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小布施町農業委員会議事録
1 招集通知年月日
平成 27 年 7 月 24 日
2 開会年月日、時間
平成 27 年 7 月 29 日 午後 3 時
3 開会場所
小布施町役場第一会議室
4 委員総数
15 名
5 出席委員数
15 名
黒田秀一
込山茂久
髙澤希久子
神戸智明
池田一二
大島則雄
東田直行
6 欠席委員
なし
7 議長氏名
関 宏章
8 事務局出席者
和田勝則
丸山和雄
栗田近治
小林たつ子
澤 修
髙沢定幸
小林政吉
高野伸一
関 宏章
中村紗英子
9 会議の附議事項
議案第10号
議案第11号
報告第 6号
報告第 7号
農地法第3条第1項の規定による許可申請について
農用地利用集積計画について
農地法第5条第 1 項第6号の規定による届出について
農地法第18条第6項の規定による通知について
てんまつ
10 会議の顛末
事務局:開会(午後3時)
議長:委員総数15名、出席者15名で定足数に達しておりますので、総会は成立してい
ます。これより議事に入ります。議事日程第1、小布施町農業委員会会議規則第42条
に規定する、本日の議事録署名委員を7番委員池田一二さん、8番委員栗田近治さんご
両名にお願いします。
議長:続いて議案の審議に入らせていただきます。
初めに議案第10号農地法第3条第1項の規定による許可申請について事務局より
朗読願います。
事務局:
(朗読)
議長:番号1について事務局より説明願います。
事務局:譲渡人は埼玉県の方で、譲受人は飯山市の方です。申請地は譲渡人が県外に住ん
でいて耕作できないため遊休荒廃農地に近い状態です。譲渡人は3年ほど前から農地バ
ンクへ登録をし、町にも耕作できないので農地を売りたいという相談を何度かされてい
ました。今回譲り渡す予定の農地の中に都住三田町の2筆がありますが、不動産会社を
通じてその土地に隣接する宅地と併せて町内に所有する農地のすべてを譲受人へ売り
渡すということで話がまとまったそうです。
譲受人は新規就農ということで、今回初めて農地を譲り受けて耕作されるそうです。
家族は4人で両親と奥さんがいらっしゃいます。職業は会社員で、両親と一緒に休日を
使いながら耕作をされる予定です。両親は現在退職されて農業を中心に行っていけるそ
うです。世帯の年間従事日数は275日です。
農機具は耕運機を所有されていて、田植え機、コンバインは農協から借りるそうです。
今回譲り受ける農地では米、野菜、栗を栽培されるそうです。
現在飯山市に住んでいらっしゃって通作距離はかなりありますが、都住三田町の宅地
を購入し住宅を建てられる予定です。その場所から一番遠い農地までは約2kmです。
長い間休耕となっている農地もあるため、転入される前にも小布施に通いながら農地の
管理等を行っていきたいとのことです。
農薬の使用方法については地域の防除基準に従い栽培を実施されるそうです。
農地法3条の許可基準である全部効率利用要件、常時従事要件、下限面積要件、地域と
の調和要件に照らし、許可相当と判断しました。
議長:これにつきまして質問ございますか。
11番(大島委員)
:金額は宅地を含めて書かれていますが宅地と農地の内訳が分かれば教
えてください。
事務局:宅地の農地の内訳までは把握していません。宅地を含めた金額でお聞きしていま
す。
10番( 澤委員)
:この件について過日不動産会社の方からお話を聞いていますので補足説明
をさせていただきます。
宅地については、以前譲渡人が住んでいらっしゃった土地で、その後、譲渡人が県外
へ転出されたためしばらく空き家になっていた場所です。譲渡人が売却したいというこ
とで不動産会社へ相談をして今回売買の契約が成立したそうです。
譲受人は会社員です。町にこのような物件があることで、家族4人で町に引っ越され
て耕作しながら兼業農家としてやっていきたいという意向だそうです。
作付予定ですが、米が2,341㎡、野菜が449㎡、栗437㎡です。所有してい
る機械は先ほどの説明のとおりです。
現場を確認したところ、栗が植えられている場所はツル性の草が生茂っている状況で
す。田んぼは葦がかなりの勢いで生茂っていて、隣の田んぼにはみ出てきている状況で
す。これを再生することはとても大変なことだと思います。
事務局:現在遊休農地であるので、きちんと耕作していただくことという条件を付して許
可することもできますがいかがでしょうか。
3番(髙澤委員)
:田んぼではお米を栽培されるということですが可能なのですか。
事務局:現状は遊休農地となっていますので難しいとは思いますが、それを購入されると
いうことは農地の所有者としてきちんとした農地として管理していくことが義務にな
ります。
14番(小林委員)
:今の現状では田んぼを耕作することになっていますが、耕作してみて
