環境・社会報告書2015

ヒゲタ醤油株式会社
環境・社会報告書2015
ごあいさつ
はじめに、東日本大震災から 4 年経ちましたが、被災地の
復興や原⼦⼒発電所の事故影響によるエネルギー関連問題等
課題は、今なお多く残っています。被災地の一日も早い復興を
お祈りいたします。
当社は、1616 年千葉県銚⼦市に創業して以来、醤油を柱に
日本の食文化の一端を担ってまいりました。当社の醤油造り
の原点は、「天の恵み、地の利、⼈の⼼(天・地・⼈)」に感
謝することにあります。健全な収益、環境への配慮、社会と共
存、そして⼈間尊重が企業の存続を可能にする基本条件である
ことを、当社は強く認識しております。また、価値ある商品を
安⼼とともにお届けし、お客様の健康で幸せな生活に貢献でき
ることを、大きな喜びとしております。
2014 年 12 月、国連・気候変動枠組み条約第 20 回締約国会
議(COP20)では、2020 年以降、①国際社会が取り組む温暖
化対策(新枠組み)要素の検討継続と、②「約束草案」に記載す
る内容が決まりました。しかし、昨年も異常気象は猛威をふる
い、国内では夏のゲリラ豪⾬、⻯巻被害が多発、海外では、昨
年 10 月モスクワでは数⼗年に1度という寒波が到来し、2 月は
米東部で記録的な寒波により大きな被害に及んでいます。
経済では、2015 年も、円安による原料高と市場での消耗戦
の板挟みもあり、厳しい状況の年になりそうです。
企業レベルの活動として当社では、これら厳しい経済環境の
中、諸課題の改善に向け ISO14001 を基軸に、社員一⼈ひとり
の意識改⾰と⾏動の積み重ねにより、環境への取り組みをさら
に高いレベルに上げるべく活動を進めております。
理念の実践こそが第一であり、経営計画の環境に関するテー
マとして、省エネルギー・省資源の推進、温室効果ガスの排出
抑制、副産物・廃棄物の減量化・再資源化、新たな環境保全技
術の導⼊等を掲げ、具体的で実現可能な目標を定め、実⾏して
まいります。企業の社会的責任が求められる状況のなかで、環
境、コンプライアンス等に関わる経営の推進は当社の重要な責
務と考えております。本報告書は、当社の環境への取り組み、
社会活動、社内諸制度等についてまとめたものです。
一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申しあげます。
2015 年 3 月
代表取締役社長
濱口 敏行
1
環境編
基本理念と基本⽅針
当社の環境における理念、⽅針を定め、環境問題に積極的、⾃主的に取り組んでいます。
環 境 ⽅ 針
[基本理念]
私たちは、自然のいとなみを尊重し、環境と企業
活動の調和を推進して、健全で持続可能な社会づ
くりに貢献します。
[基本⽅針]
1. 省エネルギー・省資源、廃棄物の低減、再資源
化等の活動を推進する。
2. 環境に関わる法規制や要求事項を順守する。
3. 環境マネジメントシステムによる継続的な改善
及び汚染の予防を推進する。
4. 本⽅針は、組織に関わる全員に周知し、外部
の人々が入手可能にする。
2
環境マネジメントシステム (EMS)
組織体制
最高経営者はEMSの統括者であり、当社では
最高経営者
社⻑です。ISO管理責任者は最高経営者に指
名されたEMSの構築及び運用に関する責任
ISO管理責任者
者です。監査チームは、養成研修を受けたも
のから最高経営者によって任命され、内部監
査を実施します。現在は、8つの部門が3つの
監査チーム
ISO管理グループ
サイトで連携を取りながら活動しています。
また、円滑な運用を図るため、必要により、
委員会や会議を設けています。
東京本社
銚⼦工場
銚⼦事務所
また、2011 年より EMS と品質マネジメン
トシステム(QMS)の事務局機能を統合し、運営の効率化も進めています。
PDCAサイクル
PDCA サイクルによる
継続的改善を実施しています。
主な環境保全活動
① 省資源、省エネルギー
② 汚濁排⽔流出の防⽌
③ 廃棄物の減量
④ 騒音・振動の低減
⑤ リサイクルの推進
⑥ 社外活動支援
などに取り組んでいます
3
2014年度の活動状況
