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Press release
ステレオ ビデオ カメラが量産に移行
ボッシュがビデオセンサーのみで緊急ブレーキを実現
ランドローバーのディスカバリースポーツに標準装備
 アシスタンスシステム向けのシングル センサー ソリューションとなるステレオ
ビデオ カメラをボッシュが提供
 ステレオ ビデオ カメラを装備したことにより、ランドローバーのディスカバリースポ
ーツが、Euro NCAP の「安全支援機能」カテゴリーで最高評価を獲得
 ボッシュのステレオ ビデオ カメラは、車載向けに市販されている中で最小サイズ
 ステレオ ビデオ カメラは ISO 26262 に準拠した安全水準(ASIL B)をクリア
緊急ブレーキシステムは最も有効性の高い車載アシスタンスシステムのひとつとされ
ており、ドイツの場合、すべての車両にシステムを装備すれば、死亡や負傷につながる
衝突事故の最大 72%を防ぐことができるとされています。そこでボッシュは、カメラのデ
ータのみをベースにして緊急ブレーキシステムが機能するステレオ ビデオ カメラを開
発しました。このシステムは通常、レーダーセンサー、もしくはレーダーセンサーとビデ
オセンサーの組み合わせが必要になります。「しかし、ボッシュのステレオ ビデオ カメ
ラはシングル センサー ソリューションであるため、あらゆる車両クラスに対応した、さま
ざまなアシスタンス機能を実現できるようになります」と、ボッシュ取締役会メンバーの
ディルク・ホーアイゼル(Dirk Hoheisel)はこう強調します。ボッシュの緊急ブレーキシス
テム搭載のステレオ ビデオ カメラを、ランドローバーは新型ディスカバリースポーツに
標準装備として採用しました。このシステムは、ボッシュとランドローバーが密接に連携
した開発作業から生まれたものです。
このビデオカメラは同じ車線にいる前走車を障害物として認識し、その情報をもとに、
緊急ブレーキシステムがブレーキをかける準備を行います。そして、ドライバーが反応
しない場合には、システムがフルブレーキを作動させます。ディスカバリースポーツは、
Euro NCAP(ヨーロッパ新車評価プログラム)の試験でこの機能の効果が高く評価され、
AEB city(市街地等での時速 10km から 50km の低速走行時の緊急ブレーキ)および
AEB interurban(時速 30km から 80km で走行時の緊急ブレーキ)の両方のカテゴリ
ーでそれぞれ「Good」の評価を獲得しました。これにより、ディスカバリースポーツは総
合的に最高評価となる 5 つ星を獲得することになり、2014 年の「安全支援機能」カテゴ
リーの中で最も優れた結果のひとつを残しました。この Euro NCAP で 2016 年以降に
最高評価を獲得するためには、歩行者保護ブレーキシステムの装備が必要になります。
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2015 年 5 月 4 日
PI 8897 CC joe/af
そして、そのシステムもステレオ ビデオ カメラをベースにして機能します。さらに、ディ
スカバリースポーツは、イギリスの自動車雑誌「What Car?」のカー・オブ・ザ・イヤー・
セーフティアワード 2015 を受賞しました。
自動運転を実現するための重要な構成要素
ランドローバーの新型ディスカバリースポーツには、緊急ブレーキシステム以外にも、
ボッシュのステレオ ビデオ カメラをベースにしたドライバーアシスタンス機能が搭載さ
れています。その時々の制限速度をドライバーに知らせる標識認識システムもそうした
機能のひとつで、ほかにも車線逸脱警報などがあります。後者は、ディスカバリースポ
ーツのステアリングホイールを振動させ、意図せずに車両が車線から外れてしまう前に
ドライバーに警告するシステムです。
ボッシュのステレオ ビデオ カメラは、今後の新たな技術基準になっていくと考えられま
す。感光レンズとビデオセンサーを装備した、このビデオカメラの水平画角は 50 度を
誇り、50m を超える範囲を 3D 測定することができます。この空間測定により、ビデオ
センサーのみで、前走車との距離などを演算するために必要なデータを十分に提供す
ることができます。「ボッシュのステレオ ビデオ カメラと 3D イメージング性能は、自動
運転を実現するための重要な構成要素にもなります」とホーアイゼルは述べています。
2 つの高感度なビデオセンサーは、色認識機能と CMOS 技術を備え、1,280×960 画
素の解像度を持ち、非常に優れたコントラスト処理能力で画像を処理することができま
す。さらに、ビデオカメラの高性能なコントロールユニットを通じて、他の測定プログラム
や機能を組み込んだり、市場の要求に合わせて柔軟に対応することも可能です。
市場における最小サイズのステレオ ビデオ カメラ
ボッシュのステレオ ビデオ カメラの大きな長所のひとつが、そのコンパクトなデザイン
です。2 つのレンズの光軸間の距離はわずか 12 cm で、現在車載向けに市販されて
いるシステムの中で最小サイズとなっています。さらに、画像処理と機能制御用のコン
トロールユニットがカメラハウジングに組み込まれているため、自動車メーカーは、視界
を損ねることなく、カメラをバックミラーに容易に組み込むことが可能になります。
「私たちは、このステレオ ビデオ カメラを最初から最後まで、ボッシュで一貫して独自
開発できたことを大変喜ばしく思います」とホーアイゼルも述べているように、結果とし
て、ハードウェア、画像処理システムから各種機能まで、すべてのコンポーネントがシ
ームレスに互いに連携するような設計が可能となりました。また、ボッシュのビデオカメ
ラは、緊急ブレーキのような安全性に関連したシステムにとって大きな意味を持つ、
ISO 26262 に準拠した厳しい安全水準(ASIL B)を満たしているため、自動車メーカー
は、さまざまなカメラ機能を希望に応じて柔軟に適合することができます。
報道用画像: 1-CC-21083、1-CC-21084、1-CC-21085
報道関係対応窓口:
Jörn Ebberg
電話:+49 711 811-26223
ボッシュ・グループ概要
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2014年の売上高は333
億ユーロで総売上高の約68%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・
グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動
化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてその専門性を統合させ、お客様にトータルソリュー
ションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺
機器、パワートレイン電動化の様々なソリューション、安全システム、運転支援/自動化機能、ユーザ
ーに優しいインフォテインメントやCar-to-CarおよびCar2X通信、オートモーティブアフターマーケット
向けのコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。代替パワートレインコンセプト、ネットワーク化さ
れた効率的なパワートレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援/コンフ
ォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術、の分野で活動しています。さらにボッシュは、
電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル
用コモンテールシステムなどの重要な革新自動車技術にも対応しています。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カン
パニーです。 暫定決算における2014年の従業員数は約360,000人(2015年4月1日現在)、売上高
は490億ユーロ*を計上しています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費
財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、
ロ バート・ボッシュGmbHとその子会社約440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成
されており、販売、サービス代理店のネットワークを加 えると、世界の約150カ国で事業展開していま
す。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。2014
年に ボッシュは全世界で約4,600件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たち
ボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベー ションの提供を戦略的目標に定め、革新的
で人々を魅了する全製品とサービスを通じ、人々の生活の質を向上します。つまりボッシュはコーポ
レートスローガン である「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していき
ます。
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp/ ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式 YouTube(日本語)
*公表された2014年の売上高には、現在では完全子会社化されたかつての折半出資の合弁会社で
あるBSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(現在はBSH Hausgeräte GmbHに社名変更)
およびZF Lenksysteme GmbH(現在はRobert Bosch Automotive Steering GmbHに社名変更)は
含まれていません。