【 平成27年度 茅ヶ崎市立萩園中学校 学校経営案 】 ・はじめに 本校は

【
平成27年度
茅ヶ崎市立萩園中学校
学校経営案
】
・はじめに
本校は、昭和61年(1986年)4月に、鶴嶺中学校が生徒数1000名を越えるマ
ンモス校となったことから、分離し、市内13番目の中学校として開校しました。開校当
初は1、2年生だけでスタートし、体育館やグラウンドもない中で、校章や校歌も手創り、
基準服も保護者と共に決めたそうです。その年の7月10日に基準服が、9月1日には校
章が制定されました。10月1日には校歌の歌詞を決定し、11月11日に萩園中学校開
校記念の集いと第1回合唱コンクールを行い、この日を開校記念日としたそうです。その
後30年間、地域の方々や歴代の校長、教職員の熱い「想い」や「願い」に支えられて教
育活動が展開されてきました。
平成27年度、縁あって萩園中学校でともに働くことになった我々教職員40名は、創
立30周年の節目の年に、本校を巣立っていった約5100人の卒業生や保護者、地域の
方々など、萩園中学校を愛する全ての方々と共にある学校であることを意識して、学校づ
くりを行っていきたいと思います。
また、本校は生徒指導面に大きな課題があった時期に、本校の教職員が苦慮している姿
を見て、地域として何か協力できることがないかと、保護者と地域の方々が立ち上げって
くださいました。平成21年に発足した「萩園中学校 学校支援ボランティア」は7年目
を迎え、5人の地域連携コーディネーターの皆さんが中心になって、
「できる人が できる
時に できることを」を合い言葉に、学校を支援する取組を推進してくださっています。
地域の方々に一方的にお世話になるだけでなく、学校としても地域に貢献できることに
は積極的に取り組んでいかなければいけません。全教職員で、「地域に愛される学校」「地
域の核になる学校」を目指して頑張っていきましょう。
1
学校経営に対する基本的な考え方
本校の地域は、市内でも比較的まだ農地が残り、自然環境にも恵まれていますが、最近
は新しい住宅地が開発され、他地域からの転入が増加し、地域社会も大きく変化していま
す。加えて、経済状況の悪化や核家族化が進むなど家族形態の変化、高度情報化社会も進
展し、生徒を取り巻く環境は大きく変貌してきました。また、人間関係づくりが上手でな
い生徒や自分の考えを表現するのが苦手な生徒が多くなってきていることも事実です。さ
らに、地域や家庭内の人間関係の希薄さがそれに拍車をかけ、ほんの一部ではありますが、
居心地の良くない家庭に育った生徒による問題行動等、深刻な課題も山積しています。
昨年度(平成26年度)も生徒の問題行動の背景にある、家庭の養育力や経済力等、学
校だけではなかなか解決できない課題が大きかったことと思います。その都度、関係機関
の協力を仰ぎながら、解決する方策を模索してきた、と聞いています。
学校だけではどうにもならないとはいえ、そこに集まった教職員が組織をつくり、共通
の目標に向かって「情熱」をもって、互いに貢献しようという意欲(協働意欲)で、生徒
の学習や生活の指導にあたれば、市民性(公共性)をもった子どもたちが育ち、地域の核
になり、地域社会の活性化も図れます。
「効果的な学校」に見いだされた諸条件のひとつに
「子どもへの期待に満ちた風土」があります。どんなに家庭的、経済的に恵まれていない
子どもが多い学校であったとしても、目の前の子どもに期待する想いがあれば、生徒はか
ならず変わっていきます。愛情をかけて、手塩にかけて、心をかけて、丁寧に育てていき
ましょう。目先の成長を目指すのではなく、これからの世の中を、くじけずにしっかりと
生きていける生徒を育てていきましょう。しあわせになれる力を育てていきましょう。
そして、そのためには、教育活動の主体である教師が授業の質を少しずつ高めていくこ
と(授業改善)、そのための取組を組織的に続ける学校にすること(学校改善)が必要です。
授業が変われば生徒が変わり、生徒が変われば学校が変わります。教職員の意識と意欲、
情熱で、学校は確実に変わります。
教員は専門職であり、職務上独立性が高く、目標の共有化は難しい面がありますが、職
員室や廊下やあらゆる場所でコミュニケーションを意識的に図ることによって、組織文化
を、できる限り共通のものにしていく取組をしていきたいと考えています。
また、組織文化を支えていく共通の目標になるものが「学校経営方針」といえます。毎
