教育研修の運用上の立場から - 医薬情報担当者教育センター

2015年10月 教育研修管理者認定更新講習会
教育研修の運用上の立場から
1. MRO改善指導について
2. 補完教育の経過措置と受講者アンケート結果
公益財団法人MR認定センター
友石 和登
2015.10 認定更新講習会
公益財団法人MR認定センター
1.MRO改善指導について
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MRO操作において
基本的なことですが
誤った解釈が多い3つの項目
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公益財団法人MR認定センター
Q1
導入教育「実施1」の最終日は8月31日を予定しています。
導入教育の計画申請において、「研修期間」の期間・計画の
最終日の日付は何日を入力するでしょうか?
2015/03/20
2015/03/25
2015/03/27
2015/04/01 ~
2015/04/01 ~ 2015/8/31
もし計画期間を3/31にすると
MR認定試験の受験申請ができません!
計画期間の修了日は「実施1」の最終日を
入力してください。
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公益財団法人MR認定センター
Q2
2017年度にMROへ入力
する継続教育計画期間は
何日から何日でしょうか?
尚、4月5日が継続教育の
初日です。
2017年4月
日
2
月
3
火
4
水
5
木
6
金
土
3/31
1
7
8
ここの日付は?
~ 2018/03/31
教育研修要綱 第8条
(2)継続教育の期間は、同一年度の4月1日から3月31日までの
期間とする。
→
曜日は関係ありません。継続教育の社内実施日も関係ありません。
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Q3
社員A氏は本年6月30日付で
2015
退職しました。
A氏は3月から入院していまし
たが、6月1日に復職しました。
しかし、復職後も継続教育を
受講していません。
A氏の退職処理にあたり、
履修証明時間の入力にある
「実施期間」はどのように
記入すればよいでしょうか?
継続教育をまったく受講していない場合は、実施期間の欄を
「無記入」とし、履修時間も入力しないでください。
「実施期間」は「在籍期間」ではありません。
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よくある「誤った解釈」
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誤った解釈 ①
「教育研修施設名」に「○○ホテル」とか「弊社研修センター」と
入力されている企業があります。
外部委託の「教育研修施設名」欄は、
MR認定センターが認定した教育研修施設に教育研修を委託した場合のみ
施設名を入力してください。
MR認定センターのHPに掲載
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誤った解釈 ②
導入教育計画
「派遣先名」欄は、
CSO企業がCMRを派遣する
製薬企業名を入力してください。
製薬企業が教育研修施設に
導入教育を委託する場合、
解釈を誤って
委託する施設名(教育研修施設)
を入力している
管理者が散見されます。
ここに入力するのはCSOのみ。
製薬メーカーが入力することは、あり得ない。
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公益財団法人MR認定センター
CSO各社にお願い
派遣する製薬企業と、
必ず委受託契約を締結してください。
また、年度前の研修計画と
年度後の実施報告に関しても、
必ず書面で記録を残してください。
製薬企業各社も、協力してください。
教育研修要綱逐条解説
細則第5条第7項
5)教育研修の委託と文書による確認
CSOに属するMRが、派遣先企業
において教育研修を受講する場合。
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MRO上の申請内容で
センターから確認させていただく場合
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導入教育の期間が短い場合
2015/07/20
2015/07/25
2015/08/01
1日あたりの時間数を
必ず確認しています。
~
2015/09/18
70
150
80
300
150
10
0
160
460
460
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勤務時間を超えている
場合は、研修日程や
カリキュラムの提出を
お願いしています。
教育研修要綱細則
第2条第5項
本要綱で定めた教育研修は、
原則、勤務時間内に
実施すること。
導入教育の期間が長い場合
2015/07/20
2015/07/25
2015/08/01
~
2016/03/31
「計画は年度末まで」
と誤解されている
ことがある。
教育研修要綱第6条
MRとして活動する予定の者は、導入教育を受けなくてはならない。
【逐条解説】
導入教育(1)の修了前にMRとして活動させることはできない。
実施(1)終了まで対象者はMR活動できないことを
管理者が認識されているか、確認します。
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導入教育の計画と実施が極端な乖離がある場合
80
200
120
400
170
80
20
270
570
670
70
150
80
300
150
10
10
170
450
470
-10
-50
-40
-100
-20
-70
-10
-100
-120
-200
計画から大きな変更がありましたら、
理由をコメント欄に入力してください。
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センターに寄せられる質問
2015.10 認定更新講習会
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Q1
4月入社の新入社員が5月から2か月間入院し、
7月1日に復帰して導入教育に加わった。
実施1の報告はどうすればよいか?
