4 コミュニケーション上のルールとマナー <道徳> 導 導 1 学 年 3学年 2 単元名情報分野における「ことば」の使い方「掲示板やメールなどで考えるべき事柄から」 価値項目2-(2)人間愛 思いやり 4-(3)公徳心 社会連帯の自覚 3 教材等ことばかけの意識「他者にむけることば」について 4 主題設定の理由 少子化や価値観の多様化から,子どもの社会性の低下が叫ばれているが、本来人間は、互いに助け合い、協力し合って生き ている。また現在の自分があるのは、自分を取り巻く多くの人々の温かい支えがあるからであり、それを自覚し、他者に対しての 深い理解と感謝の念がなければならない。そういった人々に対しての感謝する心、他人に対しての思いやりの心などは、主に 自分にかかわっている他の人から受けた思いやりに対する心のあり方である。普段何気ない気持ちで使っている「ことば」であ るが、相手によっては自分の想いとは裏腹に傷つけてしまうこともある。相手の立場を思いやり、状況を考えて適切な発言をす ることにより,よりよい人間関係を創り出そうとする意欲を持たせたい。 5 本時のねらい ことばによるコミュニケーションや、他人とのかかわりの大切さに気づき、周囲に対して感謝の心をもって生きようとする態度を養 う。 6 指導の流れ 総時数2時間 《第1時間目》 《第2時間目》 時間 時間 段 段 学習内容・活動 学習内容・活動 (分) (分) 階 階 10 1 連想ゲームをする。 1 掲示板やチャットについて考える。 10 (1) 励ます言葉を考える。 (1) 利便性について考える。 (2) やる気にさせる一言を探す。 (2) 問題点について考える。 2 本時のねらいを確認する。 2 本時のねらいを確認する。 入 入 「ことば」のもつ力について考えよう! 30 展 展 開 開 3 「ことば」から受ける印象を考える。 (1) 連想ゲームの結果を話す。 (ア) どんなことばがあったか班毎に確認してみ る。 (イ) どういうことばが良かったか話し合う。 (ウ) それらの「ことば」をかけられた時の自分の 気持ちを考える。 (2) マイナスのイメージの「ことば」について考える。 (ア) 各自配付された封筒の中身を見る。 (イ) 書いてあった「ことば」に対しての感想を書 く。 (ウ) 班で自分の受けた感想を発表しあう。 悪口(無記名)について考える。 3 電子掲示板について説明を聞く。 (1)掲示板上のルールについて説明を聞く。 (2)掲示板上やインターネット上でのことばのやり 取りについての問題点を考える。 30 4 悪口(無記名)について考える。 (1)前時の学習を振り返る。 (2)-(マイナス)のことばをうけた時の印象を思い出 す。 (3)なぜ、そういった悪口が存在するのか考え る。 (4)班で話し合いをし、班毎に発表する。 まとめ まとめ 10 10 4 本時のまとめをする 5 本時のまとめをする。 (1) 教師の話を聞く。 (1) 教師の話を聞く。 (2) 本時の授業の感想を書く。 (2) 本時の授業の感想を書く。 7 成果と課題 (1) 成果 身近に起こりうる事柄をテーマに学習したため、生徒にとっては考えやすい題材だったと思われる。また、教材が生徒にとって 興味・関心の高いものであり,教材の提示法を工夫したために真剣な態度で学ぶことができた。さらに、現段階での危惧するべ き事柄を生徒自身が考えることができた。 (2) 課題 活動そのものが学級活動的なものであったために、生徒自身に振り返らせ、深く考えさせる場面を作れなかった。また、生徒 の「情報モラル」についての事前の意識調査及び実態調査を行わずに実践したために、生徒の想いと指導の観点が若干ずれ てしまった。
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