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平成 年度
︵2016年度︶
診療報酬改定
株式会社ASK梓診療報酬研究所所長
り、この世代に対応でき
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ὺᵑᵌᵎᵑή
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ὺᵎᵌᵒᵐή
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ὺᵎᵌᵐᵐή ὺᵎᵌᵏᵕή
Ṵᵏᵌᵖᵎή
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Ṵᵏᵌᵑᵔή
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Ṵᵏᵌᵐᵑή
Ṵᵏᵌᵐᵔή
Ṵᵎᵌᵓᵖή
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Ṵᵔᵌᵕήὸ
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Ṵᵓᵌᵐήὸ
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Ṵᵔᵌᵎᵎήὸ
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Ṵᵎᵌᵏᵎή
Ṵᵎᵌᵏᵑή
Ṵᵎᵌᵏᵐή
従来は薬価の市場拡大再算定による薬
とに注意しておく必要がある︵表1︶。
るが、従来の改定率と内容が異なるこ
ている診療報酬と介護報酬の同時改定
な基盤整備、2018年度に予定され
化・強化、連携や医療・介護の一体的
の下で進められている医療機能の分
としては認知症研修を整備するなど
ことが予想される。迎える医療機関
るが、その多くは医療機関にかかる
700万人に達すると見込まれてい
れている。つまり、医療政策全般を俯
踏まえた改定を進めていく﹂と明記さ
認知症患者は
価の見直し分︵今次改定ではマイナス
など、2025年を見据えた中長期の
再算定分を除いたのは、年間販売額が
瞰したうえで今次改定の内容を理解す
③認 知 症 対 応 の 強 化
0・ % ︶を入れ込んで改定率を計算
政策の流れの一環としての位置づけを
きわめて大きい新型肝炎新薬などの保
る必要があるのだ。
Ṵᵏᵌᵐᵐή
ίṴᵏᵌᵒᵏᵃᵇ
ίᕤ̖ἫὊἋ
Ṵᾁώᾅᾄήὸ
なければ、経営は成り立
たないことに留意すべき
である。しかも、従前か
ら自己決定を重視し、か
やスマートフォンを使い
つ現在はインターネット
こなして情報収集を行う
中
梓氏
林 一 つ は﹁
﹃治 す 医 療﹄か ら﹃治 し、
②ケ ア マ ネ ジ ャ ー と の 連
世代なのだ。
支える医療﹄への転換﹂である。昨年
年度
月7日に社会保障審議会医療保険部
会・医療部会がまとめた﹁平成
今や3人に1人は
ὺᵎᵌᵖᵐή ὺᵎᵌᵓᵔή
λᨈ
歳以上であり、介護保険
携
ὺᵎᵌᵕᵑή ὺᵎᵌᵒᵗή
ὺᵏᵌᵓᵓή
対象者となっている。介
ὺᵏᵌᵑᵖή
ὺᵏᵌᵕᵒή
た 文 言 で あ る が、
﹁治 す﹂だ け の 医 療
ὺᵏᵌᵓᵓή
ὺᵎᵌᵒᵐή
に対しては大した点数を算定すること
ὺᵎᵌᵑᵖή
Ṵᵏᵌᵓᵎή
護支援体制を見据えた患
Ṵᵏᵌᵑᵔή
Ҕ ᅹ
者対応は不可欠で、ケア
ஜ˳ો‫ܭ‬
は で き な い が、
﹁支 え る﹂医 療 ま で を
ίṴᵏᵌᵎᵑᵃᵇ
担う、すなわち﹁かかりつけ﹂として
ὺᵎᵌᵏᵎή
マネジャーとの連携はそ
ὺᵎᵌᵎᵎή
地域住民の暮らしを支えることを評価
ὺᵎᵌᵏᵗή
の 一 丁 目 一 番 地 と な る。
Ṵᵎᵌᵖᵐή
今回の改定も介護事業者
Ṵᵑᵌᵏᵔή
する点数設定がなされているのだ。
ᾗᵐᵖ࠰ࡇ
ίᵐᵎᵏᵔ࠰ὸ
もう一つは、今次改定には﹁つづき﹂
診療報酬改定の基本指針﹂に明記され
©ASK䠋HMCG
䠅䛿ᕷሙᣑ኱෌⟬ᐃ䛻䜘䜛⸆౯ぢ┤䛧䜢ྵ䜑䛯ᨵᐃ⋡
2016年度診療報酬改定率は全体
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ίᵐᵎᵏᵒ࠰ὸ
Ṵᵎᵌᵎᵓή Ṵᵎᵌᵏᵏή
ίṴᵏᵌᵓᵐήὸ
Ṵᵏᵌᵑᵑή
Ṵᵎᵌᵖᵒή
載
カルテを見ればその患者が要介
④カ ル テ へ の 患 者 の 要 介 護 情 報 の 記
だろう。
症サポーター研修を受けておくべき
看護師や事務スタッフであれば認知
で あ れ ば 認 知 症 サ ポ ー タ ー 医 研 修、
