会 議 録 会 議 名 平成27年度 第1回 丸亀市総合教育会議 開催日時 平成27年4月10日(金) 開催場所 丸亀市役所本館3階特別会議室 15:30~16:30 (出席委員) 梶 正治(市長・議長) 、中野 レイ子(教育長) 、 詫間 健太郎(教育委員会委員長) 、次田 隆志、岩田 理香、山本 憲治 (敬称略) (事務局) 出席者 市長公室長 山田 哲也 政 策 課 課長 大喜多 章親、副課長 冨士川 貴、 主事 三井 友貴 (市出席者) 教育委員会事務局 教育部長 竹本 忠司 教育部総務課 課長 高橋 俊郎、副課長 岸上 直美 学校教育課 課長 小川 忠司、副課長 岩井 俊明 (1)会議の運営について 議 題 (2)教育大綱の概略について (3)丸亀市教育大綱の原案について 傍聴者 0人 発言者 政策課 冨士川副課長 議事の概要及び発言の要旨 ただ今より、平成 27 年度第1回丸亀市総合教育会議を開催いたします。会議運営 の基本的な事項に関しましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律で定め られておりますが、詳細については、この会議で定めることになります。運営方法 が定まるまでの間、私が進行をさせていただきますので、よろしくお願いいたしま す。 では、協議事項の「 (1)会議の運営について」政策課からご説明させていただき ます。 政策課 ・総合教育会議について、資料を基に説明。 大喜多課長 ・会議の運営については、総合教育会議の内規として定めることを説明。 ・今後の会議開催日程については、教育委員会の開催日に定例的に開催すること を基本としたい旨を説明。 政策課 冨士川副課長 会議の運営については、お手元の資料「丸亀市総合教育会議の運営について」の とおりでよろしいでしょうか。 (原案のとおり承認) 1/4 政策課 冨士川副課長 梶市長 それでは、会議の議長は「市長」となっておりますので、ここからは市長に議事 の進行をお願いいたします。 それでは、ここからは私が進行いたします。 「 (2)教育大綱の概略について」事務局から説明をお願いします。 (資料に基づき説明。) 政策課 大喜多課長 梶市長 今、事務局から説明があったことについて、質問等はございますか。 (原案のとおり承認。) 梶市長 次に、私から「 (3)丸亀市教育大綱の原案について」ご説明いたします。 丸亀市教育大綱は、私の学校教育に対する考えを示したもので、これに基づいて、 私の市長任期であります 2 年間の計画期間で、教育行政における予算措置や施策を 実施していきたいと思っております。 丸亀市教育大綱案の中身についてですが、子どもの権利条約や憲法、教育基本法 の中身に沿った内容となっております。基本目標の前半では、本市において、どう いった子どもたちを育てていくか、現在のところ本市ではあまりクローズアップさ れていない点について、考えを表明させていただきました。また、基本目標の後半 では、教育行政のあり方について述べております。 この原案に対して皆様にご意見をお聞きして、策定に移りたいと思いますので、 よろしくお願いいたします。 (資料に基づき説明。) 岩田委員 今回の大綱では、小中学生の学校教育に焦点を絞っているということですね。ス ポーツ・文化・生涯学習については個別計画があるということですが、これらは生 涯を通じて重要なことですし、大綱案の中にある地域との連携という点においても 密接な関わりがあると思います。そこで、学校教育だけでなく、教育に関わる全て の分野を網羅した大きな枠組を大綱として、その中で学校教育に焦点を絞った、具 体的な施策を実施していった方が、目標を達成していきやすいのではないかと思い ます。 詫間委員 私も、もう少しビジョンを広げて、子どもだけでなく市民全体を対象にした大綱 にすることが望ましいと思います。 山本委員 大綱の策定後、HP などで公表する際に、各分野の個別計画の様式は統一した方が、 見る人にとって理解しやすいと思います。 2/4 次田委員 「大綱は、地方公共団体の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策につ いて、その目標や施策の根本となる方針を定めるものであり、詳細な施策について 策定することを求めているものではない」と、文科省の資料には書いてあります。 