年、全国学力・学習状況調査や学校評価結果をもとに、PDCA サイクルの「アクション」
である「次年度への改善目標や方策」について、十分話し合いをしています。基本的には
これまでの学校経営方針を基盤にしますが、さらに良い学校を目指して、30周年の節目
となる改善計画を示したいと考えました。
併せて、一昨年度「いじめ防止対策推進法」が施行され、昨年度から「萩園中学校いじ
め防止基本方針」
「いじめ防止対策マニュアル」を保護者や地域に提示し、いじめの未然防
止、早期発見、早期解決に向けた取組を積極的に推進する義務と責任があります。いじめ
はどこの学校でも、どこの学級でも、誰にでも起こり得ることだけれど、決して許されな
いということを、折りに触れ伝えていきたいと思います。そして、全ての生徒が安全で楽
しく心豊かに過ごせる学校を創っていきましょう。
地域の方々が温かく見守ってくださる「信頼」に応え、活発な地域連携を強みとしてさ
らに発展させ、学区のもつ、なかなか回復にはいたらない、経済的社会的家庭的環境の厳
しさ等の弱みを克服していきたいと考えています。
最後に、保護者の養育能力の向上、様々な場面での親への啓発を欠かすわけにはいきま
せん。親が親としての役割を十分果たし、子どもの養育に責任を持ってもらうためには、
非難ばかりしていても始まりません。時間がかかって大変ではありますが、
「子縁」を最大
限に活用して、学校へ足を向けやすくなるように、あらゆる機会に情報の提供を図りまし
ょう。全ては子どものために、講演会や懇談会、部活動の試合やコンクールの応援等、た
くさんの情報をお示しすることで、「学校へ行こう」「学校行事に参加してみよう」という
気持を持っていただくよう努力していきましょう。
学校経営方針を基に、全教職員が共通の意識で学校教育に取り組んでいきましょう。
2
萩中教職員に望むこと
「何事にも一人の頑張りで成果が上がるのではなく、色々な人の大小の努力が合わさっ
て、見える成果となって表れている。」という運命共同体的な考え方をしましょう。「人は
城なり」のことばの通り、城の石垣はよく見ると、大きな石だけではできていません。小
さな石が隙間に挟まって大きな石を安定させているのです。組織というものも、バランス
良くまとまっていることで、頑丈になっていくのです。それぞれの欠点(隙間)はお互い
の努力で補っていける職場であり、先生方一人一人が持っている良さを、それぞれが積極
的に発揮できる職場でありたいと思っています。昨日より今日、今日より明日、というよ
うに、日々どこかが良くなっている学校を創り上げていきましょう。
現代は、教職員の能動的な姿勢がより強く要求される時代です。指導的立場の教師が「受
け身」では何も進展しません。
「誰かがやってくれるだろう」ではなく、
「待っていないで、
やってみよう」の精神を大事にしてください。
「やった失敗」より「やらない失敗」の方が
ダメージが大きいと、思ってください。前向きな失敗は、周りが助けてくれるはずです。
実行力や行動力のある教職員であってください。さらに、全教職員が学校経営への当事者
意識を持ち、上る道(方法や手段)は違っていても、ベクトル(想い)が同じ方向へ向い
ている教職員集団でなければいけません。また、教師の情熱が見えない学校では、本当の
教育はできません。萩園中学校の教職員集団の教育への意欲と情熱は、私が最もよく理解
しています。新米校長で頼りない面も多々ありますが、今年度も教育活動に全力で取り組
んでください。
教育は人です。教師の「人として」労を惜しんだ教育をしているようでは、子どもたち
の明日は保証できません。教育の原点は「信頼する」という人間関係の確立と「愛」です。
子どもたちに信用されない教育では、人としての育ちはありません。子どもは好きな人か
らしか学びません。そこで、生徒一人一人の良さを、じっくり時間をかけて引き出してあ
げられる教師であってください。愛情を持って生徒と接し、生徒を褒める機会を教師がつ
くって与えることです。そのためには、生徒にしっかり寄り添うことが大切です。
「やってみせ させてみて ほめてやらねば人は育たず」(山本五十六)です。
*危機管理対応として
・報告・連絡・相談を密に!
・失敗は誰でもするもの。事故が事件にならないような対応を!
・常に最悪の場合を想定して、迅速、丁寧、誠実な対応を!組織として複数対応を!
・マイナスはプラスへのチャンス、ピンチはチャンスと心得て組織として頑張る!
