ご 挨 拶 「習志野市みんなの消費生活展」が実行委員会、消費者団体

ご
挨
拶
「習志野市みんなの消費生活展」が実行委員会、消費者団体ならびに関係者の
皆様方の多大なるご協力により、開催できますことを心より感謝申し上げます。
今年で48回目を迎える消費生活展は「一緒に探そう!素敵な未来・素敵な
暮らし」をテーマに開催し、高齢者の方の関心が高い「薬」について、習志野
市薬剤師会にもご参加いただき、薬の使い方などの情報の周知や、食品ロスや
消費者被害などの、様々な問題を皆様で考えていただけるものとなっています。
昨年は、
「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関
する法律」いわゆるマイナンバー法が施行し、通知カードが市民の皆様に送付
されました。このことと歩調を合わすように、新たに「マイナンバー詐欺」、
「個
人情報の搾取」など、高齢者や一人暮らしの方を狙った詐欺被害も起こってお
ります。また、相手を信用し、高額の現金を渡してしまう被害も後を絶ちませ
ん。こういった被害を防止するためには、自分を過信せず、落ち着いてしっか
りと考えてみることが重要で、「わからなければ人に聞く」「納得するまで支払
いをしない用心さ」が必要です。
このような中、本市消費生活センターでは、引き続き消費者被害の未然防止
を目的として、福祉団体や高齢者相談センター等と連携し、高齢者や様々な支
援の必要な方々の見守りを行うため、最新の消費者被害の情報提供を行ってい
ます。
私は、消費者行政を推進していくうえで、事業者と行政だけでなく、地域の
皆様と互いに協力し、協働すること、人と人とのつながりを大切にし、人にや
さしいまちづくりを実現することが重要だと確信しております。
周りを見渡し、他人を気遣い、声をかけ、一人ひとりができる範囲で手助け
をする。今できることを皆で考えて実行していく。そのことが、自分にも、他
人にも、社会にも、優しい未来につながっていくのではないでしょうか。
この消費生活展を通じて、多くの皆様が地域社会への参加や、ご自分の生活
を見直し、他人を見守り行動するきっかけにしていただければ幸いです。
平成28年2月
習志野市長
宮 本
泰 介