「光」と「俯瞰(全体と部分)」の整理 (1/2) (2015/07/25 作成者 : 中嶋 康晃) (下記の表は、「論理的な因果関係」等に基づくものでは無く、個人的感性による整理表である。) 光の性質 粒子(物質) 波(状態) (1926年頃、「量子力学」の確立により確定した。) 二重性と相互補完性 光の真理 (排他的だが両者とも正しい≠矛盾)、(互いに補完的で両者で完全) 粒子的な性質 & 波動的な性質 全ての物質やエネルギー 真理探求方法 要素還元法 弁証法、ホリスティック(統体) アリストテレス(BC384-322) 弁証法:ヘラクレイトス(BC500年頃) 物質の性質や現象などをより細かく分解してゆけば、その本質がよくわかる。:四元素仮説→ 「万物は流転する:変化が常態:全ての事物は、常に変化しており、世界・全体はプロセスの 真 連続(ネットワーク)でつながっている」 理 真理探求方法の起源 錬金術 (中国の五行説は、5種類の元素が変化・循環するという説) ホリスティック:東洋医学(全体から、有機的に結合された部分を視る)、生命体・脳は、ネット ワーク。 一神教 神の存在 分解・理解 ゼロの認識 「3→2→1→0」 :(脳内Aの細胞で判断する) 「一切の事物は相互に連関し合って成立している」、「一を認識できるのは、同時に、多を認識しているから」、 「部分部分が有機的に結合され、一つの全体・システムになる」、(他に多くの解釈有り) 「 無 」 : (脳内Bの細胞で感知する) One of Them Only one 「Number.1」が頂点 (強大である事等が力を持つ) (万物が「唯我独尊 」) 承認欲求の源泉 支配(身分差別・見下す・誇示する) 尊敬(信頼・敬う) 競合関係 協働(コラボ)関係 競争 弱 切磋琢磨 協調・創発・相乗効果 (企業)連携/連帯・連邦経営・「賢者」同盟・並列(≠結合) 体制概念 (*) (「全ての物に宿る多くの神は、手を取り合いネッワークを形成し、人を守ってくれたり叱ってく れる有難い存在。」という観念。)(日本やアジア地域の多くでは、多神教の観念が定着してい る) 一即多、多即一 全体(宇宙・自然の認 識) 存在関係 認 識 (「神は、全世界・全宇宙を支配する、絶対的な、唯一の存在」という観念。) 多神教 「何らかの力」による支配 (M&Aの大半が含まれる) (*) 組織の特徴 ピラミッド型、縦割り専門家組織(タコ壺化、サイロ化) コミュニティー型ネットワーク 共存関係 自主独立・バラバラ 共感・和・絆・協力・(拘束・束縛・もたれ合い→集団主義・支配) 異文化・多様性との融 合(共通の価値観へ の統合・創造) 排他性(を持つ場合が多い) 経営(戦略)論のモ デル例 マイケル・ポーター:「競争の戦略」 (経営=サイエンス:細かく分析すれば全てがわかる) → しかし、同一業界内の企業戦略が同じようなものとなり、 やがて「戦略のたそがれ(黄昏)」を迎える 吸収・融合・中庸化が巧みで、統合により新たな価値を創造する P.F.ドラッカー:「すでに起った未来ー変化を読む眼(物見櫓)」、 P.コトラー:「マーケッティング3.0」、 稲盛和夫:「ビジョン経営、フィロソフィー、稲盛コンパ、アメーバ会計」、 ユニチャーム:「ブルーオーシャン、共振の経営」 唯我独尊:『自分という存在は、どこまでも天地にただ一人。』 (篠田 桃紅 著、「103歳になってわかったこと」、幻冬舎、墨を用いた抽象表現主義者(女性)) 「光」と「俯瞰(全体と部分)」の整理 (2/2) (2015/07/25 作成者 : 中嶋 康晃) (下記の表は、「論理的な因果関係」等に基づくものでは無く、個人的感性による整理表である。) 光の性質 粒子(物質) 波(状態) (1926年頃、「量子力学」の確立により確定した。) 