生徒指導は「こうすれば こうなる」というマニュアル通りにはいかないものです。
最近は、教員のこれまでの経験知が通用しなくなった子どもも出現しています。そこに
は、保護者の学校に対する見方が変わってきたという背景もあります。そこで、根気よ
く継続した指導と、教員がチームとなって多方面からの関わりが必要です。絶えず学校
の考え方、学年や学級の様子を保護者に積極的に発信し、理解してもらう手立てを講じ
ることと、私たち自身の力量を高めることが肝要です。生徒指導は、
「雨垂れ 石をも穿
つ」の諺にあるように、「ダメなものはダメ」と言い続けることです。やり続けること、
「もう無理」と諦めないこと、先生方の弛まぬ姿を生徒に見せ続けることが大切です。
生徒・保護者との信頼関係づくりが、クレームゼロにつながると信じて頑張りましょう。
・生徒指導の戦略は、ことが起きたら、迅速・丁寧・誠実に複数で指導にあたること!
・ダメなものはダメ、当たり前のことが当たり前にできる生徒を育てること!
・努力する生徒を見逃さず評価し、褒めること!
・真面目に努力する正直者の生徒がバカを見ない学校をつくること!
・「親が変われば子が変わる」親の協力が得られるような関係作りをし続けること!
・心配な生徒とその親とは、日頃からの関係づくりに努めること!
○教育課程外の「教職員」の見えない心がけ
人と人とのコミュニケーションの始まりは挨拶です。子どもたちの周りの大人達が自然
体で挨拶を交わす姿を見せることが大切です。学校での挨拶の励行は、教職員が率先垂範
することです。大人である親が挨拶できない家庭で育った子どもは、挨拶できるわけがな
いのです。同じように、挨拶できない教職員の多い学校では、子どもは挨拶ができません
し、子どもの成長は期待できません。また、朝から時間と心にゆとりがない教職員では、
本物の「人間教育」はできません。
「おはよう」の回数を増やしましょう。校内で出会う子
どもには全員に「おはよう」と声をかけましょう。教職員の声かけの数だけ、子どもたち
の心の窓が開くはずです。
校内に入ってこられた人には、先ずは「笑顔で挨拶」することは本校の教職員の本務の
一つと考えてください。声をかける時間的余裕がない場合は、会釈のみでも構いません。
また、どんな状態でも電話対応では、姿が見えない人への心がけとして丁寧な言葉遣いで
応じましょう。顔や態度が見えない分だけ、発する言語が全てを伝えてしまうのですから
怖いものです。
3
本年度の学校経営方針
萩園中学校 学校教育目標
○知性をみがき、創造性豊かな人間に育てる
○協力と奉仕の精神を持ち、思いやりのあるやさしい人間に育てる
○絶えず努力し、心身ともに健康な人間に育てる
学校教育目標は、昭和61年の創立以来、掲げられています。教育基本法に定められた
教育の理念に基づき、大切にしたい教育の目標が網羅されています。今年度も、本校の教
育の目標の根幹とします。
学校経営方針は、学校教育目標の具現化を目指して、具体的な学校運営を行う際の基本
方針です。しかし、校長が替わるたびに学校経営方針の大きな方向転換だけは避けなけれ
ばならないと考えています。勿論、時代の変化とニーズにより、経営方針を変えざるを得
ない状況が無いとは言い切れません。前年度の反省を踏まえ、本年度の基本的な方向を定
めます。学校経営は、一人一人の教職員が担う力が大きいことも、理解してください。
※「人は人によって育つ」・・・人は人によって「教」えられ、「育」てられるのです。
・具体的な生徒の姿
・仲間を大切にする生徒
・あいさつができる生徒
・時間を守る生徒
・掃除をする生徒
・よく見て、聴いて、考える生徒
・教職員の姿
・チームワークが良く協力する教職員 ・授業改善に努め、学び育ち合う教職員
・職場に働きがいを感じる教職員
・基本方針
・学校教育の場に「時間的なゆとり」を創り出す
・萩中の現状を「地域に公開」する
・日常生活の中で地域・保護者から「いい学校だね」と言われる学校を目指す
平成27年度の学校経営方針・・・・(4月1日配付のアンケート集約より)
○目指す学校像
生徒の誰もが安心して充実した楽しい学校生活を送り、主体的で豊かな学びをと
おして、信頼と誇りに充ちた活気のある学校の創造を目指す。