→ この申請のままでは、入院した1名が導入教育「未完」
となります。
まずセンターにご相談ください。
MRO上の操作について対処します。
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Q2
MR認定試験不合格者は、
次年度の継続教育対象者から除外するのか?
→ 除外ではなく、必須の対象者となります。
合格・不合格にかかわらず、MRとして活動する者は、
継続教育を受けなければなりません。
教育研修要綱 第6条2項2
MRとして活動する者は、継続教育を受けなければならない。
(1)継続教育の対象者は、導入教育または継続教育を修了したMR、
またMR認定証を取得したことがある者とする。
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Q3
異業種からの中途採用により3月から導入教育を
開始する。
導入教育(1)の期間が年度またぎで5月末修了
でもよいか?
→ 導入教育は随時開始できるので、年度をまたいだ期間
であっても何ら問題ありません。
ただし、同一年度に導入教育と継続教育の対象者には
ならないので、導入教育(1)が5月末日修了の場合、
6月1日から翌年3月31日までが導入教育(2)と
なります。
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これだけは絶対に忘れないでください!
計画は、実施する前日までに申請!
報告は、修了後の1カ月以内!
2016年3月~5月のカレンダー
計画申請および実施報告を失念したら…
もし、継続教育の実施報告を失念して
5月1日になったら…
◎ システム上、2015年度継続教育の
対象者=全MRの一年分の研修履歴
が「未完」となります!
◎ 全MRが一年分の補完教育対象者に
なります。
◎ 早速、MR認定証が翌年1月末日期限
の方々が、5月の補完教育対象者とし
てMRO上にリストアップされます。
3
月
4
月
5
月
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日
月
火
水
木
金
土
27
28
29
30
31 4/1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
5/1
2
3
4
5
6
7
2.補完教育の経過措置と
受講者アンケート結果
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補完教育
2つの経過措置
登録期間延長
用紙方式
本来は
MR認定証の
有効期限までに
更新すべきだが
4カ月延長
PCの環境が整っていない
動作環境に適合しない等の
理由でIT方式が
受講できない場合
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公益財団法人MR認定センター
登録期間延長
本来は
MR認定証の
有効期限までに
更新すべきだが
4カ月延長
本来、補完教育はMR認定証有効期限である1月末までに
修了してMR認定証の更新をすべきであるが、
現行制度導入の2012年に5年間の経過措置期間を設け、
2016年度までは補完教育の受講者登録期限を5月末日まで
としている。
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本年度(経過措置中)の補完教育スケジュール
4
月
5
月
2015年
8
6
月
月
2016年
10
月
1
月
更
新
手
続
補完教育
案
内
開
始
有
効
期
限
5
月
9
月
IT方式 申込期間(※1)
企
業
所
属
IT方式 受講者の登録(※2)
IT方式の 受講期間(※3)
用紙方式
申込期間
用紙方式 受講期間6/2~10/9
受講はID・PW交付から18W以内
4/15~5/23
※1 2014/5/9 ~2016/5/25 ※2 2014/6/2 ~2016/5/25
※3 受験者によって期間は異なる・登録後18W以内
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2017年度からの補完教育スケジュール
4
月
案
内
開
始
5
月
2015年
8
6
月
月
2016年
10
月
補完教育
1
月
更
新
手
続
有
効
期
限
5
月
9
月
IT方式 申込期間
企
業
所
属
IT方式 受講者の登録
IT方式の 受講期間 ※
※ 受験者によって期間は異なる・登録後18W以内
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公益財団法人MR認定センター