二重性と相互補完性 光の真理 (排他的だが両者とも正しい≠矛盾)、(互いに補完的で両者で完全) 粒子的な性質 & 波動的な性質 全ての物質やエネルギー 真理探求方法 TOC( ホリス ティッ クな経 営哲 学* *) 進 歩 ・ 改 善 vs イ ノ ベ | シ ョ ン (* ** ) (**) (***) (****) (****) (****) システム思考 思考対象 部分と全体の関係 要素還元法 弁証法、ホリスティック(統体) 構造 課程(プロセス) & ネットワーク 部分 全体 「Σ部分 < 全体」のような関係式は存在しない? (∵測定共通単位が存在しない ?) 」 問題解 部分最適解 全体最適解 数量化 観察対象 分析方法 容易、測定可能 実体 解析 計測困難 関係 環境条件との調和 視点 能力の種類 情報の価値 (破壊的)イノベーション創 造能力の基盤:(一見、関 係なさそうな事柄を結びつ ける思考能力) (「イノベーションの原点は、お客 さまニーズ(****)」) 鳥の目 ( 俯瞰 虫の目(現場主義:・ミクロを見てマクロを見落とす) (≠製造業での3現主義(現場、現物、現実) 知能 (「答えの有る問い」に対して、早く正しい答えを見出す能力) データ ) 、 魚の目 ( 時代の変化) 鈴木敏文 (どうして現場に行かないと分からないのか。統計心理学:ビッグデータ分析「マ クロで見て、ミクロに落とし込む」、「われわれの競争相手は同業他社ではなく、最大の競争 相手は目まぐるしく変化する顧客ニーズである」) 知性 (「答えの無い問い」に対して、その問いを、問い続ける能力) 知覚的存在 (インターネット革命により、全体との「繋がり・結節効果」において、「いわゆ る、従来のIT技術の情報」以上の「意味・感情・共感・感動等」へと昇華し、人び との繋がりを促進している。) 技術吸収能力(アブソープティブ・キャパシティ)により、多分野の断片的知 1.(バラバラで、整理されていない、多分野の) 断片的な「知識・経験・記憶」 識等が統合・整理され、創発された「気づき・閃き・直感」 2.特定の専門分野を深掘りした専門家の見識 は、「雑談・対話・議論」の際、偶有的に生まれ易 (MBAで養成された経営実務能力)等 い。(一定水準以上の知性強化を探求し続けるメンバーによるコミュニ 3.特定の分野(対象範囲の全体から、一部の ティー:緩やかな相互研鑽の繋がりの場が必須。) みを、都合良く無意識に絞り込む)を探求する コミュニティーの視点:目的と手段が混在するこ 真理を探究する個人は、行動により、「セレンディピティ(偶 とが多発する 然の幸運)」に気付き、受容する能力に秀でる。 (マーケッティング分野において、 「ブルーオーシャン」市場構築に (これらの状態だけでは、イノベーションの創造は困難) 繋がり易い。) TOC・ホリスティックの参照URL : https://www.msi-jp.com/ccpm/faq/c_faq_toc.html#q01 シュンペーター「非連続性」、ドラッカー「顧客が認識する価値の次元自体が変わること」 ①.明らかな顕在ニーズ市場:例) 日用品等の既存レッドオーシャン市場 ②.めずらしい(供給側が気づいていない)顕在ニーズ:「共創(Co-Creation)」 (ユーザーSNSからの口コミや、取引先等からの提案により開発する) ③.(隠れている)潜在ニーズ:「お客さまに尋ねても解らない(クレーム・ワガママを言う事がある)」→「時代の変化が新しい潜在需要を生み出すこともある。供給側が考え・創造する (仮説・検証)」→「こんな物が欲しかったんだ」
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