「ISO14001」「ISO9001」の運用
EMSの規格である「ISO14001」は2003年11月、
銚⼦工場地区と東京本社の商品企画部門、資材調
達部門が認証を取得しました。続いて2004年11
月には、東京本社の営業部門、銚⼦の総務部門、
研究開発部門が認証を取得。2006年10月、波崎
プラントを含めた更新審査を受審しました。
「顧客満足の向上」のための品質マネジメントシ
ISO14001
ISO9001
ステム(QMS)の規格である「ISO9001」は2007年4月、東京本社、銚⼦工場地区、銚⼦事
務所地区、波崎プラントでISO9001の認証を取得しました。当社では、しょうゆ関連製品お
よびバイオ関連製品が適用されます。 また、工場だけでなく、設計・開発部門、管理部門も
含め全社を対象としているのは、「製品品質」はもとより、全部門それぞれの業務を「品質」
として捉え、各部署でやるべき事を確実に実⾏し、お客様の満足の向上を図るという意志を
表しています。更に、両規格の統一的運用を進めるため、2012年7月に複数規格審査を受審
し、同時に更新しました。現在も引き続き、効果的運用を目指して努⼒しております。
省エネルギー設備
① 廃⽔処理設備から発生するメタンガスを燃料とするボイラー
② 蒸気熱源を用いた吸収式冷凍機
③ ボイラーの低圧蒸気の有効利用
④ 中温⽔の回収再利用
⑤ その他(2014 年度は、仕込蔵冷凍機補修、充填室空調設備改修、
事務棟のエアコンを省エネタイプの機器に更新しました)
しょうゆ粕の飼料化
しょうゆ粕は飼料や燃料へリサイクルとして利用しています。
夏期の節電対応
2011 年のような節電令に基づく緊急避難的なピークカットまでは求められていない状況でした
が、社内エネルギー管理委員会から、2014 年のピーク時電⼒は 2010 年度 7 月〜9 月比 5%削
減を基本とし、更に各地区の事情に応じた上乗せの取り組みを求める⽅針が出されました。
全社各地区は節電計画を⽴案・実⾏し、いずれも計画を達成することができました。
銚⼦工場では電⼒のピーク時 5%カットを、「工程、業務時間の⾒直し」、「デマンド計の活用」
4
等により達成することが出来ました。
また本活動を全社的に展開したことで、スタッフ部門の多い銚⼦事務所・東京本社では「空調機
に頼らず、窓を開放し扇風機を利用する」、「⼥性従業員事務服のクールビズ化(夏用シャツ、
ポロシャツ等の着用許可)を推進する」、「各部署業務の工夫改善」等の実施により電⼒のピー
ク時 10%カットを達成しました。今後も、全員参加で前向きにとらえ対応していきます。
環境リスクマネジメント
⾃然災害・事故の緊急事態等、想定される環境に関する重要なリスクは、発生の可能性や発生し
た場合の環境および経営への影響の大きさ等を考慮し、特定しています。
「醤油・塩⽔の流出」「廃⽔処理施設の崩壊」等緊急事態対応の優先度の高い項目を毎年評価し
「緊急事態訓練」を実施することで環境リスクを最小にする対応をしています。
環境教育・啓発
/
環境情報の共有化
以下の活動を通して、一⼈ひとりの環境改善活動を推進しています。
環境(品質)教育・研修
教育プログラムに基づき、経営層や管理職には、環境・品質をめぐる社会の状況や当社の取り
組みについて会議・研修等での説明、全社員を対象にした啓蒙教
育、特定業務従事者に対する専門教育、新⼊社員に対する基礎教
育を、また社外研修会参会による実施をしています。環境・品質
両規格対応の内部監査員の育成では、内部監査計画の履⾏に先⽴
ち、昨年度の結果(指摘事項)や監査ポイントを踏まえた本年度
監査⽅針の説明を 2014 年 5 月 8 日に監査員へ実施し、共通認識
を図りました。その他、社内外での「養成セミナー」の参加、監
査参加(オブザーバー)による経験とOJTを通じて、内部監査員を育成しています。
環境情報の共有
「社内報」や「環境情報連絡書」等により、必要な環境情報を提供し、環境問題が身近に感じ
られるように啓発活動を続けています。環境問題を解決していくには、私たち一⼈ひとりの意
識やライフスタイルがとても大切です。これからも的確なコミュニケーションにより、社員や