この文言にある「教育」は学校教育だけを指すのではなく、社会教育等も含んでい るものだと思います。また、大綱は具体的な施策を包括した全体的なものであると 思います。 中野教育長 同じく文科省の資料には、 「近年の教育行政においては福祉や地域振興などの一般 行政との密接な連携が必要となっている」とあり、教育を広い範囲で捉えていく必 要があるのだろうと思います。また、社会教育等も含めた大綱にすることで、市民 にとって身近なものになるのではないでしょうか。 次田委員 市長任期に合わせた策定ということで、2年間でできることを大綱に盛り込むと いうことですが、市長任期に関連付けるのではなく、長い目で見て、教育の基本と なるような大綱にしてほしいです。 中野教育長 中長期的な展望を持って、大枠としての大綱を策定し、具体的なことについては、 教育委員会と市長部局が横の連携をとりながら、個々の施策で実現していくという 形をとっていくべきだと思います。 次田委員 文科省の資料には、大綱が対象とする期間については、 「4年~5年程度を想定し ている」とありますので、やはり中長期的なスパンで考えるべきだと思います。 梶市長 私の方で再度案を練り直しまして、できるだけ教育全体を網羅したものにしてま いります。その上で、またご意見をいただければと思います。 詫間委員 大綱の基本理念についても、子どもだけでなく、市民全体を対象としたものにす る方が良いと思います。 次田委員 いじめ等防止基本方針についても、学校だけでなく、家庭や地域も対象にしたも のにしていくべきだと思います。 中野教育長 誰もが学ぶ意欲を持てるような基本理念、基本目標にしていけたらいいですね。 いじめ等防止基本方針についても、健全な地域をつくるという視点で考えていくの が良いですね。 詫間委員 大綱案の中に、家庭の教育費負担の軽減とありますが、これについても学校だけ でなく、地域全体を含めたものにした方が良いと思います。 3/4 中野教育長 教育費負担の軽減、教育格差の是正は、市民の努力では難しいことなので、行政 が主体となってやるべきことだと思います。これらのことを大綱に取り入れた場合、 市民はどういった受け止め方をすればよいかが分かりにくい、という懸念がありま す。 山本委員 この大綱は市長から市民に向けたものであるとともに、行政のあり方についても 定めたものであるべきだと思います。 岩田委員 さらに上位の目標を立てれば、その下に教育費負担の軽減以外に、市民も協力で きるようなことを打ち出せるのではないでしょうか。 中野教育長 計画とは目標を設定し、その目標を達成するための内容や方法が盛り込まれるも のです。教育費の負担軽減や教育格差の是正を、目標とするのか、学力を向上させ る手段とするのかを明確にするべきです。 詫間委員 目標としては、誰もに学習機会を確保するということが挙げられますね。 梶市長 基本目標の表現の仕方についても、目標と手段をもう少し明確にしていくべきで すね。 中野教育長 基本目標の中にある、 「教育委員会による教育長のチェック機能」については、来 年の 5 月以降に、体制が新しくなってから実施していくことなので、その時点で取 り入れた方が、市民にとって分かりやすいと思います。 詫間委員 小中学生を対象とした大綱となっていますが、高校は含めないのですか。 岩田委員 丸亀市は、保育所から高校まで PTA が連携できており、これはとても珍しいこと ですので、そういった点も加味すれば、丸亀独自の大綱になると思います。 中野教育長 今年度、PTA 関係を学校教育課の所管としました。学校と PTA の方の会合を定期的 に持っており、少しずつですが、繋がりの輪が広がってきています。こういったこ とも加味すれば、大綱において丸亀市の独自性を出せるのではないでしょうか。 梶市長 本日皆様からいただいたご意見を参考に、もう少し網羅的な大綱にしてまいりた いと思います。今後も引き続きご協議をお願いいたします。 今後の会議開催についてですが、できる限り、毎月の教育委員会の折々に開催い たしたいと思っております。 それでは、本日の会議を終了いたします。ありがとうございました。 (会議終了) 4/4
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