の準備を進めていただきたい。医師
஬૰̖఍
毎月 1 回 定価 200 円(会員購読料は会費含む)
第 226 号
TEL:03-5217-0896 / FAX:03-5217-0898 /URL:http://www.tmha.net / E-mail:[email protected]
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Ӌༀ
表
1
●場所 日本教育会館
(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
しており、これに従うならばマイナス
険適用に対応するため市場拡大再算定
団 塊 世 代 へ の 対 応、
②ケ ア マ ネ ジ ャ ー
これらを踏まえて医療機関は対応策
との連携、
③認知症対応の強化、
④カル
歳以上になる団塊世代は今後、医療
需要の最大のボリュームゾーンであ
●日時 2016年3月25日
(金)
午後1:30∼4:30
1・ % となるのだ。今回、市場拡大
の特例を実施したことが要因と説明さ
品価格の適正化、大型門前薬局などに
テへの患者の要介護情報の記載︱︱は
れている。
対する評価の適正化、経腸栄養製品に
必須と言える。
を進めなければならないが、中でも①
係る給付の適正化、医薬品の適正使用
本体改定率はプラス0・ % 。医薬
などを進めて財源を調達し、本体プラ
①団塊世代への対応
2025年に
ス分を確保したということであろう。
それを踏まえて今回の改定を見てい
くが、大きなポイントは2つある。
診療報酬改定説明会のご案内
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厚生労働省の担当官の説明の他に医療保険・経
営管理委員会、事務管理部会の委員が、改定の
内容をわかりやすく解説 いたします。
ᕤ̖ો‫ܭ‬ሁ
28
との連携を評価する算定項目を用意
平成 年度診療報酬改定
の基本指針
᪥ᮏ་⒪⤒ႠᏛ఍
デ⒪ሗ㓘௓ㆤሗ㓘◊✲㒊఍
している。
ᾗᵐᵒ࠰ࡇ
ίᵐᵎᵏᵐ࠰ὸ
連絡先 事務局
(TEL 03-5217-0896)
ഏ‫ׅ‬ો‫ܭ‬ỉ૾Ӽࣱể‫ݣ‬ሊ
75
厚生労働省保険局医療課担当官
東京都病院協会事務管理部会委員
●講師
49
μ˳ો‫ྙܭ‬
65
12
が あ る と い う 点 で あ る。
﹁基 本 指 針﹂
ᾗᵐᵐ࠰ࡇ
ίᵐᵎᵏᵎ࠰ὸ
※上記参加費は当日会場で申し受けます。
資料代(診療報酬点数表 改正点の解説
(社会保険研究所))
を含みます。
中林梓氏
に は﹁
﹃医 療 介 護 総 合 確 保 推 進 法﹄等
ᾗᵐᵎ࠰ࡇ
ίᵐᵎᵎᵖ࠰ὸ
●参加費 会 員 8,000円
非会員 12,000円
84
2016 年(平成 28 年)2 月 23 日
発行所:一般社団法人東京都病院協会/発行人:河北博文 〒100-0003 千代田区一ツ橋 1-2-2 住友商事竹橋ビル 12 階
28
改定率がマイナス0・ % となってい
ᾗᵏᵖ࠰ࡇ
ίᵐᵎᵎᵔ࠰ὸ
●定員 先着600名(定員を超えた際は
ご連絡させていただきます)
28
19
03
第226号
東京都病院協会 会報
(1)2016年(平成28年)2月23日(火)
には﹁支える﹂医療を担わなければな
であり続けてもらう必要がある。それ
続 け て い た だ く こ と で 自 院 の﹁患 者﹂
を考えれば、高齢者には地域で暮らし
えるが﹁実数﹂は減る。医療機関経営
だ。今後、高齢者人口の﹁割合﹂は増
この情報は病院経営にとって重要なの
院はB項目を得点できないことを意味
みすれば認知症患者を受け入れない病
認知症患者とイメージできるし、深読
指示が通じる﹂が加えられた。これは
新 た に﹁危 険 行 動﹂﹁診 療・療 養 上 の
一 方 B 項 目︵患 者 の 状 況 等︶に は、
う。
行っている病院には有利に働くだろ
い。救急搬送受入れや手術を積極的に
も1点︶だけの患者は﹁状態が落ち着
輸液ポンプ、シリンジポンプ︵いずれ
な っ た。す な わ ち、心 電 図 モ ニ タ ー、
項目4点以上かつB得点3点以上﹂と
特定集中治療室管理料の基準は﹁A
ではありえない。
えられ、近隣の病院にとっても無関係
患者の流れに大きな影響を及ぼすと考
まっていると考えるべきだし、これは
定となっている。病棟再編はすでに始
れ、2018年3月
−
%で
12
25
病院は、すべて地域包括ケア病棟に移
が行われている。
﹁療 養 病 棟 入 院 基 本 料 2﹂の 施 設 基
る。施設基準は表2の
割合または看護職員の配置基準︵
を加えることになった。ただこの患者
1︶のみを満たせない場合は2018