その家族の環境意識の向上と日常の意識付けに役⽴てていきます。
5
環境フローチャート
しょうゆ・加工調味料(中野台工場を含む)・バイオ製品の製造過程におけるインプット(原料,
容器包装,ユーティリティ)とアウトプット(CO2,NOX,SOX,排⽔,副産物・廃棄物)
を示します。
原料
容器包装
大豆
10,000 ton
びん
小⻨
10,000 ton
PETボトル
600 ton
LPG
170 ton
塩
10,000 ton
缶
500 ton
都市ガス
395 千m3
プラスチック
200 ton
電⼒
その他
3,000 ton
1,000 ton
ユーティリティ
紙・ダンボール 1,100 ton
重油
1,630 k l
9,490 千kwh
⽔
420 千m3
製品
しょうゆ
53,000 k l
加工調味料
大気排出
CO2 9,420 ton
NOX
SOX
廃⽔処理
排⽔量
300 千m3
8,000 k l
副産物・廃棄物
醤油粕
4,540 ton
11 ton
醤油油
170 ton
2 ton
廃棄物
2,900 ton
6
環 境 会 計
環境保全のための投資や費用がどれだけの効果を生んでいるか、定量的に把握、評価します。
会計対象期間
2014 年 4 月〜2015 年 3 月
2014 年度総括
〈前年度比でみた場合〉
環境保全投資
10 百万円
環境保全費用
145 百万円
CO2 換算
1)化⽯燃料低減効果
-7 百万円
-274 ton
2)廃棄物低減効果
-2 百万円
-72 ton
〈当該年度の抑制効果でみた場合〉
1)化⽯燃料抑制効果
104 百万円
4,029 ton
2)廃棄物抑制効果
176 百万円
6,818 ton
(効果の算出についてはA重油換算で⾏いました。以下同様。)
環境保全投資と費用
環境省のガイドラインを参考に算出しました。
環境保全投資及び費用
単位:百万円
主な取り組みの内容 (環境省ガイドラインによる分類)
投資額 費用額
10
125
生産・サービス活動に伴って上流⼜は下流で生じる環境負荷を抑制するための費用
0
3
管理活動における環境保全費用
0
16
研究開発活動における環境保全費用
0
0
社会活動における環境保全費用
0
1
環境損傷に対応する費用
0
0
その他環境保全に関連する費用
0
0
10
145
生産・サービス活動により事業エリア内で生じる環境負荷を抑制するための費用
合
計
環境保全効果
エネルギー使用量と廃棄物排出量を対象に、前年度比でみた低減効果と当該年度でみた抑制効
果を環境省の「環境活動評価プログラム」に従って、炭酸ガス(CO2)に換算しました。次いで
それを⾦額に換算しました。
7
〈前年度比でみた場合〉
1)化⽯燃料低減効果
生産活動のためには重油や電⼒等のエネルギーを多量に使います。このエネルギー使用量を
少なくするのが低減効果です。2014 年度は、2014 年 1 月より中野台工場が稼働し都市ガス、
電⼒の増加となりました。CO2 は 274 t 増加、⾦額では 7 百万円の増加となりました。
エネルギー環境負荷量
使用量
2)廃棄物低減効果
A重油 kl
軽油
kl
灯油
kl
ガソリン kl
LPG
ton
都市ガス 千m3
電力
千kwh
合 計
14年
1,630
7
10
43
170
400
9,670
13年
1,700
7
11
46
180
220
9,330
生産活動により排出されるもの全てを、
最終的に再利用されず、そのまま廃棄
された廃棄量の減少を低減効果とみま
した。CO2 は 72 ton 増加、⾦額では 2
百万円の増加になりました。
〈当該年度の抑制効果でみた場合〉
1)化⽯燃料抑制効果
副産物の醤油粕や醤油油はもとより、
係数
2.710
2.624
2.492
2.322
3.002
2.080
0.378
CO2 換算(ton)
14年
13年
4,417 4,607
18
18
25
27
100
107
510
540
832
458
3,655 3,527
9,558 9,284
差
-190
0
-2
-7
-30
374
129
274
廃棄物環境負荷量