○目指す生徒像
生徒一人一人が夢と希望、自ら考え学ぶ意欲をもち、様々な教育活動をとおして
思いやりの心をもって、ひとの役に立ち、ひとから必要とされる喜びを感じ、感動を
共有し、感謝の思いが抱ける萩中生を目指す。
○目指す教師像
生徒との共感性を基盤に、生徒一人一人に丁寧に寄り添い、地域を大切にすると
共に教育の専門家として高め合い、信頼し合える、働きがいのある学校を目指す。
キーワード(スローガン)
夢・希望・感動・感謝
4
本年度重点目標と具体的な手立て
(1)「学ぶ力」の向上と「思考し、判断し、表現する力」を育てる授業改善
○各教科の基礎・基本の定着のための改善
1 読書活動の推進と言語環境の確立
・「朝の読書」の時間の確保と読書環境の整備
・「ことば遣いは心遣い」を合言葉に、言語環境を整える
2 持ち物、宿題、チャイム着席、提出物など学習習慣の定着
3 基礎・基本の定着を目指した反復学習や補充学習の導入
4 「学び合い」をとおして、学習意欲を高め、学びを深める授業の改善
・本時の目当ての提示
・1 人学び 共有の時間確保
・なぜ?どうして?の気持ちを大切にした授業
・授業のユニバーサルデザイン化
5 家庭学習の習慣化
○研究推進委員会を軸とした具体的な授業改善
1 集団の学習活動における学び合いの授業の工夫
2 主体的意欲的な学習参加を育む授業の工夫
3 学年毎の公開授業と研究協議の実施
4 授業公開並びに研究協議会をとおしての授業改善
5 サマースクールや補習授業をとおしての個別指導の充実
○より適正な評価を目指して
1 生徒用シラバスの見直しと改善
2 評価規準、評価方法の見直し
3 通知票等の誤記入防止・・・・・「改訂版」校務支援ソフトの導入
(2)生命の尊重、規範意識や感謝する心の醸成を促すための改善
○道徳教育の推進と充実・・・・・教科化に向け準備を進める
1 道徳教育担当教員を中心にした校内体制の充実
・教材「キラリ」により、道徳の授業の質の改善を図る
・道徳の時間の授業時数の確保
2 思いやりの心や、人権感覚を磨く道徳授業の構築
3 規範意識の醸成(ダメなものはダメ)
4 時間を守らせ、基本的生活習慣の確立
○生徒一人一人の成長に必要な支援の充実
1 配慮の必要な生徒へのきめ細かな支援の充実・・・インクルーシブ教育の推進
・発達障害や不登校、心の悩みへの手厚い個別対応と正しい言葉遣い
2 特別支援巡回相談や青少年教育相談、家庭児童相談等の関係機関との連携の充実
3 スクールカウンセラーや心の教育相談員との連携強化
4 特別支援教育の研修会やケース会をとおしての生徒理解の深化
○生徒の積極性や自尊感情を育てる
1 行事を通じて、企画・運営に生徒自身の主体的参加
2 生徒会活動や部活動等、さらなる生徒の主体的活動の促進
3 生徒会本部によるあいさつ運動の推進と日常におけるあいさつの励行
(3)生徒が安全かつ安心して学校生活が送れるための生徒指導の改善
○いじめの未然防止、早期発見、迅速な対応を図る
1 「萩園中学校いじめ防止基本方針」をもとに、いじめのない学校を目指す。
2 いじめの疑いが生じた場合は、直ちに組織A、Bを立ち上げるなど、学校全体で
取り組む。
・いじめや暴力に対する教職員の姿勢は、アンテナは高く、目線は低く、生徒
情報の把握と共有化に努める
・教育相談体制の確立と普段からの廊下相談の強化
○生徒指導の充実
1 生徒の人権を尊重し、丁寧なことば掛けと共感的な対応
2 生徒指導担当を中心とした生徒指導体制のさらなる整備と充実
3 警察、少年相談保護センター、中央児相等、関係機関との連携強化
4 情報の共有と指導の統一化・・・・・・・・報告・連絡・相談を密に
・学年を中心に、学校全体で生徒の指導にあたる
(4)「開かれた学校」「信頼される学校」を目指しての改善
○開かれた学校を目指して
1 学校評議員と教職員との懇談会の開催
2 土曜参観、懇談会の充実
3 学級代表者会との協働活動の充実
4 学校支援ボランティアとの連携の強化
5 生徒が地域へ積極的に出向く体験活動(ボランティア活動)の推進
○信頼される学校を目指して
1 学校からの積極的な情報発信
・掲示板 ・学校だより ・学年だより ・ホームページ等