対
と お り だ が、﹁一 つ の
年3月
を算
日までの2年間、つまり次回
入院基本料の病棟の数
改定まで所定点数の100分の
い こ と を 意 味 し、来 年
いう体制は認められな
た。医療区分3の﹁酸素療法を実施し
医療区分のきめ細かな評価も行われ
かなり抑えられたと見ていいだろう。
定できるとされている。この減算幅は
4 月 1 日 以 降 は﹁7 対
て い る 状 態﹂
、区 分 2 の﹁頻 回 の 血 糖
以下にしなければなら
に対する治療を実施している状態﹂の
検 査 を 実 施 し て い る 状 態﹂
﹁う つ 症 状
1 病 床﹂の 割 合 は
%
対 1 病 棟 が 1 棟﹂と
﹁7 対 1 病 棟 が 3 棟、
は 複 数﹂は、た と え ば
25
95
31
ないという要件もあ
60
リテーション病棟におけるリハビリテーションの提供実績が一定の水準以上
(1) 保険医療機関における回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリ
テーションの提供実績が一定の水準以上であるとは、過去6か月間に当該
保険医療機関で回復期リハビリテーション病棟入院料を算定する患者に提
供された疾患別リハビリテーションの1日平均実施単位数が6単位以上で
(2) 効果に係る実績が一定の水準を下回るとは、過去6か月間に当該保険医
あることをいう。ただし、過去6か月間に回復期リハビリテーション病棟
入院料を算定した患者が 10 人未満の場合を除く。
療機関の回復期リハビリテーション病棟から退棟した全ての患者(計算対
ことになるが、精神保健指定医による
処方でないような﹁軽い﹂状態であれ
ば在宅で診られる、さらには﹁区分1
の7割は在宅へ﹂という政策の表れと
も認識できる。
チ ー ム 医 療 の 推 進、勤 務 環
Ⅰ 2 境の改善、業務効率化の取組等を通
じた医療従事者の負担軽減・人材確
保について
医師事務作業補助体制への評価が強
象から除外される患者を除く。
)についての、①の総和を②の総和で除した
対1∼ 対1が 点、
化 さ れ て い る。
﹁医 師 事 務 作 業 補 助 体
制加算1﹂では
対1∼100対1では5点が上乗
せ。また業務の場所についても﹁医師
の指示に基づく診断書作成補助及び診
療録の代行入力に限っては、実施の場
所を問わず、病棟又は外来における医
師事務作業補助の業務時間に含めるこ
と が で き る﹂と さ れ た。
﹁病 棟 又 は 外
来において﹂という条件をクリアでき
対1﹂
﹁100対
ずに﹁同加算2﹂を算定していた病院
には朗報だろう。
また﹁ 対1﹂
﹁
1﹂補助体制加算の対象に、療養病棟
除したもの
退棟時の FIM 得点(運動項目)から入棟時 FIM 得点(運動項目)を控
(3) 在棟中に一度も回復期リハビリテーション病棟入院料を算定しなかった
た算定上限日数で除したもの
各患者の入棟から退棟までの日数を、当該患者の入棟時の状態に応じ
患者及び在棟中に死亡した患者は、(2)の算出から除外する。また、入棟日
において次に該当する患者については、毎月の入棟患者数の 100 分の 30
を超えない範囲で、(2)の算出から除外できる。
(4) 高次脳機能障害の患者が過去6か月の入院患者の 40%を超える保険医
療機関においては、高次脳機能障害の患者を(2)の算出から全て除外するこ
(5) 在棟中に FIM 得点(運動項目)が1週間で 10 点以上低下した患者につい
100 分の 30」と読み替えるものとする。
ては、(2)の算出において、当該低下の直前の時点をもって退棟したものと
対1や
30」を、
「毎月の入棟患者数のうち高次脳機能障害の患者を除いた患者数の
とができる。この場合、(3)については、「毎月の入棟患者数の 100 分の
みなして扱ってよい。
対1入
時
時間﹂の就業者、つまり
ージしやすくなるような工夫も求めた
るなど、応募する側が職場環境をイメ
は募集にあたって具体的業務を明記す
採用は難しくなっているが、病院側に
の配置を評価している。看護補助者の
なるだろう。今回の改定は看護補助者
れており、DPC係数も上がることに
護補助体制加算﹂は点数が引き上げら
推 進 に も 配 慮 が 見 ら れ る。
﹁急 性 期 看
看護職員と看護補助者の業務分担の
要な項目となろう。
作成する看護師長や人事担当者には重
られるということだからだ。シフトを
月平均夜勤時間数へのカウントが認め
月2回の夜勤を担うような看護職員は
は1カ月﹁
施設基準には注意しておきたい。これ
間未満のものは含まないこと﹂という
