平成28年3月25日 国土交通省中部地方整備局 中日本高速道路(株)名古屋支社 愛知県・浜松市・岡崎市 豊川市・豊田市・新城市 記者発表資料 【開通1ヶ⽉】新東名⾼速道路 (浜松いなさJCT〜豊⽥東JCT) のストック効果 東名の渋滞発⽣せず【開通後1ヶ⽉間では24回が0回に】 企業活動を⽀援・地域の観光活性化に貢献 新東名高速道路(愛知県区間)の浜松いなさJCTから豊田東JCTまでの延長約55kmが、 平成28年2月13日(土)に開通しました。開通1ヶ月後のストック効果についてお知らせします。 新東名高速道路の開通により、東名高速道路の混雑緩和、高速性・定時性が回復 ○約10万台の交通が、新東名高速道路・東名高速道路に分散 (新東名 4割 ・ 東名 6割) ・新東名(浜松いなさJCT~豊田東JCT間)で 全日 約42,000台、東名(三ヶ日JCT~豊田JCT間)で 全日 約57,000台 ○交通の分散が図られた東名高速道路では、 開通後1ヶ月間に交通集中渋滞発生なし・所要時間のバラツキが減少 ・東名高速道路では交通集中による渋滞発生なし【渋滞回数:24回→0回】 ○企業活動に好影響、沿線地域の観光活性化 ・「運行管理の効率化」「時間短縮による負担軽減」など企業活動を支援 ・沿線地域の観光活性化に貢献【NEOPASA岡崎の利用者数100万人突破・道の駅来訪者1.5倍に】 ・開通後1ヶ⽉間の交通状況 別紙1・2 ・企業活動を⽀援 別紙3 ・沿線地域の観光活性化に貢献 別紙4 ・開通区間の概要・その他 参考1・2 国土交通省中部地方整備局・中日本高速道路(株)名古屋支社・愛知県・沿線市(浜松市・岡崎市・豊川市・豊田市・新城市)では、 「新東名(愛知県)開通効果検討会議」を設置し、新東名高速道路の開通効果について調査・検討を行っております。 また、同検討会議のホームページ( http://www.cbr.mlit.go.jp/road/shintomei)において交通状況や開通効果などを適時報告して いきます。 同時発表 (資料配付) お問合わせ先 国土交通記者会、国土交通省建設専門紙記者会、国土交通省交通運輸記者会、 中部地方整備局記者クラブ、中部経済産業記者会、静岡県政記者クラブ、 浜松市政記者クラブ、岡崎市政記者会、豊川市政記者クラブ、豊田市政記者クラブ、 新城市政記者クラブ なかたに としあき 【記者発表資料の内容について】 国土交通省 中部地方整備局 道路部 道路計画課長 仲谷 俊昭 TEL 052-953-8168 【新東名高速道路の事業について】 中日本高速道路株式会社 名古屋支社 広報・CSチーム TEL 052-222-1183(直通) 整備効果① 開通後1ヶ⽉間の交通状況(交通量) 別紙1 ■ 新東名高速道路(浜松いなさJCT~豊田東JCT間)は1日あたり約42,000台が利用しています。 ■ 隣接する名古屋断面(A)では 断面交通量が約1割、静岡断面(C) では、新東名高速道路の断面分担 率が増加しました。 ■周辺高速道路の断面交通量の変化 新東名高速道路 約200km 岐阜県 山梨県 【開通区間】 神奈川県 開通済み区間 (平成24年4月開通) 平成28年2月13日(土)開通 約145km 約55km 長野県 せと赤津IC 御殿場JCT A 豊田藤岡IC 日進JCT 伊勢湾岸 自動車道 豊田IC 東名三好IC 新静岡IC 豊田東JCT 名古屋港 名古屋 南JCT A 豊明IC B 豊田 JCT ①名古屋 断面 C 静岡SA スマートIC 新城IC 岡崎東IC 浜松いなさJCT 焼津IC 音羽蒲郡IC 豊川IC B 中部 国際 空港 静岡IC 藤枝岡部IC 岡崎IC ②開通区間 三河港 愛知県 C ③静岡断面 三ヶ日JCT 東名高速道路 静岡県 :計測箇所 全 日 平 均 交 通 量 ①名古屋断面(A) 300 254 ②開通区間(B) 断面交通量 約1割増加 272 250 300 300 断面交通量 約1割増加 交通量 千[台 日/ 250 88 200 17 150 68 100 ③静岡断面(C) 95 200 18 150 72 100 164 152 27 25 ] 81 87 0 50 89 東名 4割減 0 新東名の 割合が増加 新東名 200 東名で 交通を 分担 150 148 149 61 60 新東名 約4割 37 44 東名 約6割 50 45 開通前 開通後 38 38 42 50 250 57 