有価物、再利用物も含めて右表に示し
ます。
差
-70
0
-1
-3
-10
180
340
醤油粕
小麦くず
ダシがら
醤油油
木パレット
廃プラスチック
金属スクラップ
ガラス・陶磁器
混合不燃物
動植物性残渣
燃えがら
汚泥
廃酸
廃油
段ボール
紙類・木屑
合 計
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
発生量
係数 14年 13年 増減
1.180 4,540 4,970
-430
1.650
87
83
4
2.442
210 240
-30
2.700
170 140
30
1.650
40
10
30
2.600
43
48
-5
0.000
54
50
4
0.000
14
9
5
0.000
29
21
8
2.442
180 120
60
0.000
380 410
-30
1.100
110 140
-30
0.392 2,170 2,260
-90
2.900
1
1
0
1.650
97
98
-1
1.650
50
47
3
8,175 8,647
-472
廃棄量
CO2 14年 13年 増減 CO2
-507
7
6
6
0
0
-73
81
50
-13
0
0
0
28
21
7
0
110 180 120
60 147
0 380 410 -30
0
-33 100 140 -40 -44
-35 2,170 2,260 -90 -35
0
-2
5
48
45
3
5
-412 2,912 3,002 -90
72
廃⽔処理プロセスから発生するメタンガスも燃料として使用しています。植物は、炭酸同化作用に
より大気中の CO2 を吸収しているので、植物や植物由来の生成物を燃焼しても、大気中の CO2 増
加には影響しないと⾔われています。従って、これらの熱利用はエネルギー抑制となります。2014
年度は、CO2 発生量 4,029ton 分の化⽯燃料使用量を抑制し、⾦額では 104 百万円相当の効果に
なりました。
エネルギー環境負荷量
醤油粕
醤油油
ton
ton
メタンガス 千m3
合 計
燃焼量
14年
4,050
170
310
重油換算(kl)
係数
燃焼量
0.27
1,094
0.91
155
0.77
239
1,487
CO2 換算(ton)
係数
2.710
2.710
燃焼量
2,963
419
2.710
647
4,029
8
2)廃棄物抑制効果
再利用率の高い廃棄物
廃棄物は、できるだけ再生利用することが、
循環型社会構築のために求められます。可燃
物は、そのまま燃焼すれば、CO2 が発生しま
すから、これらを再生利用することによって
CO2 の排出を抑制していると⾒ることができ
ます。
この再生利用量を抑制効果として捉えまし
た。2014 年度は、CO2 で 6,818 ton、⾦額
にして 176 百万円の減少になります。
醤油粕
小麦くず
ダシがら
醤油油
木パレット
廃プラスチック
金属スクラップ
ガラス・陶磁器
廃油
段ボール
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
ton
係数 利用量
1.180
4,540
1.650
81
2.442
210
2.700
170
1.650
40
2.600
43
0.000
54
0.000
14
2.900
1
1.650
97
14年
CO2 利用率
5,357 100%
134
93%
513 100%
459 100%
66 100%
112 100%
0 100%
0 100%
3 100%
160 100%
その他の環境負荷量
その他の環境負荷量として、⽔の使用量、窒素酸化物(NOX)及び硫⻩酸化物(SOX)の量は下
表の通りでした。
14年
用 水
窒素酸化物(NOX)
硫黄酸化物(SOX)
13年
3
420 千m
11,400 kg
2,200 kg
430 千m
11,700 kg
2,400 kg
増減
3
前年比
3
-10 千m
-300 kg
-200 kg
98 %
97 %
92 %
温暖化ガス削減
CO2 排出量削減の取り組みの結果を右図(2000 年以降の排出量を年単位)で示しています。