数には、月当たりの夜勤時間数が
院基本料の実人員数及び延べ夜勤時間
ち﹁7対1入院基本料および
要件の見直しも行われている。このう
看護職員の月平均夜勤時間数に係る
ていただきたい項目だ。
棟と精神病棟の病院関係者には注目し
対1への拡大も見込まれよう。療養病
た。こちらは次回改定では
年齢が 80 歳以上のもの
症状に対する
治療﹂
では
﹁う
つ状態に対す
る薬を投与し
ている﹂のが
精神保健指定
医ということ
になってい
)
表であるとともに、効果に係る実績が一定の水準を下回る場合に限る。
3
る。これがなければ﹁区分1﹂という
60 日以内のもの」を除く。
)の費用(当該保険医療機関における回復期リハビ
と精神病棟も認められることになっ
FIM 認知項目得点が 25 点未満のもの
④
3つについて
えるもの(告示別表第9の3に規定する「脳血管疾患等の患者のうちで発症後
のうち﹁うつ
料に含まれるものとする。
見直しが行わ
入院中の患者に対する、心大血管疾患リハビリテーション料、脳血管疾患等
れている。こ
リハビリテーション料、運動器リハビリテーション料、呼吸器リハビリテーシ
−
45
14
10
FIM 運動項目得点が 76 点以上のもの
る。さらに病棟群単位の新たな届出は
らないが、要介護認定の把握はその第
す る と も 受 け 取 れ る。﹁危 険 行 動﹂の
いており、ICUでなくても管理でき
10 対1入院基本料の病棟との間での転棟はできないこと。
③
等に係る内科的治療︵2日間︶﹂が加わ
一歩となる。
判断基準についてはハイケアユニット
る﹂ということで、ICUの該当患者
院基本料の病床数は、当該保険医療機関の一般病棟入院基本料の病床数の
FIM 運動項目得点が 20 点以下のもの
日までの期間限
これらを踏まえながら、個別項目の
にある施設基準をご参照いただきた
100 分の 60 以下とすること(特定機能病院は除く。)。
②
日までに行うとさ
うち特に病院への影響度が大きそうな
い。
10
対1病棟と地域包括ケア病棟という
対1や
とは見なされないことになる。
ーション病棟入院料に含まれるも
7対1入院基本料は﹁一般病棟用の
用を除く。)は、回復期リハビリテ
﹁地 域 包 括 ケ ア 病 棟 入 院 料﹂は 包 括
18
(5) 当該届出措置を利用した場合は、原則として7対1入院基本料の病棟と
①
護認定に関する情報がわかるようにし
剤・注射薬の費用を除く。)は、回
2017年3月
に掲げる人工腎臓並びに除外薬
っている点にも留意していただきた
画退院時指導料(Ⅰ)、区分番号J038
工腎臓並びに除外薬剤・注射薬の費
範囲から手術、麻酔にかかる費用を除
(4) 当該届出措置を利用した場合には、平成 29 年4月1日以降は、7対1入
40
B005-3に掲げる地域連携診療計
導料(Ⅰ)、区分番号J038に掲げる人
重症度、医療・看護必要度の基準を満
棟の数は、複数とすること。
10
並びにデータ提出加算、区分番号
掲げる地域連携診療計画退院時指
たす患者を2割5分以上入院させる病
年3月 31 日の期間に行われること。
②
域連携受入加算(一般病棟に限る。)
ータ提出加算、区分番号B005-3に
外している。200床未満で
が経過措置期間と定められた。
(3) 病棟群単位の新たな届出は1回に限り、平成 28 年4月1日から平成 29
30
加算(一般病棟に限る。)並びにデ
棟であること﹂とされ、9月 日まで
重症患者を受け入れている 対1病
区分から3区分になり1は
24
点、2は % で 点、3は % で 点
(2) 病棟の数が4以上の保険医療機関が届け出る場合、一つの入院基本料の病
①
ート体制充実加算、救急搬送患者地
ものについて考察してみる。
(1) 届出可能な保険医療機関は、平成 28 年3月 31 日時点で直近3月以上一般
16
Ⅰ 地域包括ケアシステムの
推進と医療機能の分化・強化、
連携に関する視点
[施設基準]
16
Ⅰ 1 医療機能に応じた入院医療の
評価について
位で有することを可能とする。
10
実加算、救急搬送患者地域連携受入
行することも検討していただきたい。
から2年間、7対1入院基本料病棟と 10 対1入院基本料病棟を病棟群単
30
31
療養病棟でも﹁医療機能の分化・強化﹂
入院基本料に変更する際に限り、保険医療機関が、平成 28 年4月1日
[算定要件]
75
13
棟に対する評価の充実も図られてい
一般病棟入院基本料の届出において、7対1入院基本料から 10 対1
15
55
る。﹁看 護 必 要 度 加 算﹂で は 従 来 の 2
化を促す。
ョン料又は廃用症候群リハビリテーション料であって1日につき6単位を超
