緑内障・高眼圧症治療剤「WP-1303(H-1129)」の 国内

平 成 28 年 3 月 22 日
各
位
会社名
代表者名
株 式 会 社 デ・ウエスタン・セラピテクス研 究 所
代表取締役社長
日高 有一
( コ ー ド 番 号 :4 5 7 6 )
問合せ先
取締役総務管理部長
T EL
川上
哲也
05 2-2 18 -87 85
緑 内 障 ・ 高 眼 圧 症 治 療 剤 「 W P -1303( H -1129)」 の
国内第Ⅰ相臨床試験開始並びにマイルストーン受領のお知らせ
当 社 が 創 製 し た 緑 内 障 ・ 高 眼 圧 症 治 療 剤 「 W P -1303( H -1129)」 に つ き 、 ラ イ
セ ン ス ア ウ ト 先 の わ か も と 製 薬 株 式 会 社( 以 下 、
「 わ か も と 製 薬 」)が 、緑 内 障 ・ 高
眼 圧 症 を 適 応 症 と し た 国 内 第 Ⅰ 相 臨 床 試 験( 以 下 、
「 本 試 験 」)を 開 始 さ れ ま し た の
でお知らせいたします。
本 剤 は 、各 種 プ ロ テ イ ン キ ナ ー ゼ ( 注 1 ) を 阻 害 す る 他 に 、熱 シ ョ ッ ク タ ン パ ク 質 ( 注
2)
の Hsp90 に 結 合 す る こ と が 確 認 さ れ て お り 、そ の 結 果 、線 維 柱 帯 - シ ュ レ ム 管 を
介して主流出路からの房水流出を促進し眼圧を下降させることが示唆されており
ます。
こ れ ま で の 非 臨 床 試 験 結 果 よ り 、ヒ ト へ の 投 与 が 可 能 で あ る と 判 断 さ れ ま し た の
で 、本 試 験 で は 単 回 投 与 時 、反 復 投 与 時 に お け る 健 康 成 人 を 対 象 と し た 本 剤 の 安 全
性及び薬物動態について評価いたします。
当 社 は 本 試 験 開 始 に 伴 い 、わ か も と 製 薬 か ら 契 約 に 基 づ く マ イ ル ス ト ー ン を 受 領
いたします。
ま た 、 本 試 験 開 始 に 伴 い 、 開 発 コ ー ド を 「 H -1129」 か ら 、 わ か も と 製 薬 の 開 発
コ ー ド 「 W P -1303」 に 変 更 い た し ま し た 。
な お 、本 件 は 平 成 28 年 12 月 期 連 結 業 績 予 想 に 織 り 込 み 済 み で あ り 、連 結 業 績 予
想に変更はございません。
W P -1303( H -1129) に つ い て
プ ロ テ イ ン キ ナ ー ゼ 阻 害 剤 (注 3 )を 中 心 と す る 当 社 化 合 物 ラ イ ブ ラ リ ー (注 4 )の シ
ード化合物を基にして最適化された、緑内障・高眼圧症を適応症とする開発品で、
平 成 25 年 12 月 よ り 非 臨 床 試 験 が 進 め ら れ て お り ま し た 。
以
上
用語解説
(注 1 )プ ロ テ イ ン キ ナ ー ゼ
ATP(ア デ ノ シ ン 三 リ ン 酸 と 言 わ れ 、 体 内 で 作 ら れ る 高 エ ネ ル ギ ー 化 合 物 )等 、 生 体
に お い て エ ネ ル ギ ー の 元 と な る 低 分 子 物 質 等 の リ ン 酸 基 を 、タ ン パ ク 質 分 子 に 転 移
す る (リ ン 酸 化 )酵 素 で す 。一 般 に リ ン 酸 化 を 触 媒 す る 酵 素 を キ ナ ー ゼ と 呼 び 、特 に
タンパク質をリン酸化するキナーゼをプロテインキナーゼと言います。
(注 2 ) 熱 シ ョ ッ ク タ ン パ ク 質
細胞が熱等のストレス条件下にさらされた際に発現が上昇することで細胞を保護
するタンパク質の一群であり、
「 Hsp90」な ど の よ う に 、そ れ ぞ れ の 分 子 が そ の 分 子
量に基づいて名づけられています。
(注 3 )阻 害 剤
生 体 内 の 様 々 な 酵 素 分 子 に 結 合 し て 、そ の 酵 素 の 活 性 を 低 下 若 し く は 消 失 さ せ る 物
質 を 指 し ま す 。化 学 物 質 が 特 定 の 酵 素 の 活 性 を 低 下 若 し く は 消 失 さ せ る こ と に よ り 、
病気の治療薬として利用されることがあります。
(注 4 )化 合 物 ラ イ ブ ラ リ ー
化 合 物 ラ イ ブ ラ リ ー と は 、当 社 が 長 年 に わ た り 蓄 積 し て き た 新 薬 候 補 化 合 物 の タ ネ
と な る 化 合 物 群 で す 。こ れ ら の 化 合 物 の 一 つ 一 つ が 特 徴 的 な 性 質 を 有 し て お り 、基
礎研究や新薬候補化合物発見に利用されます。