開通前 開通後 開通前 開通後 伊勢湾岸 東海環状 東名 国道23号 東名 国道1号 新東名 国道23号 新東名 100 約4割 50 東名 約6割 0 東名 新東名 新東名 約5割 東名 約5割 国道1号 ※・新東名高速道路(浜松いなさJCT~豊田東JCT間)の平均交通量 ・東名高速道路(三ヶ日JCT~豊田JCT間)の平均交通量 出典:交通量 ・新東名高速道路、東名高速道路、伊勢湾岸自動車道、東海環状自動車道:車両感知器による速報値の平均交通量(中日本高速道路(株)資料) ・国道1号、国道23号:車両感知器による速報値 (国土交通省中部地方整備局資料) 開通前(開通前の同一時期:平成27年2月15日(日)~3月14日(土))、開通後(開通翌日から1ヶ月間:平成28年2月14日(日)~3月12日(土))の日平均交通量 ※ 国道23号について、国道23号岡崎バイパス(西尾東IC~藤井IC)延長4kmの4車線化が平成28年2月26日に完成 1 整備効果② 開通後1ヶ⽉間の交通状況(渋滞) 別紙2 ■新東名高速道路(浜松いなさJCT~豊田東JCT間)では交通集中による渋滞は発生しておりません。 ■並行する東名高速道路(三ヶ日JCT~豊田JCT間)では、主に夕方から夜にかけて交通集中による 渋滞が発生しておりましたが、開通後1ヶ月間では発生しておりません。 (1ヶ月間で24回発生していた渋滞が0回に) ※「渋滞」の定義:速度40km/h以下の状態が、1km以上かつ15分以上継続した状況 ■東名高速道路の渋滞回数 (交通集中を要因とした渋滞) (回) 30 24 20 交通集中による 渋滞は 発生していない 10 <参考> 交通集中以外の渋滞発生回数 ・開通前19回(うち工事5回) ・開通後10回(うち工事10回※ ) 0 0 開通前 ※標識撤去工事 開通後 ■東名高速道路(音羽蒲郡IC~岡崎IC間) ⾄ 豊⽥市 ■ 新東名高速道路(豊田東JCT付近) ⾄ 豊⽥市 大型車をはじめとした 多くの交通が利用 ⾄ 静岡市 新東名へ交通が分散し スムーズに走行可能に 開通後(H28.2.21(日)) ⾄ 静岡市 開通後(H28.3.4(金)) 出典:渋滞データ 中日本高速道路(株)資料 開通前(開通前の同一時期:平成27年2月15日(日)~3月14日(土))、開通後(開通翌日から1ヶ月間:平成28年2月14日(日)~3月12日(土)) 2 整備効果③ 企業活動を⽀援 別紙3 ■新東名高速道路(浜松いなさJCT~豊田東JCT間)は安定した所要時間で通行可能です。 ■並行する東名高速道路(三ヶ日JCT~豊田JCT間)は、渋滞等による所要時間のバラツキが約10分 減少し、所要時間が安定するようになりました。 ■『輸送便の繋ぎも良くなった』『安定した運行管理ができるようになった』など企業活動を支援 しています。 ■浜松いなさJCT~豊田JCT間の所要時間の分布(下り:名古屋方面) 40% 時間のバラツキ 4分 30% 【新東名】 安定した所要時間で 走行可能 時間のバラツキ 頻度分布 4分 【東名】 所要時間の バラツキ※1が減少 14分 → 4分 (10分減少) <ルート図> 20% 時間のバラツキ 0% 豊田 JCT 14分 10% 所要時間(分) 時間小 ← 昼間12時間 (7時~19時) 【開通後】 新東名ルート 豊田東JCT 新東名ルート 約60km → 時間大 【開通後】 東名ルート 浜松 いなさ JCT 三ヶ日JCT 東名ルート 約61km 【開通前】 東名ルート ■東名高速道路の利用者の声 ≪三重県桑名市 輸送業A社の声≫ ○ 開通前は夕方の渋滞により、所要時間に バラツキがあった。開通後は、時間帯に 関わらず、安定した運行ができ、便の繋 ぎも良くなり、労務管理もしやすくなった。 ○ 所要時間は、最大30分程度短縮し、ドラ イバーもゆとりをもって運転することが可 能になった。 A社 (三重県桑名市) 目的地 (静岡県西部) ■新東名高速道路の利用者の声 ≪愛知県名古屋市 輸送業B社の声≫ ≪愛知県岡崎市 製造業C社の声≫ ○ 新東名は、所要時間も安定 しているため、ドライバーの 運行時間の管理がしやすく なり、助かっている。 ○ 名古屋市からの通勤に新東名を利 用している。東名利用時に比べて、 所要時間が片道で約15分短縮し、 朝の家を出る時間に余裕ができた。 ※1:特異値(所要時間の上位10%、下位10%)を除いた所要時間のばらつき 出典:・ETC2.0プローブ情報(昼間12時間:7時~19時における所要時間)浜松いなさJCT~豊田JCT間にて算出 開通前(開通前の同一時期:平成27年2月15日(日)~3月14日(土))、開通後(開通翌日から1ヶ月間:平成28年2月14日(日)~3月9日(水)) ・ヒアリング調査 平成28年2月~3月(国土交通省 中部地方整備局 名四国道事務所) 3 整備効果④沿線地域の観光活性化に貢献 別紙4 ネオパーサ ■新たな休憩施設「NEOPASA岡崎」の利用者数は、開通から1ヶ月で100万人を突破しました。 ■新城ICに近接する「道の駅もっくる新城」では、新東名高速道路の開通後、遠方の地域からの来訪 者が増加し、開通前に比べて来訪者数が約1.5倍に増加しました。 ■休憩施設で実施した利用者アンケートでは、「高速が繋がって遠くへ行きやすくなった」「渋滞が 緩和されたら出掛けやすくなる」と意見もあり、観光の活性化が期待されます。 ネオパーサ ネオパーサ NEOPASA岡崎の様⼦ ■NEOPASA岡崎の利用者数の推移 開通から1ヶ月で 利用者が100万人を突破 125 利用者数累計 万[人 開通記念イベントで 来訪者をおもてなし 100 100 75 50 ] 25 0 開通 1週間後 2週間後 3週間後 開通後(H28.2.21(日)) 1ヶ月後 出典:利用者数:中日本高速道路(株)提供資料 ■道の駅 もっくる新城の来訪者の車籍地 120 駅内の賑わいの様⼦ 105 駐車車両数 台[ 時/ 100 12 10 80 60 40 60 27 6 6 10 5 22 34 36 <開通前(H28年1月)> <開通後(H28年2月)> 1月あたり約8.3万人 1月あたり約12.2万人 遠方の地域からの 来訪が増加 (約1.5倍) その他 静岡県 その他愛知県 ] 20 名古屋(愛知県) 豊橋(愛知県) 0 開通前 開通後 ※ 調査1回毎の平均値(開通前:平成27年4月~平成28年1月にて14回実施、 開通後:平成28年2月~平成28年3月にて5回実施) 四捨五入の関係で、合計が一致しない 開通後(H28.2.14(日)) 出典:道の駅もっくる新城 提供資料 ネオパーサ ながしの したらがはら ■NEOPASA岡崎・長篠設楽原PA利用者の声 ○ 伊豆市へ両親を連れて観光に行く 際に、新東名を利用しました。 ○ 高速が繋がって遠くへ行きやすく なったので、これからもどんどん行き たいと思います。 ○ 東名の渋滞が緩和さ れたら出掛けやすくな るし、出掛けたいという 気持ちになります。 (三重県在住) (愛知県みよし市在住) 出典:NEOPASA岡崎・長篠設楽原PA利用者アンケート調査結果(休日 H28.2.21(日)、平日 H28.2.23(火)) 4 新東名⾼速道路 開通区間の概要 参考1 ■新東名高速道路は、神奈川県と愛知県を結ぶ総延長約250kmの高速自動車国道です。 平成28年2月13日の延長約55kmの開通により、 御殿場JCT~豊田東JCT間、約200km(連絡路除く)が開通しています。 【開通区間の概要】 道 路 名:新東名高速道路(第二東海自動車道) 開 通 区 間:浜松いなさJCT(静岡県浜松市北区引佐町東黒田) ~ 豊田東JCT(愛知県豊田市岩倉町字山ノ神) 開 通 日 時:平成28年2月13日(土)15時 延 長:55.2km 車 線 数:6車線/4車線(暫定施工時) <開通区間の位置図> 新東名高速道路 全体図 開通区間 L=約55km 平成32年度 までに 開通予定 開通済み区間 (平成24年4月開通) 東京都 岐阜県 山梨県 神奈川県 長野県 豊田東JCT 静岡県 愛知県 伊勢湾岸 自動車道 浜松いなさ JCT 名古屋第二環状自動車道 名古屋 せと赤津IC IC 東名高速道路 豊田藤岡IC 日進 IC JCT SA 東名高速道路 新東名 高速道路 IC JCT 三ケ日 IC 浜松いな さ 豊川 音羽蒲郡 IC 静岡県 JCT IC 浜松西 IC 愛知県 浜松いなさ IC IC 三遠南信 自動車道 PA 三ケ日 岡崎 岡崎東 JCT 新城 長篠設楽原 豊田 伊勢湾岸自動車道 平成28年2月13日(土)開通 豊田松平IC 約55km 岡崎 IC 豊田勘八IC 豊田東 豊田 東名三好 JCT IC 5 新東名⾼速道路の開通後1ヶ⽉間の交通状況 参考2 ■新東名高速道路(浜松いなさJCT~豊田東JCT間)の開通翌日から1ヶ月間の平均交通量は、 