50
30
10
入 院 基 本 料 で は 一 般 病 棟 用 の 重 症
具体的な内容
第2
別に厚生労働大臣が定めるもの
31
加算、感染防止対策加算、患者サポ
て お い て い た だ き た い。そ の く ら い、
当該入院基本料を算定する病棟を複数有する保険医療機関であること。
度、医療・看護必要度の見直しが行わ
病棟7対1入院基本料(特定機能病院、専門病院を含む。)を届け出ており、
れ、A項目では﹁救急搬送︵2日間︶﹂
一般病棟入院基本料の届出について、一定の期間に限り、段階的な届
40
が新設されたほか、新たに﹁C項目︵手
転換の際の雇用等の急激な変動を緩和することで、急性期医療の機能分
となっている。
出を可能とすることとし、7対1入院基本料から 10 対1入院基本料へ
術 等 の 医 学 的 状 況︶﹂も 設 け ら れ て い
骨子【Ⅰ-1(2)】
準として、今回新たに﹁医療区分2又
病棟群単位による届出
は 3 の 患 者 の 割 合 の 合 計 が 5 割 以 上﹂
第1
基本的な考え方
病棟群単位による届け出も注目であ
【I-1(医療機能の分化・強化/入院医療の評価)-③】
る。﹁脊椎麻酔の手術︵2日間︶﹂﹁救命
表2
復期リハビリテーション病棟入院
のとする。
第226号
東京都病院協会 会報
(2)2016年(平成28年)2月23日(火)
ものが 27 未満である状態をいう。
[経過措置]
する。
平成 28 年4月1日以降の入院患者について、平成 29 年1月1日から実施
2.1.により回復期リハビリテーション病棟入院料に包括される疾患別
リハビリテーションの実施単位数を、リハビリテーション充実加算等の
東京都病院協会 会報
(3)2016年(平成28年)2月23日(火)
第 11 回「東京都病院学会」全体プログラム一覧
第226号
第1会場
第2会場
第3会場
第4会場
第5会場
第6会場
第7会場
第8会場
第9会場
3 階 富士(東)
3 階 富士(西)
5 階 穂高(東)
5 階 穂高(西)
5 階 大雪(東)
5 階 大雪(西)
4 階 鳳凰(西)
4 階 鳳凰(東)
4 階 飛鳥
開会式(9:00 ∼ 9:20)
(9:20 ∼ 10:10)
基調講演
「医療機能評価の目指すもの」
河北博文(日本医療機能評価機構副理事長兼専務理事)
司会 : 山口武兼(学会長)
(10:10 ∼ 10:50)
学会長講演
「医療の質向上を目指して―2025 年の医療改革に向けて―」
山口武兼(東京都保健医療公社豊島病院院長)
司会 : 桑名 斉(副学会長)
(11:00 ∼ 11:30) (11:00 ∼ 11:40)
医療の質向上 3 題
慢性期看護 4 題
座長 : 矢島幸昌(国立 座長 : 高橋元子(寿康
病院機構東京病院)
会病院)
(11:00 ∼ 11:50)
医療安全・感染管理 5題
座長 : 伊藤理子(岩井
整形外科内科病院)
(11:00 ∼ 11:50)
薬剤部門 5 題
座長 : 柳 徹也(東京
リバーサイド病院)
(11:00 ∼ 11:40) (11:00 ∼ 11:50)
リハビリ部門 4 題
栄養管理部門 5 題
座長 : 三上彩子(信愛 座長 : 輿水三枝子(豊
病院)
島病院)
(11:00 ∼ 11:50)
看護総合 5 題
座長 : 鈴木知子(南町
田病院)
(12:00 ∼ 13:00) (12:00 ∼ 13:00) (12:00 ∼ 13:00) (12:00 ∼ 13:00)
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー
メットライフ生命保険㈱
武田薬品工業 ( 株 )
東京ガス ( 株 )
大正富山医薬品 ( 株 )
「糖尿病治療薬の種類 「患者とともに生きる」 「 新 規 週 1 回 投 与 「患者や周囲が安心し、
DPP-4 阻害薬トレラグ 職員を活かせるコミュ
と選択∼症例から学ぶ 髙本眞一氏
リプチン開発の経緯」 ニケーションとは ? ∼患
(三井記念病院)
∼」
者や周囲にあなたがど
嶋 幸生氏
岩嶋富美子氏
のように伝わるのか∼」
(武田薬品工業㈱)
(豊島病院)
原 美聖氏
(日本産業カウンセ
ラー協会)
(13:10 ∼ 14:05)
(13:10 ∼ 15:00)
(13:10 ∼ 14:10) (13:10 ∼ 14:10) (13:10 ∼ 13:50) (13:10 ∼ 13:50) (13:10 ∼ 13:50) (13:10 ∼ 13:50) (13:10 ∼ 14:00)
リハビリ部門 4 題
