ご 挨 拶 「習志野市みんなの消費生活展」が実行委員会、消費者団体ならびに関係者の 皆様方の多大なるご協力により、開催できますこと心より感謝申し上げます。 今年で47回目を迎えました消費生活展は「目利きになろう!未来へつなぐ 豊かな暮らし」をテーマに開催いたします。 情報通信技術が進展することで、私たちは非常に便利な日常生活を享受する ことができるようになりました。しかし、その一方で、些細なことで高齢者や 子どもが凶悪犯罪に巻き込まれる事件が相次いだり、家族が気づかない間に高 額の詐欺被害に遭あってしまうことも少なくありません。こういった問題につ いて私たち一人ひとりがしっかりと考え、皆が安心で安全な消費生活を送るこ とができる社会を作りあげていくことが求められています。 このような中、消費生活センターでは、昨年度より消費者被害の未然防止を 目的として、福祉団体、地域包括支援センター等と連携をし、高齢者や様々な 支援の必要な方々の見守りを行う事業を進めてまいりました。そこで、今年の 消費生活展には、新たに習志野市内の5つの地域包括支援センターの参加を得 て、センターが実施する地域における見守り活動等の情報提供をおこなうこと といたしました。 また、今回新たに、大きな消費者問題である「食品ロス」について周知や削 減の活動などを行っている団体にも参加をお願いするなど、様々な問題を皆様 で考えていただけるものとなっております。 私は、事業者行政を更に推進していくうえで、事業者と行政だけではなく、 地域社会とも互いに協力し、協働すること、人と人とのつながりを大切にし、 人にやさしいまちづくりを実現することが重要だと確信しております。 周りを見渡し、他人を気遣い、声をかけ、一人ひとりができる範囲でほんの 少しの手助けをする。今できることを皆で考えて実行していく。そのことが、 自分にも、他人にも、社会にも、優しい未来へつながっていくのではないでし ょうか。 この消費生活展を通じて、多くの皆様が地域社会への参加や、ご自分の生活 を見直し行動するきっかけにしていただければ幸いです。 平成27年2月 習志野市長 宮 本 泰 介
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