田んぼとして使用することが無理で結果として畑として利用するということについて
は問題ありませんか。
事務局:特に問題はないです。
議長:質問がなければ番号1について、遊休農地となっている園地の解消に努めるという
条件を付して許可としたいと思いますので同意される委員の挙手をお願いします。
―挙手全員―
議長:挙手全員のため番号1につきましては条件を付して許可とします。
続いて、番号2について事務局より説明願います。
事務局:譲渡人、譲受人は中野市の方で二人は親子です。今まで譲渡人が中心となって耕
作されていましたが、60歳になってこれからは息子に農業を任せていきたいというこ
とで所有している農地の一部を息子に贈与する申請がありました。
譲渡人は奥さんと両親の家族4人で農作業を行っています。農作業歴は5年で会社勤
めをしながら休日を中心に農業を手伝っています。今後も勤めながら年間通して農業に
従事していくそうです。
農機具はトラクター、耕運機を両親が所有しているものを借りて耕作する予定です。
自宅からの通作距離は1.5kmです。田んぼでお米を引き続き栽培される予定です。
農業の維持発展に関する話し合い活動へ参加し、農道、水路等の共同利用施設の取決め
等を遵守し農業を行っていくとのことです。譲渡人の小布施町の経営面積は4,170
㎡で、中野市にも田んぼを8,734㎡、畑を5,868㎡所有されています。田んぼ
ではお米、畑では野菜を栽培されています。今回はその一部を息子に贈与されます。
こちらも農地法3条の許可基準をすべて満たしていますので許可相当と判断しまし
た。
議長:これにつきまして質問ございますか。
譲渡人は専業農家ですか。
事務局:兼業農家です。
議長:質問がなければ番号2について、許可としたいと思いますので同意される委員の挙
手をお願いします。
―挙手全員―
議長:挙手全員のため番号2につきましては許可とします。
続いて、議案第11号農用地利用集積計画の決定について事務局より朗読願います。
事務局:
(朗読)
議長:番号1について13番髙沢委員より説明願います。
13番(髙沢委員)
:借受人のAさんは奥さんと息子さんの3人で農業をやられています。
忙しい時にはパートさんを頼んで手伝ってもらっています。りんごを主力にぶどう、梨、
桃を栽培されていて今回借り受ける面積を含めますと経営面積は約3.3haになるそ
うです。農機具はSS、トラクター、草刈機を所有されています。申請地は2枚になっ
ていて桃とりんごのふじを栽培される予定です。労力は足りていて、もう少し経営規模
を拡大してもいいというような意向をお持ちです。
議長:これにつきまして質問ございますか。
11番(大島委員)
:ちょうど私の農地の隣なのですが、申請地の○○番地がりんごの畑で
番号2の△△番地が桃の畑で、番号1の借受人と番号2の借受人Bさんで借りる場所が
逆になっているように思われますがいかがですか。
13番(髙沢委員)
:Aさんはりんごと桃を栽培されるそうです。
8番(栗田委員)
:Bさんには地図では○○番地を耕作されているとお聞きしています。
11番(大島委員)
:そうするとAさんが△△番地でBさんが○○番地を借り受けるとい
うことではないかと思われます。
事務局:申請書の利用予定作物には○○番地は桃、△△番地はりんごと書かれています。
11番(大島委員)
:現状は逆になっています。実際に耕作している場所と申請書に書か
れている場所が異なっていると思われます。
8番(栗田委員)
:Bさんはりんごのふじと紅玉とつがるの畑を借りているそうです。
事務局:所有者は議案のとおりで間違いありません。賃借関係については農業委員会には
届出は出ていないので分かりません。
Bさんはだいぶ前から借りているのですか。
11番(大島委員)
:Bさんが後で、Aさんが先に借りています。貸付人がAさんに○○
番地と△△番地の両方を耕作してほしいと話をしたところ、桃だけなら耕作してもいい
という話になって貸付人も困ってしまい、他に借受人を探したらBさんが耕作するとい
うことで話がまとまったとお聞きしています。
事務局:借りているのは最近ですか。
11番(大島委員)
:最近です。
面積が違っているとなると賃借料も変わってくるので後でトラブルになる可能性も
あると思います。
議長:実際に耕作している場所と申請書に書かれている場所が異なっているようなので確
認が必要と思われます。番号1と番号2につきましては保留としたいと思いますので賛
成される委員の挙手をお願いします。
―挙手全員―
議長:挙手全員のため番号1、番号2につきましては保留とします。
続いて、番号3について8番栗田委員より説明願います。
3番(栗田委員):貸付人と借受人は親子です。貸付人が去年病気になられて、家族で話
し合って息子に耕作してもらうということになりました。農機具はSS、草刈機、高所