特別講演「医療事故調査制度を巡 急性期医療委員会企画 事務管理部会セッショ 環 境 問 題 検 討 委 員 会 慢性期看護 3 題
薬剤部門 4 題
リハビリ部門 4 題
看護総合 5 題
る、法と倫理の交錯」
「テロに備えて∼ 2020 ン
セッション
座長 : 齋藤弘子(信愛 座長 : 君島靖子(野村 座長 : 篠村哲治(いず 座長 : 倉持藤太郎(介 座長 : 内山裕美(花と
み記念病院)
司会 : 竹川勝治(愛和病院)
年東京オリンピックへ 「医療機関におけるス 「生物多様性とスロー 病院)
病院)
護老人保健施設清らか 森の東京病院)
講師 : 稲葉一人氏
の準備のために∼」
トレスチェックへの取 フード」
の里・愛和病院)
(中京大学法科大学院教授) 座長:丹正勝久
り組み」
座長 : 篠原健一(河北 (14:00 ∼ 15:00) (14:00 ∼ 14:50) (14:00 ∼ 14:40)
(14:10 ∼ 15:10)
(東京臨海病院) 座長 : 田野倉浩治
看護技術・教育 5 題 リハビリ部門 4 題
総合病院)
看護総合 6 題
(14:10 ∼ 15:00)
看護総合 6 題
講師:
(永生病院)
講師 : 佐々木俊弥氏(ス 座長 : 岡崎理恵(豊島 座長 : 菊田隆子(河北 座長 : 西谷雄作(寿康 リハビリ部門 5 題
座長 : 荒谷利恵子(豊
山口芳裕氏
講師 : 元木研二氏
リハビリテーション病 会病院)
ロ ー フ ー ド す ぎ な み 病院)
座長 : 宮城春秀(南町 島病院)
(杏林大学)
院)
田病院)
(経営労務研究所) TOKYO)
(14:50 ∼ 15:30)
石松伸一氏
(15:30 ∼ 16:00)
(15:20 ∼ 16:00)
(14:15 ∼ 15:10)
(14:20 ∼ 15:20) (14:20 ∼ 15:00)
リハビリ部門 4 題
(聖路加国際病院)
画 像 診 断・ 放 射 線 3 (15:00 ∼ 15:50)
医 療 安 全・ 感 染 管 理 (15:10 ∼ 15:50)
特別講演「海外の病院事情と高齢
事務部門 6 題
病院管理・医師部門 4
猪口正孝
看護技術・教育 5 題 座長 : 戸田進吾(東京 リハビリ部門 4 題
題
4題
化対策」※
座長 : 小林 司(森山 題
(東京都病院協会副会
座長 : 金子栄一(河北 座長 : 武子智織(永寿 さくら病院)
座長 : 岩戸 徹(多摩 座長 : 後藤泰子(いず
司会 : 東海林豊(東京さくら病院)
医会)
座長 : 友池仁暢(榊原
長)
総合病院)
総合病院)
リハビリテーション学 み記念病院)
講師 : 真野俊樹氏
記念病院)
(15:40 ∼ 16:20)
院・多摩リハビリテー
(多摩大学大学院教授)
(15:40 ∼ 16:40)
(16:10 ∼ 16:40) (16:00 ∼ 16:50)
(16:10 ∼ 16:50)
リハビリ部門 4 題
ション病院)
事務部門 6 題
(15:10 ∼ 15:40)
看護技術・教育 5
題
臨床検査 3
題
医療の質向上 4 題
座長
:
河野博之(大久
(15:20 ∼ 16:50)
(15:20 ∼ 16:50)
座長 : 中根弘貴(江戸 臨床工学 3 題
座長
:
金杉佳代子(等
座長
:
延藤正則(一成
座長 : 飯田達能(永生
野病院)
(16:00
∼
16:50)
看護管理部会セッショ
シンポジウム
川共済病院)
座長 : 鹿野直幸(豊島
潤病院)
会木村病院)
病院)
地域連携 5 題
ン
「2025 年の医療改革に向けて」
病院)
座長
:
小林裕一郎(内
「一緒に考えよう『理想
座長 : 山口武兼(学会長)
藤病院)
基調講演 : 猪口正孝(東京都地域 の看護師』」
(15:50 ∼ 16:50)
医療構想策定部会部会長 東京都 座長:
診療情報管理 6 題
高嶋則子
病院協会副会長)
座 長 : 玉 置 薫(IMS
(岩井整形外科内科病
シンポジスト :
グループ新葛飾病院)
村上保夫氏(榊原記念病院前院長) 院)
市橋富子
安藤高朗(永生病院理事長)
望月龍二氏
(常盤台外科病院理事長)(花と森の東京病院)
アンケート結果解説:
※真野俊樹先生の特別講演資料を東京都病院協会のホームページに掲載しております。
小野寺都留子
詳細は事務局(03-5217-0896)までお問い合わせください。
(寿康会病院)
閉会式(17:00 ∼)
は看護補助者に関する施設基準として
トできるようになったのだ。具体的に
棟クラークを看護補助者としてカウン
良いこととする﹂ともなっている。病
﹁主 に 事 務 的 業 務 を 実 施 す る 看 護 補
助者として200対1までは配置して
い﹂と判断し、ケアマネジャーに病院
