大分県竹田市「地域おこし協力隊」募集要項 竹田市は、大分県南西部に位置し、瀧廉太郎が「荒城の月」の構想を練った岡城を擁する400年の 歴史を持つ城下町があります。さらに、阿蘇くじゅう国立公園、祖母傾国定公園の2つの自然公園があ り、雄大な「久住高原」 、質量共に日本一の炭酸泉と言われる「長湯温泉」、そして山々から湧き出る名 水は環境省名水百選に指定されています。 川端康成や山頭火など、多くの文人に愛された場所であり、歴史と文化が息づいている土地です。 「姫 だるま」をはじめとした伝統工芸品や「かぼす」 ・ 「サフラン」 ・ 「しいたけ」などの特色ある農産物も生 産されています。 平成21年4月の農村回帰宣言、平成22年度の組織体制の確立、集落支援員のマンパワーの充実な どによる事業推進により、移住定住施策は着実な成果を見せています。平成22年度から平成26年度 までの5年間に94世帯・182人が竹田市に移住しています。加えて、平成26年度に18人、平成 27年度に14人、2カ年で31人の地域おこし協力隊員が、城下町交流館「集」などを中心として移 住者目線で竹田市の地域おこしに取り組んでいます。 平成28年度についても、竹田市民と協働して竹田市のまちづくりに取り組んでいただける方を募集 します。 注)平成26年度任用18人のうち1人は大学院進学のため平成27年3月31日帰京したため、現在は31人となって います。 1 募集する隊員の業種 【一般部門】 (1)まちづくりに関する業務 ① 市街地にある空き店舗等を活用したイベントの企画や空き店舗のリノベーションなどによる 中心市街地の活性化(例えば、まちづくり会社への参画など) ② 地域特性を活かした特産品の開発・製造・販売及び起業 ③ 商工会議所、商工会、旅館組合等と連携した商店の再生支援、事業の継続及び継承支援(例え ば、希少価値の大豆を原料にした豆腐や竹田ならではの材料を使用して新商品の開発を行うなど 小さな商店だからこそできる少量高付加価値な商品開発) (2)畜産の振興に関する業務 ① 牛の飼養管理作業の支援(通称:畜産ヘルパー) ② 牛の飼養管理技術の取得と担い手として就農 (3)農業の振興に関する業務 ① 竹田市の特産品であるカボスや生産量日本一を誇るサフラン及び乾シイタケの栽培技術の取 得と担い手としての就農 ② 竹田市内の中山間地域協議会において就農に向けた基礎を学びながら、農作業の経験を積み、 中山間地域での多角的農業の後継者を目指す ③ 竹田ブランド構築のための商品企画、イベント企画、特産品開発 ④ 地域行事、地域イベントの運営企画支援 (4)観光の振興に関する業務 ① 滞在交流型観光・情報発信(例えば、温泉を利用したクアハウス構想の実践など) ② クアハウスで活動する健康インストラクター(指導できる者、これから資格を取 -1- 得しようと考えている者など) ③ 地域の観光資源(景観、歴史、神社、食、技など)の調査 ④ 季節、客層に応じたツーリズム・観光商品(まち歩きなど)企画、実施 ⑤ 竹田市のファンづくりのためのイベント企画、情報発信、渉外活動 ⑥ 市内観光施設(竹田市観光ツーリズム協会加盟店)周辺の環境美化活動(進入路周辺の除草作 業やカーブミラー清掃作業等の支援) (5)創業の支援に関する業務 ① 市内で創業を計画している者に対する支援活動 ② 女性の社会進出、起業の促進(染色関係や服飾関係など) ③ 竹田市の「まち・ひと・しごと」づくりの支援コーディネーター 【企画提案部門】 竹田市の地域振興に資する活動や定住するために必要な起業や就業を目指した活動で、竹田市が持つ 地域資源の有効活用が図られ、加えて、皆さんがこれまで学んできたこと、培ってきた経験、特技、資 格などが活かせる活動を企画提案していただくものです。 平成26年度、平成27年度は「チャレンジ枠」として募集していましたが、平成28年度の募集か らは、竹田市が平成22年から実施している移住定住に関する特徴ある政策を外からの目線で捉え、そ の政策をさらにブラッシュアップさせ、地域が元気になるような企画提案を期待しています。参考とな る竹田市の移住定住に関するこれまでの主な取り組みは以下のとおりです。 ~移住定住の主な取り組み~ (1)全国初の「農村回帰宣言市」を標榜 ① 基本理念は、 「内に豊かに 外に名髙く」 ② 政策のブランド化 ③ 移住定住人口の増加 (2)城下町再生プロジェクト ① 歴史をふりかえる ② 手に芸を持つ人が集まる ~ 人間磁場 ~ ③ 失われた伝統工芸の復活 (3)竹田総合学院「TSG PROJECT」 ① 空き校舎を利活用したインキュベーション工房 ② 工房の提供や作家の起業支援 ③ 伝統産業の復興(竹工芸、染色、陶芸、紙漉き、ガラス工芸、刀匠) (4)温泉療養保健制度 ① 産学官連携(竹田市+一般財団法人日本健康開発財団+慶應義塾大学) ② 国民保養温泉地の全市指定 ③ 温泉と療養・治療 ④ ウエィクボード×長湯ホットタブ×観光振興 (5)地域学 ① 郷土愛の学校教育 (6)竹田クリエイティブシティ構想・ヒューマンプロジェクト -2- ① ワクワク感に満ちた竹田市とここで活躍している人 ② 若者の雇用=定住のステージとチャンスの場づくり ※ 竹田市の移住定住の施策に関しては、竹田市公式ホームページ内の「竹田市注目情報」を参考に して下さい。なお、12月12日~13日に東京で開催する公募説明会でより詳しく説明させてい ただきますので多くの皆様の参加をお待ちしています。 