CO2 削減は 1990 年比-11%でした。
9
社会編
当社のCSRについての基本的考え⽅
当社では CSR(社会的責任)を、経済性、⼈間性、社会性等すべてを含んだ広い概念として、
経営そのものとしてとらえております。CSR は企業のもつべき社会哲学であり、CSR の強化
こそ真の意味での企業価値を最大化するものと考えています。
CSR は、企業としての利益追求、環境への配慮、良好な職場環境づくり、コンプライアンス、
ガバナンス体制の構築等、『社会に対する企業の責任を果たす』ことを指し、社会貢献活動だ
けでなく、結果として社会貢献につながる活動まで、幅広い概念を含んでいるととらえていま
す。
本編では、当社の CSR に関する活動について、その一端を記載しました。
お客様の安心、満足に向けて
品質保証活動
品質保証は、お客様に対する生産者の最低限の責任です。
商品の開発、生産、販売の各段階で品質保証を厳しく管理するシステムが働いています。開発
段階では申請項目に基づき品質保証委員会の承認を得ることが求められ、生産段階では各種手
順や帳票の確認を徹底しているなど、安全な食品づくりに努めています。
お客様の声を活かす仕組み
日常的にお客様の声を直接お伺いするセクションが「お客様相談室」です。商品に対する様々
なご意⾒、お問い合わせ、ご指摘に迅速、適切にお答えするため、専門の担当者を置き対応し
ています。
また、お寄せいただいた様々なご意⾒は社内でまとめ、よりよい製品・サービスの提供へ繋げ
ています。
衛⽣管理体制
衛生教育、定期検証、衛生監査等により、継続的に製造現場の清浄度を保ち、お客様に安全な
商品をお届けできるように努めています。
10
社員とともに
人格と個性と多様性の尊重
人事方針
【基本理念】
人間尊重を基本とし、社員一人ひとりを大切にします。
【基本方針】
1.社員一人ひとりがチャレンジ精神と創造性を発揮し、仕事への誇り
とやりがいを持って働ける職場環境づくりに努める。
2.人間性と多様性を尊重し、ワークライフバランスに配慮した働きや
すい健康的な職場環境づくりに取り組む。特に、女性と障害者も活
躍できるように取り組む。
3.自らの行動を自ら律し、絶えず努力し成長しようとする社員一人ひ
とりのキャリア形成を長期的視野に立って支援する。
当社の⼈事⽅針の基本理念である「⼈間尊重」を⼈格と個性と多様性(ダイバーシティ)の尊
重と捉え、社員一⼈ひとりがそれぞれ異なるお互いの個性を認め合い、いきいきと⾃らの持つ
能⼒を発揮できることを重視し、基本⽅針を改定しました。
当社では、多様性(ダイバーシティ)推進の第一歩として⼥性が活躍できる環境を整えること
が急務であると考えています。計画的な⼥性社員の育成を図り、管理職や高度専門職として活
躍できる取り組みを進めていきます。
また、多様性(ダイバーシティ)推進の一環として、障害のある⽅の安定雇用に努めています。
当社では 2004 年から法定雇用率を⻑年にわたり達成しており、2014 年には障害者雇用優良
事業所として「独⽴⾏政法⼈ 高齢・障害・求職者雇用支援機構理事⻑賞」を受賞しました。
障害のある⽅もない⽅も、誰もがいきいきと働ける環境づくりに取り組むことが、多様性を実
現するだけにとどまらず、社員一⼈ひとりがいろいろな多様性を受容する⼒を高めていくこと
につながっていくと考えています。
働きがいのある職場づくり
1)「次世代育成支援対策法」3 度目の認定
2005 年 4 月から「仕事と⼦育ての両⽴」を支援するための様々な取り
組みを⾏ってきましたが、2013 年 7 月 10 日に次世代育成支援対策推
進法に基づく 3 度目の認定を厚生労働省より受けました。取組内容は、
厚生労働省のサイト、『両⽴支援のひろば』に好事例として掲載されて
います。(http://www.ryouritsu.jp/pdf/2013_08.pdf)
なかでも、⼦育てしながら働く従業員を支援する「⼦育て支援休暇制度」
認定マーク
の導⼊により、⼦育てのための休暇利用の幅が広がり、社員からも好評
を得ています。また、2014 年は 3 ⼈の男性社員が育児休業を取得しています。