2 学校評価のさらなる改善(PDCAサイクルの強化)
3 生徒、保護者アンケートの改善
(5)「こころ」と「からだ」の健康保持・増進に向けての改善
○健康教育の推進
1 食育指導の充実
2 学校保健計画の見直しと改善
3 家庭との連携による基本的生活習慣の確立
4 校内事故防止のための安全点検の充実
5 教職員の安全管理と危機意識の高揚
(6)教職員の人材育成や資質の向上を目指しての改善
○校内研修会や研究会の充実を目指して
1 茅ヶ崎市教育センターや文教大学等との連携の強化
2 授業改善に焦点をあてた個人研究、グループ研究の充実
3 授業公開と研究協議会の充実(全教職員が1年に1回は研究授業を)
○校外研修会の活用
1 校外研修会への積極的な参加と成果の共有
2 夏季休業中の有効活用
(7)生徒が安心して学校生活を送るための環境整備の充実に向けての改善
○環境整備の推進
1 事務室との連絡、連携の強化
2 学級代表者会、地域団体、学校支援ボランティアとの連携の強化
3 登下校時の危険箇所点検と改善要望
4 職員室内の環境整備と学年職員室の環境整備
5 職員室内のパソコン利用方法の改善と個人情報の管理強化
6 防災計画の見直しと防災教育の計画作成と実施
7 校舎内外の環境整備と美化の推進・・・・・清掃指導の強化
5
平成27年度の校内研究の推進について
校内研究については、研究推進委員会を核に、研究テーマや今年度の研究の進め方、研
究計画の原案を作成し、研究を推進していきます。校内研究会は、教員が真剣に授業につ
いて共同研究する時間と考えています。少なくとも1年に1回は、全職員に研究授業を実
施していただきたいと考えています。専門性を追求する研究を全面に打ち出していただき、
専門的に研究する教科指導に時間をかけてほしいと思います。
授業づくりからしか学校づくりは、始まりません。
平成27年度
校内研究テーマ
学習意欲を高め、学びを深める指導の工夫
~ 学び合いを通して
~
○校内研究推進計画(案)
・6月24日(水):校内授業研究会(谷井先生)
・8月27日(木):校内全体研究会(講師による講演会等)
・2月 3日(水):校内授業研究会(教育センター学習指導講座:北田先生)
○方向生として
・学習指導要領改訂の趣旨を踏まえ、授業研究を中心にした校内研究を実施する。
・生徒の学習意欲を高める授業の在り方の研究をする。生徒の姿から学ぶ授業研究を
行うことにより、教科の壁を取り払える。
・特設5校時の公開授業と研究協議会を最低でも年2回開催する。
・前後期それぞれ1回程度、学年単位の公開授業を実施し、研究協議会を開催する。
※3~5校時を公開授業とし、全教員が研究授業を行い、講師の先生から指導をいた
だく時間を設ける。
○学習支援
・平成27年度 萩園中学校サマースクール
〈目的〉①学習面で悩みを抱える生徒に対し、個別支援を行うことで信頼関係を深める。
②地域の学習支援ボランティアと教職員が連携し、共同(協働)関係を築く。
〈日時〉平成27年7月27日(月)~7月31日(金) 午前9時から11時
8月 3日(月)~8月 8日(金) 午前9時から11時
〈今後の課題〉・サマースクールの位置づけ
・ボランティア講師の確保
おわりに
平成27年度の萩園中学校がスタートしました。今年度は昨年度と同様に異動者が少な
かったとはいえ、全校生徒と関わってくださり、永年にわたり本校を支えてきてくださっ
た教職員が異動となり、さらに、何よりも学校長が替わり学校体制に不安があります。
しかしながら、本校の教職員は明るく、非常に前向きで協力的なこと、そして何よりも
萩園中学校と生徒をこよなく愛していることが大変素晴らしいところだと思います。毎年、
教職員が入れ替わる中で、この素晴らしい職場環境を維持し、さらに、より高め合える職
員集団にするためには、風通しの良い職場づくりが大切です。お互いに協力し、時には励
まし合い、悩みも伝えられる優しい人間関係を構築し、それぞれの欠点は、お互いに補っ
ていける職場にしていきましょう。
そして、子どもの成長を喜びと感じる教師と、地域の子どもを地域で育てようとしてく
れている、熱い思いをもった地域の方々や保護者が、手を携えて、明日の萩園中学校を創
っていきましょう。