロガーの裏面には 2 つのねじ用の差し込み口があ
り、32mm の間隔で離れています。
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