る際に﹁要介護認定を受けたほうがい
た。自院に入院している患者が退院す
現行の300点から400点になっ
介護との連携推進を強くうかがわせ
るのが﹁介護支援連携指導料﹂である。
﹁支 え る﹂医 療 の 充 実 を 図 る と い う 厚
定できないということである。これも
従来の療養生活上の世話︵食事、清潔、
へ来てもらえれば算定できる。
い。
排 泄、入 浴、移 動 等︶
、病 室 内 の 環 境
労省の姿勢をうかがわせる。
整備やベッドメーキング、看護用品・
−
て在宅療養指導などを行った場合に算
定できるものだ。算定要件には﹁特掲
消耗品の整理・整頓に加えて﹁看護職
診療料の施設基準などの別表第八﹂に
も注目したい。こちらは退院直後に入
挙げる状態の患者などとしていること
ま た﹁退 院 後 訪 問 指 導 料﹂
︵5 8 0
点︶
、
﹁訪 問 看 護 同 行 加 算﹂
︵ 点︶に
Ⅰ 3 地域包括ケアシステムの推進
のための取組の強化について
から重症度の高い患者が対象と認識で
員が行う書類・伝票の整理・作成の代
③患者が安心・納得して退院し、早期
きるが、いずれにしても病棟看護師に
行、診療録の準備等の業務﹂を追記し
に住み慣れた地域で療養や生活を継続
ただく必要があるだろう。また、病院
院医療機関の看護師が患者宅を訪問し
できるための取組の推進について
からの訪問看護をより評価するべく
ている。
﹁退 院 支 援 加 算﹂が 新 設 さ れ た が、
現行の﹁退院調整加算﹂から名称を変
対しても訪問看護への意識を持ってい
更して﹁退院支援﹂と謳っているとこ
も引き上げられている。
﹁在 宅 患 者 訪 問 看 護・指 導 料﹂の 点 数
Ⅱ 患者にとって安心・安全で
納 得でき る 効 果 的・効 率 的で
質が高い医療を実現する視点
ろに厚労省の﹁施設から在宅へ﹂の強
い 意 向 を う か が わ せ る。た だ、
﹁同 加
算1﹂では施設基準において退院支援・
地域連携業務に専従する看護師又は社
会福祉士が﹁最大2病棟まで併任﹂で
きるとされており、逆に言えば3病棟
−
中央社会保険医療協議会での議論の
段階から、新設の﹁廃用症候群リハビ
であれば2人以上、5病棟であれば3
リテーション料︵Ⅰ︶∼︵Ⅲ︶
﹂とと
人以上の退院支援職員の配置が求めら
必 要 だ。
﹁地 域 連 携 診 療 計 画 加 算︵退
もに話題になっていた回復期リハビリ
Ⅱ 3 質の高いリハビリテーション
の評価等、患者の早期の機能回復の
院支援加算︶
﹂︵300点︿退院時1回﹀
︶
テーション病棟におけるアウトカム評
推進について
の施設基準では﹁退院支援加算1又は
れることに留意しておきたい。
3﹂を 届 け 出 て い な け れ ば な ら な い。
価の内容を確認しておく。﹁リハビリ
従来の﹁退院調整加算﹂は﹁退院支
援加算2﹂となったが、これは注意が
つまり﹁2﹂のままではこの加算は算
20
テーションの実績が一定の水準に達し
ない保険医療機関については、回復期
リハビリテーション病棟入院料を算定
の を算定する﹂としている。これは
の支援などを評価するものだが、算定
の機能予後の見通しの説明、目標設定
に対するリハビリテーションについて
場合は﹁本業﹂の評価まで下げてしま
に促すだけでなく、それをしなかった
テーションを紹介することを医療機関
高齢者の足腰を守るべく通所リハビリ
も注目しておきたい。要介護被保険者
一般病棟入院基本料に対する
﹁A D L 維 持 向 上 等 体 制 加 算﹂は 現 行
要件に﹁脳血管疾患リハビリテーショ
よう措置が取られているのだ。
点に引き上げられる。厚
棟 入 院 料 に 包 括 す る﹂と な っ て い る。
ン料を、回復期リハビリテーション病
て提供される疾患別リハビリテーショ
う流れを象徴する項目と言える。これ
ADLの維持・向上を評価しようとい
え方が変化し、時間︵単位数︶でなく
労省のリハビリテーションに対する考
ている要介護被保険者等のうち、標準
は運動器リハビリテーションを実施し
ン、廃用症候群リハビリテーション又
うというものだ。
の 点から
ただし、効果に係る実績から除外でき
的算定日数の3分の1を経過したもの
Ⅲ 重点的な対応が求められる
医療分野を充実する視点
について、直近3か月以内に目標設定
︵4︶︵表3︶にも留意しておいていた
され、私自身も青天
慶の八艘飛び﹂と評
任したが、当時﹁弁
平成元年4月に東
都医師会会長に就
京
る﹂である。これは私が常々考えてい
療を行い、信頼される医師像を構築す
会 長 就 任 の 第 一 声 は﹁ 医 療 は 都 民、