約42,000台/日(平日:約40,000台/日、休日:約47,000台/日) 新東名高速道路 全日 開通前 平日 休日 全日 開通後 平日 休日 全日 増減率 平日 休日 御殿場JCT~長泉沼津IC 37,200 36,500 38,700 44,400 44,100 45,100 19% 21% 17% 長泉沼津IC~新富士IC 43,400 43,000 44,300 46,900 47,100 46,500 8% 9% 5% 新富士IC~新清水IC 42,200 41,900 42,800 46,800 47,000 46,200 11% 12% 8% 新清水IC~新清水JCT 41,800 40,700 44,600 45,700 45,000 47,500 9% 10% 7% 新清水JCT~新静岡IC 39,400 39,200 39,900 43,000 42,700 43,500 9% 9% 9% 新静岡IC~静岡SAスマートIC 38,100 38,200 37,800 42,400 42,400 42,400 12% 11% 12% 静岡SAスマートIC~藤枝岡部IC 37,200 37,100 37,600 44,300 44,500 43,600 19% 20% 16% 藤枝岡部IC~島田金谷IC 37,800 38,000 37,400 44,200 44,600 43,400 17% 17% 16% 島田金谷IC~森掛川IC 36,000 35,700 36,600 41,700 41,200 42,900 16% 15% 17% 森掛川IC~浜松浜北IC 35,400 35,200 35,900 41,300 40,700 42,700 17% 16% 19% 浜松浜北IC~浜松SAスマートIC 38,000 38,800 35,900 47,000 47,300 46,100 24% 22% 28% 浜松SAスマートIC~浜松いなさJCT 34,100 34,300 33,700 42,900 42,400 44,400 26% 23% 32% 浜松いなさJCT~新城IC 【平成28年2月13日(土)開通】 新城IC~岡崎東IC 【平成28年2月13日(土)開通】 岡崎東IC~豊田東JCT 【平成28年2月13日(土)開通】 浜松いなさJCT~ 39,200 引佐連絡路 浜松いなさIC (新東名-東名 浜松いなさIC~ 連絡路:浜松市) 36,000 三ヶ日JCT 清水JCT~ 9,200 清水連絡路 清水いはらIC (新東名-東名 清水いはらIC~ 連絡路:静岡市) 9,400 新清水JCT 東名高速道路 - - 40,400 38,900 44,300 - - - - - 41,500 39,500 46,700 - - - - - 43,600 41,400 49,100 - - - 40,100 37,100 14,000 13,100 16,000 -64% -67% -57% 36,200 35,500 13,200 12,500 15,200 -63% -66% -57% 8,800 10,400 9,300 8,900 10,200 0% 1% -2% 9,000 10,600 9,400 9,000 10,300 -1% 0% -3% 開通前 全日 平日 開通後 休日 全日 平日 増減率 休日 全日 平日 休日 三ヶ日JCT~豊川IC 72,500 72,200 73,200 41,000 40,600 42,000 -43% -44% -43% 豊川IC~音羽蒲郡IC 83,200 83,800 81,900 50,900 51,400 49,600 -39% -39% -39% 音羽蒲郡IC~岡崎IC 97,500 98,300 95,500 65,500 66,000 64,100 -33% -33% -33% 103,900 103,600 104,600 74,900 76,200 71,700 -28% -26% -31% 岡崎IC~豊田JCT 出典:交通量 ・新東名高速道路、東名高速道路:車両感知器による速報値の平均交通量(中日本高速道路(株)資料) 開通前(開通前の同一時期:平成27年2月15日(日)~3月14日(土))、開通後(開通翌日から1ヶ月間:平成28年2月14日(日)~3月12日(土))の平休別日平均交通量 6
© Copyright 2025 ExpyDoc