作業車等を貸付人から借りて使用するそうです。借受人は奥さんとお母さんと3人で耕
作されます。飯田の自宅裏の畑ではりんご、吉島の畑では桃を中心に栽培されるそうで
す。
議長:これにつきまして質問ございますか。
登記地目が公衆用道路になっている経緯は分かりますか。
事務局:高速道路が開通した時に移転してできた宅地の中にあります。それ以前は畑だっ
たと思うのですが、南から赤線が通っていて貸付人の住宅を建築した時に宅地に隣接し
ている土地ということで町が払い下げをしたのだと思われます。その時に登記地目を変
更しなかったので公衆用道路になっていると思われます。
議長:質問がなければ番号3について、決定としたいと思いますので同意される委員の挙
手をお願いします。
―挙手全員―
議長:挙手全員のため番号3につきましては決定といたします。
続いて、番号4について事務局より説明願います。
事務局:貸付人、借受人ともに中野市の方で借受人は中野市の認定農業者で肉牛340頭
を飼育されています。申請地は平成24年8月から3年の利用権設定で借受人が耕作し
ている畑で、今月末で期間が満了するため再設定をするものです。先月の農業委員会で
案件としてありましたが、今回借り受ける畑の南側に隣接する畑を借り受けて牧草を栽
培されています。申請地でも牧草を栽培されるそうです。農機具はトラクターやタイヤ
ショベルを所有されていて奥さんと一緒に耕作されます。特に問題はないと思われます。
議長:これにつきまして質問ございますか。
8番(栗田委員)
:小字の遠徳の「遠」は中野市の延徳の「延」と違うのですか。
事務局:小字名は遠徳となっています。かつてあった遠洞湖(えんどうこ)の頭文字から
きていると思われます。
議長:質問がなければ番号4について、決定としたいと思いますので同意される委員の挙
手をお願いします。
―挙手全員―
議長:挙手全員のため番号4につきましては決定といたします。
続いて、報告第6号農地法第5条第1項第6号の規定による届出について事務局より
朗読願います。
事務局:
(朗読)
議長:番号1について事務局より説明願います。
事務局:報告第6号は市街化区域内の農地の転用です。番号1ですが譲渡人は六川の方で
譲受人の湯本さんは長野市の方でお二人は遠い親戚関係にあります。木造2階建ての住
宅を建築するということで申請がありました。建築面積は82.39㎡です。
議長:これについて質問ございますか。
質問がなければ、報告案件のためご了承願います。
続いて、番号2について事務局より説明願います。
事務局:譲渡人、譲受人ともに東町の方で、二人は親戚関係にあります。
譲受人は現在住んでいる住宅敷地に車を駐車するスペースがなく、駐車場を他に借り
ていたそうです。今回自宅の西側に隣接する農地を購入し、駐車場スペースとして利用
されるそうです。
議長:これについて質問ございますか。
質問がなければ、報告案件のためご了承願います。
続いて、番号3について事務局より説明願います。
事務局:貸付人は伊勢町の方で、借受人は須坂市の方です。借受人は貸付人の娘さんのご
主人です。お子さんが小学校にあがるタイミングで住宅を建てて引っ越しをしたいとい
う希望があり、木造2階建ての住宅を建築する申請がありました。住宅は木造2階建て
です。申請地の西側に農地がありますが、貸付人の所有する農地で引き続き耕作される
ようです。
議長:これについて質問ございますか。
質問がなければ、報告案件のためご了承願います。
続いて、番号3について事務局より説明願います。
事務局:貸付人は長野市の方で借受人はC会社です。C会社が会社で使用する駐車場と資
材置き場が欲しいという理由で転用を行うものです。駐車スペースは車4台を停められ
るもので、残りが資材置き場として利用されます。申請地の南側に農地がありますが、
影響がないように配慮されるそうです。
議長:これについて質問ございますか。
質問がなければ、報告案件のためご了承願います。
続いて、報告第7号農地法第18条第6項の規定による通知について事務局より朗読
願います。
事務局:(朗読)
議長:番号1について事務局より説明願います。
事務局:平成7年9月から農地法第3条で貸し借りしていたのですが、借受人の体調がよ
くないということで解約するものです。返還された田んぼは他の人に借りてもらえるよ
うに借受人が話を進めているそうです。
議長:これについて質問ございますか。
質問がなければ、報告案件のためご了承願います。
以上を持ちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。これにて閉会といたしま
す。
閉会(15 時 53 分)
以上、会議の顛末を記録して議事録署名委員と共に署名する。
平成27年7月29日
小布施町農業委員会長
議事録署名委員
議事録署名委員