小千谷の雛祭りと絵紙 ― 春を告げる浮世絵 ― 越後国小千谷には、浮世絵が豊富に残されています。小千谷では 浮世絵のことを「絵紙(えがみ)」と呼んでいます。その「絵紙」 は小千谷の雛祭りに欠かせないものです。なぜなら、お雛さまの部 屋の壁を埋め尽くして、雛祭りを色彩の饗宴にする役割を果たすか らです。だから、小千谷のほとんどの家には、お雛様といっしょに 浮世絵が保存されているのです。このたび、小千谷の貴重な「絵紙」 を雛人形といっしょにお借りし、この江戸時代から続くきらびや かな雛祭りの様子を中央大学文学部の一室に再現してみました。 春の風に身をゆだねて、ぜひお出かけください。
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