11
2)自己啓発の充実
従業員一⼈ひとりの成⻑があってこそ会社の成⻑がある、という考えのもと、「⾃ら学び、⾃
ら⾏動する」従業員を支援するため、2011 年度より従業員の通信教育補助制度を設けました。
2014 年度は 109 名(全従業員の約 30%)の⽅が本制度を活用し、⾃⼰のスキルアップに取
り組みました。
労働安全衛⽣
1)安全衛⽣管理体制
当社では、安全衛生管理体制を組織的に運用し、安全衛生に関する
各種⾏事は年間計画に沿って実施されます。2014 年は「『安全』を
最優先する文化を大切にし、不注意をなくし、法令、作業ルールを
遵守することを徹底しよう!」
(安全)、
「過重労働およびメンタルヘ
ルス不調による健康障害を防⽌するため、衛生管理体制の充実を図
り、健康的な職場づくりを推進しよう!」
(衛生)というスローガン
のもと、労使のトップによるパトロールや安全衛生委員による職場
巡視が実施されました。さらに、2012 年 9 月 11 日に発生した重篤労働災害事故を決して風
化させないため「全社安全確認日」とし、「安全」を改めて⾒つめ直す機会とするとともに、
今後⼆度とこの様な事故が起こらないよう、リスクアセスメント活動、5Sを徹底し、気を引
き締めて再発防⽌に取り組んでいます。
レクリエーション
1)各種旅⾏
各職場では様々な旅⾏を企画し、親睦を深めています。
生産管理部は 10 月 25 日に日帰りで東京へ「歌舞伎座【千秋楽】とランチブッフェの旅」に
⾏ってきました。昼食はロイヤルパークタワー汐留の 24 階レストランハ
ーモニーにてランチブッフェ。豪華メニュー以外にも、馴染のある焼きそ
ば、カレーも絶品で、窓から浜離宮、東京タワーを眺めながら、お酒も進
んで、最高の一時でした。16 時からは待ちに待った歌舞伎座がスタート。
役者の⽅たちの醸し出すオーラ、独特の雰囲気、そして楽器の音色。伝統
芸能の世界を垣間⾒て、やはり⻑い歴史を持つものの重みが伝わってきま
した。夕食の幕の内弁当とデザートの歌舞伎座名物「めで鯛焼き」を食べ
たらもうお腹一杯。本当に楽しい、
「胸いっぱい お腹いっぱい」な「初」
社内旅⾏でした。旅⾏に参加された皆様、そして旅⾏を企画して下さった幹事様、本当にお疲
れ様でした&有難うございました。(生産管理部 濱口さん記)
12
商品企画開発部(銚⼦)は、10 月 4 日から一泊⼆日で京都へ⾏って
きました。一日目は新都ホテル中国料理「四川」にて昼食を頂き、
ジャンボタクシーを貸し切り銀閣寺と三千院を観光しました。
夕食はミシュラン一つ星「⼭⽞茶」にて頂きました。⼆日目は各⾃
⾃由⾏動としました。京都のしっとりとした寺社仏閣を⾒学し、美味
しいものを沢⼭食べて皆さんリフレッシュできたことと思います。
幹事である大⾕さんやご協⼒頂いた部内の皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げたいと
思います。(商品企画開発部 梶村さん記)
2)スポーツ大会
社内では各種スポーツ大会を開催し、職場
間でコミュニケーションを持つ機会を設
けています。
バスケット大会(2014 年 9 月 26 日)、
バレーボール大会(10 月 24 日)、
ボーリング大会(2015 年 2 月 20 日)等が
開催され、それぞれが有意義なイベントと
なりました。
3)親子のコミュニケーションの場
アレンジ講習会(12 月 15 日)や、干菓⼦
作り講習会(2015 年 2 月 21 日)など、
親⼦が一緒に体験できる⾏事を企画し、
家族のふれあいの場を積極的に設けて
います。
地域社会の一員として
ごみゼロ運動への参加
地域の美化活動に積極的に参加しています。
2014 年 5 月 24 日、君ヶ浜海浜公園の清掃に 109 名が参加しまし
た。ゴミのないきれいな街づくりに努めることはもちろん大切です
が、ゴミそのものの発生を減らすように、社会のしくみを変えてい
くことが、より重要なことだと考えています。
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ヒゲタ奥様大学