国民のものである。そして心温まる医
なった。
言ったとおり、無投票での会長就任と
まい、立候補を決意した。羽田先生の
れ、とうとう断る理由がなくなってし
すれば選挙にはならない﹂等と申さ
新設の﹁目標設定等支援・管理料﹂︵初
回250点、2回目以降100点︶に
員あっての医師会なのだ。
らがいなければ医師会は動かない。職
が、職員は朝から働いているのだ。彼
ある。理事は午後から来て仕事をする
暗かった。しかし、大事なのは職員で
り、大きな支持母体となった。
摩地区は私を支持してくれるようにな
解であることを訴えた。この一件で多
いというデータも示して多摩格差が誤
当該リハビリテーション料の100分
算は別途算定できる。厚労省の認知症
括化されているにもかかわらず、同加
の2つの入院料はほとんどの診療が包
−
の霹靂と言えるほど
たことだった。さらに﹁和・活力・誠
福井光壽
意外な成り行きだっ
設けた。山の上ホテルにオー
給料を改正したのに続き、慰労会を
療の評価について
﹁認 知 症 ケ ア 加 算 1・2﹂は 身 体 疾
患のために入院した認知症患者に対す
る病棟でのケアや多職種チームの介入
について評価するものだが、算定可能
病棟のなかに回復期リハビリテーショ
ン病棟入院料、地域包括ケア病棟入院
料が含まれている点に注目したい。こ
患者のケアへの後押しに向けた姿勢を
まではビール2ダースと乾きもののお
ランディが山のように集まった。それ
る。
るには院内の整備だけでは不十分であ
※
うかがうことができる。
就任してまず考えたことは組織内の
滑 化 だ が、 な か で も 理 事 の 頃 か ら
円
つまみ程度だったから、雲泥の差であ
に理事者に声をかけて酒を寄
ドブルと寿司を注文し、さら
ところが元号が変わった平成元年2
、都医師会の代議員会議長だった市
月
﹁ 多 摩 格 差 ﹂ と﹁ 職 員 と 理 事 者 と の 距
る。これで職員と理事者の距離はかな
特に中小病院であれば、どのような
外来機能があるのか、地域の急性期大
東京都医師会会長に就任
川重彦先生が﹁次期の会長は君がする
離﹂は特に気になっていた。
り縮まったと思う。
今回の改定は診療報酬点数の昇降に
とどまらず、患者の受療行動の変化を
ように﹂と言ってきた。しかし私は理
﹁多摩格差﹂とは、
﹁東京都医師会は
摩地区をなおざりにしている、格差
多
しかいない、君だったらできる﹂
。
﹁選
先生に面会を求めて尋ねると本当
だった。固辞したが、羽田先生は﹁君
だという。
に﹁多摩格差はない﹂と力説し、委員
ので、多摩地区の懇談会に招かれた際
り、都医師会の牽引車﹂が持論だった
ていた。私は﹁多摩地区こそ活力があ
当時
もあったからだ。
私 の﹁ 水 を 求 め て 井 戸 を 掘 っ た 人 ﹂
いつまでも大切にしたいという考え
は
ことにした。
の関係者、退職した職員もお招きする
さらに年末の各委員会の忘年会を改
て年末懇親会とし、都庁や関係団体
め
付してもらったところウイスキーやブ
事に就任して4年あまり。先輩方もた
が あ る ﹂ と い う 不 満 を 表 し た 言 葉 で、
挙なんて、どうすればいいのかわかり
会における委員の数は多摩のほうが多
区と多摩地区とは何かと対立し
ません﹂と申し上げると﹁君が立候補
23
ただきたいと思う。
外的な広報戦略についても検討してい
る地域住民向け勉強会の開催など、対
師、薬剤師、リハビリスタッフらによ
の勉強会、あるいは病院の医師、看護
病院との顔つなぎ、ケアマネジャーと
促す内容になっている。これに対応す
くさんいるのでありえないと返事をす
就任の打診があった。
る雰囲気で、私には副会長
後藤先生が会長に繰り上が
元東京都医師会会長
Ⅲ 2 ﹁認 知 症 施 策 推 進 総 合 戦 略﹂
を踏まえた認知症患者への適切な医
た。
意﹂を三本柱に、叡智を結集するとい
だきたい。なかなか状態が改善しにく
昭和 年末に松永努会長が脳梗塞で
れ、副会長の後藤秀倫副会長が会長
倒
い患者についてはきちんと除外できる
代行として業務を引き継ぐことになっ
う大方針を立てた。
私の医道
63
ると、羽田春兎日本医師会会長の希望
第8回
職員と理事者の距離は、理事の頃か
感じていたし、医師会館の雰囲気も
ら
た。翌年の会長選挙を控え、そのまま
等支援・管理料を算定していない場合、
は次回改定以降もプラス評価になって
する患者に対して1日に6単位を超え
90
いくのではないかと思われる。
80
る 患 者 の 状 態 を 示 し た 算 定 要 件︵3︶
25
第226号
東京都病院協会 会報
(4)2016年(平成28年)2月23日(火)