【部門共通】 ① Facebook、ブログなど、SNSを活用した情報発信 2 募集人数(10人程度を予定しています。 ) 一般部門 各業務1人程度 (1)まちづくりに関する業務 (2)畜産の振興に関する業務 (3)農業の振興に関する業務 (4)観光の振興に関する業務 (5)創業の支援に関する業務 企画提案部門 3 応募資格 5人程度 次の条件をすべて満たす方とします。 (1) 年齢:20歳以上(平成28年4月1日現在) (2) 3大都市圏(※1)及び3大都市圏外の都市地域(※2・※3)に在住の方で、生活の拠点を竹田市 に移すとともに竹田市に住民票を異動することができる方 (3) 竹田市に1年以上居住可能な方 (4) 心身ともに健康で地域住民の皆さんとコミュニケーションがとれるとともに、地域活性化に深 い熱意を持ち積極的に活動できる方 (5) 普通自動車運転免許を取得している方 (6) パソコンの一般的な操作ができる方 ・ 3大都市圏(※1)とは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都 府、大阪府、兵庫県、奈良県をいう。 ・ 都市地域(※2)とは、「過疎、山村、離島、半島等の地域」(以下「条件不利地域」という)に 該当しない市町村をいう。 ・ 「過疎、山村、離島、半島等の地域」(※3)とは、過疎地域自立促進特別措置法、山村振興法、 離島振興法、半島振興法、奄美群島振興開発特別措置法、小笠原諸島振興開発特別措置法、沖縄 振興特別措置法の各法により指定された地域を有する市町村をいう。 4 活動場所 5 活動時間 大分県竹田市内 (1) 1か月の勤務を要する日は、1年目は20日とします。(更新した場合、2年目の勤務日数は 15日、3年目の勤務日数は10日とします。 ) (2) 活動時間は、8時30分から17時までとします。なお、12時から13時までの1時間の休 -3- 憩時間を含みます。 6 活動形態・期間 (1) 竹田市の非常勤嘱託職員として委嘱します。 (2) 活動期間は、平成28年4月1日から平成29年3月31日とします(4月1日以後に委嘱し た場合は委嘱した月から1年間)。ただし、1年ごとに更新し最長3年まで延長することができ ます。 (3) 地域おこし協力隊員としてふさわしくないと判断した場合は、任期中であってもその職を解く ことができるものとします。 7 待遇・福利厚生 (1) 月額166,000円を支給します。(社会保険料等自己負担分を含む・賞与なし) (2) 社会保険、雇用保険に加入します。 (3) 普通傷害保険に加入します。 (死亡・後遺障害 1千万円、入院 5千円、通院 3千円) (4) 活動期間中の住居にかかる家賃は竹田市が負担します。 (生活必需品や光熱水費等は自己負担) (5) 活動に必要な車輌やパソコン等は竹田市が用意します。 (私生活で使用はできません。 ) (6) 引越しにかかる費用は自己負担とします。 8 応募手続き (1)応募期間 平成27年12月1日(火)から平成28年1月8日(金)まで(必着) (2)提出書類 応募用紙に必要事項を記載の上、住民票の写しと運転免許証の写しを添付して竹田市 役所企画情報課農村回帰推進室まで郵送若しくは持参して下さい。 ※応募用紙等はお返ししません。 9 選考方法 書類及び面接による選考を行います。 (1)第1次選考 書類選考のうえ、結果を応募者全員に文書で通知します。 注)応募用紙の記載内容で書類選考を行いますので、できるだけ詳しく記載してください。 (2)第2次選考 ① 第1次選考合格者を対象に面接による審査を行います。詳細は、第1次選考結果の通知の際に お知らせします。 (応募用紙に面接希望会場と時間を記入してください。) ◇面接◇ 【大阪会場】平成28年1月23日(土) 大阪市中央区本町橋 2-31 シティプラザ大阪会議室 【東京会場】平成28年1月24日(日) 東京都港区赤坂 3-2-6 赤坂中央ビル7階 竹田市東京オフィス 【竹田会場】平成28年1月24日(日) 竹田市大字会々1650 番地 竹田市役所 ※面接のために要する交通費等は自己負担となります。 ② 選考結果(最終)は、第2次選考受験者全員に文書で通知します。 ※選考結果通知書(採用内定通知書)の発送日は、平成28年2月3日(水)を予定しています。 -4- 10 公募説明会 【第1日目】日時:12月12日(土)12:00~18:00 (途中で説明会場が移動します。お間違えないようにお気を付け下さい。 ) 会場①:東京都千代田区有楽町 2-10-1 東京交通会館 5 階 開催時間:12:00~15:30 会場②:東京都中央区銀座 2-2-2 ヒューリック西銀座ビル6階 県人会ホール 開催時間:16:00~18:00 【第2日目】日時:12月13日(日)① 10:00~12:00 ② 会場:東京都港区赤坂 3-2-6 13:00~15:00 赤坂中央ビル7階 竹田市東京オフィス会議室 ※予約制といたします。ご希望の日時を下記へ連絡して下さい。 11 応募・問い合わせ先 〒878-8555 大分県竹田市大字会々1650番地 竹田市役所企画情報課農村回帰推進室 担当:志賀 郁夫/羽田野 京子/後藤 雅人 電話:0974-63-4801 FAX:0974-63-0995 E-mail:[email protected] -5-
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