11 月 18 日、銚⼦市⻘少年文化会館にて、40 回「ヒゲタ奥さま大
学」が開かれました。今回は、「ゆとり・ユーモア・帰りは元気!」
のテーマで平成7年から6年連続でNHK紅⽩歌合戦総合司会を務
められ、平成 19 年 4 月、フリーアナウンサーになられ活躍されて
います宮本隆治さんに講演していただきました。公演中、スタッフ
を檀上に呼んだり、モノマネをしたり、大いに盛り上がり、来場さ
れたお客様は大満足で帰られました。毎年著名なゲストを「講師」
としてお迎えし、近隣の奥様⽅の文化的活動をこれからも支援していきます。
ヒゲタカップ婦人バレーボール大会
2014 年 6 月 29 日、銚⼦市体育館で「ヒ
ゲタカップ婦⼈バレーボール大会」を⾏
いました。この⾏事は創業 375 周年の
記念⾏事として 1991 年に始め、市教育
委員会と市体育協会が共催し、2014 年
で 24 回目を迎えました。大会の後、恒
例になったロサンゼルスオリンピック銅メダルの三屋裕⼦さんは
じめ元オリンピック出場選手ら 7 ⼈が指導する「三屋裕⼦バレー
バール教室」が開かれ、市内外の婦⼈バレーボールや中学バレーボ
ールクラブ計 18 チーム、選手約 180 ⼈が参加。三屋さんからス
パイクや強いレシーブのさばき⽅などの指導を受け、大盛況のうち
に終了しました。
職業体験・社会科⾒学の場
職業体験の場として地元学生を招き、業務内容や工場内の説明等を
実施しました。
また、近隣学校の社会科⾒学の場として、2014 年度では約 5,200
⼈の学生さんにお越しいただきました。
今後も多くの皆様の工場⾒学へのお越しを、お待ちしております。
【工場⾒学お申込み・お問合せ先】
ヒゲタ醤油株式会社 銚⼦事務所
TEL 0479-22-0080
土日・祝日はヒゲタ工場(TEL 0479-22-5151)へ直接ご連絡ください。
詳しくはヒゲタホームページ (http://www.higeta.co.jp/) をご覧ください。
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日本社会の一員として
食育活動の支援
1)料理研究家
⾠⺒芳子さんとともに
ヒゲタ醤油は料理研究家の⾠⺒芳⼦さんの意志に賛同し、同⽒が会⻑・
名誉顧問を務められている「良い食材を伝える会」、「大豆 100 粒運動
を支える会」、
「確かな味を造る会」に法⼈会員として参加し、後世への
食育活動を支援しています。
「良い食材を伝える会」ホームページ:http://www.yoishoku.com/
「大豆 100 粒運動を支える会」ホームページ:http://daizu100.com/
「確かな味を造る会」ホームページ:http://tashikanaaji.jp/
撮影:後 勝彦氏
2)しょうゆものしり博士
香りをかいだり、さわったり・・・「しょうゆマジック」の世界を楽しく体験
日本醤油協会が「しょうゆ食育プロジェクト」として開始した
「しょうゆもの知り博士の出前授業」では、小学生を対象に毎
日の食事で使われる調味料「しょうゆ」について、製造工程や
おいしさの秘密、発酵のしくみなどを、体験を交えながら教育
を⾏っています。
当社でも 2 名が「しょうゆもの知り博士」として活動し、6 校
に出前授業を実施しました。
3)そば店開業支援
2013 年 12 月にユネスコ無形文化遺産に「和食」の登録が決まりました。
その中、日本を代表する料理である「そば」に欠かせない「つゆ」。
「つゆ」の味の決め手となる醤油の製法、種類、等級などを都内
のそば打ち教室受講者の⽅にご紹介しています。
そばつゆの作り⽅(ホームページより):
http://www.higeta.co.jp/company/soba_01.html
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豊かな森の再⽣
再び野生動物の棲める豊かな森に戻したい。そんな思いで C.W.ニコルさんは、1986 年か
ら⻑野県信濃町の荒廃した⾥⼭を少しずつ買い、勇気をもらった故郷
ウェールズの「アファン森林公園」にちなんで「アファンの森」と
名づけと名づけ、森の再生活動を始めました。