用紙方式
PCの環境が整っていない
動作環境に適合しない等の
理由でIT方式が
受講できない場合
原則、補完教育の受講はIT方式(PCでの受講)となっているが、
自宅にPC環境がない、海外勤務でPC環境が良くないなど理由で、
2016年まで経過措置として用紙方式を認めている。
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用紙方式受講者数の推移
30
用
紙
方
式
受
講
者
人
数
(
名
)
0.98%
1.00 %
25
23
20
0.74%
18
0.57%
10
0.57%
8
0.00 %
0
補完教育申込者
補用
完紙
0.75 % 教 方
育式
申受
込講
0.50 % 者 者
数数
にの
占割
0.25 % め 合
る
2012年度
2013年度
2014年度
2,355名
3,395名
3,174名
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2015年度
1,410名
用紙方式の受講理由 (2013~2015年)
※ 海外勤務者および長期療養者を想定し、
補完教育の受講を最大4年間延期する
ことができる特例措置がある。
海外勤務で
PC環境が
不良である
9名
自宅にPC環境がない
27名
PCを持っていない
17名
●PCを購入する気がない。
●自宅ではタブレットや
スマートフォンを使用
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公益財団法人MR認定センター
●自宅でプロバイダー契約を
していない
●OSがWindows XP
●ブラウザが安定しない
補完教育2つの経過措置
登録期間延長
用紙方式
かねてから教育研修管理者更新講習会、MR認定センターのHPなどで
周知を図っており、海外勤務や長期療養者のための特例措置も設けている。
制度移換による5年間の経過措置である
◎ 4カ月間の受講登録期間延長
◎ 用紙方式
は、
予定どおり2016年度をもって撤廃する。
(9/8 補完教育小委員会、9/15教育研修委員会で承認)
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公益財団法人MR認定センター
教育研修管理者各位へお願い
● 2つの経過措置が予定どおり2016年度をもって撤廃される
ことを、社内で周知徹底ください。
● 過去に企業登録で用紙方式を選択の方は、次の補完教育
では用紙方式が撤廃されていることを伝えてください。
当然、センターも
周知を推し進めていきます!
2015.10 認定更新講習会
公益財団法人MR認定センター
2014年度補完教育の報告
未登録:109名
不合格者:97名
未受講:12名
【不合格者97名の内訳】
期限内未修了 91名
合格基準未達成 6名
合格者:2,956名
既受講者:3,053名
申込者:3,174名
2015.10 認定更新講習会
公益財団法人MR認定センター
ドリル正答率の層別解析
40%未満
40~50未満
50~60未満
60~70未満
70%以上
医薬品情報
疾病と治療(基礎)
疾病と治療(臨床)
医薬概論
0
50
100
2015.10 認定更新講習会
公益財団法人MR認定センター
150
200
(問題数)
テスト正答率の層別解析
90%未満
90~95未満
95%以上
医薬品情報
疾病と治療(基礎)
疾病と治療(臨床)
医薬概論
0
50
100
150
200
2015.10 認定更新講習会
公益財団法人MR認定センター
(問題数)
受講者アンケートの報告
【 問題の難易度 】
非常に
難しかった
2%
【 学習の成果 】
非常に
易しかった
2%
日頃のMR活動を
振り返ることが
できた 8%
易しかった
MR認定証
の更新要件
なので緊張
して学習できた
20%
8%
難しかった
24%
忘れていた
箇所を復習
することが
できた
33%
自分の弱点を
確認すること
ができた。
最新の基礎知識が
20%
学習できた
22%
易しくも
難しくもない
64%
(フリーコメント)
◎
◎
◎
◎
e-learningなので落ち着いて時間のある時に受けられて良かった。
製薬会社で働き医療に貢献する一端を担うものとして、十分に価値がある内容だ。
もう少し文字を大きく出来るか、太字にして貰えると助かる。
昨今のIT環境を考えると、iPadなどのタブレットでも受講可能が望ましい。
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公益財団法人MR認定センター