そして今では、様々な生きものが暮らせる森になり、⻑野県で絶滅が
危惧されている種が 58 種確認されています。
「日本中に多様性豊かな森が広がり、健康で平和で、⼼豊かな社会」と
いうビジョンのもと、「このアファンの森をこのまま永遠に残していく
こと」、「豊かな森の存在意義を伝え続けること」を使命に、「森の再
生」、「⼼の再生」、「普及交流」の大きく3つの活動をしています。
当社も賛助会員として活動をサポートしています。
「一般財団法⼈ C.W.ニコル・アファンの森財団」ホームページ:
http://www.afan.or.jp (写真は C.W.ニコル・アファンの森財団から提供されたものです)
フードバンク活動の支援
フードバンクは、包装の傷みなどで品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なく
なった食品を、支援を必要とする⼈たちに運び有効に使ってもらう活動です。当社も日本初の
フードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパン(NPO 法⼈)の主旨に賛同し、支援を
⾏っています。2014 年では、濃口 1L 製品を 96 ケース提供いたしました。
ジャパン・プラットフォームへの支援
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、NGO・経済界・政府等
の社会の主要パートナーをつなぐ、日本発の新しい緊急⼈道支
援のしくみです。国内外の⾃然災害の被災者や紛争による難⺠
を一⼈でも多く救うため、70 以上の賛助企業・団体をはじめ、
多くの⽅々から多様なご支援を集めるハブとなり、現在、
各得意分野をもつ 49 の加盟 NGO とともに支援活動を⾏って
います。当社は、災害支援を共に⾏うパートナーとして支援し
ています。
「ジャパン・プラットフォーム(JPF)」ホームページ:
http://www.japanplatform.org/about/jpf.html
(写真はジャパン・プラットフォームから提供されたものです)
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東日本大震災復興支援
東日本大震災で被害を受けられた⽅に対し、ヒゲタ醤油では微⼒ながら、
引き続き支援を⾏って参ります。
IPPO
IPPO NIPPON プロジェクトへの支援
全国経済同友会が被災の復興支援に向けた思いを具体的⾏動として結実させるため、各企業や
個⼈からの寄付⾦を被災地の⼈づくりや産業活性化に役⽴てるプロジェクト(IPPO IPPO
NIPPON プロジェクト)です。
当社もこの活動に賛同し、引き続き、寄付を通じて支援を⾏っています。
会 社 概 要
社名
代表取締役社⻑
本社所在地
創業
資本⾦
従業員数
事業内容
ヒゲタ醤油株式会社
濱口 敏⾏
東京都中央区日本橋小網町 2 番 3 号 (電話:03-3669-1441)
元和 2 年(1616 年)
396 百万円
約 370 名
しょうゆ、つゆ等の製造・販売、バイオ製品の製造
[後記]IPCC 報告書によると、「今世紀後半には、カーボンニュートラリティを実現させ、
その後、温室効果ガスの排出量を正味ゼロにしなければならない。」とされており、達成でき
ないなら未来を悲観せざるをえません。しかし、技術はめまぐるしく
進歩しています。これまで数⼗年前に携帯電話の普及が想像できなか
ったように(今は、時計型端末まで発売)、エネルギー分野での産業⾰
命の可能性はあるかもしれません。明るい未来に期待するだけではな
く、今年も、環境に関⼼を向け、できることから⾏動していきたいと
思います。環境にたずさわる者として①環境に関⼼を向ける活動の推
進(→情報発信へ)②エコな生活の実施・継続(「モッタイナイ精神」と省エネ製品の活用に
よる効率的な生活)を通じ、省エネ・創エネ・畜エネの「スマートライフ」活動を推進(実践)
します。(ISO 管理グループ)
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